自動車税はクレジットカードでの納付が可能!納付の流れや注意点

カーライフ
  • 更新日:2025/01/06

日本でキャッシュレス決済が浸透する中、商品・サービスなどの支払いだけでなく、各種税金の支払いもクレジットカードで済ませられる時代が到来しています。

自動車税も、クレジットカードで支払える税金の一種となっており、主にクレジットカードを決済に使用している人にとっては非常に便利です。

しかし、現金や口座振替に比べると不便に感じられる点もあることから、誰にとっても使い勝手が良い方法とは言い切れません。

この記事では、クレジットカードによる自動車税の納付について、具体的な納付方法やメリットに触れつつ解説します。

自動車税はクレジットカードでの納付が可能

2016年の税制改正にともない、2017年1月以降、各種税金の納付にクレジットカードが使用できるようになりました。

税制改正前まで、主に金融機関・コンビニなどで支払う必要があった自動車税に関しても、インターネット上で所定のサイト等を利用することにより、クレジットカードの情報を入力して支払うことができます。

クレジットカード以外の納付方法

税制改正前まで主流だった方法も含めると、クレジットカード以外の自動車税の納付方法は、概ね次のように分けられます。

クレジットカードで納付する時の注意点

クレジットカードで自動車税を納付する際は、次のような点に注意が必要です。

手数料がかかる

自動車税をクレジットカードで支払う場合、次のようなWebサイト・アプリを使用します。

・地方税お支払いサイト
・モバイルレジ
・F-REGI(エフレジ)

上記のようなサービスを経由してクレジットカードを使うため、納税額に応じた手数料がかかります。

例えば、北海道の場合は地方税お支払サイトを使用しますが、1~10,000円までは37円(税抜)で、その後は10,000円ごとに75円ずつ金額が増えていきます。

その他、クレジットカード納税による立替払システムの利用料として、1件300円(税抜)の手数料が発生します。

納税証明に時間がかかる

自動車税をクレジットカードで納付すると、現金払いのケースと違い、領収書・納税証明書の発行はありません。

また、納税確認が取れるまで、自治体によっては数週間を要するケースもあります。

本来、自動車税をきちんと納付していて延滞金などがなければ、納税証明書の有無にかかわらず車検を受けられます。

しかし、車検のタイミングが自動車税の納税と近い場合、納税後にすぐ車検を受けようとすると、納税証明書がないため車検が受けられないリスクがあります。

納税後まもなく車検を受けようと考えている人は、金融機関やコンビニで現金納付を済ませるようにして、その場で紙の納税証明書を受け取った方が無難です。

コンビニでクレジットカードを使った納付はできない

意外に思えるかもしれませんが、コンビニで自動車税を支払う場合、原則として納付書持参の現金払いしか受け付けてもらえません。

よって、クレジットカードを使用して自動車税を支払うためには、Webサイトやアプリなどを経由しなければなりません。

ただし、特定の電子マネーがクレジットカードに紐づいていれば、コンビニ店頭で支払える場合もあります。

自動車税をクレジットカードで納付する流れ

実際に自動車税をクレジットカードで納付する場合、どのWebサイト・アプリを使用したとしても、大まかな流れは変わりません。

本記事では、Webサイトを使用するケースは「地方税お支払サイト」を、スマートフォンを使用するケースは「モバイルレジ」を例にとり、手続きの流れについてご紹介します。

地方税お支払サイト

地方税お支払サイトを使用する際の手順は、概ね以下の通りです。

モバイルレジ

モバイルレジを使用する際の手順は、概ね以下の通りです。

自動車税をクレジットカードで納付するメリット

自動車税をクレジットカードで納付することには、次のようなメリットがあります。

ポイントを貯めることができる

クレジットカードを使用すると、多くのカードでは利用金額に応じてポイントを貯めることができます。

そして、多くの場合は自動車税もポイントの対象になるため、自動車税の金額が高ければ高いほどポイントが貯まります。

ポイントを熱心に貯めていない人であっても、ある程度まとまったポイントが貯まるため、現金や口座振替で支払うよりもおトクです。

時間を選ばずに納付できる

クレジットカードで自動車税を支払う場合、主にWebサイトやスマートフォン向けアプリを使用することになります。

これらの使用時間については、例えばメンテナンスの時間などに該当しない限り、基本的にいつでも納付手続きを済ませられます。

仕事終わりにコンビニに寄るなど、支払場所を制限されることがないため、多忙な中でも自分のタイミングで納付できます。

現金がなくても納付可能

クレジットカードをよく使う人の中には、普段あまり現金をATMなどで引き出さないという人も少なくありません。

実際、できるだけ買い物はクレジットカードで済ませた方がポイントも貯まりますし、あえて自動車税の支払いのためだけにATMに行くのは面倒ですから、クレジットカードで自動車税を支払えると便利です。

分割払いなどの利用ができる

クレジットカードの多くは、一部自治体・カード会社を除き、自動車税を分割払い・リボ払いで支払うことができます。

クレジットカードの種類によっては、最初は1回払いで納付したケースであっても、所定の期限内であれば分割・リボ払いへの変更が可能です。

現金や口座振替の場合、そのような便利な支払い方を選ぶことはできないため、支払いにゆとりを持たせたい人にとって、クレジットカードを使用するメリットは大きいでしょう。

まとめ

自動車税の納付方法には色々な種類がありますが、クレジットカードを使用すると、ポイントを貯めつつ自分の好きなタイミングを選んで支払手続きができます。

使用するカードによっては分割払いも可能で、現金を用意しなくて済む利点もあります。

しかし、支払時は手数料が発生し、納税証明書も発行されません。

よって、納税してからすぐに車検を受けたい人は、現金での支払いが現実的ですが、それ以外の人にとってはクレジットカードで自動車税を支払うメリットは大きいでしょう。

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著者情報

cars LIFE 編集部

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