
費用を抑えて毎月の定額だけで車を利用できるのがカーリースです。初期費用がかからず、頭金も必要ないので、まとまったお金がなくても車を利用できます。
1ヶ月で何kmと走行距離制限が設けられている場合が多いですが、走行距離制限なしのカーリースも登場しています。距離制限がなければ、好きなだけ車を利用できるでしょう。この記事では、走行距離制限なしのおすすめカーリースや、利用時の注意点などを紹介します。
【カーリースをご検討中の方へ】
carsでは、月々6,930円〜利用できるカーリースサービス「carsマイカー定額」を提供しています。もちろん、初期費用・頭金0円、税金や自賠責、車検費用など全てコミコミです。
1〜3年の短期契約も可能で(1〜9年で契約可能)、国産車、輸入車と幅広い車種を取り揃えております。お客様のオーダーに沿ってお車を手配することも可能です。
- 費用やプランなど、サービスの詳細を聞きたい
- どんなプランが良いのかアドバイスをもらいたい
- 乗りたいクルマがあるので探して欲しい
などなど、お気軽にご相談ください。

目次
走行距離制限なしのおすすめカーリース5選
ここからは、走行距離制限なしのプラン設定ができるおすすめカーリースを紹介します。
いずれも全国対応のカーリースですので、気になるサービスがあればぜひ申し込みを行ってみてはいかがでしょうか。
- carsマイカー定額
- MOTAカーリース
- ニコノリ
- カーコンカーリース
- コスモMyカーリース
carsマイカー定額
契約年数 | 1〜9年 |
---|---|
走行距離制限 | 自由に設定可能 |
カスタム制限 | 不可 ※応相談 |
もらえるプラン | あり(買取方式) |
最初におすすめするのがcarsマイカー定額です。
選べる契約期間と価格設定が非常にバランスの取れたカーリースで、幅広い方のニーズに応えられる設計となっています。
また、ネット申し込みで完結するわけではなく、電話やオンライン商談を使ってエージェントが一人一人に対応しますので、不明点があればなんでも相談できる点も安心です。
さらに、非常に柔軟性の高い点も特徴で、走行距離上限や残価設定なども相談に応じて自由に設定できるため、ユーザーファーストなサービスとなっています。
「はじめてのリースで不安がある」「細かい希望を聞いてほしい」という方には特におすすめのサービスですので、気になる方はご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
MOTAカーリース
画像引用:MOTAカーリース
契約年数 | 7年・9年・11年 |
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走行距離制限 | 原則無制限 ※返却する場合は2000km/月 |
カスタム制限 | 原則可能 ※返却する場合は要相談 |
もらえるプラン | あり |
MOTAカーリースは「最後にもらえる」をコンセプトにしたカーリースです。要するに、残価設定がなく、走行距離制限もカスタム制限もなく、自分の車のように自由に使える点がメリットです。ただし、残価設定がない分、「使う分だけの料金を払いたい」という動機でリースを選びたい方には不向きな点は要注意です。
しかしながら、長期契約を前提にした安い月額利用料は、とても魅力的でなカーリースです。他社と比較してみて、自分に合っていると思えば、商談申し込みを行ってみてはいかがでしょうか。
ニコノリ
画像引用:ニコノリ
契約年数 | 1〜9年 |
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走行距離制限 | 自由に設定可能 |
カスタム制限 | 不可 |
もらえるプラン | あり |
ニコノリはニコニコレンタカーが提供するカーリースです。
全国150以上のカーディーラーと提携しているほか、そもそもが全国でレンタカー事業を行う会社であるため、車の調達力には定評があり、在庫さえあれば他社より早く納車できる点を強みとしています。
また、全国1万を超える提携整備工場があるので、定期メンテナンスで困ることもないでしょう。
9年間の保証もつくので、安心して利用したい方は公式サイト等で詳細を見てみるといいでしょう。
カーコンカーリース
画像引用:カーコンカーリース
カーコンカーリースは、クルマの修理でお馴染みのカーコンビニ倶楽部が運営するカーリースサービスです。
幅広い国産車のラインナップがあり、さらに、中古車からも選べる点は他社優位点の一つでしょう。
また、基本的に残価は0円に設定されるため、月額費用は若干高めになる代わり、クルマを自由に扱えるメリットがあります。残価を気にする必要がないので、ビクビク運転する必要もありせん。
時期によっては即納車もラインナップしているので、急いでクルマが欲しい方にも向いています。気になる方は公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
コスモMyカーリース
画像引用:コスモMyカーリース
契約年数 | 3〜7年 / 9年(もらえるプラン) |
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走行距離制限 | 月1000km ※相談で変更可能 |
カスタム制限 | 加工が必要なものは不可 |
もらえるプラン | あり |
コスモMyカーリースは、ガソリンスタンドでお馴染みのコスモが提供するカーリースです。
ガソリン代が最大10円/L値引きになる特徴があり、燃費高騰が続く昨今では非常に頼もしいサービスとなっています。
また、中途解約可能なプランもあり、家族構成の変更、海外赴任等、条件を満たす場合は違約金なしで中途解約が可能となっています。将来の見通しが立てづらい方にもおすすめです。
走行距離制限なしのカーリースが向いている人
走行距離制限なしのカーリースは、以下のような人に向いています。
- 事業用としてカーリースを導入する人
- ご自身の使い方だと、月1500kmを超える計算が立つ人
事業用としてカーリースを導入する人
走行距離制限なしのカーリースだと、1ヶ月に走る距離を気にせずに車を利用できます。事業で車を使用するときには、長距離を走る場合もあるので、走行距離制限がないのと距離を気にせずに使えます。急な用事で遠出するような場合でも、距離制限のないカーリースだと利用しやすいでしょう。
また、事業用でカーリースを使うときには、初期費用を抑えて車を使える、毎月のリース料金を経費に計上できるなどのメリットがあります。
ご自身の使い方だと、月1500kmを超える計算が立つ人
旅行や出張などと長距離を走行する事が多いならば、走行距離制限のないカーリースが向いています。
走行距離制限のないカーリースであれば、旅行で車を使うにしても、好きな場所に行けます。旅行中には急に予定が変わり行き先が変更になる場合や、行きたい観光スポットが見つかり急遽向かうような場合もあるでしょう。そんな急な変更でも、距離制限がないカーリースならば、距離を気にせず車を走らせられます。
出張や出向が多い人にも向いています。特に初めて行くような場所だと、慣れない道を走るので、思った以上に走行距離が長くなることも多いです。また、早朝や深夜でも距離を気にせず自分のペースで走れるので、焦らず安全に走れるでしょう。
また、アウトドアをよく楽しむ人ならば、川や海、山などに行くことも多いでしょう。走行距離制限なしだと便利に車を利用できます。
走行距離制限なしのカーリースの注意点
走行距離制限なしのカーリースでは、以下の点に注意しましょう。
- 月額費用が高くなりやすい
- 残価設定なしのリースの場合がある
月額費用が高くなりやすい
通常のカーリースでは、残価設定を行うことで車体本体価格から残価を引き、残った金額でリース契約を行います。残った金額をリース契約月数で割った金額が月々のリース料金です。
残価設定があるので、カーリースの費用を抑えられます。しかし、走行距離制限なしのカーリースでは、残価設定がありません。距離制限がないと車の価値を維持できなくなるので、残価の設定ができなくなります。車体本体価格をもとにリース料金を考えるために、月額料金が高くなりやすいです。
残価設定なしのリースの場合がある
走行距離制限なしだと、長期間のリース契約になる場合が多いです。これは、残価がゼロになるまで契約するのが前提となるためです。
転勤や出産などのライフスタイルの変化で、車が不要となりリース車を手放したくなっても、カーリースは原則として中途解約はできません。もしも、中途解約するとなれば違約金を支払う必要があります。
このように走行距離制限なしだと長期契約となるので、長い期間使用するかどうか考えてリース契約する必要があります。安易に契約すると、中途解約によって違約金を支払う結果になりかねません。
カーリースで月間走行距離を設定するメリット
月間の走行距離設定のあるカーリースを契約するときには、以下のようなメリットが得られます。
- 適切な残価を設定できる
- 過剰な月額支払いを防げる
適切な残価を設定できる
車は新車登録後から時間が経過するほど価値が下がっていくようになっており、残った価値を残価といいます。カーリースでは、契約満了時の車の価値となる残価を設定し、車両本体価格から残価を引き、月額のリース料金を設定します。新車購入であれば車体本体価格を全額支払わないといけませんが、カーリースならば残価があるため支払う金額を少なくできます。
走行距離が長くなりすぎて、車の価値が下がるのを防ぐために、月間走行距離制限が設けられます。カーリースごとに月間の走行距離の上限は違いますが、1,000~2,000kmぐらいです。
過剰な月額支払いを防げる
走行距離が長くなるほど車の価値は下がるので、長距離を走った車は残価が下がるおそれがあります。走行距離が長いか短いかでは、以下のように月額料金が変化します。
- 長い距離を走る車 : 車の価値が減り残価が下がるので月額料金が高くなる
- 一定の制限の距離内を走る車 : 車の残価を保てるので月額料金を安くできる
走行距離制限を設けて、1ヶ月の走行距離を一定の距離内で収めれば、契約時の残価を保てるので、月額料金が高くなることがなく、過剰なリース料金の支払いを防げます。言い換えれば、ある程度安い月額料金にするならば、月間の走行距離制限を設けるようにします。
カーリースの走行距離はどのくらいに設定すべきか?
契約するリース者の走行距離を設定できるならば、どれぐらいの距離にしたらいいのでしょうか?使用用途別に、どれぐらいの距離制限が適しているか紹介します。
データから見る平均的走行距離
以下のデータは、車の月間平均走行距離のデータです。
月間走行距離 | 割合 |
---|---|
〜300km | 約60% |
〜600km | 約20% |
〜1,200km | 約20% |
1,200km〜 | 約5% |
月間300km以内のユーザーが約60%で、月間600kmのユーザーが約20%です。この2つで約80%となり、全体の割合の大部分を占めます。1ヶ月に何km走るかわからないという人は、月間500kmほどで設定するのが無難でしょう。また、毎日通勤で何km走るというように、実際に計算できるならば、実数を算出して月間の走行距離を割り出すと、適した制限距離を設定できます。
使途別のおすすめ走行距離設定
走行距離を考えるならば、車をどのように使用するかで、適した走行距離が決まってきます。ここからは、用途に応じてどれぐらいの距離設定にすればいいか紹介します。
週数回しか使用しない場合・・・300km程度
近所への買い物ぐらいでしか車を使わないというならば、月の走行距離設定は、それほど長い距離にする必要はありません。例えば、3km離れたスーパーに買物に行くとしたときには、毎日往復しても6km×30日で1ヶ月で180kmです。買い物以外にも、ときどきどこかに出かけるとしても、月間で300kmぐらいの距離制限にしておけば十分でしょう。
通勤で利用する場合・・・600〜1,000km程度
通勤で利用するときには、多くても1,000kmぐらいの距離設定だと足りるでしょう。例えば、10km先の仕事場に車で通うとして、1日往復20kmです。週休2日制で1ヶ月に20日出勤するとして、20km×20日で、合計400kmとなります。休みの日にドライブや旅行に行く、急な用事に備えるなどを考えても、月に1,000kmであれば足りないということはないでしょう。
事業用の場合・・・1,000km〜
事業用で車を使うとなれば、毎日長い距離を走る場合が多いです。1日100km以上走るのも珍しくないため、走行距離制限のあるカーリースを契約するならば、月間で1,000km以上での設定が必要となるでしょう。仮に1日100km走るとして、20日間走らせれば2,000kmとなります。500kmや1,000kmでの車のリース契約だと、走行距離が制限距離以上になる場合が出てくるでしょう。
走行距離の設定でどのくらい月額費用が変わる?
ここからは、同じ車種でも走行距離で月額料金がどれぐらい変わるか見てみましょう。月額料金を考えるとして、仮定する車種や契約年数などは以下の設定とします。
- 車種:スペーシア
- プラン:車検プラン
- 契約年数:7年
- ボーナス払い:30,000円
ボーナスありの7年契約のときには、1ヶ月に設定する走行距離によって以下のように月額料金が変わります。
月間走行距離設定 | 月額料金 |
---|---|
250km | 13,100円 |
500km | 13,900円 |
750km | 14,500円 |
1,000km | 14,800円 |
1,250km | 15,100円 |
※carsマイカー定額の簡易シミュレーションより
このように、月間走行距離が短いほど、月額料金が低くなることがわかります。月間走行距離が250kmと1,250kmでは月額でいうと2,000円の違いです。1年で24,000円、7年で168,000円違ってきます。
長い期間契約するカーリースでは、数千円違うだけで年間で万単位でリース料金が違ってくるので、どれぐらいの距離が適しているか、日々の車の使用用途を考えて割り出したほうが良いでしょう。
まとめ
走行距離制限なしで契約できるカーリースは、毎日長い距離を走る人に適した契約プランです。距離制限がないために、走行距離を気にせず好きな場所に車で行けます。ただし、距離制限を設けないので、リース料金が高くなりやすいです。
走行距離を設定すると、残価が生まれるので、リース料金を安くできます。月間の走行距離を短く設定するほど、リース料金は低くなります。ただし、距離制限があるので、毎日の車で走る距離を考えないといけません。自分がどのように車を使うか考えて、走行距離の制限があったほうが良いのか、それとも制限なしのカーリースのほうが良いのか決めてください。