車の定期点検(法定点検)費用はいくら?店舗によって違うのか?

メンテ
  • 更新日:2026/06/04

車に安全に乗り続けるために欠かせない「定期点検(法定点検)」

車検とは異なり、義務ではあるものの受けなくても罰則がないため、つい後回しにしてしまいがちです。しかし、トラブルを未然に防ぎ、車の寿命を延ばすためには非常に重要なメンテナンスです。

ここで気になるのが、「一体どれくらいの費用がかかるのか」「どこで受けるのが正解なのか」という点ではないでしょうか。

この記事では、定期点検費用の相場や店舗ごとの特徴、費用を賢く抑えるポイントを紹介いたします。

定期点検(法定点検)費用の相場

12ヶ月点検 1万円〜2万円
24ヶ月点検 2万円〜5万円

定期点検費用は、一般的に1万円〜5万円が相場です。

これには基本的な点検基本料が含まれますが、部品交換や修理が必要になった場合は別途費用が加算されます。

また、定期点検には「12ヶ月点検」と「24ヶ月点検」の2種類があり、点検項目数が異なるため費用にも差が生まれます。

12ヶ月点検:1万円〜2万円

新車登録から1年ごと(車検のない年)に行う点検です。

基本的な走行性能や安全性をチェックするため、比較的リーズナブルに設定されています。

24ヶ月点検:2万円〜5万円

2年ごと、車検と同じタイミングで行う点検です。

車検の検査ラインを通す前に、より細部まで徹底的に分解・点検するため、12ヶ月点検よりも費用が高くなります。

定期点検(法定点検)の項目数

定期点検の項目は、法律(道路運送車両法)に基づく省令 「自動車点検基準」でチェックすべき項目数が定められています。

  • 12ヶ月ごと:26項目
  • 24ヶ月ごと:56項目

12ヶ月点検では、ブレーキペダルの踏みしろやベルトの緩み、排気ガスの状態といった主要な26項目をチェックします。

一方、24ヶ月点検ではそれに加え、下回りのサスペンションやトランスミッション、ブレーキ内部の分解チェックなど、合計56項目におよぶ微細な点検が行われます。

定期点検(法定点検)が受けられる場所

定期点検は、ディーラーだけでなく様々な店舗で受けることができます。それぞれの店舗で特徴や費用の傾向が異なるため、自分に合った場所を選ましょう。

  • ディーラー
  • 整備工場
  • カー用品店
  • ガソリンスタンド
  • 車検専門店

ディーラー

自動車メーカーの専属プロが点検を行います。

その車種の専門知識が豊富で、純正部品を使用した質の高いメンテナンスが受けられるのが最大のメリットです。

ただし、点検基本料や工賃が他の店舗に比べて高く設定されているため、全体的な費用は高額になりがちです。

費用の目安(基本料金)

  • 12ヶ月点検: 10,000円〜20,000円程度
  • 24ヶ月点検: 35,000円〜50,000円程度

費用の特徴

5つの選択肢の中で最も費用が高くなります。故障予備軍の部品も先回りして「純正品」で交換することが多いため、追加整備費用も含めた総額は高くなりやすい傾向があります。

ディーラーが向いている人

予算の安さよりも、とにかく「安心感」や「確実性」を最優先したい人に向いています。

自動車メーカーの専門知識を持ったプロが点検を行うため、愛車のポテンシャルを最大限に維持できるほか、新型車やハイブリッド車、輸入車などの最新技術が詰まった車でも、独自の診断機を用いて正確に状態を見極めてもらえるのが大きな魅力です。

また、手厚いアフターフォローや、待ち時間を快適に過ごせる充実した店舗サービスを重視する人にも最適です。

故障リスクを未然に防ぐ先回り整備をしてくれるため、「車に詳しくないので、プロにすべてお任せして安全・快適に乗り続けたい」という方にとって、最も信頼できる選択肢と言えます。

整備工場

地域密着型のいわゆる「町工場」です。国家資格を持つベテラン整備士が多く、確かな技術力があります。

ディーラーよりも点検費用や工賃が安く、純正品以外のリーズナブルな部品(社外品)を使った柔軟な対応をしてくれるケースが多いのも魅力です。

費用の目安(基本料金)

  • 12ヶ月点検: 8,000円〜15,000円程度
  • 24ヶ月点検: 25,000円〜40,000円程度

費用の特徴

ディーラーに比べて基本工賃が安く設定されています。まだ使える部品はそのまま活かしたり、予算に合わせて中古部品や社外品を提案してくれたりと、融通が利きやすいため総額を抑えやすいです。

整備工場が向いている人

「費用は抑えたいけれど、技術面でも妥協したくない」というバランス重視の人に向いています。

地域密着型の工場が多く、顔馴染みになれば「今回は予算が無いから、中古パーツで安く直してほしい」「この部品はまだ使えるから次回に回そう」といった、マニュアル一辺倒ではない柔軟な相談に乗ってもらえるのが大きなメリットです。

長年同じ車を大切に乗っている人や、アットホームな雰囲気で車の主治医のような存在を見つけたい人にも最適です。

ディーラー並みの高い整備技術を持ちながらも、ユーザーの懐事情や要望に寄り添った最適なプランを提案してくれるため、信頼性とコストパフォーマンスの双方を求めたい方にぴったりと言えます。

カー用品店

大手のカー用品チェーン店などでも定期点検を受けられます。

点検費用が比較的安く設定されており、点検と同時に消耗品(ワイパーやオイルなど)を豊富な品揃えの中から予算に合わせて選べる点がメリットです。

店舗数も多いため、予約が取りやすいという利点もあります。

費用の目安(基本料金)

  • 12ヶ月点検: 6,000円〜15,000円程度
  • 24ヶ月点検: 20,000円〜35,000円程度

費用の特徴

基本料金そのものがリーズナブルな上、店舗独自のアプリクーポンや会員割引などが適用できるケースが多いです。交換が必要になった消耗品(プライベートブランド製品など)をその場で安く選べるため、コスパに優れています。

カー用品店が向いている人

「点検費用を安く抑えつつ、交換部品も自分で納得して選びたい」というコスパ重視の人に向いています。

全国展開のチェーン店が多く、店舗独自の会員特典やアプリクーポンなどで基本料金が割引になることも多いため、手軽にお得感を得られます。

また、買い物ついでにサクッと点検を済ませたい人や、土日に予約を取りたい人にも最適です。

ワイパーやオイル、タイヤなどの消耗品が豊富な品揃えの中から予算に合わせて選べるため、「お店の指定品ではなく、安くて質の良いプライベートブランド品を選んで費用を浮かせたい」という賢く節約したい方に適しています。

ガソリンスタンド

普段の給油ついでに気軽に依頼できるのがガソリンスタンドです。

5つの選択肢の中ではトップクラスに費用が安く、夜間や土日でも対応してくれる店舗が多いのが特徴です。

ただし、店舗によって設備や整備士の在籍状況にバラつきがあるため、事前に確認が必要です。

費用の目安(基本料金)

  • 12ヶ月点検: 5,000円〜12,000円程度
  • 24ヶ月点検: 15,000円〜30,000円程度

費用の特徴

点検の基本料金だけで見れば最安値の手軽さです。ただし、大がかりな分解整備や特殊な部品交換が必要になった場合、対応できず外注扱いになり、かえって時間や手数料がかさむケースもあります。

ガソリンスタンドが向いている人

とにかく「利便性」と「手軽さ」を最優先し、普段の生活動線の中で点検を済ませたい人に向いています。

給油や洗車のついでにその場で申し込める気軽さがあり、夜間や土日祝日でも対応してくれる店舗が多いため、仕事などで日中にまとまった時間が取れない忙しい人には非常に便利です。

「まだ新しい車だから、大きなトラブルの心配は少なく、法定点検の形だけリーズナブルに済ませたい」という人にも最適です。

ただし、大がかりな修理には不向きな場合もあるため、日頃からこまめに店舗を利用しており、スタッフの対応や店舗の設備を事前に把握できている身近なスタンドを選ぶのがおすすめです。

車検専門店

車検や点検を専門・大量にこなすことで、効率化による低価格を実現している店舗です。

点検費用が明瞭で、作業スピードが早い点が大きなメリットです。無駄な整備を省き、最低限必要な項目に絞ってリーズナブルに済ませたい人に向いています。

費用の目安(基本料金)

  • 12ヶ月点検: 6,000円〜12,000円程度
  • 24ヶ月点検: 20,000円〜35,000円程度

費用の特徴

「早い・安い」に特化しているため、基本料金の安さと明瞭会計が魅力です。過剰な整備を勧められることがなく、短時間で終わるため、コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスを両立できます。

車検専門店が向いている人

「無駄な整備を一切省いて、必要最低限の項目だけで最速・最安で終わらせたい」という効率重視の人に向いています。

点検作業のシステム化・マニュアル化が徹底されているため、見積もり料金が明瞭で、引き渡しまでのスピードが圧倒的に早いのが特徴です。

過剰な整備を勧められる心配がないため、「車検や点検のたびに、あれこれオプションを追加されて予算オーバーになるのが嫌だ」という人に最適です。

数年ごとに車を乗り換える予定があるなど、「今の段階で安全に走れる状態であれば、過剰な先回りメンテは不要」と割り切って、タイムパフォーマンスとコストパフォーマンスを両立させたい方にぴったりと言えます。

定期点検(法定点検)費用を抑えるポイント

定期点検費用は、少しの工夫と知識次第で大きく抑えることが可能です。以下の4つのポイントを意識してみましょう。

  • 複数社の費用を比較する
  • 不要なオプションを断る
  • 安く抑えられる社外品にする
  • 日頃から点検・メンテナンスをする

複数社の費用を比較する

店舗によって「点検基本料」や「基本工賃」はバラバラです。まずはディーラー、カー用品店、車検専門店など、タイプの違う複数社から見積もりを取って比較しましょう。他社の見積もりを提示することで、割引交渉がスムーズになることもあります。

不要なオプションを断る

見積もりを出してもらった際、まだ使える部品の交換や、独自の「快適洗車パック」「燃料添加剤の注入」といった必須ではないオプションが含まれていることがあります。整備士の説明を聞き、「今本当に必要な整備か」を見極めて不要なものは断りましょう。

安く抑えられる社外品にする

部品交換が必要になった場合、メーカーの「純正品」を選ぶと高額になります。性能が同等で価格がリーズナブルな「社外品(優良部品)」や、リビルト品(再生部品)が使えないか店舗に相談してみましょう。これだけで数千円〜数万円の節約になります。

日頃から点検・メンテナンスをする

「ウォッシャー液の補充」や「ワイパーゴムの交換」など、自分で簡単にできるメンテナンスは点検前に済ませておきましょう。また、日頃からこまめにオイル交換などをしていれば、点検時に一度に高額な整備費用が発生するのを防ぐことができます。

定期点検(法定12か月点検)で不具合が見つかりやすい部品は?

12ヶ月点検を受けると、毎日運転している中では気づきにくい消耗品の劣化や不具合が見つかることがよくあります。

不具合が見つかりやすい部品

点検時によく指摘されるのは、以下のような油脂類やゴム製品、消耗品パーツです。

  • オイル(エンジンオイル、ブレーキフルードなど)
  • エアクリーナーエレメント
  • ワイパーゴム
  • バッテリー
  • ウォッシャー液、冷却水など

修理費用の目安

不具合が見つかり、部品交換や補充を行う場合の一般的な費用目安は以下の通りです(パーツ代+工賃の目安)。

部品名 費用目安
オイル交換 5,000円〜10,000円
エアクリーナー 2,500円~5,000円
ワイパー 1,000円〜8,000円
バッテリー 5,000円〜50,000円
ウォッシャー液 200円~500円
冷却液(補充) 100円~300円
ATF・CVTフルード 8,000円〜20,000円

スマートな点検なら「cars CARE」

「信頼できるお店で、できるだけリーズナブルに点検を受けたい」
そんな方におすすめなのがcars CAREです。

cars CAREなら、国産車から輸入車まで、あなたの愛車の状態に合わせた最適な点検・メンテナンスをプロの国家資格整備士が徹底サポート。事前のお見積もりから丁寧かつわかりやすく説明を受けられます。

「点検のたびに、あれこれ不要な整備を上乗せされて費用が高くなるのが心配…」という方も、しっかりと現在の愛車の状態を見極め、相談しながら進められるため安心です。特にブレーキ周りやタイヤの状態など、突然のトラブルに繋がる重要な箇所もくまなくチェックします。

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まとめ

車の定期点検費用は、受ける場所や、車の状態によって大きく変わります。手間をかけずに手厚い整備を望むならディーラー、費用を賢く抑えたいならカー用品店や整備工場などを選ぶのがベストです。

見積もり内容をしっかり確認し、不要なオプションを省くなどのコツを実践すれば、数万円の節約も夢ではありません。愛車の安全を守りつつ、お財布にも優しいスマートな点検方法を選びましょう。

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