洗車で艶出しまで行う方法は?自分でできる簡単艶出しグッズ

メンテ
  • 更新日:2024/09/26
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汚れて艶が失われた車の艶出しをしたいと思うオーナーは多いでしょう。

洗車して車の汚れを取ったときに、ワックスやコーティングを行うと艶が増します。簡単に艶出しできるグッズも販売されているので、そのようなグッズを使うのも効果的です。

この記事では、洗車で艶出しを行う方法を紹介します。

洗車で艶出しを行うには?

車を洗車のときに艶出しを行うならば、以下のような方法を試してみると良いでしょう。

  • ワックスを利用する
  • 簡易コーティング剤を利用する
  • プロにコーティングを依頼する

ワックスを利用する

洗車後にワックスをかけると、車の艶出しが可能です。最初に洗車して、車のボディが綺麗になり、水垢や油分があるならばそれらも除去してからワックスを使いましょう。汚れがついたボディに使用すると、ワックス効果を薄めます。

艶出しを行う方法にはコーティングもあります。ワックスとコーティングは重ね塗りできるのではないかと考える人もいるかもしれませんが、おすすめできません。ワックスは油脂性ですが、コーティングは油が苦手です。重ね塗りすると、艶が失われボディがくすむ結果となるので止めましょう。

ワックスの種類

ワックスには、固形タイプ、半練りタイプ、スプレータイプがあります。

固形タイプ

固形タイプは車のボディに塗って使用し、艶出し効果が高いです。ただし、ボディに塗り込んでいくので、塗り残しが発生するおそれがあります。

半練りタイプ

半練りタイプはクリーム状のワックスであり、固形タイプよりも使いやすいです。固形タイプと同じようにボディに塗り込んでいきますが、研磨剤が含まれていれば水垢除去効果も期待できます。固形タイプよりは艶出し効果は低いです。

スプレータイプ

液体のスプレータイプは、車のボディにスプレーして使うワックスです。手軽に塗布してワックス効果を得ることができます。ボディに薄く塗れるのでムラが発生しにくいです。ワックスの中では一番艶出し効果が低いです。

簡易コーティング剤を利用する

簡易コーティング剤を使っても、車の艶出しが可能です。
洗車後にボディにスプレーして、ウェスのような柔らかい布で拭き取るだけでコーティングできます。車の艶出しができ、さらに水滴や汚れを防ぐ効果も期待できます。

専門店で施工するコーティングよりも艶出しや汚れ防止効果は薄いですが、素人でも手軽に行えるのがメリットです。コーティングを硬化させる時間も短くて済むので、使用後に少し時間を置くと車を運転できます。

コーティングの種類

コーティングにはいくつか種類があり、代表的なのがポリマー系、ガラス系、ガラスの3つです。

ポリマー系コーティング

樹脂を主成分とするのがポリマー系コーティングです。ワックスよりも艶出しや汚れ防止効果が続き、費用を抑えてコーティングできます。艶出し効果と汚れ防止効果の持続時間は長くて半年程度です。コーティング被膜が柔らかく、熱で劣化しやすいです。また酸性雨や紫外線でも劣化します。

ガラス系コーティング

ガラス系コーティングは、ガラス成分を含むコーティング剤です。ガラスを含む成分でコーティング被膜を作るために、ポリマー系よりも汚れ防止効果が高いです。持続性や耐久性にも優れておりながらも、コーティング剤の費用は比較的安くなります。艶出し効果と汚れ防止効果の持続時間は長くて1年程度です。

ガラスコーティング

ガラスコーティングは、ガラスのみを成分とするコーティング剤です。3つのコーティング剤の中で、一番艶出し効果や汚れ防止効果が高く、長くて5年ほど効果が持続します。コーティング剤の費用も一番高くなります。

コーティングの性質

また、コーティングの性質にも種類があり、撥水、親水、疎水の3つです。

撥水

撥水は水滴を弾き、粒状や棒状にしてボディから流します。雨の中や洗車での水を弾くことができ、車についた汚れを一緒に流し落とします。

親水

親水は車の塗装面に水をなじませる性質があり、ボディ表面で水が膜状になってできていき、やがて流れ落ちます。ウォータースポットやイオンデポジットが発生しにくいです。

疎水

疎水は撥水と親水の中間の性質です。雨や洗車で塗装面に付着した水滴は、膜状になりながらも、弾かれて流れ落ちます。親水よりも水切れが良いです。

プロにコーティングを依頼する

車の艶出しを行うならば、簡易コーティングする方法もありますが、他にもプロの業者にコーティングを依頼する方法があります。

コーティング効果を十分に発揮するには、下地処理である水垢や鉄粉、汚れなどの洗車が必要です。プロの専門店であれば、下地処理を十分に行い、専用設備のある中でコーティングしてくれます。

また、いくつかコーティング剤の種類があるので、好きなコーティング剤を使用できます。
どのコーティングが良いのかアドバイスをもらうことも可能です。業者によっては、ボディだけではなく、ホイールのコーティングも行っています。

ただし、専門店で施工すると費用が発生し、簡易コーティングするときの費用よりも高いです。コーティング費用は、コーティングの種類によって違います。主なコーティングは、ポリマーコーティング、ガラス系コーティング、ガラスコーティングです。

簡単に艶出しできるおすすめ洗車グッズ

簡単に艶出しできるグッズが販売されており、素人でも手軽に使えます。おすすめの洗車グッズを紹介します。

GREX Mobile Carwash ONE

水を必要とせず使える洗車クリーナーです。水をほとんど必要とせず、水道の蛇口のない場所でも洗車できます。艶出し効果もあり、汚れがつきにくくなります。最短で5分で洗車が終わるので、忙しい時間の合間でも洗車可能です。

洗車時に使うのは、マイクロファイバークロスのような柔らかい布と、GREX Mobile Carwash ONEだけです。

最初に、GREX Mobile Carwash ONEを車のボディ表面に適量吹きかけ、その後柔らかい濡れた布で拭き取ります。次に、柔らかい布で乾拭きします。拭きムラがなくなれば、洗車完了です。

→GREX Mobile Carwash ONE 公式サイトはこちら

レインドロップ

ソフト99から発売されている、コーティング剤です。車のボディにもガラスにも使用でき、施工場所を選びません。撥水効果持続時間は、ボディは3ヶ月、ガラスは2ヶ月です。

使い方は、洗車後の濡れた表面にレインドロップをスプレーするだけです。広範囲にスプレーできるので、車全体に施工するにしても時間がかかりません。スプレー後は柔らかい布で、拭き取って完了です。

撥水効果が長く続くので、何度も頻繁に施工する必要がありません。ホイールや樹脂部分にも使えます。

→レインドロップ 公式サイトはこちら

シュアラスターインパクトジュニア

濡れたボディ表面にも使用できる固形ワックスです。天然カルナバ蝋を使用しており、厚みのある膜のワックスの艶を作ります。ワックス効果の持続時間は、約1ヶ月です。

使用時は、先に水洗いまたはカーシャンプーで洗車します。インパクトジュニアに付属のスポンジを水で濡らし、ワックスをつけてボディ全体を塗っていきます。ワックスが乾き始めたら、柔らかい布で拭き取れば完了です。

少量でもワックス効果を得られるので、力を入れずに塗って伸ばすだけで十分です。

→シュアラスターインパクトジュニア 公式サイトはこちら

ゴールドグリッタープラス

どの色の車にも使用でき、塗布するだけで撥水効果の得られるコーティング剤です。天然成分を使用しており、手に優しいです。素手でも使用できます。使用後は撥水効果の他に、除菌消臭効果や、静電気防止効果も得られます。ただし内装やレザーには使えません。

洗車後に柔らかい布にスプレーして、ボディ全体を拭けば施工完了です。拭き残しが気になる場合は、最後に乾拭きしてください。

樹脂部分にも使用でき、使うときは使用場所を考える必要がありません。2ヶ月程度撥水効果が続きます。

→ゴールドグリッタープラス 公式サイトはこちら

フクピカ ストロング

ボディ表面を拭くだけで、撥水効果や艶出し効果の得られるシートタイプのワックスです。フクピカシリーズの耐久性や撥水効果を高めたタイプです。ワックスの耐久性は約3ヶ月で、長い時間撥水効果を発揮します。

フクピカ ストロングを1枚取り出し、ボディ全体を拭いていきます。全体を拭いたら施工完了です。汚れが酷いボディ部分は、フクピカ ストロングで拭き取り、次にシートの綺麗な部分で拭き上げます。

使用時は乾拭きする必要はなく、ボディ全体を拭き上げるだけです。汚れている部分は、そのまま汚れを拭き取るために使用できます。

→フクピカ ストロング 公式サイトはこちら

車の艶が失われる原因

車はさまざまな原因によって汚れていき、やがて艶が失われます。艶が失われる原因は以下が考えられます。

  • 紫外線
  • 水シミ(イオンデポジット)
  • 洗車傷
  • ワックスに染み込んだ汚れ

紫外線

車の塗装は紫外線によってダメージを受け、やがて艶が失われていきます。塗装が紫外線を浴びると、次第に劣化していきます。塗装の顔料の分子結合が壊されていくために、劣化は進みます。劣化がひどいと塗装が白い粉を吹いたような状態となり、チョーキング現象と呼ばれる状態です。

一般的に車の塗装は何層かにわけて塗られており、上から順に上塗り、中塗り、下塗りです。紫外線が上塗りの塗装面にダメージを与えると、塗装の光沢が失われて艶がなくなります。さらにダメージが進み劣化がひどいと、塗装の剥離やひび割れが発生します。

紫外線で塗装の剥離やひび割れが発生すると、洗車しただけでは塗装がもとに戻りません。もとに戻すには再塗装が必要です。紫外線で大きなダメージを受けないためには、こまめに洗車するか、コーティングしておきます。

水シミ(イオンデポジット)

雨が降ったときや洗車時の水滴が、ボディ表面に残ったままにすると水垢が発生します。水垢は艶を失わせる原因の1つです。油性の汚れであるために、水垢は洗車すれば落ちます。

水垢を放置すると、発生するのがイオンデポジットです。水に含まれるミネラルや汚れが、白いリング状になって発生します。水垢の中の水分だけが蒸発してなくなるので、白いリング状になります。洗車するか、専用クリーナーで洗うと落とすことが可能です。イオンデポジットも車の艶をなくします。

イオンデポジットを放置したままにして、発生するのがウォータースポットです。ウォータースポットは、水滴のレンズが太陽の光を集めて、塗装を熱して発生させます。塗装が傷ついた状態となるので、洗車してもウォータースポットはなくなりません。研磨しないと落とせないので、ウォータースポットは整備工場などでコンパウンドを使い磨いてもらいます。

洗車傷

洗車の仕方によって、細い線のようなスクラッチ傷を発生させます。スクラッチ傷は光を浴びると目立つために、塗装の艶がなくなります。スクラッチ傷は浅いと洗車してもなくなりますが、傷の状態がひどいと研磨しないと落とせません。

車のボディに砂埃や泥などがついたまま洗車すると、それらの汚れが研磨剤の役割を果たしスクラッチ傷を作ります。また、強く力を入れて洗車するのも、スクラッチ傷を発生させます。さらに、洗車機を使うときの、洗車ブラシもスクラッチ傷の原因です。

ワックスに染み込んだ汚れ

ワックスも使い方によっては、車の艶がなくなっていきます。特に何度もワックスを塗っていくのはおすすめできません。

油脂成分で構成させるワックスは、有機成分であり、有機汚れの花粉や排気ガスなどが付着します。汚れが付着した上から、さらにワックスを塗れば汚れを固めることになります。

もしも、ワックスを塗った後に汚れが目立ったら、ワックスを落として再度塗り直します。ワックスは油脂成分であるために、カーシャンプーでも落ちますが、家庭用の中性洗剤を使うと落としやすいです。車を傷つけずワックスが落ちます。

車の艶を維持するためには

車はワックスやコーティングによって艶出しできますが、メンテナンスしないと艶は失われます。車の艶を維持するには、以下を意識するようにしましょう。

  • 定期的に洗車を行う
  • 車を屋内に保管する

定期的に洗車を行う

車を洗わずに長い期間放置すると、汚れによってくすんでいき艶が失われます。付着した汚れを放置すれば、やがて頑固な汚れとなって洗ってもなかなか落ちません。汚れが固着しないようにするために、定期的に洗車するようにしましょう。

青空駐車しているなら月に2回、屋内駐車しているならば月に1回は洗車したほうが良いです。汚れの程度が軽いときは水洗いでも十分ですが、可能ならば毎回カーシャンプーを使うようにしましょう。カーシャンプーならば、水洗いで落とせない汚れも除去できます。

カーシャンプーは、弱酸性、中性、弱アルカリ性などがあります。弱酸性はシミを落としやすく、中性は塗装へのダメージが少なく、弱アルカリ性は油汚れを落としやすいです。車の状態に合わせて、カーシャンプーの性質を選ぶようにします。普段使うならば、中性で良いでしょう。

車を屋内に保管する

車は雨風や紫外線によって汚れていき、塗装がダメージを受けて艶がなくなっていきます。屋内で車を保管すれば雨風や紫外線を受けないようにできるので、艶を維持しやすいです。

屋内駐車場や車庫、カーポートなどで車を保管するようにしましょう。もちろん車を走らせれば、雨風や紫外線を受けるので、完全に車が汚れるのを防げるわけではありません。また、経済的事情やスペースで、屋内保管が難しい人もいるでしょう。

屋内保管が難しい場合は、定期的に洗車しておけば、汚れが固着するのを防いで車の艶を維持できます。

車のくすみがひどい場合は・・・

車は汚れによってくすみますが、くすみを除去すれば輝きが戻ります。気になる方は、以下の方法を試してみてください。

  • 水シミを除去する
  • ボディを研磨する

水シミを除去する

車がくすむ原因の1つが水垢によってできる水シミです。ボディ表面に付着した水滴が蒸発して水の中に含まれる汚れが表面化することによってシミが発生します。

水シミの種類は、イオンデポジットとウォータースポットです。イオンデポジットは発生してから時間が経っていないときは、カーシャンプーでも落ちます。しかし、時間が経って頑固なしみとなった場合は、専用のクリーナーを使います。

最初に洗車して、その後専用クリーナーで洗います。イオンデポジット除去剤として販売されているので、手頃なのを1つ用意すると良いでしょう。洗った後は、水洗いして拭き上げすればイオンデポジットの除去完了です。

ボディを研磨する

水シミがウォータースポットになった場合は、塗装面を陥没させているので洗っても落ちません。

落とすには研磨して塗装面を磨いていきます。市販のコンパウンドを使って、塗装面を磨いていきましょう。ウォータースポット除去剤として販売されているので、使いやすそうなものを用意します。洗車してから、ウォータースポット除去剤で磨き、最後に水洗いして拭き上げれば完了です。

まとめ

車の艶出しを行うには、洗車後に一工夫します。ワックスかコーティングを行って、車の艶出しが可能です。コーティングは業者に依頼して行ってもらうこともできますが、簡易コーティング剤を使えば自分でもコーティングできます。

艶出しを行った後は、艶を維持するために、定期的に洗車するようにしましょう。洗車せず汚れを放置すれば、車に固着して洗っても落ちなくなります。可能ならば、屋内で車を保管すると、艶が失われにくくなります。

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