年収600万円の方であれば、新車・中古車のどちらでも幅広い選択肢から車を検討できます。とはいえ、どれくらいの価格帯を目安にすればよいのか、どんな車種が自分に合うのか迷う場面もあるでしょう。現金一括にするか、ローンやカーリースを選ぶかで悩む方も少なくありません。
この記事では、年収600万円の方が車を購入する際の予算の考え方を踏まえつつ、一括・ローン・リースといった購入方法の違いや、検討しやすい車種も紹介します。維持費に関する注意点にも触れながら、納得して選べる一台を見つけるための視点をまとめました。
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1〜3年の短期契約も可能で(1〜9年で契約可能)、全車種グレードや契約年数を変えてシミュレーションできます。
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年収600万円、どんなクルマが買える?
車を買う際は、予算やどのくらいの価格帯の車を狙えるのかをまず把握しておく必要があります。
クルマ購入予算は年収の半分がセオリー
車の購入予算は、一般的に「年収の半分程度」がひとつの基準といわれています。年収600万円の場合、300万円前後の車種であれば家計への過剰な負担を抑えながら無理なく購入できるでしょう。
300万円台は新車の選択肢が豊富なゾーンであり、最新の安全装備や快適装備が充実したモデルが多くそろっているため、ライフスタイルや好みに合わせて選べます。また、中古車まで範囲を広げれば、ワンランク上のグレードや上級モデルを選べる可能性もあるでしょう。
年収600万で輸入車は買える?
年収600万円の場合、輸入車を選択肢に入れることは可能です。ただし、予算を年収の半分と考えると、購入できるモデルはかなり限られており、比較的親しみやすいメーカーのコンパクトクラスを中心とした一部の車種に絞られます。一方、中古車まで範囲を広げれば選択肢は一気に増え、新車では難しいモデルでも比較的現実的な価格帯で検討できる可能性があるでしょう。
ローンが通れば、より高額なモデルにも手が届く可能性もあります。また、手元の資金に余裕があるなら、さらに幅広い車種が視野に入ってくるかもしれません。
ただし、輸入車は維持費が国産車より高くなる傾向があるため、整備費用や部品代、保険料などを含めて総合的に判断することが大切です。価格だけでなく、長期的なランニングコストも考えたうえで検討することをおすすめします。
クルマの購入方法の使い分け方
車を購入するときは、現金一括やローンなど、どの方法で購入するのかを決める必要があります。以下で、現金一括購入とカーローン、カーリースの主な違いを表にまとめました。
| 一括購入 | カーローン | カーリース | |
|---|---|---|---|
| 残価設定 | なし | 基本なし | あり |
| 税金 | 自費 | 自費 | 利用料にコミコミ |
| 車検 | 自費 | 自費 | 利用料にコミコミ |
| メンテナンス代(オイル交換など) | 自費 | 自費 | 利用料にコミコミ |
| 選べるクルマの種類 | 豊富(中古も新車も選べる) | 豊富(中古も新車も選べる) | 限定的(原則新車) |
1.現金一括購入
現金一括購入は、貯蓄に十分なゆとりがある場合はおすすめできる方法です。ローンのように金利が発生しないため、総支払額を最も抑えられる点が大きなメリットといえます。また、購入後の返済の負担がなく、固定費が発生しません。税金や車検、修理費などを都度支払うのみになります。
一方で、高額の資金を一度に失うことになるため、手元の預貯金が大きく減る点には注意が必要です。選択する際は購入後の生活費や急な出費に対応できるだけの余裕を残せるかどうかをよく確認することが大切といえるでしょう。
2.ローン購入
カーローンは、金融機関や信販会社から車の購入資金を借入れ、設定した期間で分割して返済していく購入方法です。頭金や返済期間を調整することで月々の負担をコントロールしやすく、貯蓄を大きく減らしたくない場合に向いています。ただし、金利があるため、支払期間が長くなると総支払額が膨らむ点には注意が必要です。
月々の返済額は、月収の4分の1程度を目安にしましょう。これは、一般的に家計の中で無理なく返済を続けられる水準とされており、あまり高額に設定すると家計を圧迫することになりかねません。住宅ローンなどほかの借入がある場合は、トータルの返済額でシミュレーションしてみることも大切です。
3.リース購入
近年注目を集めているカーリースは、初期費用なし、月々定額で新車に乗れる新しい車の持ち方です。税金や車検費用、オイル交換などのメンテナンス代が月額料金に含まれるプランも多く、家計管理のしやすさが魅力といえます。
契約期間が終わると原則として車を返却する仕組みで、返却時の車の価値に相当する残価があらかじめ設定されています。この残価を車両本体価格から引いた金額を基に月額料金を算出するため、「使った分だけ費用を負担する」イメージに近いのが特徴です。一方で、走行距離の上限や返却時の状態に関する条件が設けられることもあるため、自分の使い方に合うプランかどうかを事前に確認しておくといいでしょう。
年収600万円台におすすめの車種5選!
年収600万円の方であれば、車種の選択肢は新車・中古車ともに幅広く、人気のコンパクトカーからミニバン、SUVまで検討できます。ここでは、年収600万円の方におすすめの車種を紹介します。
ホンダ フリード

ホンダ・フリードは、扱いやすいコンパクトなボディサイズが魅力のミニバンです。ミニバンの広さは魅力だけれども大型ミニバンは持て余す、というニーズを満たすモデルで、ファミリー層に高い人気を誇ります。2代目となる現行モデルは2024年6月に登場、ノーマルタイプの「AIR」は先代に引き続き5ナンバーサイズが維持されましたが、専用ガーニッシュなどを装着しアクティブさを演出する「CROSSTAR」は全幅が1,700mmを超え、3ナンバーサイズになりました。
現行型では2列目キャプテンシートの6人乗りが基本となり、2列目ベンチシートの7人乗りは「AIR EX」のみ、3列目シートを省いた5人乗りは「CROSSTAR」のみの設定になっています。
また、現行型では2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を採用、燃費性能と走行性能を引き上げているのもトピックのひとつといえるでしょう。交差点での衝突回避・被害軽減機能を搭載した「衝突軽減ブレーキ」や、渋滞時にステアリング操作をアシストする「トラフィックジャムアシスト」といった、最新の機能を多数搭載するホンダの安全運転支援システム「Honda SENSING」も標準装備です。
トヨタ シエンタ

先述のホンダ・フリードのライバルといえるモデルが、トヨタ・シエンタです。フリードと同じく5ナンバーサイズのコンパクトミニバンで、欧州車のようなスタイリッシュなデザインや、トヨタならではの燃費性能の高さが持ち味といえるでしょう。現行型は2022年8月に登場した3代目で、全グレードで7人乗りと5人乗りが選択できます。
現行型では従来型比で80mm前後乗員間距離を拡大し、2列目シートの快適性を大幅に向上しました。またフラットなフロアと低いフロア高、1,200mmのスライドドア開口部を確保し、乗降性にも優れています。
またシエンタでは、最上位グレードに高度運転支援技術「トヨタ チームメイト:アドバンスト パーク」の追加が可能です。これは駐車時にハンドル操作、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジの全操作をシステムがサポートするもので、駐車が苦手な方におすすめ。その他にも走行中の危険をシステムが先読みして減速支援や操舵支援を行う機能なども搭載しています。
トヨタ ハリアー

トヨタ・ハリアーは、国産プレミアムSUVの草分けといえるモデルです。現行型は2020年6月に登場した4代目で、クーペライクなスタイリングと滑らかな乗り心地、プレミアムSUVならではの上質感が特徴といえるでしょう。2.0Lガソリン車に加えて、2.5Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車が設定されています。
現行型はスペックだけにこだわるのではなく、「人の心を優雅に満たす」ことに重点を置いて開発されました。触感にこだわったレザー調加飾やウッド加飾、馬の鞍をイメージしたセンターコンソールなどを採用し、心地良さを感じさせる室内空間を実現しています。また、トヨタ自動車で初採用となった調光パノラマルーフは、電動シェードが開いている状態のまま調光・透過を切り替えられる機能を搭載しています。
ハリアーは最も安いグレードでも370万円程度で、諸費用を含めれば400万円近くなります。年収600万円だと若干予算オーバーの可能性もありますが、初期費用なしのカーリースなどをうまく活用すれば無理なくハリアーに乗ることも可能です。
ホンダ ヴェゼル

ホンダ・ヴェゼルは、新車価格が2,758,800円〜とやや高めの設定ですが、carsマイカー定額なら月々12,650円〜と手頃に乗り始められる、非常に人気の高いコンパクトSUVです。
ヴェゼルのエクステリアは、SUVらしいゴツさよりも都会的で洗練された雰囲気を重視したデザイン。男女問わず受け入れられるおしゃれなスタイルで、街中でも自然に馴染むのが特徴です。
ボディサイズは3ナンバーながらミドル級ではなくコンパクトSUVに分類され、取り回しのしやすさとデザイン性を両立。さらに室内空間は驚くほど広く、車内長はなんとミドルクラスSUVのトヨタ・ハリアーを上回ります。これはホンダ独自のセンタータンクレイアウトによって、室内スペースを最大限確保できているためです。
インテリアも上質で、触れる部分には丁寧に仕上げられた素材を採用。コンパクトSUVとは思えない高級感があり、普段使いからロングドライブまで快適に過ごせます。
パワートレインはガソリンとハイブリッドの2種類を用意。ただし、ベースグレードの「G」以外はすべてハイブリッド仕様となり、EV走行・エンジン走行・併用走行を自動で切り替える効率的なシステムを搭載。ホンダらしい軽快で気持ちの良い走りが味わえます。
さらに走りを重視するユーザー向けに、スポーティな「RS」グレードもラインナップ。専用ローダウンサスペンションや、チューニングされた電動パワーステアリングにより、ドライバーの操作にダイレクトに応える走りが楽しめます。
コンパクトながら広い室内、優れたデザイン性、そして爽快な走行性能を併せ持つヴェゼルは、扱いやすさと上質さを求めるユーザーにぴったりのSUVです。
トヨタ ヤリスクロス

トヨタ・ヤリスクロスは、トヨタのベストセラーコンパクトカー「ヤリス」シリーズとして登場したコンパクトSUVです。ヤリスの名を冠しプラットフォームそのものは共通ですが、ボディサイズはヤリスよりも大きく、後席に余裕があるのが特徴です。
都会的でスタイリッシュなデザインながら、トルク配分を自動的にコントロールするダイナミックトルクコントロール4WDや路面状況に合わせた走行支援を選択できるマルチテレインセレクトを搭載(いずれもガソリン車)するなど、SUVに期待される走破性を備えています。
またハイブリッド車は、クラストップレベルの低燃費を実現。さらに荷室はデッキボード下段時で390Lを確保していることに加え、4:2:4分割リアシート、6:4分割アジャスタブルデッキボードなど、使い勝手を高める装備もそろっています。
覚えておきたいクルマ購入費以外の維持費
車は購入後も、継続的な維持費が発生します。任意保険料や税金といった必須の支出に加え、メンテナンス料や駐車場代など、住環境や乗り方によって変動する費用もあります。これらの維持費を把握しておくことで、年間の負担を見誤ることなく、無理のないカーライフを送れるでしょう。
任意保険料
任意保険は、法律で加入が義務付けられている自賠責保険では補いきれない範囲をカバーするための民間保険です。加入は義務ではありませんが、対人・対物事故の賠償額は高額になりやすく、車両の修理費用も年々上昇していることから多くの方が安心して車を使うために任意保険へ加入しています。
任意保険料は、補償内容や特約の有無、運転する方の年齢や範囲、事故歴を示す等級によって大きく変わります。特に若い年代は事故リスクが高いとされ保険料が高めになりやすく、年齢が上がるにつれて負担が落ち着く傾向があります。
また、車種によっても保険料は異なります。車両価格が高い車や修理費用がかかる車は、車両保険を付帯した場合に保険料が高くなる一方、軽自動車やコンパクトカーは比較的抑えやすい傾向にあります。補償内容と費用のバランスを見ながら、自分の使い方に合ったプランを選ぶことが大切です。
各種税金
車を所有すると、毎年必ず支払う必要があるのが自動車税(種別割)です。排気量によって税額が決まる仕組みで、排気量が大きいほど税額は高くなるため、車を選ぶ際は維持費の見通しとして税額も確認しておくと安心でしょう。
さらに、車検の際には自動車重量税の支払いが発生します。車の重量が重いほど税額が高くなりますが、エコカー減税の対象であれば軽減措置を受けられる場合があります。重量税は年税ではありますが、車検のタイミングで有効期間分を支払うのが一般的です。
また、税金ではありませんが、車検時には法定費用として自賠責保険料も支払う必要があります。
メンテナンス料
車を安全に使い続けるためには、定期的な点検や消耗品の交換といったメンテナンスが欠かせません。オイル交換やタイヤ交換、バッテリー交換などの費用は、車種や走行距離によって大きく変わるため一概に金額を示せるわけではありませんが、ある程度の予算を見込んでおく必要があります。
また、車検費用も高額になりがちです。車検費用は先述した自動車重量税や自賠責保険料といった法定費用に加え、車検代行業者に支払う車検基本料や、保安基準に適合させるための整備費用が発生します。車の状態によっては部品交換や修理が必要になり、費用が増える可能性も否定できません。
自身で車検場に車を持ち込むユーザー車検を利用する場合は、車検基本料が不要になり、必要なのは法定費用とパーツ代の実費のみです。ただし、点検や整備を自分で実施する必要があるため、ある程度の知識や作業環境が求められます。
駐車場代
車を所有するうえで、駐車場代も無視できない維持費のひとつです。自宅に駐車スペースがない場合は月極駐車場を借りる必要がありますが、料金は地域によって大きく異なります。都市部では1〜3万円台が一般的で、中心地ではそれ以上になるケースも珍しくありません。一方、郊外では数千円で借りられる場合もあり、居住エリアによって負担差が大きい項目です。
また、料金は立地条件だけでなく、屋外か屋内か、平面式か機械式かといった設備の違いによっても変わります。屋内駐車場や機械式は防犯性や雨風の影響を受けにくいため割高になる傾向があり、反対に平面式や屋外駐車場は比較的リーズナブルなケースが多いでしょう。
まとめ
年収600万円であれば、コンパクトカーからミニバン、SUVまで幅広い車種から選択でき、自分のライフスタイルに合った一台を見つけやすいといえます。今回紹介した車種も、その中でも特に扱いやすさや装備の充実度に優れ、人気の高いモデルばかりです。
ただし、車を選ぶ際には車両価格だけでなく、任意保険料や税金、メンテナンス料、駐車場代といった維持費も考慮しなければなりません。維持費は車種や使用環境によって大きく変動するため、購入前に全体の支出イメージを把握しておくことが大切です。
初期費用を抑えつつ月々の負担を一定にしたい場合は、カーリースという選択肢も視野に入れてみるといいでしょう。頭金なしで新車に乗れ、維持費を気にせず安心してカーライフが楽しめます。予算やライフスタイルに合わせて、無理のない形でお気に入りの車を選んでみてください。
carsでは、月々7,870円〜利用できるカーリースサービス「carsマイカー定額」を提供しています。もちろん、初期費用・頭金0円、税金や自賠責、車検費用など全てコミコミです。
1〜3年の短期契約も可能で(1〜9年で契約可能)、全車種グレードや契約年数を変えてシミュレーションできます。
- 費用やプランなど、サービスの詳細を聞きたい
- どんなプランが良いのかアドバイスをもらいたい
- 乗りたいクルマがあるので探して欲しい
などなど、お気軽にご相談ください。さぁ、あなたもスマートカーライフを始めよう!









