ディーラー査定のメリットと高額売却のテクニックを公開

売却
  • 更新日:2024/05/21
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「ディーラーに査定を依頼するけど、できるだけ高く売りたい!」
「ディーラーの査定って、メリットはあるの?」

そんな疑問をお持ちではありませんか。確かに、ディーラーでは買取店より査定額を低くつけますので、愛車が安く買い叩かれてしまうのではと不安になりますよね。とはいえ、車の状態によってはディーラーの方がお得になるケースもあります。

そこでこの記事では、ディーラーで下取りしてもらうメリットと、少しでも高く車を売る方法について詳しく解説します。

ディーラーの査定とは

ディーラーの査定は、ユーザーの新車購入を条件に古い車を下取りする際、その額を決めるために行われます。そして査定額は、日本自動車査定協会が定めた方法で算出されているのです。

ディーラー査定の概要

ディーラーの査定とは、新車の購入時に古い車の下取り額を決めるために行われるものです。新しい車の購入を前提に、不要な車を引き取る取引を「下取り」といいます。

ディーラーはこの下取りによって新車の代金を割り引くことで、顧客の乗り換えをスムーズにしているのです。

査定額は新車の購入代金に充てられ、基本的に現金では支払われません

ディーラー査定で価格がつく仕組み

ディーラーの査定は、各社が加盟している社団法人日本自動車査定協会によって定められた方法で算出されます。主に新車の販売に従事するディーラーの従業員には、査定の専門知識がありません

そこで、査定協会が月1回発行している「イエローブック」の基準価格をベースに、マニュアル化された簡易的な方法で算出しているのです。

近年では、査定業務にタブレット端末用のアプリが用いられます。アプリによる査定では、車検証のQRコードから記載内容を読み取った上で、ボディや内装、タイヤなどの状態、そして駆動系の動作確認が行われます。

この記録によって、基準価格から自動で加減点される仕組みです。最後に車を撮影後、ディーラーの本社にデータを送信すると、査定額が決まります。

ディーラーで下取りをしてもらうメリット

次に、ディーラーでの下取りのメリットについて解説します。

「買取」では価格がつかない場合も価格がつくことがある

1つ目は、値段がつかない車でも下取りしてもらえる場合があることです。買取業者は買い取った車の再販によって利益を得ているため、売れそうな車は高い査定額を提示しますが、年式がかなり古かったり走行距離が極端に多かったりする車には価格をつけません。

一方で、ディーラーの下取りは新車の値引きとして行うものですので、買取で価格がつかない車でも数万円ほどの査定額を出してくれることがあります。このようなケースでは、下取りも1つの選択肢になります。

売却から購入までワンストップ

2つ目は、下取りから新しい車の購入までの手続きが、ワンストップで楽なことです。

車を売買する際には名義変更などの手続きが必要ですが、新しい車と古い車のどちらもディーラーに依頼すれば一度で済みます。ところが、ディーラーとは別の業者に買い取ってもらうと、印鑑証明書や住民票といった書類をそれぞれに持参しなければなりません。

また、譲渡証明書や委任状への記入・押印も双方で必要となり、手続きが二度手間になってしまいます。

ディーラーで下取りする時の注意点

下取りでは、売却額が新車の代金に充てられるため、手元にお金が残りません。また、他メーカーの車は査定額が低くなってしまうことにも考慮しましょう。

下取りのお金は手元には残らない

ディーラーで下取りに出すと、手元にお金が残りません。下取りの売却代金は、そのまま新しい車の購入代金に充てられるからです。

通常、買取店で売却すると代金は銀行口座に振り込まれますので、新しい車のパーツ代や家族との旅行代など、自分の好きなように使えます。

ところが、ディーラーの下取り額は、そのまま新車の代金にあてられるので、現金では受け取れません。車の売却代金を他の用途に使いたい場合は、下取りではなく買取を検討すべきでしょう。

他メーカーの車種は価格が低くなる

他メーカーの車をディーラーに下取りしてもらう場合は、査定額が低くなることがあります。

ディーラーでは、他メーカーの車を再販するルートが限られるからです。下取りした車が自社ブランドであれば、ディーラー系列の中古車販売店で再販が可能ですが、他メーカーの場合は中古車オークションに出品するしか手段がありません。

そのため、他メーカーの車にはオークション相場を上回る査定額は提示できず、安くなってしまうのです。

少しでも車を高く売りたい場合は

最後に、少しでも車を高く売る方法について紹介します。

買取業者に査定を出してみる

1つ目の方法は、買取業者に査定を依頼してみることです。あくまで車の値引きが目的のディーラーとは違い、買取業者は商品の仕入れという目つきで車を評価します。そのため、多くの場合、下取り額を上回る査定金額が提示されます。

その見積もりをディーラーに持ち込んで再度交渉してもいいですし、そのまま買取業者に任せてもいいでしょう。

また、近年は業者間の競争も激化していますので、複数の買取店に依頼して競わせれば、より高い査定額が期待できます。

一括査定をしてみる

2つ目の方法は、一括査定サービスを利用してみることです。一括査定とは、1つのサイトに売りたい車の情報と自分の個人情報を入力するだけで、複数の買取業者に査定を申し込めるサービスのこと。

実際に業者まで足を運んで個別に査定を申し込む必要がない上に、提携している買取業者同士が競い合いますので、高い査定額が期待できます。

一方で、一括査定ではほとんどの依頼者が最初に取った電話で業者を決めてしまうため、各社から一斉にしつこい営業電話がかかってくるでしょう。また、一度に複数の買取業者へ依頼しますので、それぞれに対して交渉しなければなりません。

 地域によっては業者が限られ、業者同士で談合される可能性も考慮しておきましょう。

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まとめ

今回は、ディーラーで下取りしてもらうメリットと、少しでも高く車を売る方法について解説しました。ディーラーの査定は、新車の購入を前提に古い車を下取り、その売却額を決めるものです。

買取では値段がつかない車も数万円で引き取ってもらえる上に、手続きが楽というメリットがあります。一方で、手元に現金が残らないことや、他メーカーの車は査定額が低くなってしまうのがデメリットです。

少しでも高く車を売りたい場合は、買取業者に依頼するなど、高く売るための工夫をしましょう。

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