ディーラー下取りは安すぎ?安い理由と高く売るための方法

売却
  • 更新日:2025/08/14
  • 472

車を乗り換える際、半数以上の方は現車を「下取り」に出すことを考えると思います。

しかし、下取りは他の方法(例:一般買取など)と比べると、換金相場が低いということはご存知でしょうか?

実際、いざディーラーに査定を依頼すると、「思ったよりも安い…」とがっかりした経験を持つ方も少なくありません。

もし現車で少しでも多くの購入資金を確保したいのであれば、ぜひ他の選択肢も検討したいところです。

この記事では、ディーラー下取りの相場感や、安い理由について解説するとともに、どのような選択肢を取ればいいのかをお伝えします。

使い方は超カンタン!

cars AI査定は、自動車業界のビッグデータをもとに独自のアルゴリズムでマイカー相場を瞬時に算出。個人情報不要で査定は最短30秒で完了。従来の買取業者からのしつこい電話やメールに悩まされることもありません。

また、AI査定結果は保存可能。cars会員になると査定履歴をグラフ化して推移を記録できます。日々変動するデータを常に自動更新するので毎日対象車両の価格チェックが楽しむことも可能です。

さぁ、あなたも今すぐAI査定してみよう!

AI査定スタート!

ディーラー下取りは安いのか?

結論、ディーラー下取りは、一般買取など他の方法と比べると買取相場は低いということが一般論です。

もちろん、下取りには、

  • 1つのカーショップで現車の処分から購入まで一貫して行える
  • 納車ギリギリのタイミングまで現車に乗っていられる
  • ボロボロの車も引き取ってもらえるケースもある(営業マンによる)

などの利便性もありますが、より多くの購入資金を現車で確保したいという場合には、少し不向きであるということは、十分理解した上で選択すべきと言えるでしょう。

ディーラーの下取り査定はなぜ低いのか?

では、なぜディーラーの下取り査定が低いのか、その理由について見ていきましょう。

具体的には以下の理由が挙げられます。

  • 競合との価格競争に乗っていないため
  • ディーラーは査定が苦手
  • 純正パーツが評価される

ディーラーは新車販売がメインのため

そもそも、ディーラーの仕事は新車販売がメインです。ディーラーの下取りには、要らなくなった車を引き取るだけではなく、新しい車の費用から値引きして乗り換えやすくするという目的があります。

つまり、ディーラーにとって下取りは、あくまでも新車を販売するためのオマケであり、力も入れていません。

よって、「絶対に仕入れを強化したい」という気持ちもないので、そもそも価格競争にも乗りません。

それに対して買取店では、買い取った車は自社で販売する商品となるため、売るものがなくならないよう積極的に仕入れています。

査定が画一的のため

また、ディーラー下取りの査定は基本的に画一的に行われます。それは、下取りがオプション的な業務であるのに加え、下取りした車の販路も限られるためです。

状態がいい自社ブランドの車であれば系列の中古車販売店で再販しますが、その数は少なく、ほとんどの下取り車は中古車オークションで処分されます。そのため損さえしなければいいという程度の査定しかできません。

一方の買取店は、車を高値で売るルートをいくつも持っているため、相場に見合った価格の提示が可能ですし、仕入れを強化したいということであれば、他店より強気の価格提示をしてくれることもあります。

ディーラーは下取りした車を再販する際、業者オークションに出品するため、手数料・整備費用・利益分が差し引かれます。

一方、買取専門店やオークション型サービスでは、直接販売や中間コストの削減が可能なため、より高額で買い取ってくれる可能性があるのです。<これらのことから、ディーラーは中間コストを省くことができないため、下取り価格を規定以上に上げることができないのです。

下取りでは純正が好まれるため

ディーラーの査定では、純正パーツが評価されやすいです。社外品のカスタムパーツには、中古車として再販する際にディーラー保証を付けられません。

カスタムパーツが装着されたまま下取りされた場合は純正パーツに戻されますが、この際にかかる費用は事前に査定から引かれ、査定額が低くなるケースもあります。

また、ディーラーの査定はマニュアル化されていることから、買取店とは異なりカスタムパーツを適正に評価できないという事情もあります。

現車を少しでも高く売る方法2つ

ここからは、少しでも高く車を売る方法について紹介します。

具体的には、下取り以外の選択肢を選ぶことになりますが、以下のような方法があることを覚えておきましょう。

  • 一般買取を利用する
  • 委託販売を利用する
  • 査定額を比較する

買取業者に査定してもらう

1つ目の方法は、買取業者に査定を依頼することです。車を引き取るだけのディーラーとは違い、買取業者であれば下取り額を上回る査定額が期待できます。

また、買取業者の競争も激化していますので、複数の業者に依頼して査定額を競わせると、より有利な条件を引き出せるでしょう。

買取業者が提示した金額を元に、再度ディーラーに交渉することも可能です。

委託販売を利用する

通常買取よりさらに高額売却にチャレンジしたい場合は、委託販売という選択肢もあります。

委託販売とは、個人間売買のようなものですが、カーショップが間に入る(仲介してくれる)ので、トラブルの心配がありません。

エンドユーザーの購入価格で直接売却ができるため、最も高額売却が期待できる方法と言っていいでしょう。

当社のcars MARKETも、委託販売を用いた売却方法です。どんな車でも出品できますが、特に輸入車などの高級ラインを得意としています。

乗りながら出品できるため、他の売却活動と並行して進めることも可能です。

どのくらいで売却できそうか先に知りたい方には、cars AI査定をお勧めしています。会員登録なしですぐに売却相場を把握できます。

気になる方は、ぜひ当社の公式サイトをチェックしてください。

ディーラー下取り額を高くするには

上記方法を検討しながらも、最終的に下取りを選ぶ方もいらっしゃるかと思います。もし下取り額を少しでも高くしたい場合は、以下を試してください。

(1)事前に相場を調べておく

自身の車の市場価格を把握しておくことで、ディーラーから提示される下取り額の妥当性を判断できます。買取サイトや下取り相場サイトを活用しましょう。

以下2つは個人情報なしで使えるサイトで便利です。

(2)車の清掃・簡単な整備で第一印象をアップ

査定前に洗車や車内清掃を行うことで、印象が良くなり査定額アップにつながることがあります。小さなキズの修復やタイヤの空気圧調整なども有効です。

(3) 車検のタイミングを見極める

車検が残っている車は、買い手にとっても安心材料となり、下取り価格が高くなる傾向があります。逆に車検直前は減額の対象になることもあるので注意が必要です。

(4)オプション・整備記録・純正パーツの有無をアピール

カーナビ、バックカメラ、エアロパーツなどの純正オプションや、整備記録簿の有無は評価ポイントになります。積極的にアピールしましょう。

(5) 値引き交渉と下取り額を分けて考える

よくある失敗が、新しく買う車の値引き交渉と下取りの査定額アップの交渉を一緒にしてしまうこと。

下取り価格が実質的な「値引き分」とされてしまわないよう、両者を切り分けて交渉するのがポイントです。

(6)他社査定額を交渉材料として活用する

他の買取業者の査定結果を提示することで、下取り価格を引き上げてくれる可能性があります。

まとめ

ディーラーの下取り価格は、ちょっとした準備や交渉で変わる可能性があります。
事前に相場を調べ、車をきれいにし、必要書類をそろえるだけでも印象はアップ。さらに、他社の査定額を持って交渉に臨めば、より有利な条件を引き出せるかもしれません。

とはいえ、ディーラー下取りには限界があるのも事実です。「どうしても高く売りたい」という方は、一括査定やcars MARKETといった別の売却手段を検討するのも選択肢のひとつです。

大切なのは、「なんとなく下取り」しないこと。手間を惜しまず、少しの工夫と比較を行うことで、数万円以上の差がつくことも珍しくありません。

後悔しない車の売却をするために、今日からできることを始めてみましょう。

使い方は超カンタン!

cars AI査定は、自動車業界のビッグデータをもとに独自のアルゴリズムでマイカー相場を瞬時に算出。個人情報不要で査定は最短30秒で完了。従来の買取業者からのしつこい電話やメールに悩まされることもありません。

また、AI査定結果は保存可能。cars会員になると査定履歴をグラフ化して推移を記録できます。日々変動するデータを常に自動更新するので毎日対象車両の価格チェックが楽しむことも可能です。

さぁ、あなたも今すぐAI査定してみよう!

AI査定スタート!

この記事をシェア

著者情報

cars LIFE 編集部

クルマに関する総合メディア「cars LIFE」を運営。車検や整備、乗り換えなどのクルマに関するお得な情報など、カーライフがもっと楽しくなるお役立ち情報を発信していきます。
記事一覧を見る

  • cars マイカー定額
  • cars AI査定
  • cars MEMBER

カテゴリー内記事Related articles

cars Enjoy! Smart Life
carsはSDGsに取り組んでいます

Sustainable Development Goals