そろそろ車検の時期だけど、本番の前にまずは見積もりを取って金額を確認したいという人も多いでしょう。事前に見積もりを取れば、車検費用の総額や必要な整備内容が分かります。
車検そのものには1日〜数日かかるケースが一般的ですが、それでは「見積もりだけ」を受ける場合はどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
この記事では、車検の見積もりにかかる時間や当日の流れ、待ち時間を最小限にするためのコツを分かりやすくお伝えします。
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目次
車検の見積もりにかかる時間は?業者別の目安
車検の見積もりにかかる時間は、一般的に30分〜1時間半程度です。
ただし、車を持ち込む業者のタイプによって、点検の細かさや手続きのシステムが異なるため、所要時間にはバラつきがあります。それぞれの目安と特徴をまとめました。
| 業者の種類 | 見積もり時間の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 車検専門店 | 30分〜45分程度 | 作業が完全にシステム化されており、圧倒的にスピーディで無駄がない |
| カー用品店 | 45分〜60分程度 | 店内の豊富なカーアイテムを見たり、買い物をしながら退屈せずに待てる |
| ガソリンスタンド | 30分〜60分程度 | 身近にあって気軽に立ち寄りやすい。店舗によっては後日発行の場合も |
| ディーラー | 60分〜90分程度 | メーカー基準の非常に丁寧な点検と説明、店舗によっては洗車サービスも |
専門店やガソリンスタンドは比較的短時間で終わる傾向にありますが、ディーラーは「次の2年間を安全に乗るため」の予防整備も含めて細かい部分まで入念にチェックするため、少し長めに時間がかかることが多いです。
車検見積もりの流れと時間がかかる理由
「ただ計算するだけなのに、なぜ30分以上もかかるの?」と思うかもしれません。
実は、車検の見積もりは机の上の計算だけでなく、実際に車をピット(作業場)に上げて整備士が点検を行うため、どうしても一定の時間が必要になります。
当日の主な流れは以下の3ステップです。
1. 受付・ヒアリング(約10分)
店舗に到着したら、まずは受付で車検証を提出します。
スタッフから現在の車の走行距離や、普段運転していて気になる不具合(異音、ブレーキの利き具合、エアコンの効きなど)がないか細かくヒアリングを受けます。また、今回の車検における予算の希望や「最低限で通したい」といった要望もここで伝えます。
2. ピットでの実車点検(約20分〜40分)
整備士が車をリフトアップし、ブレーキパッドの残量、タイヤの摩耗状態、エンジンオイルの汚れ、下回りのパーツにひび割れがないかなど、「次の車検に通るかどうか」の基準で細かくチェックします。この実車確認があるため、どうしてもまとまった時間がかかります。
3. 見積書作成・説明(約15分〜20分)
点検結果をコンピュータに入力し、見積書が作成されます。
ここで重要なのが、スタッフから受ける内容の説明です。多くの店舗では、「今回絶対に整備が必要な箇所(直さないと車検に落ちる部分)」と、「時期を見て交換すれば大丈夫な推奨整備(予防整備)」に分けて、実際の部品を見せながら分かりやすく教えてくれます。内容に納得がいけば、その場で本番の車検予約に進むことも可能です。
車検見積りにかかる時間が長くなってしまう原因
チェックすべき基本項目はある程度決まっているにもかかわらず、想定よりも見積もりの時間が長くなってしまうことがあります。その主な理由は以下の通りです。
- 点検・交換が必要なパーツが多い
- 初めて利用する店舗でデータがない
- 外国車や希少車である
点検・交換が必要なパーツが多い
年式が古かったり、走行距離が長い車の場合、ゴム部品の劣化や消耗品の摩耗が至る所で見つかります。チェックする箇所が増えれば増えるほど点検に時間がかかり、それぞれの部品代や工賃を計算する作業も複雑になるため、見積書の作成に手間を要してしまいます。
また、店舗に在庫がない特殊なパーツの場合、メーカーに問い合わせて価格や納期を確認するため、さらに時間が上乗せされます。
初めて利用する店舗でデータがない
これまで一度も利用したことのないお店に依頼すると、見積もり時間が長くなる可能性が高くなります。
車検の見積もりでは、車の今の状態を見るだけでなく、過去の整備記録や修理歴もチェックすることがあるためです。
前回そのお店で車検を受けていれば、過去のデータから「今回はここが怪しい」と予測を立てて素早く点検できますが、初見のお店では一からすべてを精査するため時間がかかりやすくなります。
外国車や希少車である
ベンツやBMWなどの外車、あるいは流通量の少ない希少車の場合、国産車とは構造が異なるため点検自体に慎重な作業が求められます。
さらに、専用パーツの価格や本国からの取り寄せ納期を調べるために通常より時間がかかり、見積書の発行が「当日中ではなく後日連絡」になるケースもあるため注意が必要です。
車検の見積もり額に影響する要因
見積もりにかかる時間だけでなく、最終的な「金額」を大きく左右する要因についても知っておきましょう。
主に以下の3つが影響します。
- 年式と走行距離
- 車種(軽自動車・普通車・外車)
- 普段のメンテナンス状態
年式と走行距離
新車から13年、18年が経過すると国に納める「自動車重量税」が段階的に増税されます。また、走行距離が10万キロを超えると、タイミングベルトなど高額な部品の交換時期が重なるため、見積もり額が跳ね上がりやすくなります。
車種(軽自動車・普通車・外車)
排気量や車両重量が大きくなるほど法定費用(重量税や自賠責保険)が高くなります。また、外車は国産車に比べて部品そのものの単価が高いため、整備費用が高額になりがちです。
普段のメンテナンス状態
半年に1回のオイル交換や、定期的な消耗品交換を行っている車は、車検見積もり時に直す場所がほとんどありません。結果として点検時間も短く、金額も必要最低限(法定費用+基本料のみ)に抑えられます。
車検の見積もりを利用する場合の注意点
実際に店舗へ車を持ち込んで見積もりを取る際は、以下の点に注意してください。
- 「まずは見積もりだけ」と最初に伝える
- 見積もりの有効期限を確認しておく
- 安さだけで判断しない
「まずは見積もりだけ」と最初に伝える
お店側としては、見積もりをきっかけにそのまま車検の契約(予約)を取りたいのが本音です。そのため、受付時に「今回は複数のお店と比較して検討したいので、まずは見積もりだけをお願いします」とはっきり意思を伝えておきましょう。こうしておくことで、その場で強引な営業を迫られるのを防ぎ、スムーズに帰宅しやすくなります。
見積もりの有効期限を確認しておく
車の状態や消耗品の劣化スピードは日々変化するため、見積書の有効期限は「作成から2週間〜1ヶ月」と決まっていることがほとんどです。見積もりを取ってから何ヶ月も放置して車検を迎えた場合、状態が変わって再点検が必要になったたり、金額が変わってしまったりすることがあるので期限内に車検を通す計画を立てましょう。
安さだけで判断しない
複数の見積もりを比較する際、総額の安さだけで決めるのは禁物です。提示された金額が安くても、実は「車検に通る最低限の箇所すら入っていない(本番の車検時に追加でどんどん請求される)」というケースや、「代車費用や検査代行手数料が別枠になっている」というケースがあります。内訳をしっかり確認し、どこまでがコミコミの金額なのかを見極めてください。
車検の見積もり前に準備するもの
見積もりをスムーズに進め、正確な金額を出してもらうために以下のものを用意しておきましょう。
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車税納税証明書
- 整備記録簿(メンテナンスノート)
自動車検査証(車検証)
車の正確な型式や初度登録年月を確認するために必須です。
自動車税納税証明書
本番の車検時に必要ですが、見積もり時にも確認を求められることがあります。
整備記録簿(メンテナンスノート)
過去にどんな部品を交換したかの履歴が分かると、今回の見積もりで無駄な部品交換を減らせるため、時間短縮と費用節約につながります。
車検見積りにかかる時間を短縮する方法
お店での待ち時間をできるだけ短くし、サクッと見積もりを終わらせるための賢いテクニックは以下の4つです。
- 事前予約を行う
- 混雑する時期や時間帯を避ける
- 事前に「今回は直さなくていい場所」を決めておく
- 必要書類をあらかじめ用意しておく
事前予約を行う
予約なしの「飛び込み」で店舗に行くと、ピットが他のお客様の作業で埋まっていたり、先客の対応があったりして、見積もりを始めるまでに1〜2時間以上店内で待たされる最悪のケースがあります。
事前のネット予約や電話予約をしていけば、到着後すぐに点検が始まるため、店内の滞在時間を最小限に抑えられます。
混雑する時期や時間帯を避ける
自動車業界全体として、2月〜3月は新生活や決算期を前に車検がもっとも混み合う大繁忙期です。この時期は見積もりだけでも大変な待ち時間が発生します。また、一般的な土日祝日の日中(11時〜15時頃)も予約が殺到します。
可能であれば、平日の午前中や、夕方の落ち着いた時間帯を狙うと、スタッフの手も空いているため非常にスムーズに案内されやすいです。
事前に「今回は直さなくていい場所」を決めておく
「予算が厳しいから、車検に通る最低限の整備だけでいい」「ウォッシャー液やワイパーなどの簡単な消耗品は自分でネットで買って替えるから不要」など、自分の希望を最初の受付時に伝えておきましょう。
整備士が無駄な追加整備のプランを練ったり、見積もりを作ったりする時間を丸ごと省けるため、書類が出てくるまでの時間を大幅に短縮できます。
必要書類をあらかじめ用意しておく
車検の見積もりをスムーズに進めるためには、必要な書類を事前に準備することが重要です。車検証と整備記録簿(メンテナンスノート)は基本となる書類です。
一般的には車内に保管されていますが、それ以外の場所にある場合は早めに準備しましょう。また、他に必要な書類については、事前に車検業者に確認すると安心です。
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まとめ
車検の見積もりだけを取ることは全く問題なく、かかる時間は多くの場合30分〜1時間半程度です。
当日は実際に車をリフトアップして点検するためどうしても時間はかかりますが、「事前の来店予約」をしておき、平日の空いている時間帯を狙うことで、店内で待たされる時間を最小限に抑えることができます。
ぜひ時間に余裕のあるタイミングでWebやスマホからスマートに予約を入れ、複数の業者で見積もりを比較して、納得のいく安心な車検選びを行ってくださいね。
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