
CMなどでアピールされている「月額〇〇円」というカーリースの料金は、必ずしも総額とは限りません。必要なオプションや補償などを追加すると、それよりも高額になるケースも多くあります。そのためよく確認しておかないと、「思っていたよりも高かった」と見積もり段階になって初めて知ることになってしまいます。
この記事では、カーリースの総額シミュレーションができるおすすめサービスと、できるだけリース料金を抑える方法について詳しく解説します。
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カーリースの総額シミュレーションができるおすすめサービス5選!
近年では、さまざまな個人向けのカーリースサービスが登場しています。ただ、金額の表示の仕方や月額料金に含まれる項目、オプションの選択肢などはサービスによって異なるため、総額を正しく把握することが大切です。
ここでは、実際に支払う月額料金の総額を把握できるシミュレーションを用意しているカーリースサービスを見ていきましょう。
carsマイカー定額
頭金なし、月々6,930円~のリーズナブルな金額で利用できる「carsマイカー定額」。シミュレーションは車検やメンテナンスの有無を選べるため、オプションをすべて追加したらどの程度の料金がかかるのかを簡単に把握できます。
さらに、グレードや駆動(4WD/2WD)、ハイブリッドモデルかガソリンモデルかなど、クルマの詳細部分まで選択することができます。「自分でプランを決める楽しさ」を兼ね備えているのも、carsマイカー定額の特徴です。
また、カーリースに適した任意保険の用意もあるため、任意保険料をカーリースの月額料金にまとめることも可能。契約時の等級が契約満了まで引き継がれ、契約期間中は保険料の変動がないのもうれしいポイントです。
コスモMyカーリース
画像引用:コスモMyカーリース
コスモ石油が手掛ける「コスモMyカーリース」。オンラインでのシミュレーションは月間走行距離やETC、ナビなどかなり細かい部分まで設定できるので、月額料金の目安がつけやすいメリットがあります。
また、加入するプランに応じたガソリン代の割引が受けられるのは、ガソリンスタンドが展開するサービスならではです。カーリース料金の支払いは銀行振り込みのほかクレジットカードでの支払いも可能。さらに、免許の返納や家族構成の変更など、一定の条件を満たせば解約金なしで中途解約ができるなど、安心して利用できる仕組みが整っています。
クルカ
画像引用:クルカ
「クルカ」は、短期契約が特徴の新車サブスクリプションです。契約期間は最長3年間なので、長期契約に縛られずライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。
シミュレーションでは月額総額が確認できるのはもちろん、ローン購入や現金一括購入との比較が可能なので、他の購入方法とも比較できるのが特徴といえるでしょう。
最低価格保証もあり、同条件で他社より高ければ相談することもできるため、2~3年程度の比較的短期間のリースでできるだけ安く利用できるサービスを探している方におすすめです。
ニコノリ
画像引用:ニコノリ
リーズナブルな価格設定で知られる「ニコノリ」。ボーナス併用払いであれば月々5,500円~と、スマートフォンの料金感覚で気軽にカーライフが始められます。
ニコノリでは5年契約のクローズドエンド契約、5年間での走行距離3,000km、メンテナンスパックのうち「ライトプラン」を選択した場合の月額料金の総額が確認可能です。登録諸費用や車検、点検費用、税金なども含めてローンや購入とも比較できるので、無理なく利用できるか、自身にどの買い方が向いているのかをじっくり検討できるでしょう。
また、ニコノリでは複数の信販会社と提携しているため、審査に不安がある方もチャレンジしやすいのではないでしょうか。
スズキ定額マイカー7
画像引用:スズキ定額マイカー7
スズキのサブスクサービスである「スズキ定額マイカー7」は7年契約のみではあるものの、契約から5年経過後はいつでも乗り換えが可能です。スズキの車であればすべて利用できるわけではなく対象車種は限られていますが、ハスラーやスペーシア、ソリオ、スイフト、フロンクスなど、人気のモデルがラインナップされています。
月額料金にはメンテナンスや車検に加え、任意保険も含まれます。任意保険は一律の保険料である「サブスクフリート保険」と、それまでの等級をそのまま引き継げる「リースカー専用保険」から選択できるのが特徴です。シミュレーションでは、「サブスクフリート保険」での任意保険料を含めた総額が確認できます。
カーリースの料金を安く抑えるには?
カーリースの月額料金は、車両価格に比例して高くなります。そのため車両本体価格が安いモデルを選ぶとカーリースの月額料金は抑えられますが、それ以外にも方法があるため、詳しく見ていきましょう。
リセールバリューの高い車種を選ぶ
リース契約の月額料金は、契約満了後の車の価値である残存価格(残価)をもとに算出されます。そのため、リセールバリューが高い車ほど残価が高く設定され、相対的に月額費用が抑えられる仕組みといえます。
たとえば「carsマイカー定額」で最安月額料金を実現しているスズキ・ジムニーは、人気が高く納車までに時間がかかることもあり、軽自動車の中ではリセールバリューがかなり高い車種といえます。
以下に、リセールバリューが高いとされる車種の例を紹介します。
- トヨタ・ランドクルーザー
- トヨタ・アルファード
- トヨタ・ハイエース
- トヨタ・カローラクロス
- ホンダ・N-BOX
- スズキ・ハスラー
ボーナス払いを含める
ボーナス併用払いが利用できるカーリースの場合、ボーナス払いを設定すればその分月々の支払額は抑えられます。特にボーナス時加算額やボーナス月を自由に設定できるサービスであれば、無理のない支払い計画が立てやすいでしょう。
ただし、ボーナス月の負担は大きくなるため、しっかりとシミュレーションして支払額がどの程度になるかを事前に確認しておくことが大切です。また、ボーナスはその性質上必ず支払われる保証があるものではなく、場合によっては支給がなかったり少額の支給になったりするリスクがある点にも注意しましょう。
契約年数を長くする
カーリースの月額料金は、総額を契約月数で割って算出します。そのため、契約年数を長くすると月額料金は安くなります。
ある程度長く車を使用する予定であれば、短期契約を繰り返すよりも初めから長期契約にすることをおすすめします。
走行距離を短めに設定する
カーリースでは、契約時に年間や月間の走行距離を設定するのが一般的です。この距離が短いほど、車両の価値が高く保たれると見なされ月額リース料が抑えられます。ただし、設定した走行距離の上限を超えて走行した場合は、契約満了時に超過金の支払いが求められるため注意が必要です。
遠出することはほとんどなく日常の買い物や送迎がメインという方であれば、走行距離が短いプランを選ぶといいでしょう。一方、毎日高速道路を使うような遠距離通勤をする、毎週末ロングドライブをする、という場合はある程度走行距離の余裕を持たせてほうが安心かもしれません。
カーリースの料金は月収の何割ぐらいが妥当?
カーリースを検討する際には、「毎月の支払いが家計にどの程度影響するのか」を見極めることが重要です。「carsマイカー定額」では、月収の2割程度をベースにリース料金を収めることを推奨しています。
実際、家計のバランスを考えるうえで、月収に対する2割という水準は比較的無理のない範囲といえるでしょう。これを超えると、他の支出とのバランスが取りにくくなり、生活の余裕がなくなる可能性があります。
この考え方は、ローンやクレジットなどの「返済比率」の基準とも関連しています。返済比率は年収に対してローンなどの返済額がどれくらいの割合を占めるかを示す指標です。一般的に、住宅ローンでは返済比率が年収の25〜30%以内に収まることが望ましいとされています。
カーリースの場合住宅ローンよりも金額が小さいため、それよりも若干金額を抑えた2割程度が適正といえるでしょう。
また、消費者金融には「総量規制」という基準があり、年収の1/3を超える借入れが原則として制限されています。こうした点からも月収の3割を超える支払いは家計を圧迫するリスクがあるといわれているため、高くても3割は超えないように選ぶことをおすすめします。
まとめ
カーリースはいったん契約すると中途解約ができないのが一般的なので、契約前にしっかりとシミュレーションして総額を確認しておくことが大切です。できるだけ安い料金で希望の車種を利用したいのであれば、走行距離や契約年数の設定を工夫してみるのもいいでしょう。
月収とのバランスも踏まえつつ、無理のないプランでカーライフを楽しんでください。