車の売却時に求められる納税証明書とは?必要な理由と再発行方法

売却
  • 更新日:2023/10/10
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車を売却する際には、納税証明書の提出が求められますが、納税証明書とはどういった書類なのでしょうか?車の売却時に必要な理由やその重要性、さらに納税証明書を紛失してしまった場合の再発行方法について、この記事では詳しく解説していきます。

車を売却する準備をされている方や、将来的に車の売却を考えている方は、納税証明書についての知識を持っておくことが重要です。この機会に納税証明書について正確な情報を得て、スムーズな売却手続きを進めてください。

納税証明書とは

納税証明書とは、車の所有者が自動車税を滞納していないことを証明する書類です。自動車税は年に一度納める必要があり、支払いをすると納税証明書が発行されます。

この証明書を提出することにより、自動車税の滞納の有無が確認できるため、買い手も安心して取引を進めることができます。

毎年5月初旬頃に自宅に届くため、車を所有している方ならば、必ず目にされている書類となります。色々なケースで必要になりますので、しっかりと保管しておきましょう。

納税証明書を求められる理由

車の売却時には、自動車税の納税証明書が必要になります。未納の場合は、次の所有者に影響が出るだけでなく、査定額にも大きな影響を与える可能性があります。安心してスムーズな売却を行うためにも、納税証明書の用意は必ずしておきましょう。

未納の場合、次の所有者に影響がある

例えば、自動車税の納付を行わずに買取業者に車を売却した場合、次の所有者は、車検を受けられない可能性があります。なぜなら、車検は自動車税の支払いが完了していることを前提としているからです。

自動車税の納付義務は、その時点での所有者に帰属します。言い換えると、自動車税を滞納した状態で車を売却した場合、次の所有者が滞納分を支払わなければいけなくなります。

査定額にも大きく響く

自動車税を未納のままで持ち込みすると、査定額に大きく影響します。普通車の自動車税は、車の排気量によって異なり、10万円前後におよぶこともあります。これは中古車の売買において見逃せない要素となります。自動車税が未納である場合でも、車を販売することは不可能ではありません。

しかし、未納のまま車を売る場合、買取業者が未払いの税金を代わりに支払うことになります。そのため、車の査定額から未納金が差し引かれます。さらに、買取店としても手間がかかりますので、査定額に大きく影響することになります。

クレジットカード支払いの場合はWEBページから

自動車税は一般的に、銀行やコンビニなどに納付書を持参し、現金で支払いますが、一部の都道府県ではインターネット申請によるクレジットカード支払いも可能です。

クレジットカードを使用する場合、自動的に納税証明書は発行されません。代わりに、お支払い完了画面を印刷することで、代用していただけます。納税証明書を取得する手間を省き、買取業者には「支払い完了ページ」を印刷したものを提示するだけで、納税が完了したことを証明できます。お支払い後はすぐに支払い完了画面を印刷して、記録として保管することをおすすめします。

インターネット手続きで、クレジットカード支払いをした後に、実際の納税証明書を県税事務所などで発行する場合には、1〜2週間ほど時間がかかるので注意が必要です。

納税証明書を紛失した場合は再発行が可能

納税証明書を再発行する場合には、窓口または郵送での申請が可能です。再発行の手続きは、コンビニやインターネットでは行えませんのでご注意ください。再発行は、基本的に無料で行うことができますが、地域によっては手数料が発生する場合もありますので、確認しておきましょう。

納税証明書を素早く取得したい場合は、窓口へ直接足を運ぶ方法が適しています。一方、平日に窓口へ行くことが難しい方は、郵送申請をすることが可能です。

■納税証明書の再発行場所

普通自動車 都道府県の自動車税事務所など
軽自動車 市区町村役場の納税窓口など

普通自動車の場合

普通自動車の場合、管轄する各都道府県の自動車税事務所において再発行手続きを行います。一般的には、「車検証」「支払った領収書など」「身分証明書(運転免許証・パスポート・健康保険証など)」という3つの書類が必要です。ただし、地域によって異なる可能性があるため、事前に公式サイトで確認しておくことをおすすめします。

再発行の方法は、直接手続きに行くという方法以外にも、事務所に連絡して郵送で行う方法もあります。ただし、郵送の場合は届くまでに時間がかかり、車の買い替え時期に間に合わない場合もありますのでご注意ください。

また、中古車買取店の一部では、車の買い替え時や車検時に再発行手続きを代行してくれるサービスも提供しています。困ったときは、買取店やディーラーなどに、まずは相談してみることをおすすめします。

軽自動車の場合

軽自動車に関しては、一般的には市区町村役場の納税窓口で再発行を行います。納税証明書の発行に際しては、本人確認書類が必要となります。代理人による手続きの場合には、委任状も必要です。また、一部のケースでは車検証のコピーと印鑑も必要となる場合があります。

納税証明書の発行方法は、全国的に統一されているわけではなく、地域によって多少の違いがあります。詳細な手続きについては所在地の市区町村の納税課で確認することができます。

車売却時に必要な書類

車を売却する際には、納税証明書だけでなく、他にもいくつかの書類が必要です。ここでは、それぞれの書類について簡単に説明します。

まとめ

今回の記事では、車の売却時に求められる納税証明書について詳しく解説しました。車を売却する際には、納税証明書の提出が求められますが、これは車の取引において重要な要素となります。

車売却時の必要書類などの正確な情報を持ち、適切な手続きを行うことで、スムーズに売却ができるでしょう。車の売却を考えている方や将来的に売却を検討している方は、この機会に、納税証明書についての知識を身につけておくことをおすすめします。

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