カーリースを利用する際は、はじめに契約期間を決める必要があります。3年・5年など年単位で設定されていることが一般的ですが、リース会社によっては月単位の契約期間を選択することも可能です。
はじめてカーリースを利用する人の中には、どれくらいの期間で契約を結べばよいかわからない人も多いと思います。
本記事では、短期契約・長期契約のそれぞれのメリット・デメリットや契約期間を決めるポイントについて解説していきます。 利用目的に応じた目安となる契約期間も紹介していくため、ぜひ参考にしてください。
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カーリースは契約期間で費用が変わるって本当?
カーリースでは、車体価格から残価(契約満了時における車の想定価値)を差し引いた金額を支払っていくことになります。
そして、月々のリース料は、上記金額から契約期間で割って決められるため、費用が契約期間で変わるという話は本当です。
具体的には、長期契約ほど月額は安くなり、短期契約はその逆です。しかし、月々のリース料を抑えるためだけに長期的な契約を結んでしまうと、後々後悔してしまうことになります。カーリースは基本的に中途解約ができないため、長期的な契約を結んでしまうと、ライフスタイルに合わせて車を乗り換えることができなくなります。
また、リースした車を返却する時期が長期化するほど、契約満了時の想定価格(残価)が少なくなってしまうため、カーリースを利用する旨みも薄れます。
一方、短期契約の場合は月々のリース料が高くなるデメリットがあるものの、短期間で別の車に乗り換えることが可能です。長期契約と比べて契約から返却までの期間も短いため、残価も高く設定され、結果として残価のメリットは大きくなります。
ただ、収入が低く審査に通過できるか分からないという人は、長期契約での利用をおすすめします。カーリースを利用する際は、申込者が月々のリース料を滞りなく支払ってくれるかを確かめるために、必ず審査が実施されます。月々のリース料が低ければ低いほど滞納リスクも低くなるため、長期契約の方が審査に通過しやすい傾向にあるのです。
メリット | デメリット | |
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短期契約 |
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長期契約 |
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カーリース各社で用意されている契約期間
カーリースの契約期間は年単位で設定されていることが一般的です。ただし、リース会社によっては、月単位での契約が可能な場合もあります。また、なかには、3年・5年など、奇数年の契約期間しか選べないリース会社もあるため、いくつかのリース会社をよく比較したうえで、申し込みを行うようにしましょう。
ただし、リース会社によっては、設定されている契約期間以外でも契約できる場合もあるため、どうしても利用したいリース会社がある場合は、一度相談してみるとよいでしょう。
cars マイカー定額 | 3~7年(1ヵ月ごと決められる) |
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定額カルモくん | 1~11年(1年ごと決められる) |
コスモMyカーリース | 3年・5年・7年・9年 |
KINTO | 3年・5年・7年 |
ニコノリ | 1~9年(1年ごと決められる) |
カーコンカーリース | 7年・9年・11年(契約満了後は車をもらえる) |
クルカ | 3年以内 |
フラット7 | 7年間固定 |
ポチモ | 中古車:2年・4年・6年・8年 新車:9年 |
カーリースの契約期間を決める上で考えるべきポイント
カーリースの契約をする際「何年が最適か分からない」という人も多いでしょう。担当者がおすすめする契約年数など、あまり考えずにカーリース契約を結んでしまうと後々後悔することにつながります。契約年数を決める上では、以下を考慮すると良いでしょう。
- 契約期間中ライフスタイルが大きく変わらないか
- 無理のない月額料金になっているか
契約期間中ライフスタイルが大きく変わらないか
カーリースの契約期間を決める際は「契約期間中にライフスタイルが大きく変わらないか」という点を考えるようにしましょう。
カーリースでは基本的に中途解約することができないため、契約する際に決めた契約期間中はリースした車を乗り続けなければいけません。
例えば、現在付き合っている人と近々結婚する予定があるのであれば、数年後には家族が増えることも想定できるため、5年など、短い契約期間を選んだ方が、ライフスタイルの変化に耐えやすいです。
一方、子供が独立した後など、大きくライフスタイルが変わらない場合は、長い契約期間で月々の支払額を抑える戦略も有効になってきます。
このように、カーリースの契約期間は自身の今後のライフスタイルに合わせて決めていくようにしましょう。
無理のない月額料金になっているか
カーリースの契約期間を決める際は「無理のない月額料金になっているか」という点を考えるようにしましょう。
上記で述べたように、カーリースは原則として中途解約ができないため、長い契約期間を結んでしまうと、長期にわたって1台の車に乗り続けなければいけなくなります。
しかし、車を自由に乗り換えることができないデメリットを避けるために短い契約期間を選択してしまうと、月額料金が高くなってしまいます。
カーリースを利用する際は、車体価格から残価を差し引いた金額を契約期間内に支払う必要があり、契約期間
が短ければ短いほどひと月当たりの負担が大きくなってしまうからです。
車を短期間で乗り換えられる短い契約期間を選択したとしても、月額料金の負担が大きくなってしまっては本末転倒であるため、カーリースの契約期間は月額料金をベースに考えるとよいでしょう。
どのくらいのスパンで乗り換えたいか
カーリースの契約期間を決める際は「どのくらいのスパンで乗り換えたいか」という点を考えるようにしましょう。
カーリースは原則として中途解約ができない契約であるため、契約期間中は新しい車に乗り換えることができません。
「短いスパンで新しい車に乗り換えたい」という気持ちがあるにも関わらず、5~6年などの長期的な契約期間を結んでしまった場合、希望を実現することは不可能です。
短いスパンで車を乗り換えたいと考えている人は、3年など短めの契約期間を選択するようにしましょう。
カーリースのおすすめの契約期間
カーリースのおすすめの契約期間は人それぞれです。
自身のライフスタイルや、今後の予定に合わせて選ぶ必要がありますが、具体的なイメージが浮けばないという人も多いでしょう。
ここからは、目的別のおすすめの契約期間を紹介していきます。
無難な選び方をしたい・・・5〜7年契約
無難な契約期間を選びたい人は、5~7年契約がおすすめです。
5~7年の契約期間は、月額料金と縛りの期間のバランスが最もとれており、一番人気のある契約期間となっています。
5~7年の契約期間を選択した場合、軽自動車なら1万円台に収まることがほとんどでしょう。
また、5~7年と聞くと少し長く感じるかもしれませんが、ローンで車を購入した場合の返済期間とそれほど変わりません。
次々乗り換えたい・やめやすい状態がいい・・・3年契約
次々に車を乗り換えたい人や、ライフスタイルが変わる可能性がある人は、3年以下の短期間の契約がおすすめです。
カーリースは原則として中途解約不可の契約ですが、3年以下の短期間の契約を締結していれば長期にわたり契約満了を待つ必要がありません。
ローンで車を購入する場合の返済期間よりも短いスパンで車を乗り換えることができます。
ただし、短い契約期間を選択すると、月額料金が高くなってしまい家計を苦しめてしまう原因になりかねません。
短い契約期間を希望する場合は、月額料金との兼ね合いを考えて選択するようにしましょう。
とにかく費用重視・・・9〜11年契約
とにかく月額費用を抑えたい人は、9~11年の長い契約期間がおすすめです。
カーリースの月額料金は、契約期間が長ければ長いほど安くなります。
なぜなら、カーリースの月額料金は車体価格から残価を差し引いた金額を、契約期間内に一定の月額料金で支払っていく仕組みだからです。
例えば、総支払額300万円の車を3年契約した場合、月額料金は8万円弱と高額になります。
一方、同条件の車を10年契約した場合、月額料金を2.5万円まで抑えることができます。
このように、カーリースの月額料金は契約期間が長いほど安くなるため、費用を重視している人は長い契約期間をおすすめします。
まとめ
カーリースは一定の月額料金を支払うことで、好きな車に乗ることができるサービスです。
契約期間内は、車検費用や税金など、大きな出費が発生せず、毎月一定の料金を支払うだけで済みます。
カーリースを利用する際は、はじめに契約期間を決めますが、原則として中途解約することができないため、よく考えたうえで契約期間を選択することが重要です。
自分に適していない契約期間を選択してしまうと、カーリースの利用を後悔してしまうことにもつながるため、ぜひ本記事を参考に自分に最適な契約期間を探してみてください。