無職の方がカーリースの利用を検討したとき、審査に不安を感じることもあるかもしれません。しかし、カーリースは「無職である」ということだけを理由にあきらめるには惜しいメリットが多くあるサービスです。無職の方も、工夫次第で審査に通るチャンスがあるかもしれません。
この記事では、無職であってもカーリースの審査に通る可能性はあるのか、また審査でチェックされる項目や審査のハードルを下げる対策についてご紹介します。
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無職でもカーリースの審査に通ることはあるのか?
無職でも、カーリースの審査に通る可能性はあります。これは「無職」という属性が審査の要素のひとつに過ぎないためです。
通常カーリースの審査では年収や職業、信用情報や保有資産など複数の要素を審査します。現在働いていて定期収入があればそれに越したことはありませんが、無職であってもほかの要素でカバーできるのであれば審査に通過できるケースも皆無ではありません。
不動産や有価証券、預貯金などの保有資産がある、家賃収入や株式投資で不労所得がある、という場合は審査のハードルが下がります。ただし、まったく資産や収入がない無職の場合、単独での審査の通過は難しいというのが現状です。
【状況別】無職のカーリース審査通過の可能性
一言で無職といっても、さまざまな状況があります。
- 求職中
- 休職中(育休など)
- 専業主婦(主夫)
- 年金受給者
- 不労所得あり
それぞれの状況別に、カーリースの審査に通る可能性について見ていきましょう。
求職中
休職中で全く収入がない状態では、審査通過は厳しいといわざるを得ません。単独では審査に通らないことが多いですが、連帯保証人を立てると利用できるケースもあります。
すでに内定が出ている場合は、今後安定収入が見込めると判断され審査に有利になる可能性もあるでしょう。
休職中(育休など)
育休、産休などは「現在働いてない」というだけで、無職ではありません。会社に在籍したままの状態であり、現在は収入がなくても復帰すれば安定した収入が得られます。
そのため、審査に通る可能性は十分にあります。
専業主婦(主夫)
専業主婦(主夫)の場合、本人には収入がなくても配偶者を連帯保証人とすることで審査に通過できるケースが多いです。配偶者に定期収入があり、信用情報に問題がなければ審査のハードルはそれほど高くありません。
このケースにおいては、配偶者名義で審査に申し込むといいでしょう。契約者の同居家族が一緒に車を使用することは特段の問題がないため、連帯保証人を立てる手間などがかからずスムーズに審査が進みます。
年金受給者
年金は安定した収入とみなされるため、年金額によっては無職でも審査に通る可能性があります。保有資産がある場合はさらに有利になるでしょう。
人口のボリュームゾーンの高齢化に伴い、免許返納時の解約金が免除される高齢者向けのリースプランなども登場しています。かつてと比較すると、年金受給者のカーリース利用のハードルは低くなっているといえるでしょう。
不労所得あり
不動産収入や投資からの収益があり、その金額が一定の基準を超えていれば無職であってもリース審査に通る可能性はあります。特に不動産・家賃収入などは安定性が高く、多くの場合定期収入と同等に見なされるからです。
さらに担保になり得る資産があれば、より審査に有利になることが期待できます。
カーリースの審査で見られるポイント
カーリースの審査では、主に以下の点をチェックされます。
- 年収
- 属性(雇用形態など)
- 信用情報
- 借入状況
- 年齢
詳しくご紹介します。
年収
年収はカーリース審査において、重視されるポイントといえます。月額料金を無理なく支払える十分な年収があると判断されれば、審査通過の可能性は高くなります。
一般的に、カーリースの審査に通過できる年収の目安は200万円以上といわれていますが、あくまでもひとつの目安であり、これ以下だと絶対に通らないわけではありません。逆に、年収が高い場合でも信用情報などほかの審査項目に問題がある、月額料金が年収に対して高すぎるなどの理由で審査に落ちるケースもあります。
属性(雇用形態など)
雇用形態や職業も、審査に大きく影響します。カーリースの審査では、継続して月額料金を支払い続けられるかどうかが判断基準になるため、一般的に安定性が高いといわれる正社員や公務員は高く評価されます。
一方で無職の方や非正規雇用で働いている方、フリーランスなどは審査に不利になりがちな傾向がありますが、必ずしも審査落ちになる、というわけではありません。ほかの項目しだいで審査に通る可能性は十分にあります。
信用情報
信用情報とは、個人がこれまでに行ったクレジットカードの利用やローン、借入などの金融取引に関する情報のことです。この情報は信用情報機関に登録され、金融機関やリース会社の審査時に申込者の信用力を判断するために照会されます。
過去にクレジットカードやローンの返済を遅延した、債務整理をしたなど、金融事故を起こしている場合は事故情報が信用情報に掲載されます。この状態はいわゆる「ブラックリスト」です。
ブラックの状態では返済が滞るリスクが高いと見なされ、審査通過の可能性は極めて低くなります。
保有資産
保有資産は、年収や信用情報ほど重要視される項目ではありませんが、審査結果に影響を与える要素のひとつです。特に無職の場合、保有資産の有無が審査通過の可能性を左右することがあります。
年収、属性、信用情報といった主要な審査項目が基準を十分満たしている場合、保有資産の有無はそれほど重要ではありません。しかし、審査通過ラインの境界線上にある場合、保有資産の存在がプラスに働く可能性があります。
無職の申込者の場合、現在的収入がないため、保有資産はより重要な判断材料となります。リース会社は高い確率で保有資産をチェックするでしょう。まとまった資産があれば、無職であっても審査通過の可能性が高まります。
借入状況
すでに多額の借入がある場合、カーリース審査は厳しくなる傾向があります。カーリースの審査ではその審査の対象になっている金額だけではなく、他の全ての借入額も考慮して利用可否を判断するためです。
年収に対する返済額の割合を返済比率といいますが、返済比率が上限といわれる30~35%を超えると、審査通過は難しくなるでしょう。
年齢
申込者が10代などの若年層、もしくは高齢者の場合は、年齢が審査に影響することがあります。若年層の場合は社会人であっても勤続年数や短いことや、年収の低さが不安要素と見なされ審査に不利になる傾向があります。
また、高齢者の場合、カーリースは基本的に長期契約であるため契約満了時の年齢によっては健康不安などの面から審査に通過できないケースも見られます。年金額が十分でなく資産もそれほどない、というケースでは審査通過が難しくなるでしょう。
無職のカーリース審査対策としてできる工夫
無職の方がカーリース審査に申し込む際にできる対策3つをご紹介します。
- 月額費用が安くなるプラン設計を行う
- 自社リースを行なっているサービスを選ぶ
- 家族名義で申し込む
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
月額費用が安くなるプラン設計を行う
審査対象になる金額が安くなるほど審査通過のハードルは下がるため、できるだけ月額料金を抑えられるようにプランを組みましょう。
月額料金は車の価格に比例します。そのため軽自動車やコンパクトカーなど、比較的車両価格が安い車を選ぶほか、オプションは必要最低限のもののみにするなど工夫してみましょう。どうしてもその車に乗りたい、というこだわりがあるのならグレードを下げるのもいいかもしれません。
また、一般的に契約年数が長くなるほど月額料金は抑えられるので、より長い契約期間を選ぶのもひとつの方法です。ある程度の資金が用意できる場合は、頭金を入れることも検討しましょう。
自社リースを行なっているサービスを選ぶ
自社リースとは、その会社の独自基準で審査を行うリースを指します。一般的にカーリースの審査は信販会社を通すため、信用情報がチェックされるのはもちろん審査基準も金融業界で一般的なものになり、無職では通りにくい傾向があるといえます。
対して自社リースは、その会社の独自の基準で審査を行うため、リース会社によっては審査が比較的緩いこともあります。信販会社を通さないことも多く、ブラックでも審査に通過するケースが少なくありません。
無職でも、審査に通過できる可能性もあるでしょう。ただし自車リースの多くが中古車リースで新車には利用できない、月額料金が高額な傾向があるなどの注意点もあるため、審査難易度だけではなくほかの条件も考慮して慎重に検討することをおすすめします。
家族名義で申し込む
無職で審査に通るか不安な場合、安定した収入やクリアな信用情報を持つ配偶者や親が契約者となり、その方が主に車を使用する形で申し込むという方法もあります。この場合、審査通過の可能性は格段に高まります。
ただし、契約者が実際に車をメインに使用することが重要です。同居家族との共同使用は一般的に問題ありませんが、任意保険の補償範囲には注意しましょう。運転者限定特約や年齢条件が設定されている場合は内容を確認し、必要があれば契約の見直しをおすすめします。
まとめ
無職の場合、審査難易度が上がることは否めませんが、絶対に通らないわけでもありません。カーリースは初期費用なしで新車に乗れる、税金などの維持費も定額制にできるなど、無職の方にメリットが多い車の乗り方でもあります。
あきらめる前に、安いモデルを選ぶ、契約期間を長くするなどできるだけの対策をしたうえで申し込んでみることをおすすめします。