ローンが残っているけど車を変えたい!必要な手続きとは?

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  • 更新日:2025/08/05

車を購入するときには、ローンを利用することはごく一般的な方法です。ただし、次の車に乗り換えようと思った際、完済まで数年残っている場合もあるでしょう。

ローンが残っているけど車を買えたいという場合は、買い替えることはできるのでしょうか?この記事で、ローンの残っている車の買い替えについて解説します。

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ローンが残っていても車の買い替えは可能?

まずは、ローンが残っている車の買い替えは可能かどうかから整理してみましょう。

ローン中の車も「名義変更」で買い替え可能

結論から言うと、ローンが残っている車でも売却・下取りしてもらう方法はあるので、車を買い替えることができます。

ただし、ローン返済中の車の名義は、ディーラーや通販会社などのローンを扱う会社の名義になっていることが多く、車の利用者と所有者が異なります。

なお、ローン会社名義の車は、そのままでは自由に処分できません。そのため、売却や下取り前に車の名義を自分名義に変更する必要があります。

名義変更するには、ローンの完済が絶対条件です。車を売って(もしくは下取りにだして)、その代金をローン返済に充てます。

また、オーバーローンかアンダーローンかによって、車売却後の対応が変わります。

  • オーバーローン : 車の売却額がローンの残高よりも多い
  • アンダーローン : 車の売却額がローンの残高よりも少ない

オーバーローン、つまりは車を売った代金でローンを完済できれば、その時点で車の名義変更ができます。

しかし、アンダーローン、つまり車を売った代金全額充ててもローンが残った場合は、自分でお金を工面して残ったローンを返済しないといけません。

具体的には、自腹で返済するか、新たにローンを組んで返済するかです。

ローン組むときは、新しいクルマを買うためのオートローンに、残ったローン分も借りられる場合があります。

車が自分名義であれば制限なく買い替えできる

銀行系のローンを借りているときは、車の名義が自分名義になることが多いです。

この場合は、そのまま車を売って買い替えできます。現金で買った車を売るときと同じです。もちろん、下取りも問題なく進められます。

ただし、ローンの返済義務は完済するまで残ります。

ローンが残ったままだと新しいローンは組みづらい?

新しい車を、再度ローンで購入したい場合も多いと思いますが、この場合、現在のローンを完済できない場合は要注意です。

現在のローンの残債分は、当然ながらまだ借金の扱いです。信用情報にもこれらは記録されており、今のローンと新しいローンの合算が、現在の収入で返済できないとみなされれば、当然新しいローンは組めません。

具体的には、2つの合算の毎月の返済額が、月収の1/3を超えるとかなり審査に通りづらくなると思ってもらっていいでしょう。無理のない返済を意識するなら、毎月の返済額は月収の1/4程度までで抑えておきたいところです。

ローン返済中の車の買い替え前に確認すること

冒頭でお伝えした通り、ローン返済中の車から買い換える際は、どちらかというと今の車をどう処分するかのほうが問題になりやすいです。そこで、先にいくつか確認しておくことがあります。

車の名義

最初に今の車の名義を確認しましょう。車検証を用意してください。そして車検証の所有者の項目が誰になっているか見てみましょう。所有者の氏名または名称という項目です。

自分名義かローン会社の名義かを確認します。所有者の項目の下に所有者の住所の項目もあるので、住所も見てみましょう。自分名義かローン会社の名義かわかるでしょう。

残債

次に車のローンの残債を確認しましょう。残債を確認する方法は、以下のどれかです。

  • ローン会社のサイトで確認する
  • 支払金一覧表を確かめる
  • ローン会社に問い合わせて聞く

支払い一覧表は、月ごとの返済額と残債が記載されているので、ローンがいくら残っているかわかります。またはwebサイトで確認することもできます。どうしてもわからないときは、ローン会社に聞いてみると残債を教えてくれるでしょう。

ローン返済中の車を買い換える流れ

ここからは、ローン返済中の車を買い替えるときの流れを説明します。

1.新しい車の商談

最初は通常の購入と同じように、新しい車探しから始めた方がよろしいかと思います。

車が決まれば商談に移りますが、その商談の中で、今の車にローンが残っていることを伝えれば、今後の動き方などを詳しくアドバイスもらえるはずです。

また、今の車を売却するのか、下取りに出すのかも、商談中に決めるといいでしょう。

2.査定(売却額が残債を超えるか確認)

続いて、今の車の査定を受けましょう。下取りの場合は車を購入するカーショップが査定をしてくれ、買取の場合は別途自分で車買取店を見つけます。

査定結果がローンの残債よりも高いときは、そのまま車の売却手続きを進められます。査定額のほうが低いときは、車の売却額を使って返済したローンの残債分のお金を、どのように工面するか決めないといけません。

なお、査定額は下取りよりも買取のほうが伸びやすいというのが一般的なので、完済資金を多く確保したいのであれば売却の方がおすすめです。

3.完済資金の工面

今の車を手放して得るお金でローンを完済できないとき(アンダーローンの場合)は、残ったローンをどのように返すか考えます。ローンのお金を工面する方法は以下のとおりです。

  • 残ったローンを自腹で返済する
  • 別のローンを借りて返済する
  • 新しく買う車のローンに返済分を上乗せする

新しい車もローンで購入する際は、現在のローンの残り分を上乗せできないか相談してみると良いです。

4.売却・下取り手続き

ローン完済できる見込みがつけば、車の売却や下取りの手続きに進めます。車買取店舗で車の名義変更をしてもらう以外は、通常の売却手続きと同じです。車を売るときの必要となる、車検証や納税証明書などの書類を用意してください。

5.名義変更手続き・ローンの完済(カーショップで代行)

車の名義変更はカーショップが行ってくれます。名義変更とローンの完済を一緒に行うのが一般的です。名義を変更して、ローンが完済されると、店舗から連絡がくるので待ちましょう。

自分で名義変更することも可能です。店舗に任せるのが心配だというときは、必要書類を揃えて自分で名義変更をしてください。

売却で入金がある場合は、車の売却代金からローンの残債分を引いた金額が振り込まれます。例えば、売却代金が120万円で、残債が50万円であるときに振り込まれる金額は70万円です。

6.新しい車の購入手続き

上記の通りローンを完済する目処がたち、名義変更がきちんと終われば、新しい車の購入手続きに進むことができます。

ここまでが、ローンが残っている車の買い替えの一連の流れです。

アンダーローンの場合の車の売却方法

車の買取代金でローンを返済しても完済できないときは、先に説明のとおり、自腹で完済する・別のローンで完済する・新しい車のローンに上乗せするという方法が使えます。それぞれの完済方法を説明します。

1.自分で差額残債を工面する

まとまったお金が用意できる人は、自腹でローンを完済できます。アンダーローンの返済方法の中でも最もシンプルな方法です。貯金を崩す、積立金の一部を下ろすなどで対応します。自腹で支払う分は、買取店舗に追加金として払うケースが多いです。

2.別のローンに借り換える

別のローンを借りるか、乗り換えるかする方法です。新しくローンを組めばいいので、可能な方法です。ただし、新たなローンの返済を行うこととなり、金利が高くなるのが普通です。

3.おまとめローンにする(新しい車のローンに上乗せする)

新しい車のローンに残債分を上乗せするか、おまとめローンでローンを一本化する方法です。この場合でも、金利が高くなることが多いです。また、新しい車のローンも返済することとなり、ローンの残債が一気に増えます。

まとめ

ローンが残っている車でも、売却して新しい車に乗り換えることは可能です。自分名義の車だと、通常通り車を売るときと同じようにして、買取店舗に売却し新しい車に乗り換えられます。

車がディーラーや信販会社の名義だと、そのままでは売却できません。車の名義変更をしてから、売却するという流れになります。通常は、車買取店舗が、ローンの完済や名義変更をしてくれるので、自分で変更手続きしなくとも大丈夫です。

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著者情報

小野寺

イモラの悲劇と言われた1994年のF1レースをきっかけに、F1、ナスカー、インディー、フォーミュラEと様々なカーレース観戦にハマっています。
特にF1が好きで日本GPは鈴鹿まで行って間近でレースを見ています。
MotoGPやマン島TTも大好きです。現在は中古車情報サイトやメンテナンスサイトなどの自動車関係のライターとして、日々情報収集の毎日です。
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