車をディーラーに査定してはいけない理由 なぜ安値で査定されるのか?

売却
  • 投稿日:2023/05/31
  • 更新日:2023/05/31
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「ディーラーの査定って、なぜ低いの?」
「できれば高く売りたいけど、ディーラーの他にも方法はあるの?」

そんな疑問をお持ちではありませんか。確かに、ディーラーは新車販売がメインの業務ですので下取りの査定には力を入れておらず、その金額も低くなりがちです。ですが、何かと厳しいこのご時世ですので、愛車は少しでも高く売りたいですよね。

そこでこの記事では、ディーラーの下取り査定が低い理由と、できるだけ高値で売る方法について詳しく解説します。

ディーラーの下取り査定はなぜ低いのか?

まず、なぜディーラーの下取り査定が低いのか、その理由について見ていきましょう。ディーラーの主な業務は新車販売ですので、査定が苦手です。また、ディーラーはノーマル状態を好むため、査定ではカスタムパーツが評価されません。

ディーラーは新車販売がメイン

ディーラーの仕事は基本的に、新車の販売がメインです。ディーラーの下取りには、要らなくなった車を引き取るだけではなく、新しい車の費用から値引きして乗り換えやすくするという目的があります。

つまり、ディーラーにとって下取りは、あくまでも新車を販売するためのオマケであり、力も入れていません。

それに対して買取店では、買い取った車は自社で販売する商品となるため、売るものがなくならないよう積極的に仕入れています。

ディーラーは査定が苦手

ディーラーは、査定が苦手です。査定はディーラーにおいてオプション的な業務であるため、下取りした車の販路も限られます

状態がいい自社ブランドの車であれば系列の中古車販売店で再販しますが、その数は少なく、ほとんどの下取り車は中古車オークションで処分されます。そのため、損さえしなければいいという程度の査定しかできません。

一方の買取店は、車を高値で売るルートをいくつも持っているため、相場に見合った価格の提示が可能です。

純正パーツが評価される

ディーラーの査定では、純正パーツが評価されます。社外品のカスタムパーツには、中古車として再販する際にディーラー保証を付けられません。

カスタムパーツが装着されたまま下取りされた場合は純正パーツに戻されますが、この際にかかる費用は事前に査定から引かれますので、査定額は低くなります。

また、ディーラーの査定はマニュアル化されていることから、買取店とは異なりカスタムパーツを適正に評価できないという事情もあります。

ディーラーで下取りに出した車の行方

ディーラーで下取りされた車はその後、主に4つのルートに分かれて処理されます。高年式で走行距離も少ない車は、自社で整備・清掃された後、認定中古車として系列の中古車販売店で再販されます。

認定中古車として販売できない状態の車は中古車オークションに出品され、落札した別の業者が店頭に並べて販売します。走行には支障がないものの走行距離が多く外装にも難があり、国内で再販できないと判断された車は、日本車を高く評価している海外に輸出されます。

事故車や水没車など、状態が悪くどこにも出せないような車は、解体業者に売られスクラップ処分となります。

査定基準がそもそも違う

そもそも、ディーラーと買取店とでは査定基準が異なります。再販ルートを多く持たないディーラーでは、下取りした車の大部分を中古車オークションに出品することになります。

そのため、中古車オークション相場の金額より下取り額が上回って損をしないよう、査定の基準価格は低めに設定しているのです。

一方で、買取した車を自社で販売する買取店では、中古車オークションを通すディーラーよりマージン幅が広く、査定額を上げる余力があります。

少しでも高く売りたい場合はどうすればいいのか

ここからは、少しでも高く車を売る方法について紹介しましょう。まず、買取業者の査定や一括査定サービスに査定を依頼して、適正な相場を把握しましょう。定期的に行われている、買取キャンペーンを利用するという手もあります。

買取業者に査定してもらう

1つ目の方法は、買取業者に査定を依頼することです。車を引き取るだけのディーラーとは違い、買取業者であれば下取り額を上回る査定額が期待できます。

また、買取業者の競争も激化していますので、複数の業者に依頼して査定額を競わせると、より有利な条件を引き出せるでしょう。

買取業者が提示した金額を元に、再度ディーラーに交渉することも可能です。

一括査定に出してみる

2つ目の方法は、一括査定サービスを利用することです。一括査定とは、1つのサイトに売りたい車の情報と個人情報を入力するだけで、複数の買取業者に査定を申し込めるサービス。

業者に車を持ち込んで個別に査定を依頼する必要がない上に、それぞれの買取業者が競い合うため、高い査定額が期待できます。

申し込むと複数の業者から電話が殺到するのがネックですが、それぞれの担当者と上手に価格交渉すれば、より有利な条件で売却できるでしょう。

キャンペーンを利用する

3つ目の方法は、買取キャンペーンを利用することです。買取業者は定期的に査定キャンペーンを展開して、買取の強化を図っています。

内容は業者ごとに異なり、「査定額〇〇円UP」などをはじめ、現金のキャッシュバックや各種ポイント付与、金券プレゼントなどさまざまです。

キャンペーンを上手く利用すれば、よりお得に車を売却できるでしょう。

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まとめ

今回は、ディーラーの下取り査定が低い理由と、できるだけ高値で売る方法について解説しました。

ディーラーは新車販売がメインですので、下取りには力を入れておらず、査定自体も苦手です。また、ディーラーでは純正パーツを高く評価することもあって、買取店より下取り査定が低くなります。

少しでも高く車を売りたい時は、定期的に行われている買取キャンペーンを利用しつつ、買取業者の査定や一括査定サービスに愛車を出してみましょう。

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