車の乗り換え時に下取りを利用するメリット・デメリットとは?

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  • 更新日:2025/08/25

乗り換えるときに保有している車を手放す方法の1つが下取りです。手続きが簡単であり、下取りしてもらった車を、新しい車の購入資金に充てられます。すぐに新しい車に乗り換えられる方法ですが、下取り価格が思ったよりも低くなることもあります。

下取りは得なのか?と疑問に思う人もいるでしょう。この記事で、下取りのメリットとデメリットを説明します。車を下取りしてもらおうかどうか検討している人に、参考になる記事です。

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車の下取りとは?どのようなシステムなのか?

下取りはディーラーで保有している車を買い取ってもらい、その買取代金を次の車の購入資金に充てる方法です。このため、今持っている車を下取りしてもらった後は、ディーラーが扱う車を購入します。新しい車の車両価格から、下取りしてもらった車の買取代金を引くことができ、残りが支払う金額です。

以下のような流れで、下取りから乗り換えまで行います。

  1. 次に乗る車を決める
  2. ディーラーで新車と保有車下取りの見積もりをする
  3. 新車の購入契約と保有車の下取り契約を結ぶ
  4. 必要な代金を支払う
  5. 新車が納車される

下取りしてもらうときは、乗り換える前提であるため、ディーラーが扱う車の中から次に乗る車を決めておきます。その後、ディーラーで見積もりしてもらい、契約・支払い、そして新車の納車という流れです。見積もりに納得いかないときは、交渉が可能です。

早ければ、見積もりや下取りは、ディーラーに行ったその日に完了できます。ただし、新車の納車までは時間がかかるので、乗り換えするにはある程度の時間が必要です。

車の下取りを利用するメリット・デメリット

車を下取りしてもらうときの、メリットとデメリットには何があるのか見てみましょう。

下取りのメリット

下取りのメリットは、以下の2点です。

  • 同一店舗で乗り換えが完結できる
  • 直前まで今の車に乗っていられる

同一店舗で乗り換えが完結できる

同じ店舗で乗り換えが完結するというのが、メリットの1つです。車の下取りも、新しい車の購入も1つのディーラーで完結します。手軽に新しい車に乗り換えられる方法と言えるでしょう。

中古車買取店舗で車を買い取ってもらい、他の店舗に出向いて欲しい車を買うというようなことは必要ありません。いくつもの店舗に足を運ぶことなく、車を乗り換えられるので手間のかからない方法です。

車の売却から、新しい車の購入までの労力を少なくでき、車の売却や購入に関する手続きも、1箇所のお店で済ませられるので、手続きの手間を少ないです。

直前まで今の車に乗っていられる

新しい車に乗り換えるまで、古い車に乗っていられるというのもメリットです。下取り後に車引き取り、そして購入した新しい車の引き渡しとなるので、古い車の引き取りから、新しい車の引き渡しまでタイムダグがほとんどありません。

新車を購入するときには、売買契約から納車まで数ヶ月かかるのが普通です。遅いと半年以上もの時間を要します。下取りだと、査定後に新しい車を購入するタイミングで、古い車を引き渡します。新しい車が納車されるまで、古い車を使える場合が多いです。納車日が遅れれば、その日に古い車を引き取ってもらうこともできます。

車が使えない期間がほとんどなく、スムーズな乗り換えが可能と言えます。

下取りのデメリット

下取りにはデメリットも存在し、以下の2点が該当します。

  • 下取りの相場は低い傾向がある
  • 査定基準が固定的で柔軟性がない

下取りの相場は低い傾向がある

下取りは、買取に比べると査定額は低くなる傾向にあります。人気カラーや人気オプション、市場のニーズなどは考慮しないため、査定額が低くなりやすいです。

買取だと純正オプションは査定でプラスになりやすいですが、下取りだど査定評価されず、プラス査定になりません。また、ユーザーは車を引き取ってもらうつもりで下取りを利用するので、わざわざ高値にする必要もありません。他店と価格を比べて、より高値の査定にするようなことも行わないです。

市場のニーズや相場が反映されにくく、他店との査定額競争もしないため、買取に比べると査定額は低くなりやすいです。

査定基準が固定的で柔軟性がない

下取りでの査定基準はマニュアルに従うので固定的であり、柔軟に対応してもらうのが難しい場合が多いです。車の走行距離や年式、修理歴などに従い、決まっている基準に照らし合わせて査定します。

ユーザーとしてのアピールも考慮されにくいです。例えば、大切に車を使用した、新しいタイヤに交換していたなどのアピールが通らないこともあります。

人気や時期での需要も反映されにくいです。最近人気のある車種や、新年度で車の需要が高まる時期であるというようなことは、査定で考慮されません。マニュアルに従って査定をするので、交渉余地が少ないです。

車の乗り換えで下取りが向いているケースとは?

車を乗り換えるときに、下取りが向いているのはどのようなケースでしょうか?下取り以外の方法で向いているケースも合わせて紹介します。

車の乗り換えで下取りが向いているケース

車を買い替えるときに、以下のケースだと下取りが向いています。

  • 同一店舗で手続きを完結させたい場合
  • 買取に出しても査定額が伸びない車の場合

A.同一店舗で手続きを完結させたい場合

1つの店舗で車の売却や購入を全て済ませたいときは、下取りが向いています。車を売って新しい車を買うまでを、1つの店舗で行うのが下取りです。

最初に店舗に車を持ち込み、査定してもらい下取りしてもらいます。同じ店舗で車を購入しますが、そのときに下取り金額を、購入金額として割り当てます。2店舗3店舗と、足を運ぶ必要がありません。すべて1つの店舗で済ませられます。

車の売却も購入も同じ店舗で行えるので、手続きで手間をかけたくないときに下取りを利用します。

B.買取に出しても査定額が伸びない車の場合

買取で査定してもらっても、たいした査定額がでない場合も、下取りが適しています。走行距離が多い場合や、発売から年数の経っている低年式だと、下取りに向いている車です。

例えば、10年10万kmを超えているような車です。そのような車は、日本では価値が薄れて買取では、高値はつきません。思った以上に低い査定額になるでしょう。買取前に車を掃除してきれいにしても、高価買取は期待できません。

買取での査定額が低い車は、下取りでも似たような査定額になることが多いので、車の売却や購入での手間を省く意味でも、車を売るときは下取りで構いません。

下取り以外の選択肢も検討すべきケース

以下のようなケースだと、下取り以外の選択肢も検討したほうが良いです。

  • 買取価格にこだわりたい場合
  • 高年式・低走行車の場合
  • 輸入車や市場人気の高い車の場合

A.買取価格にこだわりたい場合

買取価格にこだわりたいとき、それは、できるだけ高価買取を希望する人は、下取り以外の車の売却方法を検討してください。下取りは、中古車市場の相場や車のオプションの価値などが反映されにくいので、車本来の価値より低い査定額になりやすいです。そのため、売却希望額よりも、低い金額で車を手放す結果となります。

高値での車の買取を希望するときは、下取り以外の方法で売るようにしましょう。車を売る方法には、下取り以外に買取もあります。買取だと、下取りよりも高値での車の売却が可能です。

B.高年式・低走行車の場合

発売されてから年数の経っていない車や、走行距離の短い車は、下取り以外の方法で売るほうが良いです。それは、下取りだと高値で売れるような状態の車でも、査定額が低くなることが多いからです。

車の価値を決める1つの要因が発売からの年数であり、年数が短いほど高値がつきます。また、走行距離も車の価値を決めるので、短い走行距離であるほど、高値になりやすいです。特に発売から間もない車で、殆ど走っていない車は価値が高いです。

そのため、高年式や低走行車を売るときには、下取り以外の方法を使うと、より高い価格で売却できます。

C.輸入車や市場人気の高い車の場合

輸入車や市場で人気の高い車も、下取り以外の方法で車を売ったほうが良いです。下取りだと、査定額が低くなることが多いので、他の方法で車の売却を行いましょう。

下取りしてもらおうと、ディーラーに輸入車を持っていっても、思ったほどの査定額はつきません。これは、ディーラーが持っている販路が限られているためです。特に年数が経過している輸入車ほど、リセールが低いので査定額がゼロとなる場合も珍しくありません。

市場で人気の高い車は、それだけ価値があり高値で売れる車です。市場価格が反映されにくい下取りだと、どんなに人気の車でも査定額は下がります。

このような理由かた、輸入車や市場で人気の高い車は、下取り以外の方法で車を売ることをおすすめします。車を売却する方法の1つが買取です。下取り以外の売却方法を検討しているときは、買取で車を売ると良いでしょう。

下取り金額と市場価格を比較してみよう

車を下取りに出す場合は、先に市場価格を調べておくと良いです。市場価格が分かれば、下取り価格が市場の相場よりも高いのか低いのかわかり、納得して下取りに出せるでしょう。

市場相場はcars AI査定で調べることができ、下取り相場はトヨタの下取りシミュレーターでわかります。それぞれのサイトで相場を調べて、市場相場と下取り相場の価格の差が大きいときは、下取り以外の方法での車の売却を検討したほうが良いでしょう。

もちろん、cars AI査定とトヨタ下取りシミュレーターで相場を比べるときは、グレードやボディカラーは同じにしてください。

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他社メーカーの車は下取りで不利なのか?

ディーラーでは、他社メーカーの車を下取りすることも可能です。例えば、ダイハツの車をトヨタディーラーで下取りすることができます。

営業マン次第ですが、他社メーカーの車の下取りは、査定額が下がるという噂もありますが、下がることはほぼありません。ただし、中古車買取店舗で買取してもらうよりも、査定額は低いのは間違いありません。

他社メーカーのユーザーを自社に取り込むチャンスであり、むしろ積極的に下取りしてくれます。もちろん、下取りしてもらった後は、そのディーラーで扱う車に乗り換えます。

まとめ

下取りを利用すると、1つの店舗で車の売却から購入まで行うことができます。手間をかけずに車を乗り換えられる方法です。新しい車を購入するまで、古い車に乗っていられるので、車に乗れない時期があると困るときにも、下取りはおすすめです。

ただし、どんな車でも査定額が低くなる場合があります。高値で車を売りたいときには、おすすめできない方法です。高値を希望するときは、下取り以外の方法を検討してください。

使い方は超カンタン!

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著者情報

小野寺

イモラの悲劇と言われた1994年のF1レースをきっかけに、F1、ナスカー、インディー、フォーミュラEと様々なカーレース観戦にハマっています。
特にF1が好きで日本GPは鈴鹿まで行って間近でレースを見ています。
MotoGPやマン島TTも大好きです。現在は中古車情報サイトやメンテナンスサイトなどの自動車関係のライターとして、日々情報収集の毎日です。
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