洗車は拭くだけ(水洗いのみ)でもキレイになる?正しいやり方や注意点について
車は定期的に洗車しなければなりませんが、カーシャンプーを使った洗車はそれなりの時間や手間がかかります。時間がないときには、拭くだけにして洗車を終わらせたいものです。
しかしながら、水洗いで拭くだけの洗車はどれだけ綺麗になるのでしょうか?
この記事では、拭くだけ洗車の効果や、どんな風に行えばいいのか、また注意点はなにかなどを紹介します。 時間がない時の洗車の引き出しにしていただければ幸いです。
最新のクリーナーを使った、プロの水なし手洗い洗車であることが最大の特徴で、場所を選びません。お買い物先などの車に乗っていない時間でのご利用も可能で、法人様の複数台のご依頼も喜んでお受けしております。
- 大事な車をプロのテクニックで丁寧に手洗い洗車して欲しい
- 外出先等の空き時間に洗車を終わらせてほしい
- 撥水効果まで期待したい
- 社用車をまとめて洗車してほしい
などのご要望があれば、ぜひ一度ご利用ください。エリア別にかかるような出張料はいただいておらず、どなた様も一律料金でご利用いただけます(注:対応エリアあり)。
「水なしでここまで綺麗にできるなんて驚いた」「時間の有効活用ができた」と、ご好評の声をいただいております。興味のある方は、ぜひ新しい洗車を体験してみてください。
目次
洗車は拭くだけ(水洗いのみ)でも有効なのか?
洗車といえば、通常は水洗いをして、カーシャンプーで洗い、そしてすすぎ、最後に拭き上げを行う、なかなか時間のかかる作業です。
なので、時間のない時にはささっと水洗いと拭き上げだけで済ませたい時もあるのではないでしょうか。
では、どれくらいの効果があるかと言うと、泥等のひどい汚れがついておらず、雨シミやホコリのみで収まっている車であれば、拭くだけの洗車でも綺麗になるでしょう。
また、拭くだけ洗車は場所や時間を選ばずに行うことができ、時間節約や水の節約ができるメリットもあります。
拭くだけで綺麗にできる専用アイテムが販売されているので、そのようなアイテムを使って車の汚れを取ると良いです。
一方、頑固な汚れが車に付着した場合は、カーシャンプーを使わないと綺麗にはならないことは留意しておきましょう。
拭くだけ洗車が向いているケース
以下のようなケースでは、拭くだけ洗車でも十分対応可能かと思われます。
- コーティング車の場合
- 汚れが酷くない場合
コーティング車の場合
コーティングしている車は、撥水性が高く汚れがつきにくいです。
汚れがついたとしても落としやすいために、水洗い後に拭くだけで綺麗になりやすいと言えます。車にはホコリや泥水のような汚れがつきますが、そのような汚れは拭くだけで落ちます。
鳥の糞や虫の死骸などが付着すると、固着し頑固な汚れとなるので、拭くだけでは綺麗にならない場合もあります。頑固な汚れが付着したときは、コーティングした車であっても、カーシャンプーを使って洗車するようにしましょう。
汚れがひどくない場合
先述したように、汚れがひどくない車も拭くだけで綺麗になることが多いので、時間を節約したい時は拭くだけ洗車でも十分です。
拭くだけで落とせるのは、以下のような汚れです。
- 雨シミ
- ホコリ
雨シミやホコリの汚れは固着することがほとんどないために、水洗いして拭くだけで落とせます。
しかし、車に付着する汚れは、雨シミやホコリだけではありません。季節によっては虫の死骸が付着し、または花粉や黄砂なども付着します。ピッチタールや油汚れ、鉄粉なども車につく場合があるでしょう。
このような汚れは油分やタンパク質を含んでおり、べったりと車に付着するので、拭くだけではなかなか落とせません。落としにくい汚れは拭くだけでは落ちないので、カーシャンプーを使って洗車しましょう。
拭くだけ洗車特有のメリット
拭くだけ洗車では、以下のようなメリットが得られます。
- 洗車の時短が可能
- コーティング車に優しい
- 泡残りがない
- 場所を選ばない(水なしの場合)
洗車の時短が可能
拭くだけ洗車の大きなメリットと言えば、洗車時間を短くできることです。
通常の洗車を行うときは、最初に水で車全体をすすいで簡単に汚れを落とし、その後カーシャンプーで洗車し、すすいで拭き上げして完了です。車のボディに水滴が残ると、水垢の原因となるので、拭き上げは丁寧に行わないといけません。一般的には45分ほどの時間を要します。
拭くだけの洗車であれば、専用洗剤を使いクロスで車を拭くだけで洗車完了となり、あまり時間がかかりません。カーシャンプーでの洗車や、すすぎが必要ないために、大幅に洗車時間を短くできます。
バケツや脚立などの大掛かりな道具が必要なく、拭くだけ洗車で必要な道具は専用洗剤とクロスのみであり、洗車後の後片付けが楽です。洗車時間が短く、使う道具が少ないため、時間が空いたときを見つけて、手軽に洗車を行えます。
コーティング車に優しい
コーティングを施した車は、洗い方によってはコーティング被膜にダメージを与えます。力を入れてごしごし洗った場合や、洗車機で洗った場合です。細い線のような線傷ができるので、車の光沢がなくなっていきます。
コーティングした車は、撥水機能によって汚れが落ちやすくなっており、ホコリや水シミぐらいの汚れであれば水洗いだけでも落ちます。そのため、カーシャンプーを使って洗う必要がありません。水ですすいで優しくクロスで拭くだけでも十分です。
力を入れない洗車は、コーティング被膜にダメージを与えにくい方法と言えるでしょう。
泡残りがない
拭くだけ洗車は泡残りが少ない洗車方法です。
カーシャンプーを使って車を洗い、洗車した後に洗剤の泡が残っていると、泡で跡ができてシミになります。泡残りは車が汚れやすくなる原因にもなります。
そのため、カーシャンプーを使って洗車したときは、泡残りをなくすためにすすぎを十分に行い、水分が蒸発して水垢にならないように拭き上げを丁寧にしないといけません。泡や水分によって、水垢が発生するとやがてイオンデポジットとなり、固着するので落としにくいです。
しかし、拭くだけ洗車であれば、泡が発生しないために泡残りがありません。水垢が発生する心配がないために、気軽に洗車を行えます。
場所を選ばない(水なしの場合)
水を使わない拭くだけ洗車は、クロスで拭くだけであるために、手軽に行うことができ、水のない場所でも洗車できます。自宅はもちろん、ガソリンスタンド、会社、旅行先などで洗車できる場所を選びません。
これに対して、カーシャンプーを使った洗車では、たくさんの水が必要であり、水のある場所でないと洗車できません。住んでいる場所によっては、水を使えないような場合もあるでしょう。特に集合住宅だと、駐車場でたくさん水を使って洗車するのは難しい場合があります。
また、水道のない場所に車を保管しているならば、カーシャンプーを使って洗車するときは、水道のある場所まで移動させる必要があります。
拭くだけ洗車であれば、大量の水を使えない場所や、水のない場所でも洗車が可能です。
拭くだけ洗車(水洗いのみ)の手順例
水洗いのみの拭くだけ洗車は、どのような手順で行うか説明します。
1.洗車の前にボディが熱くなっていないか確認
車を洗う前には、ボディが熱くなっていないか確認しましょう。熱くなったボディに水をかけると、すぐ蒸発して水シミが発生します。特に黒系のボディカラーの車だと、熱を吸収しやすくボディが高温になりやすいです。
水シミを発生させないため、洗車前にはボディが熱くなっていないか確認します。40度近い気温の中では、ボディは70度以上になることもあります。
可能ならば早朝や夕方の気温の低いとき、気温が高くならない秋や春の時期、または直射日光の照りつけない曇りの日に洗車することをおすすめします。
2.クルマの上→下の順で水をかけていく
ボディの温度を確認した後は、洗うために水をかけていきます。水は天井部分から足回りにかけて、上から下の順でかけていきます。
これが、下から上に水をかけると、流した部分にルーフに溜まった砂埃や泥などの汚れが付着し、再度下回りに水をかけないといけないので2度手間です。
全体にまんべんなく水がかかるようにしていきましょう。シャワーノズルを使っても良いですが、高圧洗浄機を持っているならば洗浄機を使っても構いません。
3.拭き取り
最後に拭き取りを行います。拭き取るときは、水をかけるときと同じように、上から下に拭き取っていくと良いです。下から拭いていくと、ルーフ部分に残った水滴が垂れてきて、拭いた部分に付着し再度吹かないといけなくなります。
また、水をかけたあとに発生した水滴が蒸発すると、水シミとなるので、蒸発しない間に素早く拭き取っていきます。特にルーフ部分の水滴が蒸発しやすいため、拭き取るときもルーフ部分から足回りと、上から下に拭いていくようにしましょう。
水シミができないようにするために、曇の日や日陰の下など直射日光が照りつけない中で作業を行うと良いです。気温の高いときよりも、低いときに洗車したほうが洗車後の水滴による水シミは発生しにくいです。
拭くだけ洗車におすすめのアイテム4つ
拭くだけ洗車を行うときに、便利で使いやすいおすすめアイテムを紹介します。
1. グレックス モバイルカーウォッシュ
水なしで洗車できる車用クリーナーです。
車を洗うときには水を使わないために、蛇口のない場所でも使用でき洗車場所を選びません。洗車のときに使うのは市販のマイクロファイバークロスとグレックスモバイルカーウォッシュだけです。
グレックスモバイルカーウォッシュは汚れを落とすばかりではなく、艶出し効果やコーティング効果もあります。
ボディ以外の部分にも使用できるので、足回りの洗車にも使えます。洗車時間の短縮が可能で車1台であれば、最短5分で洗車可能です。
グレックスモバイルカーウォッシュは、水道代を節約できる、水を使わないので手が冷たくなりにくい、洗車時間の時短が可能などとメリットが盛り沢山です。さっと手軽に車を綺麗にしたいときに便利なアイテムです。
2.カインズ 簡単泡シャンプー
車のボディにスプレーして、拭き取るだけで洗車できるアイテムです。泡シャンプーとなっており、吹き付けると泡が発生するのでスポンジで拭き取ってから水ですすぐと洗車完了です。
スプレーしたところを、泡で汚れを拭き取るようにして車を洗っていきます。頑固な汚れも浮き上がらせて落とせます。
泡切れが良いので、洗車後に洗剤成分がボディに残る心配がありません。すべてのボディカラーの車で使用でき、コーティング車でも使えます。
持ちやすいスプレーボトルは、汚れが気になる部分にピンポイントでスプレーできます。
3.シュアラスター クイックワックス
天然カルナバ蝋配合のスプレーボトルタイプのカーシャンプーです。使うときはマイクロファイバークロスのような柔らかい布、または車のボディに吹きかけて、クロスで伸ばすようにして拭いていきます。
水ですすぐ必要がなく、拭くだけで洗車ができるアイテムです。すべてのボディカラーで使用でき、どんな場所でも短い時間で簡単に洗車できます。
また、天然カルナバ蝋が含まれているので、ワックス効果もあり使用後はボディに艶が出ます。洗車と艶出しが行えるので便利です。
4. SOFT99(ソフト99) お手入れシート フクピカ
3層ハイブリッドシート構造の洗車用お手入れシートです。ハイブリッドシート構造の中に汚れを取り込み、汚れを逃がしません。シートは低摩擦加工でスムーズに拭いていけます。
車のボディのどの部分でも使用でき、ドアハンドルのような細かい部分の拭き取りも楽に行えます。スムーズに拭き取れるので、使用するときは力をいれる必要がありません。汚れを落とす効果の他に、ワックス効果もあり撥水性能は1ヶ月ほど持続します。
使用後のシートは燃えるゴミとして捨てられます。さっと取り出して、さっと車を綺麗にできるアイテムです。
→SOFT99(ソフト99) お手入れシート フクピカ 公式サイトはこちら
拭くだけ洗車の注意点
拭くだけ洗車を行うときは、車にダメージを与えないようにするために以下の点に注意しましょう。
- 洗車キズに気を付ける必要がある
- 泥等のひどい汚れには不向き
- 水なしの場合はクロスを多めに用意する必要がある
それぞれの注意点について、詳しく説明します。
洗車キズに気を付ける必要がある
拭くだけ洗車を行うときにも、カーシャンプーを使って洗うときと同じように、すすぎによる予洗いを行いましょう。予洗いはシャワーノズルや高圧洗浄機を使い、ボディやガラス、足回りと車全体を水ですすいでいく作業です。
もしも、予洗いを行わずにボディを拭いていき洗車すると、付着している砂埃が研磨剤のような役割を果たし、こすりつけて拭いていくので洗車キズとつける可能性が高いです。
また、拭くときにも注意が必要であり、目一杯力を入れてボディを拭いていくと、洗車キズがつく可能性があります。拭くだけ洗車は汚れが酷くない車で行うのに適した方法で、それほど力を入れなくても拭いていけば汚れが落ちます。
硬いタオルを使っても洗車キズができやすいので、マイクロファイバークロスのような柔らかい布を使うことをおすすめします。
泥等のひどい汚れには不向き
泥汚れやこびりついた頑固な汚れなどが付着している車では、拭くだけ洗車は不向きです。拭くだけではひどい汚れは落ちない可能性があります。汚れがついたまま拭いていけば、汚れを車のボディに塗りつける結果となり、汚れで洗車キズをつけるかもしれません。ひどい汚れのときは、カーシャンプーを使って洗うようにしましょう。
また、ピッチタールやイオンデポジットなどの汚れは拭くだけでは取れません。カーシャンプーでも落ちないことがあるので、専用の洗剤を使って洗うようにしましょう。専用の洗剤を使って洗うときには、予洗い、洗車、すすぎとカーシャンプーで洗うときと同じ手順で洗車します。
水なしの場合はクロスを多めに用意する必要がある
水なしで洗車するときは、水洗いをして洗うときよりもクロスが汚れやすいです。汚れたクロスでボディを拭くと、汚れを擦り付ける結果となるので、汚れたら新しいクロスを使いましょう。
クロスに付着した汚れによって、洗車キズをつけるかもしれません。そのため、水なし洗車は多めにクロスを用意しておきます。
大きなクロスであれば、折りたたんで使って洗車していき、汚れたら綺麗な部分で拭いていくこともできます。
まとめ
拭くだけ洗車は、必要に応じて水洗いをしてから車を拭いて洗車する方法です。洗車で必要な道具は、専用の洗剤やクロスのみであり、手軽に行えます。洗うときの時間短縮が可能であり、水を使わないときには場所を選ばずどこででも洗車できます。
車に砂埃のような汚れがついているときは、洗車キズをつけないために先に軽く水洗いした方が良いでしょう。
汚れが酷い車には向いておらず、拭くだけ洗車は洗い流せるような汚れがついている車に適した方法です。