車の乗り換えは5年と7年のどちらがコスパが良いのか?

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  • 更新日:2026/05/29
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車は10年が寿命の目安と言われていますが、10年以内に乗り換えを検討する人は多いでしょう。乗り換え検討の時期としては、5年と7年があります。どちらの時期に乗り換えるのが良いか、迷うこともあります。

乗り換えるには車両代金や諸費用などがかかり、また車は時間が経つほど価値が下がります。そんな費用や車の価値を見ていくと、5年と7年どちらの時期に乗り換えるのが良いかわかるでしょう。この記事では、車を乗り換えるときに、5年と7年どちらの時期が良いのか、シミュレーションも交えてお伝えします。

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クルマの乗り換えは5年と7年のどちらが良い?

車を乗り換えるのは、5年と7年のどちらが良いのか、それぞれの年数でのメリットを見てみましょう。

5年で乗り換えるメリット

5年で乗り換えると、以下のようなメリットを得られます。

  • 現車を比較的高値で手放せる
  • 「5年で車検1回」のサイクルで乗り続けられる(新車に乗り換える場合)
  • 特別保証を継続できる(新車に乗り換える場合)
  • 状態の良いクルマに乗り続けられる(新車に乗り換える場合)

  A.現車を比較的高値で手放せる

古い車を売却して新しい車に乗り換えるという人もいるでしょう。買取価格は、新車で利用してから時間が経つほど下がります。毎年車の価値は下がっていき、10年経過すると10%程度しか価値が残りません。

5年目だと50%前後の価値が残っていることもあるように、比較的高値で車を手放せます。そのため、大幅に車の価値がなくなる前に売りに出せます。

  B.「5年で車検1回」のサイクルで乗り続けられる(新車に乗り換える場合)

車検費用を余計に払わなくて済むというのもメリットです。新車として車を利用するならば、3年経過後に1回目の車検があり、その後は2年ごとに車検を行います。新車購入から5年以内の乗り換えであれば、車検が1回で済む可能性があり、2回目の車検費用が必要ありません。

車検費用は車種や整備内容によって違ってきますが、高いと軽自動車で10万円、普通自動車で15万円ほどかかります。故障箇所があり修理したりパーツを交換したりすると、余計にお金がかかります。そんな2回目の車検費用を払わずに済むのがメリットです。

  C.特別保証を継続できる(新車に乗り換える場合)

乗り換えるときに国産の新車を買うとすれば、特別保証を受けられます。この特別保証を利用できるのもメリットです。特別保証は、車の基本性能に関係する内容を保証するようになっており、新車購入から5年目までが保証期間です。

車の運転にかかわる部分を保証します。例えば、エンジン内部の部品の不調、走行中の異音などが対象です。保証期間が終了すれば、車の故障の修理は有償となっており、費用がかかります。保証終了前に乗り換えれば、不測の事態で修理費用が発生するのを避けられます。もちろん、乗り換えで購入した新車も、特別保証が利用可能です。

  D.状態の良いクルマに乗り続けられる(新車に乗り換える場合)

5年も乗れば少々のキズや汚れも付いてくると思いますが、5年落ちはまだまだ綺麗な部類です。また、5年程度で不具合が出てくることは稀で、このサイクルで乗り換えれば状態が良い車に乗り続けられます。不具合がでなければ、修理費用がかかりません。

車は常に新しいモデルが発売されており、日々燃費が改善され、装備も向上しており、安全機能の性能が高くなっています。5年経過後に乗り換えれば、そんな最新の装備や機能が備わった、燃費がより良い車に乗ることも可能でしょう。今乗っている車の、新しいモデルに乗るということもできる場合もあります。

7年で乗り換えるメリット

車を7年で乗り換えるときには、以下のメリットを得られます。

  • 平均的期間でクルマを手放せる
  • 大きな不具合なくクルマに乗り続けやすい(新車に乗り換える場合)
  • フルモデルチェンジのサイクルに合わせやすい

  A.平均的期間でクルマを手放せる

日本自動車工業会のデータによると車の平均保有年数は、以下のとおりです。

  • 2015年 : 7.5年
  • 2017年 : 7.7年
  • 2019年 : 7.7年
  • 2021年 : 7.8年
  • 2023年 : 7.7年
  • 2025年 : 7.2年

このデータを見ると、およそ7年で推移しているのがわかります。

車を3年で乗り換えれば、ローンの支払が終わっていないことがあり、またトータルで見れば費用が割高になります。10年で乗り換えるとなれば、査定額が低くなり大した値段がつきません。しかし、7年で乗り換えれば、トータルで見ると割高ではなく、まだ乗り換え前の車にはある程度の価格がつきます。バランスの良い時期の乗り換えられると言えるでしょう。

  B.大きな不具合なくクルマに乗り続けやすい(新車に乗り換える場合)

仮に1年で1万kmを走るとしましょう。その場合には、10年10万kmを超えると、車のパーツが劣化して故障するようになってきて、走行に支障をきたします。

タイミングベルト・ステアリング・ミッションなどに故障が発生し、修理や交換を行わないといけません。車の各パーツは、走行中は常に過酷な環境にさらされ、自然と劣化する部分もあるので、どうしても時間ととも故障するパーツが出てきます。特に10年10万kmを超えると、故障しやすいと言われています。

しかし、7年で乗り換えれば、不具合が出る前に新しい車に乗り換えられるので、修理や交換での余計な出費がありません。

  C.フルモデルチェンジのサイクルに合わせやすい

7年ごとに乗り換えれば、車のフルモデルチェンジの時期に合わせて乗り換えしやすいです。以下にいくつかの車種のフルモデル時期を紹介します。

プリウス アルファード タント ハリアー
初代 1997年 2002年 2003年 1997年
2代目 2003年 2008年 2007年 2003年
3代目 2009年 2015年 2013年 2013年
4代目 2015年 2023年 2019年 2020年
5代目 2023年 - - -

上記は一例ですが、7年前後でフルモデルチェンジしている場合が多いです。そのため、7年で乗り換えれば、フルモデルチェンジしたばかりの新しい車に乗れます。また、市場価格の高い車に、長く乗れることともなります。なにか理由があって、車を手放さないといけなくなっても、高値で売ることができるでしょう。

5年と7年でリセールバリューはどれくらい違う?

ここからは、5年と7年でリセールバリューはどれぐらい違うのか見ていきましょう。車を売るときの価値は、状態によっても違います。今回は中古車残価表のデータを紹介します。

5年の場合・・・約14%

5年の場合のリセールバリューの残価は約14%です。リセールバリューは1年経過しただけで大幅に下がり、2年目で50%を切ります。そして5年目で14%となります。5年経過しているだけで、車の価値は大きく下がっています。まだ値段はつきますが、高値買取はあまり期待できない状態です。

ただし、車の状態や車種によってリセールバリューは違います。人気の車種であれば、5年落ちでも十分な価値があるので、ある程度の買取額は期待できるでしょう。

7年の場合・・・約7%

7年落ちの車のリセールバリューは約7%です。7%というとほとんど価値が残っていません。6年を経過すると10%を切り、それ以降は一桁のリセールバリューです。値段がつけばいいなぐらいの気持ちで買い取ってもらうと、余計な期待をせずに済むでしょう。

ただし、今回紹介したのは中古車のリセールバリューです。新車に乗っているならば、7年経過後のリセールバリューは、もう少し高くなるでしょう。

【5年・7年】クルマの乗り換えシミュレーション

車を乗り換えるときに、5年と7年で乗り換えるときには、どれぐらい負担額が違うのか比べてみましょう。仮定として、車両本体価格300万円の車を乗り換えるとして、以下におおよその費用を記載します。

5年で乗り換える場合 7年で乗り換える場合
車両本体費用 300万円 300万円
車検・法定費用 14万円 28万円
自動車税 20万円 30万円
リセール ▲100万円 ▲50万円
実質年間負担額 46万8,000円 44万円
実質月間負担額 3万9,000円 3万6,000円

自動車税額や車検・法定費用は、7年で乗り換える場合の方が高いです。そしてリセール価格は、7年で乗り換える場合の方が低いです。このような結果となっており、上記シミュレーションだと、5年と7年で乗り換えるときには、負担額は年間で2万8,000円ほどしか違いがありません。

このため、コストパフォーマンスとしてはそれほど変わりはないので、乗りたい車が見つかれば、5年で乗り換えても大幅な負担増とはならないでしょう。

車の乗り換えは5年と7年どっちがおすすめ?迷ったときの判断基準は?

シミュレーションの通り、5年と7年での乗り換えはトータルの年間負担額に大きな差はありません。

だからこそ「結局自分はどちらを選べばいいの?」と迷ってしまうものです。どちらがおすすめかは、以下の3つの判断基準を参考にしてみてください。

  • 車の走行距離で決める
  • メーカー保証が切れるリスクを許容できるかで決める
  • 次のライフステージの目処で決める

車の走行距離で決める

走行距離は車の寿命や消耗度を測る最も分かりやすい指標です。

目安として、年間1万km以上走る「過走行気味」な方は5年での乗り換えがおすすめです。5年で5万kmを超えると、タイヤやバッテリー、ブレーキパッドなどの高額な消耗品の交換時期が一気に押し寄せます。

逆に、年間の走行距離が5,000km未満など「街乗りメインであまり距離が伸びない」という方であれば、7年(3〜4万km程度)乗っても車自体の痛みが少ないため、7年までじっくり乗る方が恩恵を受けやすいでしょう。

メーカー保証が切れるリスクを許容できるかで決める

新車購入時についてくる国産車の「特別保証(エンジンやミッションなど走るための重要部品の保証)」は、一律で5年(または10万km)と定められています。

5年で乗り換える場合は常にこの保証に守られた状態をキープできますが、7年まで乗る場合は「保証が切れた後の2年間」を過ごすことになります。

万が一、6年目や7年目に高額な主要部品が故障した場合、数十万円の修理費を実費で支払うリスクが発生します。この「もしもの修理リスク」を許容できるか、それとも徹底的に安心を買いたいかが大きな分かれ目です。

次のライフステージの目処で決める

車は生活環境(ライフステージ)に最も影響を受ける買い物です。

今後2〜3年の間に「結婚する」「子供が生まれる」「子供が自立して大きなミニバンが必要なくなる」「転勤や引っ越しで乗る頻度や駐車環境が変わる」といった明確な変化が予想されるでしょうか。

ライフステージの変化が近いなら、変化に合わせ「5年」のタイミングで乗り換えるのがスマートです。

逆に、しばらく家族構成や用途が変わる予定がないのであれば、腰を据えて「7年」まで乗り続ける方が無駄な諸手続きを減らせます。

5年・7年での乗り換えが向いている人の特徴

ライフスタイルや価値観によって、どちらのサイクルが最適かは人それぞれ異なります。それぞれの年数に向いている人の具体的な特徴を以下にまとめました。

5年が向いている人

5年での乗り換えは、「安心感」と「新しさ」を最優先したい方に最適です。

  • 最新の安全装備やトレンドの機能に常に触れていたい人
  • 急な故障や修理の出費を徹底的に避けたい人
  • 2回目の車検代(5年目)を払いたくない人

最新の安全装備やトレンドの機能に常に触れていたい人

自動車の安全技術(自動ブレーキや運転支援システム)やコネクティッド機能の進化スピードは年々加速しています。
5年も経てば、車の安全性能の基準はガラリと変わるため、常に家族を守る最新の安全装備や、最新トレンドの快適機能を使いこなしたい先進志向の方は5年周期が向いています。

急な故障や修理の出費を徹底的に避けたい人

前述の通り、5年を過ぎるとメーカーの特別保証が切れるだけでなく、機械としての経年劣化による不具合リスクがどうしても高まります。
「ある日突然、愛車が故障して想定外の出費に怯えたくない」「常に故障の不安ゼロで快適に乗りたい」という確実な安心を求める方は、5年目がベストな手放し時です。

2回目の車検代(5年目)を払いたくない人

新車から5年目のタイミングには「2回目の車検」が待ち受けています。
この時期は点検費用だけでなく、各種ゴム類の劣化やパーツ交換が重なり、1回目よりも車検費用が高額になりがちです。この高くなる2回目の車検代を「どうせ払うなら、次の車の頭金に回したい」と合理的に考える人は、5年満了直前の乗り換えが向いています。

7年が向いている人

7年での乗り換えは、「コストパフォーマンス」と「手続きの少なさ」を重視する方に最適です。

  • 値落ちしやすい車種に乗っている人
  • 購入時の初期費用や諸手続きの頻度を減らしたい人
  • 走行距離が少なく、5年を過ぎても故障リスクが低い人

値落ちしやすい車種に乗っている人

人気SUVやミニバン、一部の限定車などを除き、一般的なセダンやハッチバック、不人気車種などは最初の3〜5年での価格下落(値落ち)が非常に激しいのが特徴です。
こうした「5年で売ってもあまりリセールが期待できない車種」に乗っている場合は、あえて5年で手放さず、7年の車検満了まで乗り潰す勢いで使い切る方が、結果的に1年あたりのコストを抑えられます。

購入時の初期費用や諸手続きの頻度を減らしたい人

車の乗り換えには、車両代金だけでなく登録諸費用や税金、車庫証明の取得、任意保険の車両入替など、多くの煩雑な手続きと初期費用が発生します。
5年ごとにこれらを繰り返すのが「面倒くさい」「お気に入りの車だから、できるだけ長く手続きなしで乗りたい」というマメな手続きが苦手な方は、7年サイクルが心地よいペースと言えます。

走行距離が少なく、5年を過ぎても故障リスクが低い人

「週末の買い物や近場へのドライブ程度しか使わない」という場合、5年経っても走行距離が2万〜3万km台ということも珍しくありません。
このように極端に走行距離が少ない車であれば、5年を過ぎてメーカー保証が切れたとしても、パーツそのものの摩耗が少ないため急な故障リスクは低いです。

良好な状態を保ったまま、費用対効果を最大化して7年目まで乗るのが最もお得な選択肢になります。

クルマを5年で乗り換えるか迷った場合に考えること

車を乗り換えるときに、5年で乗り換えるかどうするか迷ったら、以下の点を考えてみましょう。

  • 「欲しい!」と思えるクルマがあるか
  • 現車にどれくらい不便を感じているか
  • フルモデルチェンジの前か
  • 車に不具合はないか
  • 今売却したらいくらになるのか

それぞれのポイントを説明します。

「欲しい!」と思えるクルマがあるか

新しい車に乗り換えるかどうか迷うときには、欲しいと思う車があるのかどうか考えてみましょう。車を乗り換えるきっかけとなるのは、欲しい車が見つかったときがその1つです。コストパフォーマンスだけではなく、見た目やブランドで憧れがあるならば、乗り換えを検討する時期かもしれません。

一目惚れする車に出会った、試乗して心を揺さぶられる車が見つかった、広告を見てぜひとも欲しいと思う車があった、このような場合には乗り換えを検討してみましょう。まずは、買いたい車に試乗してみると良いでしょう。

現車にどれくらい不便を感じているか

今乗っている車が不便と感じており、不満があるならば、乗り換えを検討する時期です。特に生活環境の変化によって、今乗っている車が使いにくくなる場合があります。出産や転勤などが、その生活環境の変化です。

特に、子供ができたので今の車に家族全員乗ると窮屈だ、転勤で小さい車が必要となった、車を使う機会が減ったので燃費の良い車が良いと思った、というような場合に乗り換えを検討します。乗り換える場合は、用途を考えて、その使い道にあった車を選ぶと不満を解消できるでしょう。

フルモデルチェンジの前か

フルモデルチェンジすると、旧モデルはリセールバリューが下がり、買取価格が下がります。そのため、高いリセールを狙って、フルモデルチェンジ前に新しい車に乗り換えるというのも1つの考え方です。

一般的に車は7年前後でフルモデルチェンジされます。そのため、現在保有している車が、発売から7年前に乗り換えれば、高値で買い取ってもらえる可能性があり、リセールバリューが下がって損するのを避けて、車を乗り換えられます。

車に不具合はないか

車に不具合があれば、そのまま乗り続けるには修理しないといけないので、修理費用がかかります。タイヤやエンジンオイルなどの消耗品は、劣化して交換するにしても、それほどお金はかかりません。しかし、エアコンやエンジンなどが故障すれば、多額の修理費用が必要です。そのため、修理費用を払うぐらいならば、新しい車に乗り換えるという考えもあります。

また、エンジンにトラブルのある車は、いつ止まるかわからないので、そのまま乗り続けるのは不安です。修理してもエンジントラブルが再発するかもしれません。そんな走行に関わる不具合が発生しているならば、乗り換えを検討する場合もあるでしょう。

今売却したらいくらになるのか

5年で乗り換えるべきか、それとも7年まで乗り続けるべきか、机の上のシミュレーションだけで悩んでいてもなかなか答えは出ないものです。

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まとめ

車を5年で乗り換えても、7年で乗り換えても、負担する費用はさほど変わりはありません。

5年で乗り換える場合にも7年で乗り換える場合にも、どちらでもメリットがあります。そのため、欲しい車が見つかったときは、乗り換えのタイミングと言えるでしょう。

または、今の車への不満や不具合、リセールバリューなどを考えて、乗り換えを検討するという場合もあります。まずは、欲しい車が見つかったら試乗してみて、本当に乗り換えるかどうか考えると良いでしょう。

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著者情報

イモラの悲劇と言われた1994年のF1レースをきっかけに、F1、ナスカー、インディー、フォーミュラEと様々なカーレース観戦にハマっています。
特にF1が好きで日本GPは鈴鹿まで行って間近でレースを見ています。
MotoGPやマン島TTも大好きです。現在は中古車情報サイトやメンテナンスサイトなどの自動車関係のライターとして、日々情報収集の毎日です。
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