プロが教えるおすすめの中古車の探し方を紹介！

中古車選びは、新車とは異なる独自の難しさがあります。価格や年式、走行距離といった数値だけでは語れない一台ごとの個体差があるためです。そのため、あまり車に詳しくない、中古車を購入したことない場合は、自身が希望する車をどのように探し、選べばいいのか悩むこともあるかもしれません。

この記事では、中古車の探し方と後悔しないためのチェックポイントを詳しく解説します。

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中古車を探す方法4つ
中古車選びで後悔しないために確認すべきポイント
まとめ

中古車を探す方法4つ

中古車を探す手段は、さまざまあります。最近ではインターネットの普及により、スマートフォン一つで全国の在庫情報がチェックできる時代になりました。

ここでは、中古車を探す際に活用できる代表的な方法を4つ紹介します。

大手ポータルサイトで探す
実店舗で探す
YouTubeなどで見つける
エージェントに探してもらう

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

大手ポータルサイトで探す

中古車探しの際に多くの人が活用しているのが、「カーセンサー」「グーネット」「車選びドットコム」などの大手中古車情報ポータルサイトです。こうしたサイトは、全国の販売店が掲載する在庫車両情報を集約しており、地域や価格帯、車種、走行距離、修復歴の有無など多様な条件で検索が可能です。

カーセンサーを例に挙げると、掲載台数は53万台以上（2025年6月13日時点）と、業界でも最大級の規模を誇ります。車両ごとに「整備記録の有無」「保証の有無」などの詳細情報が記載されており、記載第三者機関（AISなど）による品質評価書が付与された「カーセンサー認定車」もあり、詳細な状態評価や整備履歴を確認できるケースもあります。そうしたスペック以外の評価情報がある場合は、ある程度の目利きが可能であればオンライン上でも選定が可能でしょう。

一方で情報量が多いため、初心者には絞り込みが難しく感じるかもしれません。そういった場合は、口コミ評価が高い店舗や、認定中古車制度を導入している販売店に絞るのもひとつの方法です。

実店舗で探す

オーソドックスな手段として、実店舗に足を運ぶ方法があります。店頭でボディの状態や下回り、車内の使用感などを自分の目で確認できることは大きなメリットです。

さらに、実店舗では試乗が可能な場合も多く、走行フィールやエアコンの作動状態、ドアの開閉感など、細部にわたって確認できます。疑問点があればその場でスタッフに質問できるのも、実店舗ならではの利点といえるでしょう。

近年では地域密着型の優良店舗も増えており、大手にはない丁寧な対応や整備力を持つ店舗も少なくありません。

YouTubeなどで見つける

最近では、中古車販売店がYouTubeなどで自社チャンネルを運営し、在庫車両を動画で発信しているケースが少なくありません。特に嗜好性の高いスポーツカーやレアな輸入車を扱う専門店に多く、実際のエンジンサウンドや走行シーンが見られることから、購入の判断材料が豊富です。自社チャンネルを運営していないケースでも、車系のYouTuberや車紹介チャンネルなどで紹介されているケースもあります。

また、動画には販売スタッフのほか、場合によってはモータージャーナリストなどの専門家の解説が含まれることもあり、車両の状態や注意点が分かりやすく伝わります。加えて、店舗の運営チャンネルの場合は店の雰囲気や接客対応も垣間見えるため、信頼できる店舗かどうかの判断にもつながるでしょう。

スポーツカーやクラシックカーといった嗜好性の高い車種では、こうした情報発信を通じて専門店の存在を知ることで、自分の好みに合った一台に巡り合える確率が高まります。また、思いがけない車種に興味を持つきっかけにもなり、選択肢の幅が広がる可能性もあります。

エージェントに探してもらう

自力で探すのは不安がある、時間が取れない、あるいは希望条件が細かすぎて一般の情報サイトでは見つからないなど、中古車探しには悩みがつきものといえます。そうした悩みを抱える方にとって、エージェントサービスの利用は問題の解決策になるかもしれません。

専門の知識と業界ネットワークを駆使して、希望にマッチする一台を探してくれるだけでなく、価格や状態の妥当性まで見極めたうえで提案してくれるため、安心して任せられます。

エージェントに探してもらうメリット

非公開車両から探してくれる

エージェント型の中古車販売では、一般消費者には公開されていない業者専用のオークションサイトや業販ネットワークを活用して、非公開車両の中から希望に合う一台を探してもらえます。

特に希望の仕様が手に入りにくい人気車種や希少な中古車を探している場合、こうした非公開情報へのアクセスは非常に有利になるでしょう。通常の探し方では希望条件が細かくなかなか見つからない、という場合も理想の一台が見つかる可能性が高くなります。

クルマ探しを全て丸投げできる

エージェントに中古車探しを任せる場合は、希望する車種、年式、価格帯、装備などを伝えるだけで、条件に沿った車両をピックアップし、複数の候補を提示してくれます。利用者は提案された中から選ぶだけなので、仕事が忙しくて時間がない方や、情報収集に自信がない方には理想的な方法といえるでしょう。

価格交渉や納車までの手配も一任できるため、初めての中古車購入で不安を感じている方にもおすすめです。

提案・見極めも行ってくれる

中古車購入においては、価格の妥当性や走行距離、整備状況、修復歴など、総合的な視点での見極めが求められます。エージェントは多数の車両に接してきた経験を持ち、相場感覚にも優れているため、条件に対して本当に「買い」かどうかの判断をしてくれます。自身での判断に不安がある方にとって、心強い存在になるでしょう。

また、修復歴の有無や車両状態などを総合的に踏まえて希望条件に合った車両を探してくれるのはもちろん、それが難しい場合は代替え案の提案もしてくれるため、高い確率で予算や用途に応じた納得のできる買い物ができます。

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中古車選びで後悔しないために確認すべきポイント

中古車は新車とは違い、個体の状態がそれぞれ異なるため、選び方を間違えると後悔することになりかねません。ここでは、現車確認時に見逃してはならない項目や、選定時の思わぬ落とし穴について、解説します。

販売店舗への距離

中古車はすべて一点もののため、ポータルサイトなどに掲載されている情報だけでは判断が難しいことが多くあります。写真では分かりづらい細部や車内のニオイ、外装の微細なキズなどは、実車を直接確認しなければ把握できません。

そのため、できるだけ自分の足で見に行ける範囲の店舗を選ぶことが望ましいでしょう。遠方販売でも保証や返品対応がしっかりしている場合もありますが、基本的には「現物を見られる距離」が安心材料になります。

修復歴

中古車の選定で特に重要なのが「修復歴の有無」です。修復歴は「修理歴」とは異なり、車両のフレーム（骨格）部分に損傷が生じ、それを修理または交換した履歴のことを指します。修復歴のある車は安全性や走行性能に影響が出ているケースが少なくなく、リセールバリューはほぼゼロに近くなるため、中古車市場でも「訳あり」として扱われることがほとんどです。

車の骨格にダメージを負っているので、見た目はそれほど悪くなくても比較的早い段階で不具合が出たり、性能が落ちたりすることが多いため、できるだけ避けることをおすすめします。

「事故車」といわれるものの中には、修復歴車もありますが、軽微な事故でバンパーの交換や板金塗装を行った、いわゆる「修理歴車」も含まれます。修理歴車はきちんと修理・整備がされていて、自身が納得できるのであればそれほど問題がないケースが多いですが、修復歴車は後悔につながりかねないため、よく確認しておくことをおすすめします。