ドライブレコーダーの駐車監視機能とは?機能の種類とバッテリー方式の違いを解説

カーライフ
  • 更新日:2022/06/02
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「ドライブレコーダーの駐車監視機能は、付けた方がいい?」
「愛車を守るためには、どんなタイプがいいんだろう…」

そんな悩みを抱えていませんか。駐車監視機能があれば駐車時にも周囲の状況を記録できるので、トラブルから愛車を守るためにもできれば導入したい機能ですよね。

一方で、車のバッテリーに負担をかけるなどのデメリットもあるので迷ってしまう人も多いでしょう。

そこでこの記事では、ドライブレコーダーの駐車監視機能の概要と種類、そしてバッテリー方式についてくわしく解説します。

ドライブレコーダーの駐車監視機能とは

ドライブレコーダーの駐車監視機能とは、走行時だけではなく、ドライバーが車から離れている駐車時にも周辺の状況を記録できるものです。

ドライブレコーダーは走行時のトラブルに備えて映像を記録しますが、車のトラブルは駐車中にも発生します。

通常のドライブレコーダーはエンジンを止めると録画も終了してしまう機種が多く、駐車時のイタズラやドアパンチ、当て逃げ、車上荒らしなどは記録できません。

しかし、駐車監視機能を持つ機種であれば、このようなトラブルも記録可能となるのです。

さらに、あらかじめ駐車監視を周囲にアピールしておけばトラブルに対する抑止力になるうえ、有事の際には映像を解析して犯人を特定できます。

駐車監視機能の種類

ドライブレコーダーの駐車監視機能には、大きく分けて2つの種類があります。駐車中も常に記録を続ける「常時録画タイプ」と、衝撃や周辺の動きを検知して記録する「イベント録画タイプ」です。

それぞれのタイプについて、メリットやデメリットなどくわしく解説します。

常時録画タイプ

常時録画タイプとは、車の状態や周辺の状況に関係なく24時間365日、常に撮影する機種です。最大のメリットは、駐車中のすべての出来事を録画しており、記録漏れが発生しないこと。

一方で録画データが膨大になり、記録するSDカードの容量がすぐに足りなくなるというデメリットがあります。

容量が足りなくなると古いデータが自動で上書きされていくため、日数が経つことで必要なデータが無くなってしまう恐れがあるのです。

また、録画データが大きいため映像確認に時間がかかり、常時録画によってバッテリーにも負担がかかります。

自宅から離れた共同駐車場や、治安が悪くイタズラが多発する地域に駐車せざるを得ない場合は、こちらのタイプが選択肢に入ってくるでしょう。

イベント録画タイプ

イベント録画タイプは、車や周辺の異常を検知すると自動で録画を開始する機種です。

不要な記録をしないため、常時録画タイプと比較して録画データが小さくSDカードの容量消費を抑えられるうえ、トラブル時に映像が探しやすいというメリットがあります。

また、バッテリーの消耗が少なくて済むのも利点です。その反面、衝撃が小さい場合は自動録画を開始する条件を満たさず、記録されない可能性があります。

自宅の車庫など比較的安心できる環境での駐車であれば、記憶容量やバッテリーが節約できるこちらのタイプがおすすめです。

なお、イベント録画タイプには、衝撃を検知すると録画を開始する「Gセンサー録画」と、車の周辺で動く人やものを検知して録画を開始する「動体検知機能」を搭載している機種に分かれます。

Gセンサーによる駐車監視機能

ドライブレコーダーに搭載されるGセンサーとは、車にかかる衝撃を検知するための装置です。加速度センサーとも呼ばれ、走行時の事故を検知して録画を開始します。

また、駐車時の当て逃げやドアパンチなどの車の異常を検知することも可能です。どれくらいの衝撃で録画が開始されるかはメーカーや機種によって異なりますが、同じ機種でもGセンサーの感度を設定画面で変更できるものもあります。

動体検知機能による駐車監視機能

動体検知機能とは、モーションセンサーを使って車の周囲の動くものを検知し、録画をスタートさせる機能です。

駐車時に周囲の動きを検知しない限りは作動しないため、バッテリーや記憶容量の節約につながります。

またGセンサーとは違って走行時には使われず、その機能は基本的に駐車監視だけに利用されます。一方で、画角範囲外の動きには対応できず、死角での異常は捉えられません。

また、風で揺れる旗などが画角に入っていると反応してしまい、旗の動きを長時間記録してしまうなどのデメリットもあります。

ドライブレコーダーのバッテリー方式

ドライブレコーダーのバッテリー方式には、主に3つのタイプがあります。内蔵タイプと外部タイプ、そして車のバッテリーを使用するタイプです。それぞれの概要と、メリット・デメリットについて解説します。

内蔵バッテリータイプ

内蔵バッテリータイプのドライブレコーダーは、携帯電話のように本体内部に電源を持ち、その電力を利用して作動する機種です。

本体のみですべて完結するため、オプションパーツが不要で設置も簡単なことがメリット。また、車のバッテリーに負荷をかけません。

しかし、機種によっても異なりますが、内蔵バッテリータイプは録画時間が30分程度と非常に短く、記録漏れが発生しやすいのがデメリットでしょう。

したがって、短時間の駐車監視に向いている機種と言えます。

外部バッテリータイプ

外部バッテリータイプは、出先で携帯電話を充電するモバイルバッテリーのように、あらかじめ充電された外部のバッテリーを使用します。長時間の録画が可能なうえに、車のバッテリーにも影響を与えません。

欠点は、オプションパーツやモバイルバッテリーを別に用意する必要があるため、コストが割高になること。

さらにバッテリーの充電残量にも気を付けなければならず、充電が足りていないと駐車監視機能が停止してしまいます。

長時間、車を離れることが多い場合や、駐車場が自宅から遠い場合におすすめです。

車両バッテリータイプ

車両バッテリータイプは、車のバッテリーを利用してエンジンが停止している間も記録を続けるものです。

電源を用意する必要がないため、モバイルバッテリーなどでの充電の手間がかからないというメリットがある一方で、車のバッテリーに負荷をかけてしまうのがデメリット。

バッテリーが上がってしまうと、エンジンがかからなくなるなどトラブルの原因になってしまいます。

また、車両と接続するケーブルが必要であるため、慣れていない場合は設置が難しいでしょう。

このタイプも車から長時間離れる機会が多い場合や、駐車場が自宅から遠くにある場合におすすめです。

まとめ

ドライブレコーダーの駐車監視機能によって駐車している時も周囲の状況を記録することができます。

駐車監視機能の種類には、常時録画タイプとイベント録画タイプがあり、とにかく愛車を守りたい場合は前者、バッテリーや記憶容量を節約したい場合は後者がおすすめです。

また、電源を供給するバッテリー方式にも、内蔵タイプと外部タイプ、そして車両のバッテリーを使うタイプがあり、それぞれメリットとデメリットがあります。

この記事を参考に、自分の環境に合うタイプを選択して、大切な愛車をトラブルから守りましょう。

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