車買い替え時期を解説!お得に乗り換えができるタイミングとは?

カーライフ
  • 投稿日:2021/09/16
  • 更新日:2023/02/17
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車を買い替えるにはなるべく高く売り、お得に良い車を購入したいものです。そのためにはいつごろ買い替えると良いでしょうか。

また買い替えにはどのくらい期間がかかるのか、何を準備すればいいのかなど、分からないことも多いものです。

今回は車の買い替えに良い時期を中心に、買い替えの流れを解説します。

お得に車を買い替えることができる時期

まずは、車をお得に買い換えることができる時期とタイミングを確認していきましょう。

1年のうち車が高く売れる時期は、1~3月と9月

1年のうち車が高く売れる時期は、1~3月と9月です。理由は、3月と9月に車を買う人が多いからです。
特に3月は進学や就職、転勤など新生活へ準備をする時期です。新生活に向け、新しく車を買う人が増えるのです。

9月も転職や異動などが多い時期であり、3月に次いで販売台数の多い月です。中古車販売店は売上が伸びる時期に備え、在庫を確保しようと買取を強化します

車検が残っているうちに売る

車は車検が残っているうちに売るのが鉄則です。車検の残りは査定額に影響します。

一般的に車検の期間が長く残っている方が、買取額が高くなる傾向にあります。特に次の車検まで13ヶ月以上残っていれば、プラス査定が期待できます

しかし、有効期限が近い場合は車検前に売る方が良いでしょう。車検を行うための費用を補うほどの査定額アップは期待できないためです。

車検切れしてから1年以上経過した場合、マイナス評価

車検が切れてしまった車も売却は可能ですが、移動の際に運転できないため不便なことがあります。

さらに、車検切れになってから1年以上経過した中古車は、マイナス査定になってしまう可能性も。
長期間乗らなかったため部品などが劣化し、次の人へ売りにくくなるためです。

車検を通す前に売るなら、車検1~2ヶ月前に売却するのがベストタイミングといえるでしょう。

車をお得に買える時期

車をお得に買うのに狙い目なのが、決算期である3月です。販売店は店舗ごとに年間の売上目標を設定しています。

その目標を達成するために、決算期の直前となる2月から3月までは多くの店舗で値下げや割引サービスを展開します。

中間決算期やボーナス時期

決算期に次いでお得に購入しやすいのが、中間決算期の9月です。販売店側は前期の売上成績を伸ばしたいため、比較的値引き交渉しやすい時期です。

また、ボーナス期である6~7月や12月も狙い目です。買い手の購入意欲が高まる時期のため、販売店側も価格を下げて購入を決断しやすくするのです。
特に1年の締めとなる12月は、歳末セールを掲げる店舗も多く出る時期です。

納車のタイミングに注意

お得に買える時期だけを狙っていると、逆に損をしてしまうこともあります。それには納車のタイミングが関係しています。

新車の場合、納期に1~3ヶ月ほどかかるため、契約をしても実際に納車まではタイムラグが発生してしまいます。
車検の有効期限が迫っている場合、車検のタイミングが来てしまったり、車検が切れてしまったりすることも考えられます。

また、納車まで車に乗っている場合、下取りまでに傷がついてしまい査定額がダウンしてしまう可能性もあります。

車の買い替えは、納車日にも注意して早めに行動することが大事です。

車の買い替えを検討する時期

車の買い替えには考えるきっかけやそれにふさわしいタイミングがいくつかあります。買い替えを検討すると良い理由は何かをみていきましょう。

車検を受ける前

車の買い替えを検討するのに良い時期として「車検を受ける前」があります。それぞれの年数ごとにどのようなメリットがあるでしょうか。

購入から3年目

新車を購入して最初の車検である3年目に買い替える場合、車検代がかからずに済むメリットがあります。
まだ新車に近い状態のため、査定額が高くなることも期待できます。

最新車に乗り続けたい人は、このタイミングが良いでしょう。

購入から5年目

2回目の車検がある5年目は、メーカー保証の期限が切れたり、メンテナンス費が増えたりするタイミングです。
そのため買取価格を高く保ちたい場合は、5年目に買い替えるのが良いでしょう。

また5年目は一般的にローン返済も終える時期のため、ローンが残ることもありません。

購入から7年目

7年経った車は買取額が下がってしまうので、買い替えのメリットがないように思えるかもしれません。
しかし、7年目は車の部品に劣化や摩耗が生じてくる時期です。

メンテナンスのコストなどを考えると、買い替えることでトータルコストを抑えられる可能性があります。

修理費用が高くなる時

車を買い替える基準としてよく「10年10万km」という言葉を聞きます。購入から10年、走行距離が10万kmを超えると、故障の可能性も高くなるので修理費用が高くなってしまいます。

そのため「10年10万km」は買い替えの目安といわれています。

ライフスタイルが変わる時

ライフスタイルが変わったタイミングも買い替え時です。

たとえば引っ越しや転職などで通勤距離が変わったり、子どもが生まれてミニバンや大型車が必要になったりなど、環境が変わることで必要な車が変わることもあります。

自動車税が上がる前

新規登録から13年以上経った車は自動車税と自動車重量税が高くなります

地球環境保護の観点から、排気ガスを多く排出する古い年式の車に乗り続けるには多く税金を納めなければなりません。
そのため13年を前にして買い替えるのも良いタイミングです。

また自動車重量税は13年と18年の2段階方式で税率が重くなります。一方、排出ガスが少なく燃費の良いエコカーの場合は、13年以上経過しても自動車重量税は変わりません

メーカー保証がなくなる時

新車を購入するとメーカー保証が付きます。内容はメーカーにより異なりますが、満期は3~5年が一般的です。保証期間が終わってからの車の整備・修理費用はすべて自己負担になります。

余計な出費を抑えるためにも、保証がなくなるタイミングは買い替えを検討する目安となります。

平均車齢

車の初期登録をしてからの経過年のことを「車齢」といいます。文字通り車の年齢です。
人間の平均年齢に値する「平均車齢」は、乗用車は、2019年度末で8.72年です。

車の耐久性向上などで、15年連続で増加傾向にあります。

平均車齢を目安に、8年を過ぎたら買い替えを検討するのも良いでしょう。

車の買い替え前にやるべきこと

車の買い替え前には下記のような準備が必要です。

  • 書類の準備
  • 買取価格の相場検索
  • ローン残債の確認
  • 自動車納税付の確認

それぞれ確認していきましょう。

書類の準備

車を買い替える場合は、事前に必要な書類を用意しておきましょう。

書類の数が多いので用意するのも時間がかかり、買い替えがスムーズに進まなくなってしまうのを避けるためです。

売却時と購入時でそれぞれ必要な書類が違うので、混同しないように注意してください。

▼購入時

  • 車庫証明書
  • 実印
  • 印鑑登録証明書
  • 自賠責保険証明書
  • 委任状
  • 車検証

▼売却時

  • 車庫証明書
  • 実印
  • 印鑑登録証明書
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車税納税証明書
  • 譲渡証明書
  • 委任状
  • 車検証

車庫証明書は警察署などで申請可能です。ディーラーにも依頼できますが、料金がかかることがありますので注意が必要です。

買取価格の相場検索

今乗っている車の査定相場をチェックしましょう。今売ったらいくらくらいになるかが分かれば、買い替えの車の予算も決めやすくなります。

また、買取の相談をしたお店の査定額が妥当かどうか知ることで、お得に買い替えるための手助けになります。

ローン残債の確認

今乗っている車にまだローンが残っている場合、そのままでは買い替えが難しい可能性があります。
返済先によって対応は異なるため確認の問い合わせをすると良いでしょう。

一般的に「売却した金額を残債支払いに充てる」「新しい車と合算して返済していく」などという方法があります。ローンの残額と貯金額を計算して、適切な方法を選びましょう。

自動車税納付の確認

万が一、自動車税が未納の場合、売却手続きをすることができません。売却の際には「自動車税納税証明書」の提出が必要です。

買い替えを検討する際は、自動車税を払っているか確認し、書類を用意するのを忘れないようにしましょう。

車買い替えの流れ

車の買い替えには早くても1ヶ月はかかります。売却にも購入にも何枚も書類が必要ですし、さまざまな手続きをすることになります。

車種選びに1週間から1ヶ月、商談に2週間から1ヶ月、買取見積もりに1週間、書類の準備に1週間かかります。さらに納車までには、中古車で1~2週間、新車であれば3ヶ月ほどかかることも。

また、下取りや売却には見積もりの商談の他にも保険の入れ替えなど手間も多くあります。

買い替えには最低でも2ヶ月前から動き出しましょう。

車はどれぐらいで乗り潰すことができる?

車はどれくらい乗り続けられるのかというと、10年がひとつの目安となります。純正の部品の在庫は10年までしかないため、10年で車の価値が0円になることが多いです。

メーカーには部品を10年は保管しなければならないと法律で決まっています。反対に、10年を超えると故障しても交換できる部品がない可能性があるということです。

10年経つと車両も劣化し、故障のリスクも高くなってしまいます。その際に部品がなかったり、高いメンテナンス代がかかることになるのです。

また、年数に関わらず走行距離は10万kmを超えると消耗品の交換時期だといわれています。

タイミングベルトが切れる可能性が高くなるほか、エンジンに使われている消耗品も10万Kmで寿命がくるといわれているものがあるためです。

さらにエンジンの交換には50〜100万円ほどかかることがほとんどのため、この時点で車の買い替えを検討する方も多いです。

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車を買い替える時に、今乗っている車は少しでも高く売りたいですよね。しかし、車の買取相場は日々変動しています

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まとめ

人生のなかで大きな買い物である車。少しでも高く売却し、お得に新しい車を購入するには、何度か良いタイミングがあります。

しかし、車の買い替えには時間がかかります。スムーズに買い替えるためには、早めに準備をすることも大事です。

しっかりと事前に準備をして、お得に車を買い替えましょう。

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