ディーラーでつなぎの車は借りられる?費用・期間と注意点

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  • 更新日:2026/09/18

新車の契約後、「納車まで数ヶ月かかる」「次の車が届く前に今の車の車検が切れてしまう」といった場面で気になるのが、ディーラーで「つなぎの車(代車)」を借りられるかどうかです。

下取り車の早期引き渡しや数週間程度の短期であれば無料の代車を借りられるケースが多いものの、半年以上の長期納期の場合は貸し出しを断られるか、有料のレンタカー対応となるのが一般的です。

また、代車を利用する際は「万が一の事故時の保険適用範囲」や「走行距離制限」といった注意点を事前に把握しておかないと、予期せぬ費用が発生するトラブルに繋がる恐れがあります。

本記事では、ディーラーでつなぎの車を借りる際の費用相場や借りられる期間の目安をはじめ、上手に確保するための方法や注意点まで詳しく解説します。

ディーラーでつなぎの車は借りられる?費用と期間の目安

新車の契約から納車までの期間にディーラーからつなぎの車(代車)を借りられるかどうかは、下取り車の有無や貸出期間、そして店舗ごとの代車保有状況によって大きく異なります。

下取り車を納車前に早期引き渡す場合や、数週間程度の短期的な利用であれば無料の代車を貸し出してもらえるケースが多く見られます。

しかし、納車待ちや車検切れのタイミングで希望通りの代車が手に入るかは確実ではありません。まずは、代車を借りる際に発生する費用相場や、一般的に借りられる期間の限界について正しく把握しておきましょう。

つなぎの車の費用相場

ディーラーでつなぎの車を用意してもらう場合、基本的には顧客サービスの一環として無償(無料)で貸し出してくれる店舗が半数を占めます。

特に、乗り換え時に手持ちの車を早期に下取りとして店舗へ引き渡す場合や、納車までの期間が数日〜数週間程度と短いケースでは、営業担当者の判断でスムーズに無料の代車を手配してもらえる可能性が高くなります。

一方で、店舗が管理している代車の在庫がすべて出払ってしまっている場合や、半年を超えるような長期間の利用を希望するケースでは、ディーラー提携のレンタカー会社から車両を手配する「有料対応」となるのが一般的です。

その場合の費用相場は、車種やクラスにもよりますが月額およそ3万円〜6万円程度となります。このレンタル費用をディーラー側が一部負担してくれるのか、全額ユーザーの自己負担になるのかは交渉や状況次第となるため事前確認が欠かせません。

代車を借りられる期間の目安

ディーラーが所有している代車を借りられる期間は、通常「数日から最長でも1ヶ月程度」が限度となります。

ディーラーが保有する代車は、日々の車検・定期点検、または急な事故修理で来店する他のお客様へ順番に回すための車両です。

そのため、特定の1人のユーザーに対して同じ代車を数ヶ月も長期間貸し出し続けてしまうと、店舗の日常業務に支障をきたしてしまうからです。

昨今の世界的な半導体不足や物流の乱れに伴い、新車の納期遅延が長期化し「注文から納車まで半年〜1年以上待ち」というケースが増加しています。

しかし、どれほど納車時期が先であっても、店舗側の代車枠には物理的な限りがあるため、長期間にわたる無料代車の貸出は原則として断られてしまうのが業界の実状です。

ディーラーでつなぎの車を確保するための方法

手持ちの車の車検切れが迫っている場合や、通勤や家族の送迎などで納車までの「足」を何としてでも確保したい場合は、商談のタイミングや契約後のアプローチ方法を工夫することが極めて重要になります。

契約前のタイミングで相談する

ディーラーからスムーズにつなぎの車を用意してもらうために最も効果的なタイミングは、新車の契約を結ぶ直前、すなわち注文書に印鑑を押す前の最終商談時です。

この商談の場で、「納車までの代車の手配」について事前に相談しておくのがベストなタイミングと言えます。

すでに契約を交わしてしまった後よりも、成約が成立するかどうかの瀬戸際の方が、営業担当者も店舗の上司や店長から決裁(特別な許可)を取りやすくなります。店舗側としても成約を確定させるために、試乗車や状態の良い下取り車を優先的に融通して代車枠を確保してくれる確率が上がります。

納車遅延が発生したタイミングで「無償代車」の手配を相談・打診する

新車を契約した当初に案内されていた予定納期よりも、メーカー側の生産遅れや船便の遅延などによって納車が大幅に遅れてしまうケースがあります。

このようにディーラーやメーカー側の都合でユーザーが「乗り換えの隙間期間ができて車がなくなる」という不利益を被る場合は、遠慮せずに無償代車の手配を相談・打診してみましょう。

予定通りの納期であれば問題なかったものの、納期遅延のせいで手持ちの車の車検が切れてしまうような状況であれば、ディーラー側も責任を感じて誠実に対応してくれる可能性が高まります。

社用車を融通してくれたり、提携レンタカーの費用をディーラー側で全額または一部補填して代車を用意してくれやすくなります。

「下取り車や試乗車を一時的な代車として回せないか」相談する

一般的な代車枠がすべて埋まってしまっていると言われた場合は、「店舗で保有している試乗車や社用車、あるいは他の顧客から引き取った車検残のある下取り車をつなぎの車として回せないか」と直接打診してみるのも有効な手段です。

特に廃車予定やオークション出品待ちの車検が残っている下取り車であれば、店舗側もコストをかけずに貸し出しやすいという事情があります。この相談を行う際は、車種や軽自動車・普通車といったグレードにこだわりすぎず、「安全に走れる車であれば何でも構わない」という柔軟な姿勢を見せることがポイントです。条件を緩めることで、営業担当者も代車繰りの融通を利かせやすくなります。

ディーラーでつなぎの車が借りられない時の代替案

ディーラーで代車がどうしても用意できないと言われたり、有料レンタカーの自己負担額が高額になってしまったりする場合でも、ご自身のライフスタイルや納車までの残り期間に合わせて「つなぎの手段」を柔軟に確保する方法が存在します。

代表的な3つの代替手段と、車検切れが近い場合の補足策について詳しく解説します。

解決策 特徴・メリット デメリット・注意点 おすすめな人
マンスリーレンタカー 1ヶ月単位で必要な期間だけ柔軟に借りられる 毎月のレンタル費用(約4万〜8万円/月)が発生する 納車まで1〜3ヶ月程度の短期の人
短期カーリース・サブスク 綺麗な車両に乗れ、税金や整備代もコミコミ 契約期間の縛りや解約金のリスクがある 納車まで半年以上の長期待ちの人
格安中古車への乗り継ぎ 車検付き格安車を購入し、新車納車後に売却 購入・名義変更・再売却の手間が発生する 車選びに詳しく、トータル費用を抑えたい人

マンスリーレンタカーを利用する

1ヶ月単位で契約できるマンスリーレンタカーは、納車までの「つなぎ」として非常に利便性の高い選択肢です。

1日単位で借りる通常のレンタカーに比べて割安な月額料金に設定されており、必要な月数だけ柔軟に契約を延長・終了できる点が最大のメリットと言えます。新車の納車時期が急遽1ヶ月早まったり遅れたりした場合でも、臨機応変に対応できます。

ただし、毎月のレンタル費用(約4万円〜8万円程度)が実費として発生するため、利用期間が長くなればなるほど出費がかさんでしまいます。

そのため、納車までの待ち時間が1〜3ヶ月程度と比較的短いことがあらかじめ判明している方や、確実に移動手段を確保したい方に最適な方法です。

短期カーリース・短期サブスクを活用する

納車待ちの期間が半年〜1年以上と長期間におよぶことが確定している場合は、1年未満の短期から契約できるカーリースや車のサブスクリプションサービスの活用がおすすめです。

高年式で状態の良い車両に乗ることができるうえ、月額料金の中に毎年の自動車税や車検費用、メンテナンス代がすべて含まれているため、突発的な出費がなく支出の予測が立てやすいのが魅力です。

一方で、カーリースは契約期間の途中で解約すると高額な中途解約金(違約金)が発生するリスクがあります。新車の納車時期が不確定なまま長期間のリース契約を結んでしまうと、新車が届いたのにリースの解約ができずに二重払いになってしまう恐れがあるため、契約期間の設定には十分な注意が必要です。

格安中古車を購入して乗り継ぐ

車検が1年以上しっかり残っている10万円〜20万円程度の格安中古車(個人売買や格安中古車店)を現状購入し、新車が納車されたタイミングで売却して手放すという裏技的な方法です。

購入金額と納車後の売却金額の差額が少なければ、毎月高額なレンタカー代を払い続けるよりも、トータルコストを大幅に安く抑えられる可能性があります。

しかしこの方法は、車両の購入手続きや名義変更の手間をはじめ、任意保険の車両入替手続き、さらには新車納車後の売却・廃車手続きといった複雑な作業をご自身でこなす必要があります。

車の状態や整備歴を見極める目利きが求められるため、車の売買手続きに詳しく、トータル費用を極限まで抑えたい玄人向けの選択肢と言えます。

今の車の車検を通す(※納車待ちの間に車検切れを迎える場合)

現在の愛車が納車待ちのタイミングでちょうど車検切れを迎えてしまう場合の補足策として、最も手軽で安全なのが「愛車の車検を再度通して納車日までそのまま乗り続ける」という方法です。

長年乗り慣れた車を使い続けられるため、慣れない代車特有の操作の戸惑いや、「借り物に傷をつけてしまったらどうしよう」という運転上のストレスや事故リスクを完全に回避できます。

一方で、車検費用(法定費用+整備代で約10万〜15万円程度)が自己負担として発生する点や、納車までの走行距離増加によって下取り査定額がわずかに下がる可能性がある点には注意が必要です。

車検時期が間近に迫っており、かつディーラーとの交渉で「車検費用の一部の補填」や「新車本体からの追加値引き」を引き出せた場合に非常に有効な選択肢となります。

つなぎの車を利用する際の重要な注意点

ディーラーから代車を無事に借りられた場合や、マンスリーレンタカー等で自らつなぎの車を手配した際には、後々の返却時トラブルや予期せぬ出費を防ぐために、以下の3つの注意点を必ず確認しておきましょう。

万が一の事故時の保険適用(他車運転特約)を確認する

代車を運転中に万が一事故を起こしてしまった場合、どのような保険が適用されるのかを事前に営業担当者へ必ず確認しておきましょう。

店舗側の代車用任意保険が適用できるケースもありますが、多くのディーラーでは「ドライバー自身が加入している任意保険の『他車運転特約』を優先して使用する」という誓約書にサインを求められます。

ご自身の任意保険に他車運転特約が付帯されているか、免責金額(自己負担額)がいくらに設定されているかを事前に証券で確認しておかないと、事故発生時に高額な修理費用を自己負担することになり兼ねません。

走行距離制限や利用ルール(禁煙・ペット)を守る

借り受けた代車やレンタカーには、「1ヶ月あたりの走行距離上限(例:1,000km/月まで)」といった利用制限が設定されている場合があります。

この上限を超えて走り込んでしまうと、返却時に超過走行分として追加料金を請求される可能性があります。

また、代車内は原則として「完全禁煙」かつ「ペットの同乗禁止」となっているケースがほとんどです。

車内でタバコを吸ったり、ペットを乗せて毛や臭いが付着したりすると、返却時に数万円〜数十万円規模の室内クリーニング費用や原状回復費用を請求されるトラブルに直結するため、定められた利用ルールは厳格に守りましょう。

ガソリン代の精算ルールを確認しておく

代車を返却する際のガソリン精算ルールについても、貸出時にあらかじめ確認しておくことがマナーです。基本的には「満タン借り・満タン返却」が原則であり、返却直前に最寄りのガソリンスタンドで給油したレシートの提示を求められる店舗が多く見られます。

貸出時にすでにガソリンが半分程度しか入っていないような状態であった場合は、返却時にどれくらい給油して戻せばよいのかを営業担当者にその場で確認し、お互いの認識を合わせておくことで不要な精算トラブルを回避できます。

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まとめ

ディーラーで納車待ちの「つなぎの車(代車)」を借りる場合、下取り車の早期引き渡しや数週間程度の短期であれば、無料で貸し出してもらえるケースが多く見られます。

しかし、店舗が所有する代車台数には限りがあるため貸出期間は数日〜1ヶ月程度が一般的であり、半年を超えるような長期納期の場合は貸し出しを断られるか、有料のレンタカー対応となる点に注意が必要です。

もし代車を借りるのが難しい場合は、新車の契約前に代車確保の交渉を行ったり、車検費用の補填交渉をして愛車の車検を通すほか、マンスリーレンタカーなどの代替手段を検討するのがおすすめです。

万が一の事故時の保険適用ルールや走行距離制限もしっかり事前に確認し、納車までの期間をスムーズかつお得に乗り切りましょう。

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