車を売る方法・売却までの流れ・高く売るためのポイントを解説

売却
  • 投稿日:2021/09/10
  • 更新日:2023/02/17
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車を売りたいと考えているけれど、どのような方法がありどんな手続きがあるのかを知りたいという方もいるのではないでしょうか。

本記事では車を売る方法や売る際に必要なもの、少しでも高く売るためのポイントについて解説します。車の売却を検討している方はぜひ参考にしてください。

車を売るにはどんな方法がある?

まずは車を売るにはどんな方法があるのか確認していきましょう。主な方法は3つです。

個人間での売買

車を売る際には業者を挟まず、個人間での売買も可能です。

車を欲しがっている知人に譲るだけでなく、オークションサイトやフリマサイトを活用して車を売却する方法もあります。

他の方法と比較して良い条件で売りやすい一方で、手続きや売却活動を自分で行う必要があため手間がかかります。

ディーラーでの下取り

次に乗る車を新車で購入する方は、新車購入先のディーラーにて今乗っている車を下取りしてもらう方法もあります。

現在の車の売却手続きと新しい車の購入手続きが一緒にできるため、手間がかかりません。

一方で、ディーラーの下取りは、他の方法と比較すると売却額の価格交渉がしにくいのが特徴です。

中古車買取専門店での買取

中古車買取専門店で、今乗っている車を売る方法もあります。一般的にディーラーによる下取りよりも高価格で売却できます

中古車買取専門店では中古車の輸出やパーツの売却などさまざまな売却先を確保しているため、ディーラーでの下取りよりも売却条件が良い傾向にあります。

車を売るには名義変更が必要

車を売る時には売買契約を結ぶだけでなく、車の名義変更手続きも必要です。

車は売却時に名義変更が必要

車は法律により持ち主に所有権が付与されています。車の所有権を持つ人は、車の保管・管理責任や自動車税の納付義務が課されます。

車を売る際には、単純に車のみを新しい持ち主に渡すのではなく、所有権の移転手続きも必要です。

具体的には、新しい名義人の住所を管轄している運輸支局にて名義変更をしなければなりません。

中古車販売店やディーラーといった業者に任せると簡単

車を売る時には名義変更が必要ですが、中古車販売店やディーラーに買い取ってもらう際には、ご自身で手続きを行う必要はありません。

ほとんどの業者が名義変更の手続きを無料で代行してくれるからです。

反対に個人間売買の場合は、売主もしくは買主が手続きを行う必要があります。

車を売る時の流れ

車を売る時の流れを順番に確認していきましょう。流れを把握しておくと、スムーズに車を売却できます。 

売る方法を決める

まずは車をどの方法で売るかを決めましょう。

  • 個人間での売買
  • ディーラーでの下取り
  • 中古車買取専門店での買取

それぞれの方法にはメリットやデメリットがあります。それらを理解した上で売りたい車やご自身に合う方法を選びましょう。

個人間売買を行う場合は、知り合いや友人に売却する以外にもオークションサイトやフリマサイトを活用した売却も可能です。

その場合、どのサイトやサービスを使うのかも決める必要があります。

ディーラーの下取りは新しい車の購入が前提なので、次に購入する車種や購入先も決めておかなければいけません。

中古車買取専門店で車を売る場合には、どのお店で売るかも重要です。

お住まいの地域の中古車買取専門店をGoogle MAPやインターネットで調べてみるのが良いでしょう。

中古車買取専門店ごとに、得意としている車種やサービス内容が異なります。ご自身のニーズに合った売却方法やお店を選ぶことが大切です。

中古車買取専門店のなかには、無料査定を実施している店舗もあります。

まずは無料査定でご自身の車がいくらくらいで売れそうか確かめてみるのもおすすめです。 

車の査定、価格交渉

車を売る方法を具体的に決めたら、次は車の査定申込や価格交渉に移っていきましょう。

個人間で売買をする場合には、ご自身で価格を決めてオークションサイトやフリマサイトに出品する必要があります。

しかし、出品時の価格が市場価格や他に出品されている車両の価格と大きく異なる場合は売れにくくなってしまいます。

個人間で売買する場合には、ある程度ご自身で市場価格を調査しておく必要があるでしょう。

ディーラーでの下取りや中古車買取専門店での買取をしてもらう場合には、担当者に実車査定をしてもらった後、金額の見積もりをしてもらいます。

中古車買取専門店を利用する場合は、複数の業者に見積もりを依頼して相場価格を知っておくのがおすすめです。

相見積もりを取っておくことで、一番買取条件の良い業者で売却することができます。

また、売却希望価格が決まっている場合には、ディーラーや中古車買取専門店で価格交渉も可能です。

手続き書類の準備

売却する業者や相手、売却価格が決まったら契約の準備や必要書類の準備を進めていきましょう。

ディーラーや中古車買取専門店を利用する場合には、名義変更などの手続きは代行してもらえます。

名義変更に関する書類や委任状など必要書類の一覧を教えてもらえるはずなので、漏れがないよう用意しましょう。

価格交渉が上手くいっても、書類が揃わなければ手続きの完了が遅れてしまいます。

売却の契約

売却に関する必要書類が揃ったら、いよいよ売却の契約を結びます。

契約を結んだ後は基本的に売却のキャンセルができないため注意しておきましょう。

ディーラーや中古車買取専門店に車を売る場合には、用意してもらった書類に目を通し、署名と捺印をして契約手続きを完了させます。

必要書類が揃っていないと契約自体ができないか、売却代金の振り込みが遅れてしまうので注意が必要です。

個人間売買の場合は、自分で契約書を用意する必要があります。

不要な売却トラブルを避けるためにも、契約書の文言や売却に使用したサイトのルールをよく確認しておきましょう。

契約後のトラブルを避けるために、購入者とコミュニケーションを取って信頼関係を築いておくのも重要です。 

車の引き渡し

売却契約を締結したら、最後に車両の引き渡しを行います。

ディーラーの下取りや中古車買取専門店に買い取ってもらう場合、ご自身で店舗まで持っていくか引き取りにきてもらいます。

車検切れの車は公道を走らせることができないため、別途レッカー代が必要になる可能性もあります。

車検切れの車や事故車、不動車などを売却する際には、事前に引き渡し方法や追加料金の有無を確認しておきましょう。

車の引き渡しをする際には、車内に私物を置き忘れていないかの確認も必要です。

個人間で売買する場合も、車両の引き渡し方法を双方でよく確認しておきましょう。

個人間売買の場合は、車の購入者が気持ちよく車を使えるように車内や外観をきれいにしておけると良いです。  

代金の振り込みを確認

売却契約を結び、車両の引き渡しが完了したら代金を振り込んでもらいます。

ディーラーの下取りや中古車買取専門店の買取の場合、車両を引き渡し、手続きや事務作業が完了した後に代金を振り込んでもらえます。

車を売った費用を新車購入費用や別の目的に使用する場合、振り込みタイミングを確認しておくとスムーズです。

出来るだけ早く車を現金化したいのであれば、振り込みまでスピーディに対応してくれる業者を選ぶのがおすすめです。

個人間売買の場合も代金の振り込みタイミングはよく確認しておきましょう。

オークションやフリマサイトを活用する場合、代金の振り込みタイミングがサイト全体で決まっている場合もあります。

「思ったよりも現金を手に入れるのが遅れてしまった」ということにならないためにも、余裕を持って売却手続きを進めましょう。

車を売る時に必要な書類

続いて、車を売却する時に必要な書類を解説していきます。

本人確認書類

運転免許証やパスポートなど顔写真付きの公的証明書が必要です。

自動車車検証

自動車車検証には車の型番や所有者に関する情報などが記載されています。

車検証は原本を車内に保管することが義務化されています。自動車車検証が見つからない場合にはグローブボックスなどを探してみてください。

印鑑登録証明書

車の売却時には3ヶ月以内に発行された印鑑登録証明書が1通から2通必要です。

車の買取をしてくれるディーラーや中古車買取専門店によって、発行期限や必要枚数が異なるので事前の確認がおすすめです。

印鑑証明書とセットで実印も必要になるので、合わせて用意しておきましょう。

自賠責保険証明書

自賠責保険証明書は、車を運転する際に義務付けられている自賠責保険の加入を証明する書類です。

期限が切れていないかご確認ください。自賠責保険の期限が切れているとその車両は公道を走行できません。

自賠責保険証明書を失くしてしまった場合には、契約している保険会社で再発行が可能です。

自動車納税証明書

その車両の自動車税を納めたことを証明する書類です。

自動車税は毎年4月1日時点の車の持ち主に対して、課されます。紛失してしまった場合には、管轄の都道府県税事務所で再発行してもらえます。

リサイクル券(預託済みの場合)

リサイクル券とは、自動車リサイクル法で定められている「リサイクル料金」の支払いを証明する書類です。紛失しても再発行はできません

紛失時には、ご自身で「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷して使用する必要があります。

整備記録簿

別名「メンテナンスノート」ともいわれる記録簿です。過去にどのような整備を受けてきたのか、点検内容が細かく記入されています。

これまでのメンテナンス実績が証明できるので、整備記録簿を用意しておくと査定金額がアップする可能性もあります。

車を高く売るためのポイント

せっかく車を売るなら少しでも売却金額を高くしたいですよね。ここからは車を高く売るコツを紹介していきます。

買取相場を把握する

自分が売りたい車の車種や使用年数、走行kmの買取相場を把握しておきましょう。

  • オークションサイトやフリマサイトをチェックする
  • 複数の業者に査定してもらう

上記を行うことで買取相場を把握できます。

査定の基準を理解しておく

査定の基準を理解しておくと、査定金額をアップさせやすくなります。

車を売る時の査定は、各社でルールを決めているのではなく、JAAI(日本自動車査定協会)が決めた「中古車査定基準」にもとづいている場合がほとんどです。

ご自身でも中古車査定基準を確認しておくと、査定金額をアップさせるために何をすればいいのかがわかります。

車が高く売れる時期に売却する

1年の中で車が高く売れる時期はある程度決まっています。車の購入数が増えるのは、新生活が始まる4月から9月です。

そのためそれより少し前の1月から3月、または7月や8月に売却すると、買取金額が高くなる傾向にあります。

売却する車はなるべくきれいに

車を売却する時や査定申込をした際には、外観と内装をできるだけきれいな状態にしておきましょう。

大きなキズがあると、査定金額に影響してしまいます。

直径1センチ以上のキズがある場合、査定額が下がってしまうかもしれないと考えておきましょう。

内装をきれいにする際には見た目だけでなく、臭いにも注意が必要です。

普段から乗っている車の臭いは自分では気がつきにくいからです。

ペットを乗せていた場合や車内で煙草を吸っていた場合には、念入りに掃除・脱臭をしておきましょう。

モデルチェンジ前を狙う

車は1年から2年程度でマイナーモデルチェンジ、4年から6年周期でフルモデルチェンジを行っています。

モデルチェンジ後は、新しいモデルの車両に人気が集中するので旧モデルの査定額はどうしても下がってしまいます。

車を高く売りたいなら、モデルチェンジの情報が出る前に売ってしまうのがおすすめです。

車検が切れる前に売却する

車検が切れてしまうと、その車両で公道を走れなくなります。

車両引き渡し時にレッカー手配が必要になるので、別途費用がかかってしまう場合がほとんどです。

売却をするのであれば、車検が切れる前に手続きを完了させましょう

車検切れまでの期限が一定以上残っている場合、査定金額をアップしてくれる業者もあります。

carsのAI査定ならマイカーの相場がわかる

車を高く売るには、ご自身の売りたい車種の相場を日々気にしておくのが重要です。

carsのAI査定なら、オンライン上でマイカーや気になる車の相場をチェックすることが可能。
会員登録は不要で、車両情報を入力すると5秒で査定相場を確認することができます。

また、希望価格で出品することができ、乗りながら売却することができます。

まとめ

お手持ちの車を売却したい場合は売却までの流れを把握しておくことでスムーズに進めることができます。

車を高く売る際には、買取相場を把握し少しでも査定金額をアップさせる工夫が必要です。

車が高く売れるタイミングを逃さないようにしましょう。

入会費や年会費が無料のcars MEMBERであれば、車売却の相場を簡単に毎日チェックできます。

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