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「ディーラーの下取りは安いって聞くけど、本当?」
「ディーラー下取りと買取り、どちらがお得なんだろう……」
ディーラーで新車を検討する際には、古い車をそのまま下取りに出すかどうか迷ってしまいますよね。愛着のある車をできるだけ高く引き取ってもらうにはどうすればいいのでしょうか。
この記事では、ディーラー下取りのメリット・デメリットに加え、買取りとどちらがお得なのかを詳しく解説します。
ディーラー下取りのデメリット
ディーラー下取りのデメリットについては、まず査定額が低くなりがちであることが挙げられます。また、後付けしたオプション類は減額の要因になってしまうことがあるため、注意が必要です。さらに、担当者によって下取り額が異なることもあり、売却代金が手元に入るまで時間がかかる場合もあります。
査定額が低くなりがち
ディーラーでの下取りは、査定価格が低くなるというデメリットがあります。主な業務は自社ブランドの新車販売であり、中古車販売には消極的であるため、中古車市場の最新情報を持っておらず、査定の基準も安く設定されがちです。そのため、買取専門店に比べて1〜2割ほど低い査定額が提示されることもあります。
後付けオプションが減額の要因になる
ディーラーでの下取りでは、後付けオプションやカスタムが減額の要因となる場合があります。
ディーラーは自社ブランドの新車販売に力を入れており、中古車市場においては販売に消極的な傾向にあります。そのため、カスタムパーツやアフターパーツを取り付けた車に対しては、価値が正確に評価されず、買取専門店と比較して査定額が低くなる可能性があります。
また、ディーラーではノーマル状態の車が好まれる傾向があるため、後付けオプションは減点の対象となることがあります。
担当者によって下取り額がブレることがある
ディーラーでの下取り査定額には、担当者によってバラつきがある場合があります。
ディーラーでは新車販売がメインのため、担当者によっては中古車市場についての知識や経験に差があることが考えられます。
経験豊富な担当者であれば、後付けオプションの価値を含めた適正な査定額を提示できますが、未熟な担当者の場合はそれらの評価が十分に反映されず、査定額が低くなることがあります。
ただし、担当者によっては交渉次第で査定額が上がることもありますので、しっかりと交渉することが大切です。
売却代金はそのまま次の車の購入代金になる
ディーラーでの下取りは、車を売却した際に得られる代金が手元に入ってくるわけではありません。下取りで得られる代金は、新しい車を購入する際の支払いに充てられるため、自由に使うことができません。
一方、買取専門店で車を売却する場合は、代金が口座に振り込まれるため、パーツ代や旅行費など自由に使うことができます。
つまり、売却代金を別の用途に使いたい場合は、ディーラー下取りよりも買取専門店で売却する方が適しているでしょう。
ディーラー下取りのメリット
前述したように、ディーラー下取りのデメリットも存在しますが、メリットも多くあります。中でも最大のメリットは、新しい車の価格交渉を有利に運べることです。下取りに出す古い車の価格が高ければ、新しい車の値引き額も増えるため、交渉が有利に進められます。
また、新しい車と古い車の手続きをまとめてディーラーに依頼できるという利点もあります。自分で売却や買取業者とのやりとりをする手間を省くことができるため、忙しい人にとってはありがたいでしょう。
価格交渉のネタになる
ディーラーで下取りに出す場合、新しく買う車の価格を交渉する材料にできます。下取り額は新車の代金に充当されますので、高値になれば実質的に値引きとなります。現在の新車販売は、一昔前のように大幅に値引けば売れるという状況ではありません。
また、値引きはブランドイメージが壊れる上にリセールバリューも低くなりますので、車両本体価格から値引きを引き出すのは困難です。
一方で、下取り車の価格には交渉の余地がありますので、実質的な値引きが期待できます。
下取りから次の車購入までの手続きが楽
下取りをディーラーにお願いすると、購入時の手続きが楽になります。ディーラー下取りは一連の手続きをまとめて依頼できるため、手間が省けるからです。
ディーラーに依頼すれば、新しい車の登録と一緒に古い車の名義変更や廃車手続きなども代行してくれますので、ユーザーは複数の手続きをそれぞれ個別に対応せずに済み、時間と労力がかかりません。
やり取りを1つの店舗で完結できるディーラー下取りは、車の買い替えをスムーズにします。
ディーラーの下取りはなぜ安いのか
前述したように、ディーラーの下取りにはメリットがありますが、反対にデメリットも存在します。以下では、ディーラーの下取りが安くなる要因について解説します。
ディーラーは中古車相場に詳しくないことが多く、適正な査定額を提示できないことがあります。さらに、他社の車を売りづらいという側面もあるため、その車を下取りに出すことで販売が困難になり、減額されることが最も大きな要因です。
中古車相場に詳しくない
ディーラーの下取り額が安い原因は、中古車の相場に詳しくないことが挙げられます。ディーラーは、新車の販売がメインの正規代理店であり、中古車の買取業務は専門外となっています。
中古車市場の動向や評価のポイントについて十分な知識を持ち合わせておらず、査定の業務ではマニュアル化された評価方法が利用されることが多いです。そのため、ディーラーが提示する査定額は市場価格よりも安くなってしまいがちです。
他社の車は売りづらい
ディーラーの下取り額が安いもう1つの理由は、他社の車を売りづらいということです。ディーラーは自社ブランドの車を展示・販売することが多く、他メーカーの車を扱うことには抵抗感があります。そのため、他社の車を下取りする場合、売れ残りのリスクを考慮して価格を下げざるを得ない状況になります。
また、ディーラーの来場客は自社ブランドの車を購入するために訪れることが多く、他社の車を販売するチャンスも限られます。このような状況下では、他社の車を高額で買い取ることは難しくなるため、ディーラーの下取り額が安くなってしまうのです。
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ディーラー下取りと買取どちらがいい?
では、ディーラー下取りと買取、一体どちらがいいのでしょうか。とにかく査定額を高くしたいのなら、買取業者への売却がおすすめです。一方で、新車の購入価格を交渉したり、同じメーカーの車に乗り換えたりするのであれば、ディーラーを選択しましょう。
査定額を高くしたいなら
査定額を少しでも高くしたいなら、買取専門店での売却がおすすめです。買取専門店は中古車市場に詳しいため、適正な査定価格を提示できます。
また、買取専門店では同業他社と競争して買取額が決まるため、自車の査定を複数の業者に依頼すれば、それぞれが最も高い金額となるよう競い合います。競争原理が働くことによって、ディーラー下取りよりも高い査定額が期待できるのです。
手間を気にせず、とにかく査定額にこだわるのであれば買取専門店で売却するといいでしょう。
新しく乗り換える車の購入価格を交渉するなら
新しく乗り換える車の価格を少しでも安く抑えたいのなら、ディーラーでの下取りがおすすめです。ディーラーで下取りと新車購入を同時に行えば、価格交渉を有利に進められるでしょう。
ただし、ディーラーで査定を依頼すると、新しい車に「下取り査定料」として数千円が計上される場合があります。また、古い車にかかる自動車税が下取り額に含まれているかいないかで総額が変わってきますので、税金を除いた下取り額を提示してもらい、愛車の評価を把握しましょう。
同じメーカーに乗り換えるなら
同じメーカーの新車に乗り換えるなら、ディーラーでの下取りがおすすめです。下取り車が同じメーカーであれば直営の中古車販売店で再販できますので、ディーラーは下取り額を高めに提示できます。
充当される下取り額が高くなれば新車の購入価格が下がりますので、結果としてお得に乗り換えられるでしょう。また、新しい車と古い車の手続きをまとめられ、ユーザーは時間や労力を節約できます。
同じメーカーの新車であれば、ディーラー下取りを検討しましょう。
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まとめ
今回は、ディーラー下取りのメリット・デメリットに加え、買い取りとどちらがいいのかについて解説しました。
ディーラー下取りは査定額が低く、売却代金も手元に入らないというデメリットがある一方で、価格交渉の材料になり、手続きも楽になるというメリットがあります。
査定額を高くしたいのなら買取専門店での売却がおすすめですが、価格交渉を有利に進めたい人や同じメーカーに乗り換える人にはディーラー下取りを検討しましょう。