洗車後の拭き上げの重要性とポイントを解説

メンテナンス
  • 2022/06/20
  • 334

「洗車後の拭き上げ、面倒だから省略してもいいかな…」
「必要があるのなら拭き上げするけど、何か注意することはあるの?」

たしかに、洗車後にきれいな水で洗い流したら拭き上げはしなくても良さそうに思いますが、ボディの水分を除去する拭き上げは、洗車において一番重要な工程なのです。

この記事では、洗車後の拭き上げでのポイントや拭き上げが重要である理由、そして洗車用クロスの選び方について、くわしく解説します。

拭き上げ時のポイント

最初に、洗車の拭き上げ時におけるポイントを解説します。拭き上げ時には、あらかじめ洗車用クロスを何枚か用意して使い分けるとともに、力を入れずに上から下へと一方向で拭いていくなどのコツがあります。

洗車用のクロスを使う

洗車後の拭き上げには、必ず洗車用のクロスを使用しましょう。これは作業を効率化するとともに、洗車キズを防止するためです。

一般的な手拭きタオルを洗車に流用する人もいますが、繊維が硬いものが多くボディにキズが付きやすいうえに、吸水性も悪く拭き取りに時間がかかってしまいます。したがって、洗車後の拭き上げには必ず専用のクロスを利用しましょう。

洗車用のクロスはカー用品店やホームセンターで取り扱っているので、事前に入手しておきましょう。

クロスは複数枚使う(使い分ける)

洗車用のクロスは、ボディ用やホイール用など、用途別に複数枚を使い分けましょう。同じクロスで全体を拭き上げると、付着した汚れによってボディを傷つけてしまいます。

ボディの下部やホイールには、道路から巻き上げられた砂やホコリ、ブレーキダストなどの荒い粒子の汚れが付いており、どれだけ水できれいに洗い流しても落ちないものがあります。

落ちずに残った汚れをクロスで巻き込んだままボディなど別の箇所を拭いてしまうと、キズが発生する恐れがあるのです。したがって、洗車用のクロスは拭き上げる場所別に分けて使用しましょう。

力を入れずに、優しく上から下に一方向で拭く

拭き上げる際は決して強い力を入れず、上から下に向けて優しく一方向に行いましょう。拭き上げ工程の目的は汚れ落としではなく、水分を拭き取ることです。

力を入れてゴシゴシと拭いてしまうと、たとえ洗車用タオルを使っていても塗装面を痛めてしまい、キズが入ってしまう恐れがあります。

なお、拭き上げ時は円を描くようにしてしまいがちですが、水は上から下に向かって流れ落ちるため、それに沿って一方向に拭いた方が効率的です。

届きにくい天井などは脚立を使うなどして、ボディ表面にクロスを滑らせるような感覚で、優しく拭き上げましょう。

窓の拭き上げ

窓ガラスは、窓枠に沿って外周を1周してから、残った中央部分に移るという手順で拭き上げると、きれいに仕上がります。また、窓ガラスを拭き上げる方向も、ボディと同じく上から下への一方向が基本です。

窓ガラスの拭き残しがあると水垢が車内から目立ってしまうため、水拭きした後に乾いたクロスでもう一度拭きましょう。すると跡が残らず、よりきれいに見えます。

なお、最後の仕上げに白黒の新聞紙を使って窓ガラスを拭いておくと、インクの油がガラスに付着した油分を分解してワックス替わりとなって、ツヤが出るのでおすすめです。

拭き上げ時のタオル(クロス)選びも重要

これまで拭き上げ時のポイントを見てきましたが、クロス選びも重要な要素です。ここからは、なぜ普通のタオルではダメなのか、そしてどんな種類の洗車用クロスを準備すべきなのかを解説します。

普通のタオルでは良くない理由

洗車の拭き上げに、自宅にある普通のタオルを使うのは良くありません。なぜなら、普通のタオルは繊維が硬い上に吸水性が悪いからです。繊維が硬い素材で拭き上げをすると洗車キズができる恐れがあり、毛羽も立ちやすいのでボディに毛羽ホコリが残ってしまいます。

また、吸水性が悪いと何回も同じところを拭き取る必要があり、洗車の効率が悪化します。

拭き上げ作業には、やわらかく吸水性が高い素材でできており、デリケートな車のボディに優しい洗車用クロスを使用しましょう。

タオル(クロス)には種類がある

洗車用のクロスには、さまざまな種類があります。拭き上げ用としては、吸水性が高いマイクロファイバークロスやセームクロスがおすすめです。

超極細繊維で構成されるマイクロファイバーはボディに優しく、水拭きや乾拭き、ワックスがけ、そして内装の清掃など、オールマイティーに活躍します。

また、セームクロスはさらに吸水性が高く、非常にやわらかい素材です。ボディの上で滑らせにくいのが難点ですが、塗装面のキズが気になる場合はセームクロスを選択すると良いでしょう。

大きさについても、いろいろなものが販売されています。1回で拭き上げられる面積が大きい大判サイズは、ミニバンなどの大型車におすすめです。小型車には、取り回しやすい40cm×40cmの通常サイズが良いでしょう。

ソフト99 フクピカ

¥443

 

ユニ工業 UNI ユニセーム

¥716

 

シュアラスター洗車・水滴ふき取りクロス S-42

¥641

洗車後の拭き上げが重要な理由

洗車後の拭き上げは、とても重要な作業です。水分がついたまま放置すると、ウォータースポットやイオンデポジットなどによってボディに悪影響を及ぼします。

また、濡れたまま走行するとかえって汚れが付着しやすくなってしまうため、注意が必要です。

ウォータースポットの発生を防ぐ

洗車の拭き上げが重要である理由の1つ目は、ウォータースポットの発生防止です。ウォータースポットとは、ボディに残った水分がレンズになって日光を集光し、その熱で塗装面が焼き付いてしまう現象です。軽いものでは白い斑点になりますが、ひどいものだと塗装面がクレーター状に陥没します。

ウォータースポットを除去する商品はあるものの、塗装面の陥没は自分では修復できないためプロに研磨作業を頼むことになり、高い修理費用がかかってしまうのです。

イオンデポジットを防ぐ

2つ目の理由は、イオンデポジットの発生防止です。イオンデポジットとは、ボディに残った水分が乾いてミネラル成分が残り、うろこ状にこびりついてしまう水垢です。

水道水には塩素をはじめ、カルシウムやマグネシウムが含まれています。水分が蒸発してもそれらの成分はボディに残るため白いシミとなり、車は光沢がなくなってくすんで見えるようになってしまうのです。

イオンデポジットの発生を防ぐためにも、拭き上げ作業をしっかりと行うことが大切です。

濡れたまま走行すると汚れやすい

3つ目の理由は、濡れたままの走行は乾いている状態よりも汚れやすいからです。水分が残ったままのボディは通常時よりも汚れが吸着しやすい状態となっているため、走行することで砂やホコリが付着してしまいます。

そもそも、一般道の速度で発生する風圧では水は完全に吹き飛びません。高速道路を走行すればある程度は飛びますが、それでもリアゲート部分などの水分は除去できず、ただ汚れるだけになってしまうでしょう。

せっかく洗車をして車をきれいにしたのに、これでは台無しです。洗車後に走行する前に、しっかりと拭き上げましょう。

洗車機の利用後も拭き上げは必要

洗車機で洗った車も、拭き上げは必要です。たしかに洗車機は最後にエアブローで水分を飛ばしてくれますが、それだけでは水分や洗剤は完全に落ちません。

また、ガソリンスタンドの洗車機にはミネラル成分が豊富に含まれる「井戸水」が使われているケースもあり、水道水以上に水垢のリスクがあります。

さらに、水分や洗剤が残ったままにしていると、乾燥してウォータースポットやイオンデポジットの原因となるのです。

したがって、洗車機を使用する場合でもクロスを用意しておき、洗車後には必ず拭き上げましょう。クロスはマイクロファイバーなど、吸水性に優れた洗車用のものを準備しましょう。

まとめ

今回は、洗車後の拭き上げにおけるポイントやその重要性、そして洗車用クロスの選び方について解説しました。洗車後の拭き上げは、ボディを守るとても重要な工程です。

作業の際は、洗車用のクロスを何枚か用意して使い分け、力を入れず優しく一方向に行うのがポイントです。普通のタオルではなく、洗車専用のやわらかいクロスを利用しましょう。

また、洗車機を利用した際にも、拭き上げは必ず行いましょう。この記事を参考にしっかりと愛車を拭き上げて、新車時の輝きを保ってくださいね。

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