車を売却する際には、任意保険の手続きが必要ですが、具体的にはどのような手続きがあるのでしょうか?
この記事では、車を売却する際の任意保険の手続きをパターン別に詳しく解説します。車両入替の条件や契約中断時の手続き、満期の場合の対応方法など、一つひとつのケースについて細かく説明します。
さらに、車を売却するときの自賠責保険の手続きについても解説します。車を売る際の任意保険の手続きについて理解を深め、スムーズな売却手続きを行いましょう。
cars AI査定は、自動車業界のビッグデータをもとに独自のアルゴリズムでマイカー相場を瞬時に算出。個人情報不要で査定は最短30秒で完了。従来の買取業者からのしつこい電話やメールに悩まされることもありません。
また、AI査定結果は保存可能。cars会員になると査定履歴をグラフ化して推移を記録できます。日々変動するデータを常に自動更新するので毎日対象車両の価格チェックが楽しむことも可能です。
さぁ、あなたも今すぐAI査定してみよう!
車を売却する時の任意保険の手続き

スムーズに車の売却を進めるためには、任意保険の手続きについて理解しておくことが大切です。
「車を買い替える場合」「しばらく車を持たない場合」「今後車を持たなくなる場合」「家族に車を譲る場合」など、考慮しなければならないケースがいくつかありますので、それぞれ解説します。
車の買い替えをする場合
自動車の売却と新しい車の購入を検討される場合、「車両入替」の手続きが必要です。
「車両入替」を行うことにより、現在の保険等級を新車に引き継ぐことが可能となります。
一方で、「車両入替」を行わずに新たな契約を結ぶ場合、等級は再び6等級からのスタートとなり、保険料の割引率が減少してしまいますので注意が必要です。
※任意保険の等級制度(ノンフリート等級)
- 等級制度は1~20等級の20段階に分かれている
- 20等級が最上位で、等級が高いほど割引率が高くなる
- 初めて加入する場合は6等級(または7等級)からスタート
- 1年間保険を使わなければ、次年度に等級が1つ上がる
しばらく車を持たない・もう車は持たない場合
車を手放す時点で、将来的に再び車を購入する可能性がある場合は、保険会社で「契約中断」の手続きを行います。
車を完全に手放し、今後は車を保有しない場合には「解約」の手続きとなります。
手続きをすることで、年払いの場合は解約返戻金が支払われるケースがあり、月払いの場合でも不要な保険料の支払いを避けることができます。
自動継続特約が付いている場合、手続きをしないと契約が自動更新され、保険料の支払いが続いてしまうため注意しましょう。
■ 契約中断のメリット
「契約中断」を行うと、現在の等級を最長10年間保持できます。
車を再度購入した際に任意保険を「再開」すれば、契約中断前の等級を引き継ぐことが可能です。
また、再開するまでの間は保険料の支払いは不要です。
契約中断をせずに再加入した場合、等級は6等級からのスタートとなるため、将来的に再び車に乗る可能性がある場合は契約中断を選択するとよいでしょう。
家族に車を譲る場合
家族に車を譲渡する場合は、任意保険の「名義変更」手続きが必要です。
任意保険には「契約者」「記名被保険者」「車両所有者」という3つの名義があります。
実際の使用状況と名義が一致していないと、事故時に適切な補償を受けられない可能性があるため、正確に変更しましょう。
車両入替には条件がある

任意保険の「車両入替」には条件があります。
「車の所有者の条件」と「車の用途車種の条件」の両方を満たす必要があり、条件は保険会社ごとに異なります。事前に確認しておきましょう。
車の所有者の条件
車両入替を行う場合、新しい車の所有者は以下のいずれかに該当する必要があります。
- 入替前と同一の所有者
- 記名被保険者
- 記名被保険者の配偶者
- 記名被保険者または配偶者の同居親族
- ディーラー(所有権留保)
- リース会社(契約期間1年以上)
車の用途車種の条件
入替後の車が「自家用8車種」に該当していれば車両入替が可能です。
- 自家用普通乗用車
- 自家用小型乗用車
- 自家用軽四輪乗用車
- 自家用軽四輪貨物車
- 自家用小型貨物車
- 自家用普通貨物車(最大積載量0.5t超2t以下)
- 自家用普通貨物車(最大積載量0.5t以下)
- 特殊用途自動車(キャンピングカー)
任意保険を契約中断する時の手続き

任意保険の「契約中断」とは、一時的に車を手放す際に、等級を維持できる制度です。
車を使用しない期間は保険料の支払いが不要となり、次回契約時に等級を引き継げます。
中断証明書の発行と条件
契約中断には「中断証明書」の発行が必要です。
発行期限は保険会社により異なり、満期日または解約日から「13か月以内」「5年以内」などの制限があります。
主な発行条件は以下のとおりです。
- 等級が7等級以上
- 車両の売却・譲渡・廃車が完了している
- 盗難・災害による滅失
- 車両入替が完了している
- 車検切れで未使用
- 抹消登録が完了している
必要な書類
中断証明書の発行には、以下の書類が必要です。
- 中断証明書発行依頼書
- 譲渡証明書
- 保険証券
- 売買契約書
- 自動車検査証(車検証)
- 登録事項証明書(普通車)
- 検査記録事項等証明書(軽自動車)
任意保険が満期の場合
任意保険は満期を迎えると原則終了しますが、「自動継続特約」が付いている場合は自動更新されます。
内容変更や解約を希望する場合は、必ず事前に保険会社へ連絡しましょう。
解約時の等級や払戻金の扱いについても、事前確認が重要です。
車を売却する時の自賠責保険の手続き

車を売却する際は、自賠責保険の権利も売却先へ引き継がれます。
名義変更手続きは買取業者が対応するケースが多く、売主側で特別な手続きを行う必要はありません。
残存期間分の保険料が売却価格に上乗せされる場合もありますが、条件は業者ごとに異なるため事前確認がおすすめです。
まとめ
車を売却する際は、任意保険・自賠責保険それぞれの手続きが必要です。
自賠責保険は買取業者に任せられますが、任意保険は自分で対応する必要があります。
売却が決まったら、忘れずに保険会社へ連絡し、適切な手続きを行いましょう。
cars AI査定は、自動車業界のビッグデータをもとに独自のアルゴリズムでマイカー相場を瞬時に算出。個人情報不要で査定は最短30秒で完了。従来の買取業者からのしつこい電話やメールに悩まされることもありません。
また、AI査定結果は保存可能。cars会員になると査定履歴をグラフ化して推移を記録できます。日々変動するデータを常に自動更新するので毎日対象車両の価格チェックが楽しむことも可能です。
さぁ、あなたも今すぐAI査定してみよう!




