車検20万円は高い?高くなる理由と安くすませる方法について

メンテ
  • 更新日:2026/03/23

車検の見積もりを見て「20万円は高すぎるのでは?」と感じたことはありませんか。車検費用は車種や年式、整備内容によって大きく変わりますが、内容によっては20万円を超えるケースも珍しくありません。

しかし、すべての車検が高額になるわけではなく、費用が高くなる理由を知ることで無駄な出費を防げる場合もあります。また、車検を依頼する場所や整備内容を見直すことで、費用を抑えることも可能です。

この記事では、車検20万円は高いのかどうかの目安や、車検費用が高くなる主な理由、できるだけ安く車検を済ませる方法について詳しく解説します。車検費用を抑えたい方は、参考にしてください。

車検費用20万円は高い?

車検費用は検査業者に支払う車検基本料と、国や保険会社に支払う法定費用の2つで構成されます。車のサイズや車種によって車検費用は変わりますが、部品交換等が発生しない場合の相場は以下のとおりです。

  • 軽自動車 : 4.5万円~8万円
  • 1.0トン以下の普通自動車 : 6万円~9万円
  • 1.5トン以下の普通自動車 : 7万円~10万円
  • 2.0トン以下の普通自動車 : 8万円~11.5万円
  • 2.5トン以下の普通自動車 : 9万円~13万円

この相場を見てもわかるとおり、車検費用が20万円を超えるのは高い金額と言えます。大きな修理や整備をしないのに、20万円を超える金額は高いです。しかし、修理内容や整備内容によっては、20万円を超えるケースもあります。

車検が20万円を超えやすいケース

車検費用は、検査業者でどのような点検や整備、修理を行うかで違ってきます。ここでは、車検費用が20万円を超える一般的なケースを見ていきましょう。

修理が整備が必要な場合

長く走っている車や古い車、事故を起こした車など、大きな修理や整備が必要な場合は車検費用が20万円を超えるケースがあります。擦り傷や小さなひび割れ程度だと、費用は安いので、その程度だと20万円以上の車検費用にはなりません。大きな修理や整備とは、例えば以下のような場合です。

  • パーツ交換
  • フレームの歪み修理
  • 大きな凹み修理
  • 足回り・冷却系・排気系修理

このような車のパーツごと交換するようなケースで、車検費用が高くなります。トア・ボンネット・ブレーキ・ラジエーター・マフラー・タイヤ4本を交換する場合、目視でわかる歪みや凹みを修理するなどの場合が該当します。また、ショックアブソーバ・冷却水漏れ・排気触媒修理のようなケースでも車検費用が増えます。

部品代が高いクルマの場合

希少な車や輸入車は、修理での備品代が高くなりやすく、車検費用が20万円を超えるケースも出てきます。

これは、販売台数が少ないため部品の生産数も少なく、そのため部品1個あたりの製造コストが高くなり、修理で使う場合も費用も増えます。また、部品が高品質な素材で作られている場合もあり、部品代として高くなります。汎用ではなく専用部品が使われているというのも、部品代を高くする要因です。

さらに、輸入車だとディーラーでしか入手できない部品もあり、海外から輸入して取り寄せます。輸送費や在庫管理費用などが加算されるので、汎用の国内で手に入れられる部品よりも高額になります。このように、車検費用が20万円を超えるのは、高い部品費用が関係しているケースが少なくありません。

ディーラー車検を利用している場合

ディーラー車検を行う場合も、費用が20万円を超えるケースが出てきます。車検では、定期点検以外の部品もチェックし修理交換します。交換修理を行うときに使うのは、すべて純正部品です。社外品よりもパーツ代が高くなり、自然と車検費用も高くなります。

また、法定費用以外の部分を高めに設定していたり、予防整備を行ったりするのも、ディーラー車検で費用が高くなる要因です。丁寧で質の高い車検を行ってくれますが、その分の費用は高くつきます。

車検費用を安く抑えるには?

車検の行い方を工夫することで、費用を抑えることが可能です。どのようにすれば、費用を抑えられるか紹介します。

車検費用を比較する

車検を受けられる場所は、カー用品店・ディーラー・ガソリンスタンド・整備工場などいくつかあります。車検業者ごとに費用が違うので、複数の業者での費用を見積もり比較しましょう。見積もりを取った後は、コスト・クオリティ・バランスと何を重視するかで、どの業者で車検を受けるか決めると良いでしょう。

仮見積もりと実車を見ての見積もりがあるので、先に仮見積もりで数社に絞り、その後実車を見て見積もりしてもらい、どの業者で車検を受けるか決めるのが良いです。

割引制度を利用する

業者によっては、Web予約や早期予約などを行うと割引してくれる場合もあります。こんな業者を使うのも、車検費用を安くする方法です。初回割引・Web予約割引・早期予約割引・リピート割引などがあります。また、業者によっては、ポイント還元してくれる場合もあります。利用したい業者で割引を行っていないか、確認してみましょう。

「最低限の整備でいい」と希望を伝える

車検費用を安くするためには、整備工場やディーラーに「車検に通るための最低限の整備でお願いします」と事前に伝えておくことも重要です。車検では、安全基準や保安基準を満たしていれば合格するため、必ずしもすべての部品を交換する必要はありません。

しかし、整備工場によっては安全面を考慮して、まだ使える部品でも早めの交換を提案されることがあります。もちろん予防整備としては良いことですが、その分費用が高くなる可能性があります。

そのため、見積もりを出してもらう際には「車検に通る範囲で整備してください」「すぐに交換が必要なものだけで大丈夫です」といった希望を伝えるとよいでしょう。また、交換が必要な部品がある場合は、なぜ交換が必要なのか説明を聞いてから判断することも大切です。

さらに、交換する部品で中古品やリビルド品を使えないかも整備に聞いてみましょう。純正よりも社外品の方がパーツ代は安いですが、新品よりも中古やリビルドした部品の方がさらに安くなります。リビルド品は分解洗浄して消耗品を交換した部品であり、新品同様の性能を発揮するので、中古品だと心配になるという人におすすめです。

また、エンジンオイルの定期的な交換や車検前のライトの点検を自分で行っていると、整備内容を少なくして、車検費用を抑えられる可能性があります。

ユーザー車検を利用する

車検は業者に依頼する他に、ユーザー車検によって自分で行うことも可能です。運輸支局や軽自動車検査協会に車を持ち込んで、自分で検査して車検を通します。ユーザー車検は、実は自動車以外にバイクも行えます。業者に依頼する場合の基本料を省けるので、その分を浮かせられます。車検で支払うのは、法定費用分のみです。

車検を行えるのは平日のみであり、休日は行えません。ユーザー車検をするときは、事前に車を点検して不具合がないようにして、車検当日は検査官に初めてのユーザー車検だと使えましょう。初心者だと言えば、検査でもたついているときに指示してくれる場合もあります。また、ユーザー車検で不合格になった場合は、不具合部分を自分で直すか整備工場で整備してもらいます。

ユーザー車検を受けるときは、事前に予約し、車検で必要な書類を揃えて忘れずに持参してください。車検証や自賠責保険証明書などが必要です。

車検費用20万円の一括払いが難しい場合は?

もしも、車検を受けて請求額が20万円になり、一括での支払いが難しいというときは、工夫して対処していきましょう、どのように対処すればいいか説明します。

分割払いの相談をしてみる

一括払いが難しいときは、車検を受けた業者で分割払いできないか相談してみましょう。分割場依頼するときは、クレジットカード・ローン・自社ローンのどれかで支払います。自分でどの方法が使えるか、業者と相談しながら考えていきましょう。ローンは審査があるので、使うには事前に審査を受けて通過しないといけません。

車検の費用は基本料と法定費用の2つです。法定費用は、自動車重量税や自賠責保険料です。自動車重量税は税金であり、このような税金は基本的に一括払いであり、分割払いできないケースが多いです。そのため、業者によっては車検費用の分割払いに応じてくれない可能性もあります。

事前に車検を依頼する業者で、分割払いができるのかどうか確認しておくと、万が一高額な費用になっても、慌てずに済みます。

古い場合は買い替えも視野に入れてみよう

車検を受ける車が古く何年も乗っているなら、買い替えも検討してみましょう。車は何年も乗って時間が経てば経つほど、不具合が発生しやすくなり、故障箇所もでてきて車検での整備費用が高くなります。また、新車登録してから、13年または18年を超えると自動車税や自動車重量税の課税額が増えます。

このようなことがあるので、古い車に乗っている場合は、買い替えを検討するのも1つの方法です。もちろん、買い換えれば車購入費用が発生しますが、長い目で見ると車検費用を抑えられ、総合的に見て車へのコストを下げられます。買い替えで燃費が高くなれば、ガソリン代も少なくできるでしょう。

まとめ

車検費用は自動車の種類ごとにおおよその相場が決まっています。しかし、不具合や故障がひどい場合は、パーツやボディの交換となり、多くのお金がかかります。そのため、整備内容が多い場合は、車検費用が20万円を超える可能性が高いです。

車検費用を抑えるなら、最低限の整備で交換パーツは中古品やリバイバル品を使うようにしましょう。また、自分で行うユーザー車検をするというのも、車検費用を抑える方法です。もしも、長く乗っている古い車であれば、買い替えるというのも良いでしょう。

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著者情報

小野寺

イモラの悲劇と言われた1994年のF1レースをきっかけに、F1、ナスカー、インディー、フォーミュラEと様々なカーレース観戦にハマっています。
特にF1が好きで日本GPは鈴鹿まで行って間近でレースを見ています。
MotoGPやマン島TTも大好きです。現在は中古車情報サイトやメンテナンスサイトなどの自動車関係のライターとして、日々情報収集の毎日です。
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