カーリースはやめとけと言われる理由は?デメリット解消のポイント

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  • 更新日:2024/10/02
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カーリースの利用を考えていたけど、「カーリースはやめとけ」という口コミを見て不安を感じている方もいるでしょう。

しかし、カーリースの特徴や自分に合うプランを選択すれば、メリットの多いサービスです。

カーリースの特徴は人によって向き不向きがあるので、すべての人がデメリットを被るというサービスではありません。この記事を読めば、自分がカーリースに合うか合わないか判断しやすくなります。

この記事では、カーリースがやめとけと言われてしまう理由や解決策などを詳しくご紹介します。

カーリースはやめとけと言われる8つの理由

カーリースは、初期費用の負担を抑えて車に乗れる便利なサービスですが、「カーリースはやめとけ」という口コミも見かけます。

ここでは「やめとけ」と言われてしまう8つの理由を解説します。

(1)途中解約で違約金がかかる

カーリースは、契約の段階で期間を決めるため、途中での解約や契約期間の変更ができません。万が一、途中解約をすると違約金が発生します。

このようなデメリットが、やめとけと言われてしまうポイントです。

カーリースの月額費用は、車両価格やリース年数、契約終了時の残存価格から算出されます。

契約期間を途中で解約されてしまうと、リース期間を元に算出した月額費用が崩れてしまうので契約期間の設定や違約金がかかることは仕方ありません。

最初から短い期間での契約であれば、リース年数や契約終了時の残存価格が変わってくるので月額費用も高めの設定になります。

(2)走行距離に制限がある

カーリースのほとんどは、走行距離の上限制限が設定されています。何の制限もなく自由に乗れないところが、やめとけと言われてしまう理由です。

しかし、1ヶ月あたり1,000~2、000km目安の設定なので、一般的な使用であれば十分な走行距離になります。

長距離走行が多い方や毎日車での移動が頻繁な方は注意すべきポイントです。

走行距離制限を超えると全く乗れないのではなく、最終的に追加費用の支払いが発生する可能性があります。

長距離運転が多く走行距離制限が煩わしいという方は、割高になりますが走行距離制限のない契約プランを検討してみても良いでしょう。

(3)自分名義の所有にはならない

カーリースは、マイカーのように好きな車を自由に乗れるサービスですが、あくまでもリース会社から車を借りている状態になります。

そのため自分名義の所有車にはできません。車を購入しているのはリース会社であり、車両価格や諸費用、残存価格を加味して月額費用で利用できるサービスです。

毎月支払うのでカーローンに似ているのですが、リース車になるので期間終了後は返却することになります。

中には期間終了後にそのまま車を、自己所有として購入できるプランも増えてきているので、最終的に自己所有をしたい場合にはリース会社のプランを確認しましょう。

(4)好きなようにカスタムできない

前述で解説したように、カーリースは自分名義の車ではないため、マイカーのように自由にカスタムはできません。

契約期間終了で返却する際には、リースをスタートしたときの状態に戻す原状回復が必要です。

好きなパーツを取り付けたい、カラーを変えたいといった大幅なカスタムはできないため、オリジナルにこだわりがある方にはおすすめできません。

ただし、ホイールの変更のように取り外しで簡単に原状回復できるものであれば可能な場合もあります。

リース会社によって対応範囲が変わるため、契約時にカスタムが可能なケースを確認しましょう。

(5)契約終了後は車の返却が必要

カーリースは、契約期間終了になるとリース会社に車を返却するケースがほとんどです。

契約終了後に購入できるプランも増えてきていますが、一般的には原状回復をして返却すると考えておきましょう。

毎月定額費用を支払ってきますが、最終的に自分のものとして残らないのでデメリットに感じやすいポイントです。

マイカーのように考えてしまうと、イメージ違いが起こりやすい点になります。

ただし、返却されることを加味した月額設定なので、返却すること全てがデメリットという訳ではありません。

(6)月額費用以外にボーナス払いがある

カーリースは、毎月定額の月額費用で車に乗れるというのが魅力的なポイントです。リース会社によっては、月額費用が1万円を切るような価格で設定しているところもあります。

その場合注意したいのが、ボーナス払いを含んでいるプランがあるかどうかということです。総支払額で見ると、結局は月額定額のみのプランと同等かそれよりも高くなるケースがあります。

料金プランは月額費用だけでなく、総支払額や詳細もしっかりチェックしましょう。

(7)全損事故による違約金や精算時の支払い

カーリースの契約期間中に事故を起こしてしまう場合もあります。修理できる事故であれば任意保険を利用して直し、契約期間終了まで乗ることが可能です。

しかし、全損事故となってしまった場合には、契約解除の違約金や、残存価格の差額支払いなど多くの費用が発生する可能性があります。

また、事故を起こしていない場合でも、返却時に残存価格が当初の想定を下回っていると差額の支払いをしなくてはいけません。

残存価格が想定より下回ってしまう理由は、車種の人気が低い、キズや汚れ、走行距離、原状回復の不十分さが考えられます。

このようなリスクを避けるために残価精算無しのプランもあるので、プラン内容や支払い方法をしっかりチェックしましょう。

(8)総支払額が高くなる

カーリースの月額料金は、車両価格、税金、車検、メンテナンス費用などが含まれ、契約期間終了時の残存価格が加味された金額です。

車両価格以外の維持費も含まれているため、通常マイカーを購入する単純計算の総支払額と比べると高くなります。

しかし、マイカーだとしても税金、車検、メンテナンス費用はかかるものなので、必ずしも総支払額が高くなってしまうという訳ではありません。

車を利用する期間やメンテナンスの詳細によっては、カーリースの方が最終的に費用を抑えられたということも考えられます。

カーリースのデメリットを解消するポイント

カーリースはやめとけというデメリットは、理解度の足りなさやイメージ違いから起こることが多いため解消できない訳ではありません。

注意すべきポイントを理解していれば、カーリースのメリットを利用することが可能です。

無理のない契約期間を検討する

カーリースは、基本的に途中解約ができないので、契約期間の設定は慎重に考えましょう。

契約期間はリース会社にもよりますが、3年~7年を中心に短いものであれば1年単位のプランを用意している会社もあります。

契約期間を決めるときは、結婚や子供の成長など先々のライフプランを見据えて検討すると、生活環境にあった車の選択ができるでしょう。

カスタムしなくても好きな車を選ぶ

リース会社によって原状回復ができるカスタムであれば、可能な範囲としている場合もありますが、基本的にはカスタムできないと思っておいた方が良いです。

カーリースはマイカー購入のように好きな車を選べるので、カスタムしなくてもお気に入りの車種を選ぶようにしましょう。

カスタムしなくても気に入った車に乗れていれば、不満やストレスも抑えられます。

契約終了後に車を所有できるプランを選ぶ

カーリースはすべてのプランが返却必須とされている訳ではありません。契約期間終了後に、そのまま車が手に入るというプランもあります。

その場合は、自由にカスタムも可能で走行距離の制限もなく車に乗ることが可能です。

最終的にマイカーとして所有したい方や、カスタムをしたい、たくさん乗りたいという方にはおすすめの方法になります。

残価精算をしない支払い方法にする

カーリースの返却時に行う、残価精算を不安に感じる方もいるでしょう。そのような方のために、残価精算をしない「クローズドエンド方式」という契約方法があります。

残価精算をするプランに比べると月額費用が高くなる場合がありますが、残価精算時の差額による出費がないので、余計な心配をせずに車に乗れます。

任意保険に加入する

カーリースに限らずマイカーでも同様のことが言えますが、万が一の事故に備えて任意保険には必ず加入しておきましょう。

カーリースの月額費用に自賠責保険の費用は含まれていますが、任意保険までは含まれていないことが多いです。

自賠責保険だけでは賄える範囲が狭いので、車に乗るからには任意保険は欠かせません。

総支払額をシミュレーションする

カーリースは月額の費用だけでなく、契約期間中に支払う総支払額までシミュレーションをしましょう。

月額費用には、車両価格だけではなく、税金や車検、メンテナンス費用まで含まれています。総支払額と月額費用のバランスを見て、自分に合ったプランなのかを見極めることが大切です。

月額費用を抑えたい場合は、残存価格の設定を高くするのではなく、メンテナンスプランやオプション費用などを見直してみると良いでしょう。

カーリースにも便利なメリットがたくさんある

カーリースのデメリットや注意点ばかり解説してきましたが、魅力的なメリットも多いです。

「カーリースはやめとけ」と言われるデメリットを知ることで、よりメリットが理解しやすく自分に合っているのかも判断しやすいでしょう。

初期費用がいらない

カーリース最大のメリットとも言えるのが、初期費用がかからないことです。

マイカーを購入する場合は、車両価格の他に諸費用としておおよそ10~20%ほどの初期費用がかかります。

車両本体はカーローンを組んだとしても、初期費用は最初に一括払いとなることが多いです。大きな金額になるので、初期費用が原因で車に乗れていない方も少なくありません。

カーリースであれば最初にまとまった資金がない方でも、手軽に快適なカーライフがスタートできるのでおすすめです。

毎月定額だから計画しやすい

一般的なマイカーの場合は、税金の支払いがあり、定期的に車検も出さなくてはいけません。また、メンテナンスもその時々で必要となるため、急な出費になることも多々あります。

カーリースであれば、そのような費用はすべて月額費用が入った毎月定額料金となります。契約期間中は決まった料金のみなので、家計の管理がしやすく急な出費で困ることもありません。

維持費で必要になるのは駐車場代、任意保険料、ガソリン代くらいになります。契約時には、月額費用の他に必要となる費用がないか確認して進めましょう。

税金・車検・メンテナンスはすべてお任せ

車に乗りたいけど細かいことに詳しくない、面倒なことはなるべく任せたいという方にもカーリースはおすすめです。

税金や車検、メンテナンスの費用は月額費用に含まれています。そのため、各種手続きを行う必要はありません。

車検やメンテナンスもリース会社の提携業者になるので、自分で業者を探して手続きをする必要もありません。

マイカーを所有していると、このような手続きはすべて自分でやらなくてはならないので、手続きが苦手な方はカーリースの利用でストレスが軽減できます。

経費に計上できる

カーリースは事業で利用する場合には、節税できるメリットがあります。

車を購入した場合は減価償却となり、一度に経費として計上することができず、数年に分けて消化していかなくてはいけません。

カーリースであれば、毎月の経費として経費に計上することができます。

経費に計上することで節税にもつながり、経理処理も簡単なので個人事業などで利用する方にもおすすめです。

カーローンよりも審査に通りやすい

カーリースを利用する場合、カーローンと同じように審査を行います。月額費用を契約期間中、毎月支払っていけるのかを確認する審査です。

カーローンのように自分でローンを組むわけではないので、比較すると審査のハードルは低い傾向とされています。

カーローンの審査には落ちたけど、カーリースの審査は大丈夫だったというケースもあります。

カーリースが自分に合うかで判断する!おすすめな人の特徴

「カーリースはやめとけ」という口コミもありますが、解決策やメリットを知った上で、カーリースの特徴が自分に合うかどうか判断することが大切です。

「カーリースを使ってよかった」となるおすすめな人の特徴を解説します。

初期費用の負担をなくして車に乗りたい方

車を購入する場合は、最初に初期費用の支払いをしなくてはいけません。

カーリースの場合は、初期費用がかからないので資金を貯めてからでなくても乗り始めることが可能です。

毎月の定額費用を支払うだけなので、手軽さは大きな特徴になります。初期費用が貯められない、すぐに車が必要になったという方はカーリースがおすすめです。

車に詳しくない・メンテナンスが不安な方

車を維持するには、車検やメンテナンスをしなくてはいけません。

車に詳しくないと、車検を通すのはどこが一番良いのか、メンテナンスはどうしたら良いのかわからないことだらけです。

カーリースであれば、提携している点検業者があるので、車検もメンテナンスもすべてお任せできます。

車に初めて乗る方や、詳しくない、面倒なことは任せたいという方はカーリースがおすすめです。

毎月定額で急な出費を抑えたい方

カーリースは、毎月決まった定額を支払えば車に乗れるサービスです。

月額費用の中には、車両価格だけでなく税金、車検、メンテナンスの費用が含まれているので、予定外の急な出費を抑えられます。

マイカーだと税金や車検、メンテナンスなど、その都度支払いがあるので家計の計画がしにくいでしょう。

車にかかる費用は、毎月決まった金額内にしたい方にカーリースはおすすめです。

一般的な走行距離である方

カーリースには走行距離制限がありますが、一般的な使用頻度や走行距離であれば、十分に制限内で収まる範囲内です。

長距離走行が多い人でなければ、大きく気にすることはありません。

少し気になるなという場合は、走行距離制限を選べるプランがあるリース会社もあるので、自分に適切なプランを選びましょう。

カスタムをしない方

特にカスタムする予定がない方、仕様にこだわりがなければ、カーリースがおすすめです。

どうしてもカスタムをして自分仕様にしたい場合は、マイカーとして自分で所有する選択肢を選ばなくてはいけません。

カーリースでカスタムしたい場合は、契約終了後にそのまま車を所有できるプランにすれば、返却する必要がないのでカスタムができます。

まとめ

「カーリースはやめとけ」という口コミもありますが、車を購入するかカーリースにするかは、利用者がどのメリットを活かすか次第です。

すべての人がカーリースは合わないという訳ではありません。

カーリースのデメリットと言われる部分も、契約時の確認やプランの選択で解消できることが多くあります。

悪い口コミにとらわれず、特徴や契約内容をしっかりと理解して、シミュレーションを行うだけで、カーリースを利用した快適なカーライフを送れるでしょう。

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