ディーラーで車を買取してもらうのは損?メリット・デメリットについて

売却
  • 更新日:2024/10/08
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今乗っている車から新しい車に換えようとしたとき、ほとんどの方が今の車を買い取ってもらったり、売却したりするでしょう。そこで気になるのが、ディーラーへ車を下取りに出すのと、買取業者へ車を売却するのは、どちらが良いのかということです。

今回は、下取りと買取の違い、メリットや注意点などを紹介します。それぞれのメリットや注意点を理解すれば新しい車をより安く購入することができるため、車の買取や売却を考えていて、ディーラーに下取りに出そうか買取業者に買い取ってもらうか悩んでいる方は参考にしてみてください。

ディーラーの下取りと買取の違い

まず、「下取り」と「買取」の違いについて紹介します。車を手放すという点だけで考えれば、下取りと買取に大きな違いはなく、ほぼ同じ意味といえるでしょう。
しかし、売却した車のお金が手元に来るかどうかという点では、下取りと買取で大きな違いがあります。

ディーラーの下取りとは?

ディーラーでの下取りとは、新しい車の購入を前提に車を引き取ってもらうことです。手放した車の売却額は、新しい車の購入に充てられます。もし、ローンで車を購入していて、残債が残っている場合は、下取り額がローンの返済に充てられます。

また、ディーラーでの下取りの場合、車の売却と購入を1つの店舗で完結できることも特徴です。買取店とディーラーを行き来する必要がないため、必要最小限の手間で手続きを進めることができます。

買取とは?

買取とは、車を業者に売却することです。売却後のお金は現金化することができます。そのため、新しい車の頭金にしたり、残っている車のローンの一括返済に充てたり、貯金したりするなど、さまざまな使い方ができるという点が特徴です。

また、一般的にディーラーでの下取りより、買取の方が高い評価になりやすいという点もメリットといえるでしょう。ただし、車の売却手続きと新しい車の購入手続きが別の店舗となるため、手間が多くなります。

ディーラーで売却する際の注意点

ディーラーで車を売却する下取りでは、注意すべきことがいくつかあります。ここからは、ディーラーで売却する際の主な注意点を3つ紹介します。下取りしてもらうときの注意点を知りたい方は、ここで説明する3つの点に気をつけてください。

売却したお金は手元に入ってこない

下取りでは、売却した車の買取額が手元に入ってきません。

新しい車の購入を前提とした下取りでは、下取り車の金額が車の購入に充てられることから、現金化することができません。そのため、車を売却したお金を自由に使いたい場合は買取の方が良いでしょう。

ただし、値引きがされにくい車を少しでも安く買いたいのであれば、下取りに出すというのもひとつの手段です。よって、車を乗り換える時に少しでも安く新車を購入したいときは下取りでも良いといえるでしょう。

メーカーが異なる場合は、査定額が低くなる

ディーラー下取りの場合、メーカーが異なると評価が低くなることがあります。

購入を検討している車と同じメーカーのモデルであれば、自社の中古車部門で再販売しやすいため、メーカーが異なる場合よりも高い下取り額になりやすいことがあるようです。

一方、他社メーカーの車を下取りに出すと、自社の中古車部門で再販売するのが難しいため、厳しい下取り評価になってしまいます。

そのため、車を下取りに出して新しい車を購入するときは、同一メーカーの方が有利になりやすいといえるでしょう。

ディーラーの下取りは査定にお金がかかる場合がある

ディーラーの下取りは、査定にお金(査定手数料)がかかる場合があります。

新しい車の見積書の下取り車の明細を見ると、査定手数料が計上されているケースも珍しくありません。つまり、査定だけであれば無料ですが、下取りに出すと査定料がかかるという仕組みになっているということです。

ディーラーに車を下取りしてもらうときには、新しい車の購入金額だけに着目しがちですが、下取り金額や査定の手数料にも目を向けましょう。

ディーラーで売却するメリット

ここまで、ディーラーへ車を下取りに出す際の注意点やデメリットを紹介してきました。では、ディーラーで車を売却するメリットとは何なのでしょうか。ここからは、ディーラー下取りの主なメリットを3つ紹介します。

古い車でも価格がつくことがある

ディーラーの下取りでは、古い車でも価格がつく可能性が高いです。

買取業者での買取が難しい車でも、下取りであればわずかながら査定額が提示されることがあります。その理由は、新しい車を売って利益をあげたいからです。

ディーラーは、車の販売や点検・整備など、商品やサービスを売って利益をあげています。そのためディーラーでは、1台でも多く車を売り、1台でも多く車の点検や整備をすることが重要です。

ディーラーは、古い車に価格をつけてでも新しい車の販売に繋げたいと考えていることから、古い車の下取り額が提示されやすいといえるでしょう。

新車の値引き交渉に使える

ディーラーで車を売却すると、新車の値引き交渉に有利です。

新しい車の車両本体価格の値引きには限度があるため、一定額以上の値引きができません。また、無理な値引き交渉を続けると商談が成立しなくなる可能性もあります。

しかし、下取り車があれば、下取り額を調整して新しい車の値引きをするといった交渉が可能です。このように、下取り車は値引き交渉の手札として使うことができるため、新しい車を少しでも安く買いたいのであれば、ディーラーの下取りに出すという手段もアリだといえるでしょう。

売却から買換えの手続きが楽

車を下取りに出すと、車の売却と購入が同一店舗で完結するため手続きが楽です。

車の売却先と購入先が異なる場合、それぞれの店舗に手続きに行かなければならないため、自分の負担が大きくなるだけでなく手間もかかります。

しかし、車を下取りに出せば、売却と購入の手続きを同時に行うことができるため、手続きにかかる自分の負担が必要最小限です。そのため、面倒な手間を少なくしたいのであれば、車を下取りに出して新しい車を購入した方が良いでしょう。

とにかく高く売りたい人は下取りを回避

現在所有している車を少しでも高く売りたい場合は、下取りではなく買取の方が良いでしょう。一般的にディーラーでの下取りは買取よりも安い査定額になりやすいです。では、少しでも車を高く売りたいときには、どのような方法が良いのか紹介します。

中古車販売店に相談

中古車販売店や買取業者に相談すると、査定額が高くなりやすいでしょう。

一般的に、ディーラーでの下取りよりも、中古車販売店や買取業者による買取の方が車が高く売れるといわれます。そのため、とにかく今の車の価値を最大限に評価してもらい、高価買取してもらいたいのであれば、買取を専門としている買取専門店に売却の相談や査定をしてもらうと良いでしょう。

また、ディーラーの下取りでは出張査定を実施していないところがほとんどですが、買取専門店であれば出張査定をしているケースが多いです。そのため、自宅や勤務先で査定をしてもらえるのも買取専門店の特徴となります。

一括見積もりという方法

一括査定や見積もりであれば、高価買取してもらえる可能性がより高くなります。

一括査定サービスは、フォームに入力した情報が数十社に送られるシステムです。そのため、複数の業者や店舗に問い合わせたり訪問したりすることなく、買取してくれる業者を見つけることができます。

ただし、「まず車を見させてほしい」や「査定させてほしい」などという理由で、しつこく電話をしてきたり、自宅に訪問してきたりすることがあります。そのため、一括査定は便利なサービスであるものの、複数の業者から電話や訪問があることを理解した上で利用しましょう。

また、しつこい連絡があるとは知らずに一括査定に申し込んでしまい、トラブルに発展しているケースも珍しくありません。一括査定サービスを利用するときは、しつこい連絡が来ることを前提に申し込みましょう。

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まとめ

車の売却方法は、大きく分けると「下取り」と「買取」に分類されます。

下取りは、新しい車の購入を前提とした売却方法で、車の値引きにも応用することが可能です。一方、買取は、現在の車の価値を最大限に評価してくれるため高価買取が期待でき、現金化することができます。

それぞれの売却方法には、メリットとデメリットがあるため、車を手放して新しい車に買い換える際には、どちらの方法が自分に合っているのか見極めて売却するようにしましょう。

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