コンパクトな車ながらも、広々とした車内空間を持っているのがソリオです。フルモデルチャンジによって、先代よりも全長が拡大され、より広い車内空間となっています。シートアレンジが可能で、乗車人数や荷物の量に応じて、好きなようにアレンジできます。

マイルドハイブリッドとフルハイブリッドモデルの他に、ガソリンモデルも用意されています。フルハイブリッドは2WDモデルのみ、その他のモデルは4WDもあります。車体重量が1,000kg前後と軽いので、どのモデルでも軽快に走れます。運転席からの視界は広く、衝突軽減ブレーキやオートハイビームによって、安全な走行が可能です。足回りがソフトで、初めて乗る車としても使いやすいです。

車内には快適性能が多数装備。サーキュレーターやサンシェード、UVカットガラス、シートヒータなどによって、夏でも冬でも快適に車内で過ごせます。またリアドアはスライドドアとなっており、ワンタッチで開閉できるので使いやすいです。リモコン付きで離れた場所からの開閉も行えます。

ソリオのエクステリア（外観）

ソリオのフロントマスクは、逆台形のグリルの上にスズキのロゴを配置。左右にヘッドライトが備わっている、最近の車に見られる大きなグリルを備えるマスクです。ボンネット部分は短めであり、運転席から車間を把握しやすいです。

リアは、細長いテールライトを左右に配置し、バックドアはシンプルなデザインです。そのため、リアのデザインはシンプルで、細長いテールライトのためか、後からの見た目はミニバンのようです。ボディカラーは、モノトーンカラーとツートンカラーが用意されています。

ソリオの室内空間

コンパクトカーながらも、室内長は2,500mmあり、室内高は1,365mmあるので、十分な広さを確保しています。大人が乗ってもゆったりとくつろげる広さです。内装部品の形状を見直したことによって、狭くなりやすい後部座席スペースも広くなりました。

運転席からは広い視界を確保できるようになっており、フロントガラスのガラスエリアが広がりました。そして、ソリオの大きな特徴となっているのが、インパネ部分のセンターに配置されたインフォメーションディスプレイの上にメーターディスプレイがあることです。これによって、運転時の動線を短くして、メーターが見やすくなっています。

リアシートは前後に左右し、座りやすい位置に調節できます。また背もたれはリクライニングするため、好きな位置に角度調節が行えます。そしてセンターアームレストを設置しており、使わないときは動かして背もたれ部分に収納可能です。長い時間のドライブだと、疲れを軽減してくれるアイテムです。そしてフロントシートの背もたれ後には、パーソナルテーブルがあり、ペットボトルやカップコーヒーなどの飲み物、食べ物、または小物を置いておけます。

ラゲッジスペースは、スーツケースを5個並べて置いておけるほどの広さがあります。荷室の下には、サブトランクであるもう1つの収納スペースを確保。より沢山の荷物を積み込めるようになっています。また、ラゲッジスペースから、リアシートを操作できるので、シートをスライドさせたり倒したりすることが可能です。車内からはフロントシートも動かせるので、シートアレンジを行えます。

ソリオの安全性

予防安全機能をパッケージにして搭載した、スズキ セーフティ サポートが備わっています。衝突軽減ブレーキによって、前方の障害物を検知し、万が一のときはブレーキを作動させて衝突の被害を軽減してくれます。後退時ブレーキサポートもあるので、バックしたときに障害物に衝突するのを防ぎます。

誤発進抑制機能もあるので、ブレーキとアクセルを踏み間違えたときに、急発進する心配がありません。車線逸脱防止機能やふらつき警報機能もあり、運転中に車線をはみ出したときやふらついたときに、サポートしてくれます。

全方位モニターも備わっており、運転で大いに役に立つ機能です。真上から見たような映像をインフォメーションディスプレイに映し出し、バックでの駐車時や運転時の死角をディスプレイで確認できます。また、車を透かした状態でも映し出せるので、目視しにくい部分を確かめられます。

ソリオの楽しさ

なんといっても燃費が良いので、ガソリンを気にせず走ることができ、運転が楽しくなります。運転の仕方や路面の状況によっては、リッター30km以上出すことが可能です。発進加速がスムーズで、乗り心地が良く小回りがきくので、運転しやすい車です。柄勝手が良く、きっと満足できること間違いなしです。

曲がりくねった道でも、一気にハンドルを切れば小気味よく曲がり、車重が軽く小回りがきき、一般道を走ると楽しいです。最小半径が小さいので、狭い道でも軽自動車のように曲がれます。

コンパクトなボディながらも車内とラゲッジスペースが広いので、かっこいい車というよりは、旅行バッグのように長い時間のドライブ向けの車と言えます。もちろん街乗りで使っても、小回りがきくので、運転しやすく楽しく乗れるでしょう。