
車は安いものではないため、初めてのマイカー購入は多くの方にとって大きな決断といえます。移動の自由や生活の幅を広げてくれる一方で、「どれくらいの予算で買えるのか」「新車と中古車のどちらを選ぶべきか」といった悩みもつきものです。
この記事では、実際に初めて車を購入した方々のアンケート結果をもとに、平均的な予算感や車選びの傾向を詳しく紹介します。
cars MARKETは新車も中古車も揃うクルマのマーケット。欲しいマイカーを希望額でリクエスト可能で、国産車・輸入車問わず取り扱っています。
気になるクルマがあれば、遠慮なくご連絡ください。一人一人の要望に沿って、クルマ探しから購入後までエージェントがサポートします。
さぁ、あなたもスマート乗り換えを体験しよう!
初めての車の予算平均は?アンケート結果を紹介
車は比較的金額が大きい買い物であるため、どの程度の予算が妥当か悩むこともあるかもしれません。また、カーライフが始まった後も継続して維持費がかかるので、その点も視野に入れて予算を考える必要があります。
ここでは、cars(当社)が10年以内に初めて車を購入した方100名を対象に実施したアンケート調査の結果を紹介します。
初めての車の平均予算
「初めて車を買ったとき、予算はいくらでしたか?」という問いに対し、全体の回答の平均は約237万円という結果になりました。最も多かった価格帯は100万~150万円程度で全体の約45%、次いで~100万円が約15%という結果となりました。この傾向から見ると、初めての車として中古車を視野に入れている方が少なくないことがわかります。
年代別での予算の価格帯については取り立てて傾向がなく、20代前半であっても300万円、500万円という比較的高額な予算を組んでいる方がいる一方、40代や50代でも予算は50万程度に抑えている方もいる、という状態です。
車にかける予算は、個人の資産状況や価値観によって異なることがうかがえる結果となりました。
- 全体平均・・・237万円
- 〜100万円・・・15%
- 100万〜150万円・・・45%
- 150万〜200万円・・・12%
- 200万円〜250万円・・・13%
- 250万円〜300万円・・・12%
- 300万円以上・・・18%
初めての車は新車か中古車か
同アンケートでは、新車を購入したと答えた方が36名、中古車を選んだ方が64名と、約3人に2人が中古車を選んでいたことがわかりました。特に予算が150万円以下の層では中古車の割合が高く、コストパフォーマンスを重視していることが読み取れます。
中古車が選ばれる理由としては、「運転に慣れていないうちは傷や汚れを気にせず使いたい」「できるだけ維持費を抑えたい」といった声がありました。一方、新車を選んだ人の多くは「故障のリスクが少ない」「保証が手厚い」などの安心感を重視しており、使い方や購入後のサポート体制を大切にする傾向が見られます。
- 中古車・・・64名
- 新車・・・36名
何を重視して選んだか
初めての車選びにおいて、購入時に重視したポイントとして多く挙げられていたのが、「燃費」「デザイン」「価格」「実用性」の4点です。なかでも実用性は最も多く、全体の29%、また燃費については低燃費=維持費が安い、という意識が根強く見られました。デザインについては「せっかく買うなら気に入った見た目が良い」という声が目立ち、車を所有することそのものに対する満足感を求める傾向がうかがえます。
また、価格は当然ながら予算との兼ね合いで最優先事項とする人も多く、価格と燃費がよければ他はあまりこだわらない、という意見も複数見られました。
その他にも、「安全性」「乗りやすさ」「軽自動車であること」「年式の新しさ」など、実用性や将来的なコストも含めて判断している様子が読み取れます。
- 実用性・・・29%
- デザイン・・・23%
- 価格・・・18%
- 燃費・・・16%
- 評判・・・3%
- 性能・スペック・・・3%
- その他・・・8%
初めての車の予算の決め方
初めての車の購入にあたって、予算をいくらに設定するかは大きな悩みのひとつです。ここでは、車両本体価格とローン支払額において、予算の決め方を紹介します。
車両本体価格:年収の半分程度
初めて車を購入する際、まず検討したいのが「車両本体価格」に対する考え方です。一般的には、購入にかける金額は「年収の半分程度」に収めるのが無理のないラインとされています。
年収400万円の場合は200万円、年収500万円であれば250万円程度に抑えるのが望ましいでしょう。ローンの活用などでもう少し高い金額の車も手に入れることは可能ですが、他の生活費や将来の貯蓄計画などへの影響を考えると、年収の半分程度に抑えることが理想です。もちろん、この金額は一律ではなく、家計全体の状況やライフステージによって変わる面もあります。
ローン支払額:月収(年収)の2割程度
ローンで車を購入する際、月々の返済額は手取り月収の2割程度に抑えるのが望ましいとされています。たとえば月収25万円なら、5万円前後が無理のない返済額の目安です。
ローン審査では、「返済負担率(返済比率)」が重視されます。これは年収に対して返済額が占める割合で30~35%程度が上限といわれており、これを超えるとまず審査には通りません。
ただ、生活をしていくうえで家計に余裕を持たせつつ無理なく返済をしていくことを考えれば、返済負担率の上限ぎりぎりまで借りるのではなく、ある程度余裕をもたせておくべきといえます。
無理な返済計画は生活を圧迫するだけでなく、突発的な支出や収入減に対応できなくなるリスクも否定できません。そういった点を考慮すると、車のローンの月々の返済額は月収(年収)の2割程度に抑えておくといいでしょう。
ボディタイプ別の価格相場
車にはさまざまなボディタイプがあり、価格相場もそれぞれ異なります。ここでは、主な車のボディタイプ別費用相場を紹介します。
- 軽自動車:100万~180万円
- コンパクトカー:150万~230万円
- SUV・クロカン:200万~450万円
- セダン:180万~400万円
- ハッチバック:140万~220万円
- ステーションワゴン:220万~400万円
- ミニバン:200万~500万円
- スポーツカー:250万~600万円超
ただし、車の価格はボディタイプだけではなく大きさや排気量、グレード、パワーユニットなどによっても異なります。同じ車種であってもグレードやパワーユニットが異なれば数十万円の差が出る場合もあるため、車選びの際には仕様の違いによる価格差も確認しておくことをおすすめします。
予算200万円以下!初めてにおすすめの車5選
車を購入する際には、価格やランニングコストのほかにも、サイズ感や運転のしやすさ、日常における使い勝手なども考慮する必要があります。
ここでは、初めて車を購入する方におすすめの、200万円以下で手に入るモデルを紹介します。
スペーシア
スズキ「スペーシア」は、室内空間の広さで定評がある軽スーパーハイトワゴンの中で、最も燃費性能が高いモデルです。全車にマイルドハイブリッドシステムを搭載し、2WD車は25.1km/L(WLTCモード)の低燃費を実現しています。
また、2023年に登場した現行型は最新鋭の安全技術を多数採用しているのも特筆すべきポイントでしょう。衝突被害軽減ブレーキは直進時だけではなく交差点の右左折時や出会い頭の衝突回避にも対応しました。また、高速道路で加減速をシステムがサポートしてドライバーの負担を減らす「アダプティブクルーズコントロール」には、カーブ前速度抑制機能や車線変更時に予備加速・予備減速する機能などが追加されています。
タフト
軽自動車でありながら、ミドルサイズSUVのような迫力のあるスタイリングが魅力のダイハツ「タフト」。スクエアなスタイルに張り出したフェンダー、大径タイヤを組み合わせ、タフギア感満載の軽クロスオーバーモデルです。
前席上に広がるガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車に搭載しているのも、タフトの特徴のひとつ。車内から星空観察したり、大パノラマで景色を楽しんだりなど、新しいドライブの楽しみ方ができそうな一台です。
ヤリス
販売台数1位常連の、トヨタの人気コンパクトカーが「ヤリス」です。運転しやすいサイズ感で小回りが利くことに加え、走りの質感も上々。収納も充実しており、まさに日常生活の相棒となる王道コンパクトモデルといえます。
ハイブリッド2WD車は36.0km/L(WLTCモード)と、高いレベルの低燃費を実現しているのはトヨタならでは。エントリーグレード(ガソリン車)は165万円台で購入でき、コストパフォーマンスの高さも魅力です。
フィット
室内空間が広いコンパクトカーといえば、真っ先に名前が挙がるのがホンダ「フィット」です。クラスを超える居住空間のゆとりを確保し、後席の乗員もくつろいでドライブが楽しめるほか、多彩なシートアレンジが可能で、自転車などの大きな荷物もゆとりをもって積み込めます。
現行型では「BASIC」「HOME」「RS」「CROSSTAR」「LUXE」の個性が異なる5つのタイプが設定されており、ベースグレードの「BASIC」なら170万円台で手に入ります。
アルトラパン
女性人気が高い、かわいらしい軽自動車ならスズキ「アルトラパン」がおすすめです。パステルカラー、「まるしかくい」スタイルで甘すぎないけれどもかわいらしさを感じさせるスタイル、お花モチーフのホイールなど、随所にこだわりがあふれ、車のルックスにこだわる方にぴったりの軽自動車といえるでしょう。
インテリアも明るいカラーでまとめられ、自分の部屋のような居心地の良い空間を演出。ガソリンモデルのみの設定ですが燃費性能にも優れており、取り回ししやすいサイズ感なので運転初心者にもおすすめです。
車購入にかかるお金
車を買うときには、車両本体の価格だけでなく、税金や登録費用、保険料などさまざまな費用がかかります。さらに、購入後もガソリン代や車検、保険、駐車場代など継続的に支出が発生するため、初めての車選びではそういったコスト全体を見通しておくことが重要です。
ここでは、購入時と購入後に必要となるお金について、それぞれのポイントを整理して解説します。
購入時にかかるお金
車の購入時には、車両本体の価格に加え、税金などの法定費用や車両登録のための費用を支払う必要があります。この初期費用の主な項目は以下のとおりです。
- 環境性能割
- 自動車税(種別割)/軽自動車税(種別割)
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- リサイクル料金
- 登録手数料
- 各種代行費用
など
一般的に、この諸費用は車両本体価格の10~20%程度かかります。車種によっては数十万円になることもあるため、あらかじめ予算に組み込んでおきましょう。なお、ローンで車を購入する場合でも、この諸費用は別途最初に支払わなければならないケースもあります。
購入後(維持・管理)にかかるお金
車の購入後も継続してかかる費用には、さまざまなものがあります。主な項目は以下のとおりです。
- 自動車税(種別割)/軽自動車税(種別割)
- 自賠責保険料
- 任意保険料
- 車検費用
- メンテナンス費用
- 燃料費
- 駐車場代
- 高速代
など
軽自動車の場合は燃費が良い傾向があり、税額が優遇されているため、年間の維持費は約30万〜45万円程度が一般的です。一方、普通車では軽自動車よりも税金が高いことに加え、メンテナンスや車検費用も高額になりがちであるため、年間35万〜65万円程度を見込んでおくと安心でしょう。ただしこれはあくまでひとつの目安に過ぎず、車種や使用頻度、車の使い方によって大きく変わってきます。
駐車場を借りる場合、都市部の利便性が高いエリアでは月々3~5万程度必要なこともあり、駐車場代がかさむことも少なくありません。また、車検費用は維持費の中でも高額になりがちなので、注意が必要です。
まとめ
初めて車を購入する際は、予算の立て方や用途に合った車種の見極め、そして長く安心して乗り続けられるかどうかのバランスが大切です。今回のアンケートからは、特に150万円前後の価格帯に人気が集まり、中古車を選ぶ人が多いという傾向が見えてきました。
アンケートの結果も参考にしつつ、「年収の半分」「月収の2割程度」などの目安を意識しながら、無理のない返済計画を立てることが大切です。自分の生活スタイルやライフステージに合った車を選べば、初めての一台はきっと頼れる相棒として、これからの暮らしを支えてくれる存在になるでしょう。
cars MARKETは新車も中古車も揃うクルマのマーケット。欲しいマイカーを希望額でリクエスト可能で、国産車・輸入車問わず取り扱っています。
気になるクルマがあれば、遠慮なくご連絡ください。一人一人の要望に沿って、クルマ探しから購入後までエージェントがサポートします。
さぁ、あなたもスマート乗り換えを体験しよう!