コンパクトカーとは?普通車や軽自動車との違いについて

カーライフ
  • 更新日:2024/10/09
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コンパクトカーという名称は聞いたことがあっても、それがどんなものを指しているのか、よくわかっていないという人も多いのではないでしょうか。

近年は、軽自動車が高級化していることもあり、軽自動車との違いもわかりづらくなっています。車の購入でコンパクトカーを検討しているという方も多いでしょう。

この記事では、コンパクトカーとはどのようなものなのか、そのメリットやデメリット、軽自動車との違いについて、どのような人にコンパクトカーはおすすめなのかなどを解説します。

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コンパクトカーとは?

コンパクトカーは、免許を取ったばかりの初心者からシニア層まで、年齢やライフスタイルを問わず、幅広く支持されています。

ここでは、そもそもコンパクトカーとはどのような車を指しているか知りたい方に向けて、コンパクトカーの定義を解説します。

コンパクトカーの定義

コンパクトカーは、軽自動車のように明確に定義が決まっているわけではありません。

しかし、各メーカーが販売するコンパクトカーでは、以下の特徴を持つ車を指すことが一般的です。

・小型自動車(5ナンバー車)
・全長4.7m以下、排気量1,500cc以下、全幅1.7m以下

上記以上の特徴を持つ車は、一般的にコンパクトカーよりもクラスの高い車種です。

ただ最近は、クラスの高い車種でも排気量が少ないエンジンを採用しているものもあるので、必ずしも排気量が1,500cc以下であればコンパクトカーに該当するというわけではありません。

コンパクトカーの代表的な車種は、トヨタのアクア、日産のノート、ホンダのフィットなどが挙げられます。

コンパクトカーと軽自動車の違い

コンパクトカーと軽自動車は似ているように思えますが、実は大きく違っています。まずは、どのような違いがあるのかを表にまとめました。

コンパクトカー 軽自動車
税金
安全性
室内空間、定員 ×
パワー ×

以下では、それぞれの項目別に詳しく解説します。

税金

税金面では、コンパクトカーよりも軽自動車の方が安くなっています。具体的な金額は下記のとおりです。

軽自動車税・自動車税 重量税
軽自動車 10,800円 3,300円
コンパクトカー(1,000cc以下) 29,500円 8,200円
コンパクトカー(1,500cc以下) 34,500円 12,300円

安全性

安全性はコンパクトカーの方が高いと考えられています。なぜなら、安全性は車体の大きさに比例しやすく、コンパクトカーの方が軽自動車より大きいためです。ただ、近年は先進機能などのサポートがあり、軽自動車の安全性も向上しているため、コンパクトカー並みの安全性がある軽自動車も増えています。

しかし、全体的にはまだまだコンパクトカーのほうが安全性は高いと言えるでしょう。

ハイブリッドカーの種類

コンパクトカーのハイブリッドは、一般的にモーターのみで走行できます。また、日産のノートe-powerなどの場合、エンジンで発電を行い、電力でモーターを駆動させます。

それに対して、軽自動車のハイブリッドの多くは、マイルドハイブリッドと呼ばれ、ガソリンでモーターを補助するため、モーターのみでの走行はできません。

しかし、モーターや機構がコンパクトで、部品点数が多くないというメリットがあります。

室内空間、定員

コンパクトカーの定員は5名に対して、軽自動車は4名までです。運転席や助手席は両者であまり広さに違いはありません。ただ、後部座席と荷室においては軽自動車の方が狭く、コンパクトカーの方が広くなっています。

そのため、大人4人で乗車すると、軽自動車は圧迫感があるのに対し、コンパクトカーはゆったり座れる感覚となります。

また、荷室も軽自動車の方が狭く、コンパクトカーの方が荷物を多く置くことが可能です。

パワー

コンパクトカーは、軽自動車に比べてエンジンの排気量が約2倍以上大きいことが多いため、パワーもその分大きくなります。

加速力が高く安定したスムーズな走行が可能なため、高速道路や山道でもパワー不足を感じることは少ないでしょう。

ただ、軽自動車でもターボエンジンを搭載した車種であれば、コンパクトカーと同様のパワーを見込めます。

コンパクトカーのメリット

コンパクトカーは数多くのメリットがある車種で、幅広い層に人気があります。その中でも、車を初めて購入するような初心者層に特に人気です。

車体価格

コンパクトカーは、普通自動車の中でも一番小さいサイズですので、その分車体価格も安くなっています。普通自動車の値段は、200〜700万円程度が相場ですが、コンパクトカーは150〜300万円程度です。

車に関係する費用で大きな割合を占めている車体価格を大きく抑えられるのは、メリットのひとつとして挙げられます。

税金が安い

自動車に対して支払わなければいけない税金は、エンジンの排気量の大きさによって決められる自動車税、車体の重量によって決められる重量税があります。

コンパクトカーは、普通自動車の中では最もエンジンの排気量が小さく、車体の重量も軽いため、普通自動車と比較して年間10,000〜20,000円程度、税金が安く抑えられています。

低燃費

エンジンが小さく、車体の重量が軽いほど低燃費になる傾向があります。コンパクトカーはこの条件に該当するため、普通自動車と比較して低燃費です。

また、ハイブリッドカーであれば燃費性能がさらによくなります。低燃費であれば、車のランニングコストであるガソリン代も抑えることができるでしょう。

運転しやすいサイズ感

一般的に、コンパクトカーは普通自動車よりも車体が小さいので、運転しやすいことが特徴です。車体が小さいと、小回りが利きやすくなるので、カーブやUターンなどが簡単にできるようになります。

また、車体が小さいため、狭い道や小さな交差点も運転しやすいほか、縦列駐車や車庫入れも楽にできるという特徴が挙げられます。

コンパクトカーのデメリット

一見、コンパクトカーはメリットばかりに思えますが、デメリットが全くないというわけではありません。人によっては大きなデメリットと感じる場合もあります。ここで、しっかり特徴を理解しておきましょう。

室内空間

室内空間が比較的広いタイプもありますが、普通自動車と比べるとどうしても室内空間が狭く感じられることがデメリットです。旅行やキャンプなどで大きな荷物を多く載せたい場合でも、荷室が狭く、すべての荷物を載せられないことも考えられます。

どの程度の荷物を車に載せられれば良いのか、購入前に想定しておきましょう。

パワー不足を感じる

コンパクトカーは普通自動車と比較して、エンジンの排気量も小さく、また車体が小さいため、それに見合ったパワーになっています。そのため、最大定員で乗車した場合、アップダウンの激しい山道や、他の車の追い越し、高速道路での長距離移動を行うシーンでは、どうしてもパワー不足を感じてしまう可能性があるため注意が必要です。

コンパクトカーがおすすめな人の特徴

ここでは、軽自動車や普通自動車と比較して、特にコンパクトカーがおすすめな人の特徴を以下にまとめました。

・普通自動車が欲しいが、購入費用、維持費をなるべく抑えたい
・長距離を運転することが多く、ガソリン代を抑えたい
・軽自動車よりも安全性が高い車が良い
・普段は3~4人乗りだが、5人乗ることもある
・運転の経験が少なく、大きい車の運転は不安に感じる
・小回りが利く、運転しやすい車が良い
・軽自動車ではパワーが足りないが、小さな車が良い
・車を使用する頻度が高く、走行性や乗り心地を重視する

ご自身が上記の特徴にどれだけ当てはまっているのか、参考にしてみてください。

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まとめ

コンパクトカーとは何か?という基礎知識から、メリット・デメリットや軽自動車との違いを解説してきました。コンパクトカーは普通自動車でもありながら、軽自動車と特徴が似通っているように思えます。

しかし、実際に見てみると、それぞれの特徴が大きく違っていることがわかります。人気があるから購入するのでなく、軽自動車や普通自動車と比較して、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、ご自身にあった車を選ぶことをおすすめします。

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