車の査定額を知りたい時には査定シミュレーションが便利です。
しかし、一括査定を依頼する場合は個人情報が必要になり、依頼後に電話などで業者から連絡を受けることになります。
そこで、個人情報を知らせることなく査定額を知る方法や査定額が決まる仕組み、査定額を上げるコツ、査定シミュレーション利用時の注意点などについてお伝えします。
実際の査定額を知るには個人情報が必要
気軽に利用できる査定シミュレーションといえば、WEBシミュレーションです。
しかし、WEBシミュレーションだけでは得られる査定額の精度に限界があります。
具体的な査定額を知るためには、やはり業者への依頼が必要です。
WEB上には一括査定などがよくありますが、個人情報を入力してしまうと買取の営業電話やアポイントの電話が数多くかかってきてしまうなど、WEBだけでは済まないことがあります。
利用にあたっては、どのようなデメリットがあるのかなどを把握しておくことも大切です。
車査定のシミュレーション方法
車査定のシミュレーション方法にはどのようなものがあるのでしょうか。方法は大きく2種類に分かれます。
一つは自動車メーカーサイトのシミュレーション機能で、もう一つは中古車買取サイトのシミュレーション機能です。
TOYOTAのWEBサイトでは、下記の4ステップで下取り参考価格をシミュレーションすることができます。
- メーカーと車名、年式を選択
- ボディタイプとモデルを選択
- グレードと仕様を選択
- 下取り参考価格の表示
TOYOTAのWEBサイトでは、個人情報を入力する必要はありません。
簡単で便利ですが、走行距離や車の状態、修復歴、モデルチェンジ、地域の市場動向などは反映されません。
あくまでも参考価格だということを覚えておいてください。
次に、中古車買取サイトのシミュレーション機能です。中古車買取サイトはたくさんあるため、一括査定の一般的な進め方をご紹介します。
- メーカーと車種、年式、走行距離を選択
- 個人情報を入力
- 入力の確認
- 車の状態の確認または査定額の連絡
一括査定の場合には、個人情報を入力する必要があります。
名前や住所に加えて、電話番号やメールアドレスなどの連絡先を聞かれることが多いです。
業者からの連絡を受けることが前提で、査定額算出のため車の状態を詳しく聞かれることもあります。
個人情報を入力する、しないでシミュレーション内容が大きく変わってきますので、必要に応じて使い分けることをおすすめします。
車の査定額が決まる仕組み
車の査定シミュレーションでは、すべての業者が同じ査定額を提示するとは限りません。業者によって査定額にバラつきがあるのが一般的です。
では、査定額に影響する要素にはどのようなものがあるのでしょうか。以下の4つが挙げられます。
- 車種やグレード、年式
- 走行距離やダメージ
- 車業界のトレンド
- オプション
一つずつ見ていきましょう。
車種やグレード、年式
車種やグレード、年式は査定に欠かせない要素です。新しい車種や人気の高い車種・グレードほど高い金額がつきやすいといえます。
より高く売るためには、売る時期と車の状態が大切です。モデルチェンジ前や車検前、自動車税が課税される前(課税は4月1日)までに売りましょう。
売る前には車内を掃除し、清潔にしておくことも大切です。
走行距離やダメージ
査定には走行距離やダメージが影響します。一般的には、走行距離に応じて査定額が減額されます。
その理由は、走行距離が長いほど、部品が消耗、劣化していくためです。
一般的に査定額を左右する境目といわれているのは、3万kmと5万km、10万kmです。
走るほどにエンジンやブレーキ周りの部品は消耗していきます。
乗る人の安全を支える重要な部品はもちろんのこと、エアコンやカーナビなどにも影響します。
内装も査定額に影響する要素の一つです。シートの破損や日焼け、ダッシュボードのキズ、タバコやペットの臭いなどがチェックされます。
車の性能や外観だけでなく、実際に人が乗る部分のダメージも査定額に影響することを覚えておきましょう。
車業界のトレンド
査定額は、車業界のトレンドと連動しています。流行っているものは高く売れますし、人気が低くなっているタイミングでは、低価格になってしまう可能性があります。
・オプション
装備やオプションも同じです。カーナビや電動スライドドアなど、人気の装備や純正またはディーラーオプションは評価が高いです。
その一方で、サードパーティー製の場合、前のオーナーの趣味や嗜好が反映されていることが多く、査定額が減少してしまう可能性があります。
車査定シミュレーションの注意点
車の査定シミュレーションを利用する上での注意点を確認しておきましょう。WEBサイト上のシミュレーションは、あくまでも参考価格と考えてください。
ネットのシミュレーションで入力する項目以外にも、査定額に影響を与えるものもあるからです。
車両一つひとつの個体によってそれぞれ状態が異なるため、たとえメーカーや車種、年式が同じだとしても、中古車価格は同じではありません。
走行距離やダメージ、どのようなオプションを搭載しているかなどによって、価格は変動します。
それに加え、修復歴なども査定額に大きな影響を与えます。業者は修復跡を見分け、小さなキズも見逃しません。
査定額にはモデルチェンジの時期や売れている車種なども関係します。
車両本体だけではなく、相場価格についても日々変動していることを、念頭に置いておきましょう。
個人情報なく査定相場が確認できるcars AI査定
carsには、個人情報を登録することなく査定相場を見ることができる「cars AI査定」があります。
carsのAI査定なら、オンライン上でマイカーや気になる車の相場をチェックすることが可能。
会員登録は不要で、車両情報を入力すると5秒で査定相場を確認することができます。
また、希望価格で出品することができ、乗りながら売却することができます。
まとめ
車の査定シミュレーションや買取相場はあくまで参考価格と考えましょう。車の査定額が決まる要因はシミュレーションの入力項目以外にもあります。
そのため、実際に車を見てもらうまで具体的な査定額は分かりません。 具体的な査定額を知るためには個人情報を入力して、実際に査定を依頼する必要があります。
査定金額がどのように決まるのかをしっかりと理解し、納得のいく方法で車の売却を行いましょう。