カーリースは車を購入するのではなく、月々の定額料金で車を利用するサービスです。少し前まではリースと言えば法人向けのサービスが主流でしたが、最近は個人向けカーリースに一気に広がりを見せており、利用者も増えてる注目のサービスです。
カーリースには「車の購入や維持にかかる費用を抑えられる、新車に乗り換えやすい、面倒な手続きや管理が不要」などのメリットがありますが、「改造やカスタマイズができない、途中解約ができない、走行距離に制限がある」などのデメリットもありますので、十分な検討が必要です。
この記事では、カーリースの仕組みや料金、契約方式とメリット・デメリットについて詳しく解説します。カーリースに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
【カーリースをご検討中の方へ】
carsでは、月々8,800円〜利用できるカーリースサービス「carsマイカー定額」を提供しています。もちろん、初期費用・頭金0円、税金や自賠責、車検費用など全てコミコミです。
3年の短期契約や、1ヶ月単位でのご契約も可能で(3〜7年の間)、国産車、輸入車と幅広い車種を取り揃えております。お客様のオーダーに沿ってお車を手配することも可能です。
- 費用やプランなど、サービスの詳細を聞きたい
- どんなプランが良いのかアドバイスをもらいたい
- 乗りたいクルマがあるので探して欲しい
などなど、お気軽にご相談ください。
カーリースとは?その仕組みについて
カーリースは月々定額でマイカーを持てる方法
カーリースは、クルマ購入に代わる「新しいクルマの持ち方」とも言える方法です。
月々定額でクルマの車両価格や維持費を支払い、本当にマイカーのようにクルマを使えます。もちろん、レンタカーやカーシェアではできない、荷物の積みっぱなしもOKです。
カーリースの仕組みは、リース会社が車を調達しユーザーに車を貸し出す形式で、車検証の「所有者」欄にはリース会社が記載されますが、使用者として車を利用するのはユーザー自身です。ユーザーは契約を交わし、リース料金を支払うことで車を利用できるのです。
カーリースがお得と言われる「残価設定」という仕組み
そして、カーリースの仕組みを語る上で必ず外せないのが「残価設定」という考え方です。
カーリースの車両本体価格は、そのクルマのすべての車両本体価格を支払わなければならないわけではなく、ほとんどの場合、残価が設定され、ユーザーが支払う車両本体価格は、その残価が値引きされた部分のみです。
簡単な話、3年リースなのに100%の車両本体価格を請求されるのはおかしいですよね。なので、ユーザーが使う年数に合わせて残価が設定されるため、合理的な利用料が期待できると言うわけです。
新車価格の100%分を支払わなくていいということは、その分支払いのハードルが下がるということでもあるので、憧れのクルマに新車で乗れるチャンスが増えます。
残価設定には2つの方式がある
また、この残価設定にはオープンエンド方式とクローズドエンド方式があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
契約前には、しっかりと契約内容を確認し、自分のニーズに合った契約方式を選ぶようにしましょう。
以下、それぞれのメリット・デメリットを簡単に表にしたものです。
オープンエンド | クローズドエンド | |
---|---|---|
特徴 | 残価が公開される | 残価は非公開 |
メリット | 月額を多少安くすることも可能 | 精算時のリスクがなく安心 |
デメリット | 精算時残価を下回ると超過支払いが発生 | やや少なく設定されている傾向ありr |
オープンエンド方式
オープンエンド方式とは、契約時に車両の残価が公開されている契約方式。契約者とリース会社でその金額を調整することも可能です。
残価を高く設定すれば、月額利用料を安く抑えることができます。
しかしこの方式では、もし返却時の査定額が設定した残価を下回ってしまった場合、追加費用が発生することになります。そのため、残価設定は慎重に行う必要があります。
クローズドエンド方式
クローズドエンド方式では、残価は公開されず、リース会社が設定を行います。
クローズドエンド方式では、月額利用料はオープンエンド方式に比べて高くなりますが、契約満了時には差額精算の心配がないため、安心して車を返却できます。
そのため、クローズドエンド方式では契約満了後のトラブルが起きにくいというメリットもあります。
残価の設定をリース会社に任せるため、契約者との間での価値の相違やトラブルが生じる心配がありません。
カーリースの料金には何が含まれている?
カーリースのサービスを調べていると「メンテナンス費用込み」などと書かれていることがほとんどんかと思います。
実際、カーリースの月額費用に含まれているのは車両本体価格だけでなく、税金や車検費用、そしてメンテナンスや維持にかかる費用の一部が含まれているサービスも多いです。基本的には「車両本体価格+各種税金(自動車税や重量税等)+自賠責保険」はデフォルトで含まれていると考えていいでしょう。
また、各社様々なプランを用意し、手厚いサービス内容にしているカーリースサービスも多く見受けられます。
当然、手厚いプランほど月額費用は高くなりますが、消耗品が突然ダメになることもあるので、安心できると言う面ではお得です。ご自身の予算との兼ね合いで、プラン決定をするといいでしょう。
カーリースのメリット
ここからはカーリースのメリットを見ていきましょう。
初期費用が抑えられる
カーリースを利用する際には、通常の車の購入と比べて初期費用を抑えることができます。
頭金の必要もなく、購入時の諸経費も月々の支払いにできるので、購入時にまとまったお金は不要です。
車を購入するために貯金をする必要がないため、手軽に車に乗ることができます。
メンテナンス費や車検費用も定額にできる
カーリースでは、車検やメンテナンス費用も定額化できます。通常の車の場合、定期的なメンテナンスや車検に費用がかかりますが、カーリースでは定額料金に含めることできます。
そのため、急な故障による予期せぬ出費の心配も必要ありません。
新車に乗りやすい
カーリースを利用することで、新車に乗りやすくなります。定額制で車を利用できるため、憧れだった新車にも手軽に乗ることができます。
車を購入するとまとまったお金が必要になり負担がかかりますが、カーリースでは定額料金で新車を利用できるため、経済的にも魅力的です。
乗り換えがしやすい
カーリースでは、利用期間が終了したら簡単に乗り換えることができます。
車を購入した場合、売却や下取り手続きなどが必要ですが、カーリースではそれらの手間がありません。
利用期間が終わったら、すぐに次の車に乗り換えることができ、自分のライフスタイルやニーズに合わせて、柔軟に車を選ぶことができます。
カーリースのデメリット
カーリースは、利便性や経済的な面でメリットがある一方で、制約があることも念頭に置いておく必要があります。
自分のニーズやライフスタイルに合った選択をするために、事前に情報をしっかりと収集し、検討することが大切です。
基本的に途中解約できない
カーリース契約は、決まった期間の契約となっており、途中で解約することは基本的にできません。
ライフプランの変更などで車の乗り方が変わる可能性がある場合には、しっかりと考えてから契約しましょう。
違約金が発生する可能性がある
前述のように途中解約する場合や、全損事故などで車が使えなくなった場合にも強制解約で違約金が発生します。
また、盗難などで車がなくなった場合も、違約金などの費用が必要になります。
違約金は、契約の残期間や、車の残価などによって変動しますが、大きな金額になるケースが多いので注意が必要です。
走行距離に制限がある
カーリース契約では、契約期間中の走行距離に制限があり、制限を超えた場合には追加料金が発生することがあります。
また、制限距離を超えた場合には車の価値が低下する可能性もあり、自分の通勤や移動の距離に合わせて契約する必要があります。
改造やカスタマイズができない
カーリース契約では、車の改造やカスタマイズができないケースが大半です。車を借りるだけでなく、自分好みにカスタマイズしたいという人にとっては不便な点です。
車の外観や内装を自分の好みに合わせたい場合には、カーリースではなく、車を購入する方が適しているかもしれません。
まとめ
カーリースは車のサブスクに似たサービスであり、一定期間、定額で車を借りることができます。契約期間中、自分が選んだ車をマイカーとして使うことができ、頭金0円から利用できます。
カーリースにはメリットとデメリットがありますが、自分の予算やニーズに合わせた柔軟な車の利用ができる点が魅力です。
カーリースを利用する際には、自分のライフプランなどをよく考えて判断することが大切です。