ディーラー下取りで0円と言われたらどうすればいい?理由や対策を解説

売却
  • 投稿日:2023/06/12
  • 更新日:2023/06/12
  • 2027

ディーラーで車を下取り査定をしてもらったとき、「値段がつけられません」と言われたことがある方や、「申し訳ないのですが下取りのお車は0円です」という評価になった経験がある方もいるのではないでしょうか。

今回は、ディーラー下取りで「値段がつきません」や「0円です」と言われる理由について解説します。また、ディーラー下取りが0円となったときに、どのようにしたらよいのかという対処法についても紹介します。ディーラー下取りで困ったときの参考にしてみてください。

車の下取りが0円になる理由

ディーラーでの下取りが0円になってしまうのには、さまざまな理由があります。ここからは、下取り額が0円になる主な理由を4点紹介します。下取りに出そうとしている車が次の4項目に当てはまるときは、後の項目で紹介している方法での売却を検討してみてください。

年式が古い

年式が古いと下取り額が0円になる可能性が高いです。一般的に車は時間の経過とともに価値が下がっていきます。そのため、年式が古いほど査定の基本価格が低くなり、最終的に基本査定価格が0円となってしまい、下取り額がつかない状態となるのです。

ただし、一部の人気モデルや希少価値が高い車などは、時間が経過しても価値が下がらないことがあります。

走行距離が長い

走行距離が長いと下取り額が0円になる可能性が高いです。車の査定は、先述した年式だけでなく、走行距離や外装・内装の状態など、さまざまな観点から評価されます。

そのため、年式は新しくても走行距離が長いと0円査定になってしまうのです。走行距離は、1年1万kmが一般的な評価基準となります。例えば、10年落ちの車が20万km走行していると、「過走行」という評価になり、査定額が著しく低くなります。

動かない

動かない車も下取り額が0円になる可能性が高いです。車を動かすことができない原因はさまざまですが、故障していたり、何らかの理由によって動かせなかったりすると下取り額が0円になることがあります。

下取り額が提示されるようにするためにも、定期的に車を動かしたり、点検を受けたりするなど、メンテナンスを欠かさないようにしましょう。

事故歴、水没

事故歴があったり、水没した形跡があったりすると、下取り額が0円になる可能性が高いです。車のフレームが損傷するほどの事故によって修復していたり、水没した跡があったりすると、車の査定評価は非常に厳しくなります。

また、事故歴や水没したことを隠し、事故や水没していない車だと嘘をついて売ってしまうと売主側の責任(瑕疵担保責任)となることもあります。そのため、事故車であることや水没車であることは隠すことなく正直に伝えましょう。

下取りが0円になった時にやるべきこと

下取り車の価格が0円だったときは、そのまま手放すのではなく、別の方法での売却を検討しましょう。ここからは、下取り額が0円のときにやるべきことについて紹介します。

理由を確認する

まず、下取り額が0円だったときは、値段がつかない理由をしっかり確認してください。

よくあるのが10年以上経過した車や明らかに古い車の場合、車を細かく見ることなく0円査定の評価をするというパターンです。

このように査定が正しく行われていない場合や0円査定の理由に納得できない場合には、再査定してもらいましょう。

再査定してもらった結果、0円だった場合には次の2つの方法で値段がつくか試してみてください。その方法とは、「買取業者での査定」と「廃車業者での査定」です。

買取査定をしてみる

ディーラー下取りが0円であっても買取業者に査定してもらうと値段がつく可能性が高いです。買取業者は、買い取った車をキレイにしてオークションに出したり、再販売したりする業者であるため、評価基準がディーラー下取りと異なる場合があります。

近年では、インターネットで一括査定の申し込みができたり、古い車を専門としている買取業者も増えたりしています。

ディーラーでの下取り額が0円だったときには、買取業者に査定を依頼して売却できないか試してみるとよいでしょう。

廃車専門業者に依頼する

買取業者でも値段がつかない、つまり査定額が0円と言われてしまった場合には、廃車専門業者に査定を依頼しましょう。

廃車専門業者は、文字通り廃車となる車の買取を専門としている業者です。そのため、年式が古い車だけでなく、事故車・水没車など、さまざまな車を買い取ってくれる可能性が高いです。

ディーラー下取りで0円、買取業者でも値段がつかないと言われた場合には、廃車専門業者に査定を依頼して、買い取ってもらうことができないか相談してみてください。

下取り0円の車に価格が付く理由

ディーラーでの下取り額が0円だったにも関わらず、買取業者や廃車専門業者で値段がつくのはなぜなのでしょうか。ここからは、買取業者や廃車専門業者で査定額が提示される理由について解説します。

買取専門業者で価格が付く理由

買取業者で値段がつく理由は、買い取った車を再び販売できる状態にして販売したりオークションに出品したりすることを前提に、車そのものの価値を適正に評価しているからです。

また、中古車市場の動向や中古価格の変動を見ながら車の査定をしていることも値段がつく理由のひとつとなっています。つまり、中古車市場で価値が高まっている車や国外に販売できる車の情報などを元に車の査定額を決めているため、ディーラー下取りで値段がつかなくても買取業者では査定額が提示されるのです。

廃車専門業者で価格が付く理由

廃車専門業者で値段がつく理由は、車を分解して部品ごとに再販売することを前提に車の評価をしているためです。

車は、エンジン、トランスミッション、バンパー、ライト、ボンネット、トランク、インテリアなど、さまざまな部品から構成されています。

このように部品単位で見れば、事故車や水没車であっても、再利用できる部品があるケースが多いため、廃車専門業者では査定額が提示されるのです。

廃車専門業者でさまざまな車を買い取っているのは、「部品取り」のために買い取っているケースが多いといえるでしょう。このような理由から、廃車専門業者では、古い車、事故車、水没車など、あらゆる車を買い取っているのです。

まとめ

ディーラー下取りが0円になるのは、査定の基準となる価格を元に車の評価をしているためです。

一方、査定の基準となる価格を元にしない買取専門業者や廃車専門業者では、車そのものの価値や部品としての価値を元に査定をしています。そのため、ディーラー下取りが0円であっても、査定額が提示されるのです。

このような評価基準の違いが車の査定額を決めているとわかれば、どこで今の車を売却するのが良いのかがわかってくるのではないでしょうか。もし、ディーラーで0円と言われたときには、買取専門業者や廃車専門業者に査定依頼してみるのも良いでしょう。

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