「毎月の費用をとにかく抑えて車に乗れたら助かるなあ。」
このような希望で中古車カーリースという手段を選ばれる方も多いと思います。
確かに中古車カーリースなら費用を抑えられる、そして納期が早いというメリットがありあすが、中古車という点で新車よりも劣る点がいくつか存在するのも事実です。
今回は、中古車カーリースのメリット・デメリットと、 どのような人が中古車カーリースに向いているのかについて解説します。
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中古車カーリースのメリット・デメリット
新車に対する強いこだわりがないのであれば、中古車カーリースは多くのメリットがあります。メリット・デメリットを比較すると表の通りです。
メリット | ・費用が安い ・納車が早い ・短期間のプランも選べる ・新車で手に入らない車に乗れる場合も ・制約が少ないプランも探せる |
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デメリット | ・コンディションに個体差がある ・オプションが選べない |
それぞれについて、以下で詳しく解説していきます。
中古車カーリースのメリット
はじめに中古車カーリースのメリットから見ていきましょう。具体的には以下が挙げられます。
- 費用が安い
- 納車が早い
- 短期間のプランも選べる
- 新車で手に入らない車に乗れる場合も
- 制約が少ないプランも探せる
費用が安い
中古車カーリースは新車カーリースに比べて車両価格が安いため、その分費用が安いことが最大のメリットです。
また、同じ中古車を購入するかリースにするかでも、頭金や自動車税、自賠責保険料といった初期費用がかからずに乗り出し可能なこともメリットです。
また、新車カーリースは車両価格が高いので借り入れ金額も大きくなりがちですが、中古カーリースは車両価格が安い分、審査にもチャレンジしやすいです。
すでに住宅ローンなど、他の借り入れがある人にも現実的な選択肢です。
納車が早い
中古車カーリースはすでに在庫があるので納期が早く、およそ3週間ほどで納車できます。必要書類や駐車場などをあらかじめ確保しておくと、より早くスムーズな納車も可能です。
新車はオプションなどの希望条件を決めてから発注し、車を工場で生産するので納期がかかるので、通常1〜2ヶ月程度かかります。
引越し等で車を使う必要が出た場合など、すぐに乗りたい人には適しています。
短期間のプランも選べる
カーリースでは1〜3年プランといった年単位での契約が一般的ですが、リース会社によっては数ヶ月での短期間プランを用意しているところもあります。
本当は乗りたかった車種があるけど、在庫がなかったので仕方なくといった場合など、とりあえず乗るプランとして利用できます。
また、限られた一定の期間だけ乗る頻度が高くなりそうな場合、短期間プランの方が格安で乗れることもあります。
いつまでにどのくらいの使用頻度がありそうか、予測を立てて比較してみるといいでしょう。
新車で手に入らない車に乗れる場合も
珍しいケースかもしれませんが、今はもう生産終了になってしまった旧車に乗れるという、中古車カーリースならではのメリットもあります。
また、車種だけでなく限定仕様といったオプションやグレードも存在します。モデルチェンジ前のデザインが好きだった人など、車に対するこだわりがある人にとっては魅力的な選択肢と言えるでしょう。
購入という手段よりハードルの低いカーリースなら、かつての憧れの名車に乗れるチャンスがあるかもしれません。
制約が少ないプランも探せる
カーリースという仕組みは、基本的には走行距離制限があり、1ヶ月に走れる距離が決まっています。
特に新車カーリースの場合、1ヶ月に1000〜1500kmが一般的で、オーバーすると追加料金がかかることがあります。
その点、中古車カーリースは制約・制限の少ないプランが多く、条件に縛られるのが少ないことがメリットです。
また、本来はリース期間終了後に車を返却しますが、リース終了後に車が自分のものになるプランなら、自由にカスタムも可能です。
中古車カーリースのデメリット
続いては中古車カーリースのデメリットです。具体的には以下の通りです。
- コンディションに個体差がある
- オプションが選べない
コンディションに個体差がある
購入でもカーリースでも、中古車のデメリットは同じ車種でもコンディションに個体差があることです。前のオーナーがどんな乗り方や管理をしていたかで状態が大きく違います。
中古車カーリースは毎月の金額を抑えることができますが、新車カーリースに比べて故障のリスクがあるため、思わぬところで予想外の出費になる可能性があります。
故障保証付きのリース会社やメンテナンス付きのプランもあるので、中古車だから心配という人はこちらを選ぶと安心でしょう。
オプションが選べない
新車は自分の欲しいオプションを自由に選んでカスタマイズできますが、中古車カーリースでは在庫にある中からしか選べません。
カラーやグレードも選べず、あとからカスタムなどもできないため、限られた選択肢の中から決めなくてはいけません。
もしオプション等にこだわりたければ、取扱車種の多いリース会社を選びましょう。
中古車カーリースが向いている人
では、中古車カーリースのメリット・デメリットを踏まえた上で、具体的にどのような判断基準で中古車か新車かを選んだら良いのでしょうか。
以下の条件に当てはまれば、中古車カーリースを選ぶことをおすすめします。
- とにかく月額費用を抑えたい人
- 与信審査に不安がある人
- すぐに車が必要な人
- ビクビク運転したくない人
とにかく月額費用を抑えたい人
第一条件が「毎月のランニングコストを少しでも抑えたい」という人は、中古車カーリースが一番適しています。ただしこれは、購入かカーリースか、その中の新車か中古車かで比較した場合です。
1ヶ月の走行距離がどのくらいになりそうか、使用日数は何日あるかによっては、レンタカーやカーシェアリングで借りた方がお得です。
「車種にこだわりはなく、月額費用を抑えて、乗りたいときにとりあえず乗れれば良い」という人は、カーリースよりもスポットで借りる方が費用が安く済みます。
与信審査に不安がある人
中古車カーリースは比較的審査基準が緩く、各リース会社によって基準はさまざまですが、中には収入証明が不要な場合もあります。
新車の購入やカーリースでは審査に通らなかった人でも、中古車カーリースなら通る可能性があります。
また、すでに借り入れがあって与信審査に不安がある人でも、保証人を立てることで審査に通りやすくなることがあります。身近に頼れる人がいれば相談してみましょう。
ただし、納税をしていなかったり家賃等の滞納があったりした場合など、信用情報に影響があると審査が通りにくいです。
すぐに車が必要な人
中古車カーリースは、在庫があれば納車が早いのがメリットです。そのため、1ヶ月以内に乗り始めたいなど、すぐに車が必要な人にとって助かる手段です。
納車が早い理由には、新車カーリースよりも必要書類や手続きが少なく済むという点もそのひとつです。
納車を早くするには書類の準備も必要ですが、どの車にするかの決断も早くなくてはいけません。必要な車の条件や予算を、具体的に明確に決めておけば迷わないでしょう。
ビクビク運転したくない人
ペーパードライバー歴が長かった人や、運転に自信がなくせっかくの新車を傷つけてしまわないか心配な人は、中古車カーリースなら試しやすいでしょう。中でも契約終了時に車が手に入るプランがおすすめです。
リース期間終了後に車を返却する場合、基本的には原状回復して返却しなくてはなりません。しかし、返却する必要がなく自分のものになると思えば、気持ち的にも負担が軽減されるので楽なはずです。
また、月々の費用に任意保険や修理、メンテナンスも含まれるプランもあります。万が一傷つけてしまったときのリスクヘッジや、中古車ならではのトラブルが心配な人は検討してみると良いでしょう。
ただし、修理内容によっては費用がかかる場合もあるので、なるべく大事に乗ることが大切です。
まとめ
今回は、中古車カーリースのメリット・デメリットと、どのような人が中古車カーリースに向いているかについて解説してきました。
中古車カーリースは納車までが早く、月々の支出を抑えられるといったメリットがあります。しかし反対に、選べる車の自由度が低く、故障の可能性がついて回るというデメリットもあります。
カーリース会社によってさまざまなプランがあるので、自分の乗り方に最適なプランを検討してみてください。