車を高く売るコツを事前準備から交渉、日常生活のポイントまで解説

売却
  • 投稿日:2023/11/02
  • 更新日:2023/11/02
  • 388

「車を高く売るためのコツが知りたい……」
「なるべく高く車を売るには、どんなことに気をつけたらいいの?」

そんな悩みをお持ちではありませんか?確かに、車を高く売却するためには事前にどんな準備が必要なのか、どんな業者に依頼したらいいのか、よく分かりませんよね。

また、査定時での交渉や日常的な注意点など、気になることは多くあります。

この記事では、車を高く売るコツについて、事前準備から交渉、日常生活のポイントまでを徹底解説します。

車を高く売るコツ:事前準備

車を高く売るには、事前準備が必要です。まず、車の買取相場を調べつつ、売る時期を見計らいましょう。

また、車をできる範囲できれいな状態にしておくとともに、純正パーツやメンテナンスノートなども忘れずに用意しましょう。

事前に相場を調べておく

車を売る時は、事前に買取相場を調べておきましょう。相場の目安が分かっていれば、査定を受けたお店で売却するかどうかを判断しやすくなります。逆に、相場を知らないまま査定を依頼すると、業者が提示した査定額が妥当なのかが分からず、安く買い叩かれてしまう恐れも。

そこで、車種や年式、グレード、走行距離、車検満了日などの情報をそろえ、事前にネットで買取相場を調べておきましょう。

また、相場より安い価格が提示された場合は、その理由を聞いてみましょう。

売る時期を把握

車を売る時期についても、事前に見極めておきましょう。売却のタイミングは最も重要なポイントで、車の買取額に大きな差が出ます。1年を通しておすすめする売却時期は、車の需要が高まる決算期の1〜3月と9月です。

それ以外の時期は需要が低く、売れ残りのリスクがあるため販売店は高く買い取れません。

また、フルモデルチェンジが発表された直後は、現行モデルの買取相場が大きく下がってしまいますので、売却する時は少しでも早く決断しましょう。

年式、走行距離にも気を付ける

車を売る際は時期のほか、年式や走行距離といった要素にも気をつけましょう。どちらも「大台」に乗る前に売らないと、査定額が大幅に下がってしまうからです。

年式は初度登録から10年がボーダーラインで、それより古い車はメンテナンスや修理が必要となることが多く、査定額は低くなります。

走行距離は10万キロが1つの区切りであり、それを超過すると過走行車として大きく減額されます。このように、走行距離と年式は査定額に大きな影響を及ぼすため、注意が必要です。

車検直前なら

車検時期が直前であれば、車検を受けないで売るようにしましょう。車検を受けてから売っても、査定には大きなプラスとはならないからです。

例えば、車検に10万円かかったとしても、査定に10万円分の評価は加算されません。車種のクラスによって異なりますが、仮に車検がフルに残っていても、査定額の上げ幅は数万円程度に留まります。

そのため、車検満了日を超えないタイミングで車を手放せるのであれば、車検を受けずに売ってしまった方が経済的にお得です。

洗車・清掃はきっちりと

車を売る前には念入りに洗車して、車内も清掃しておきましょう。きれいな車は、査定士に「丁寧に使われており、メンテナンスも行き届いている」といった印象を与えます。

逆に、ボディが汚れ車内にゴミが散乱しているような車だと「乗り方やメンテナンスが雑そうで、買取後に不具合が出るのでは?」といった、マイナスのイメージが湧きます。

また、実際に室内の臭いは査定額に大きな影響が出ますので、事前に消臭しておきましょう。

純正パーツを用意

カスタマイズしている車であれば、査定前に必ず純正パーツも用意しておきましょう。純正パーツがない場合、高価なカスタマイズだったとしても査定額が低くなってしまう恐れがあります。

中古車を買う人は純正パーツを好む人が多く、足回りなどのカスタマイズは走行に支障が出るケースがあることから買取を敬遠されてしまいますので、事前に元に戻しておきましょう。

一方で、有名メーカーのオーディオやナビ、アルミホイールなどは、査定が高くなることもあります。

キズやへこみを無理に修復しない

査定を依頼する際、気になってしまうのがボディのキズやへこみですが、無理に修復する必要はありません。よほど酷いものでない限り、そこまで査定額に影響は出ないからです。

プロに頼んでキズやへこみをきれいに修復しても、かかった金額分のプラスにはならず、結果的に損してしまいます。

また、自分でタッチペンなどを使ってキズを隠してしまうと、かえってマイナス査定を受けてしまいかねませんので、そのままの状態で依頼しましょう。

メンテナンスノートを準備

査定を依頼する時には、必ずメンテナンスノートを準備しておきましょう。メンテナンスノートは、保証書と整備点検記録簿がセットになったもので、これまでの車の整備状況が記録されています。

メンテナンスノートが無いと、いくらきちんと定期的な整備を受けていたとしても、それを証明できず減点となるため、必ず用意しましょう。

なお、メンテナンスノートに記載される氏名や住所などの個人情報は切り取れるようになっており、買取店が処理します。

車を高く売るコツ:日常生活

日常的な車の扱い方によっても、車の査定額は大きく変わります。駐車スペースの環境を整えるとともに、日ごろから安全運転を心がけましょう。また、車はきれいな状態を保ちながら定期的に走行させておくと、機関系のコンディションも維持できます。

安全運転

1つ目のポイントは、日ごろから安全運転を心がけることです。丁寧な運転をしていれば事故に遭う確率も下がりますので、きれいな状態のまま売却できます。

一方で、フレームに損傷を受けるような事故に遭うと、いくら修理しても修復歴がある車となり、査定額は大きく下がってしまうでしょう。

事故は自分の体にも大きな影響を与えますので、安全運転はとても大切です。

駐車環境

車を高く売りたいのであれば、駐車スペースの環境も整えておきましょう。屋根のない露天駐車では、直射日光や風雨、砂ホコリなどでボディの塗装や内装を痛めてしまいます。

可能であれば車庫での保管が望ましいですが、難しい場合はボディカバーをかけて駐車することで、車を汚れや色褪せから守れるでしょう。

駐車環境を改善できない場合は、ボディコーティングもおすすめです。

洗車、清掃

洗車や室内の清掃・消臭は、普段からこまめに行いましょう。普段から洗車や清掃をしていないと、ボディに汚れが定着したりシートにシミが残ったりして、落ちにくくなってしまいます。

また、タバコやペット、食べ物などの臭いが室内に染み付いていると、査定が大きく下がりますので、日ごろから消臭スプレーなどでケアしておきましょう。

定期的に動かす

あまり乗らない車でも、定期的に走行させましょう。長期的に乗らない期間があると、エンジンやミッションのコンディションが悪くなってしまいます。

車を動かす期間の目安は1週間に1回程度、時間は30分〜1時間ほどで、ただエンジンをかけるだけではなく実際に走らせるのがポイントです。

また走行しなくてもエンジンオイルなどは劣化するため、定期的に交換しましょう。

車を高く売るコツ:売り先の選び方

車を高く売却するには、売る相手となる業者の選択も重要なポイントです。一般的に、ディーラーの下取りよりも中古車専門店での買取の方が高く買い取ってもらえます。また、査定はできる限り複数の業者に依頼しましょう。

下取りよりも買取

車を高く売りたいのであれば、ディーラーの下取りよりも中古車専門店での買取を利用しましょう。中古車専門店であれば中古車の市場に詳しく、車種やグレードなどに見合った査定額を付けてもらえるからです。

また、ディーラーでの査定とは違い、社外品のカーナビやアルミホイールなども評価してくれるため、下取りよりも高い査定額が期待できます。

複数社で査定してもらう

できるだけ高く車を売りたいという方は、複数社に査定を依頼してみましょう。複数の業者に依頼すると、それぞれから提示された査定額を比較できます。

また、同時にいくつかの業者に査定を依頼すれば各社が競い合うため、より高い価格を提示してくるでしょう。業者ごとに得意な車のジャンルが異なるため、より高く買い取ってくれるところを見つけられる可能性もあります。

より良い査定額を引き出すためにも、複数の業者の査定結果を交渉の材料にしましょう。

車を高く売るコツ:交渉

交渉時においても、気をつけるべきポイントがあります。まず、買取査定を依頼する際は誠実な態度で臨みましょう。また、セールストークには惑わされず、一方でしっかりと売る気がある姿勢を示しましょう。

誠実な態度を心がける

買取の交渉をする際は、業者に対して誠実な態度を心がけましょう。相手も人間ですので、「査定額を上げろ」と横柄な態度を取ってくる客に対しては、高値で買い取ろうという気持ちが失せてしまいます。

また、修理歴などの不利になることも、正直に答えておきましょう。プロは見抜きますので騙し通すことはできませんし、嘘がバレると印象は最悪です。

相手の印象を悪くしてもデメリットしかありませんので、査定士とは良好な関係を築きましょう。

セールストークに惑わされない

買取の交渉時には、業者のセールストークに惑わされないようにすることが大切です。業者も商売なので、あの手この手を使って少しでも安く車を仕入れ、利益を確保しようと考えます。

例えば「今売れば○万円プラス」といってお得感を演出したり、「上司に相談します」といって依頼者に寄り添う姿勢をアピールしたりするなどして、業者は買取を迫ってくるでしょう。

それらに惑わされないよう事前に買取相場を調べておき、即決もしないようにしましょう。

相談したいだけ感を出さない

業者に査定を依頼する際には、しっかりと売る気を見せるようにしましょう。

ただ相談するだけという態度で査定を依頼すると、業者も冷やかしだと受け止めて必要以上に車を見ようとしなくなるため、最大限の価格を提示してもらえません。

本気度の高い客の方が査定士の印象もよく、交渉の成功度も高まります。できるだけ高く車を買い取ってもらうためにも、査定時には相談したいだけ感は出さず、売る気があることをしっかりと伝えましょう。

まとめ

今回は、車を高く売るコツについて、事前準備から交渉、日常生活のポイントまでを解説しました。

車を売る際は事前にしっかりと準備し、時期を見計らってから査定を依頼しましょう。ディーラーの下取りではなく、複数の中古車販売店に買取を依頼すると高く売れる可能性が高まります。

また、日常的に安全運転を心がけ、駐車環境も整えて車をきれいに維持しましょう。業者には誠実な態度で接して、セールストークには惑わされず車を高く売却してください。

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