ライフスタイルの変化をきっかけに「1年だけどうしても車が必要!」となった場合、短期カーリースは有力な選択肢です。
初期費用なし、そして月々定額で使え、最後は返却するだけで良いと、突発的に車が必要になった方にはとても魅力的なサービス内容になっています。
ところで、短期カーリースのほとんどは中古車の手配となることをご存知でしょうか?
1年しか使わないことから「中古でも気にならない」という方が多いとは思いますが、それでも中古車ならではの注意点があります。一方で、中古車だからこそのメリットもあります。
そこで、この記事では1年だけ車が必要になった方々に向け、短期カーリースがどれだけ向いているか、そして費用感や注意点などをお伝えします。
この記事を読んで、ぜひ前向きになっていただけると幸いです。
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目次
1年だけ車を使うなら中古車リースが最適?
1年だけ車が必要な場合、結論中古車リースを優先で考えて良いかと思います。その理由と、他の選択肢と比べた場合どのような違いがあるのか見ていきましょう。
1年だけ車が必要な場合には中古車リースが向いている理由
まずは、1年だけ車が必要な場合に、なぜ中古車リースが有力な選択肢になるのかから見ていきましょう。その理由は以下のとおりです。
- 初期費用がいならいから
- 残価設定により支払いは車両本体価格の一部で済むから
- 納車が早いから
- 月々定額で使えるから
- 手放す際に楽だから
A.初期費用0円で車に乗り出せるから
カーリースと購入との大きな違いが、初期費用でしょう。
結論、カーリースの場合は初期費用0円で乗り出すことも可能です。
一方、中古車を購入するとなれば、自賠責保険や税金、販売手数料、車両本体価格などの費用が必要です。どんなに安い中古車でも、5~10万円程度の初期費用がかかります。対して、中古車のカーリースは、自賠責保険や税金などの費用は、毎月の定額に含まれています。初期費用として支払う必要がありません。
初期費用がかからず、0円で乗り出しできるのがカーリースです。ちなみに、カーリース契約後の初回支払日は、契約日の翌月や翌々月です。
B.残価設定により支払いは車両本体価格の一部で済むから
車の価値は新車登録後から時間経過ととも下がっていきますが、残った価値のことを「残価」と言います。
カーリースの料金算出にはこの残価が用いられており、契約年数によって変動しているのが通常です。今回のケースのように「1年だけの利用」ということであれば、残価は大きく残されるでしょう。この仕組みがあることで、自分が乗る期間だけ(=1年だけ)の利用料が合理的に算出されるのです。
一方、これが中古車購入となると、1年利用でも10年利用でも、本体価格全額を支払わないといけません。このようなことから、1年だけクルマを利用するならば、短期リースは有力な選択肢になると考えられます。
C.月々定額で使えるから
カーリースは、月々の定額を支払って利用するサービスです。毎月支払う金額には、自賠責保険や税金、車両本体価格の他に、プランによってはメンテナンス費用も含まれています。
車を購入すれば、ある時期に税金の支払いを行う必要があり、オイルやタイヤなどの消耗品も定期的に交換しないといけません。急な出費が発生するために、支払いでいくらかかるのかわかりにくく、計画を立てにくいです。
しかし、カーリースならば、支払うのは毎月の定額のみです。急な出費が発生しないため、支払いが明確でいくらかかるかわかります。支払い計画を立てるにしても、計画しやすいでしょう。
D.納車が早いから
就職や進学、単身赴任などと、急にライフスタイルが変わり、急いで車が必要となる人もいるでしょう。この点、中古車リースは現物が在庫としてあるものですから、納期も早く安心です。手続きが必要なため、即日に納車することはできませんが、数週間で手元に車が届きます。
E.手放す際に楽だから
中古車購入と迷っている場合は、最後に手放す際のことも考えた方がいいです。
常考えられる手段は車を売却することですが、売却では、最初に査定を受けて、査定額を見て売却手続きをします。買取業者を探して査定を受けて、手続きをするので時間や手間がかかり大変です。
しかし、中古車のカーリースならば、契約終了後はリース会社に車を返却するだけです。廃車手続きも必要なく、返したらそれで契約終了となれ、それ以外に行うことはありません。シンプルで手軽であり、短期間の車を利用するならば使いやすい方法と言えるでしょう。
中古車リース以外の選択肢との比較
メリット | デメリット | |
---|---|---|
中古車リース | ・残価設定があって合理的 ・納期が早い ・支払いがわかりやすい ・最後は返すだけで良い |
・車のコンディションに個体差がある ・審査がある ・原状回復義務がある |
新車リース | ・残価設定があって合理的 ・支払いがわかりやすい ・最後は返すだけで良い |
・1年プランが少ない ・納期が長い ・審査がある ・原状回復義務がある |
マンスリーレンタカー | ・即納できる ・支払いがわかりやすい ・最後は返すだけで良い |
・「わ」ナンバーになる |
中古車購入 | ・完全に自分の所有物になる ・最後は売却もできる |
・1年だけ使うには高額 ・初期費用がかかる ・コンディションに個体差がある |
カーシェアリング | ・少ししか乗らないなら最も安く済む ・駐車場契約の必要がない ・ガソリン代がかからない |
・常時使うには高い ・都会は直前の予約が取りづらい ・地方だとそもそもステーションがない |
新車カーリースとの比較
新車リースは自分の好きな車を選べて、最新型の車種も選べるの特徴です。オプションやグレードも自由に選べるので、リースとは言えマイカーをオーダーするのとほとんど変わりません。
新車カーリースのメリット
新車をカーリースで利用するときのメリットと言うと、コンディションの整った車に乗れるということです。中古車をリース契約するときでも、もちろん納車前に整備が行われます。しかし、不具合や劣化によって、いつ車の調子が悪くなるかわかりません。乗っているときに、なにか不具合が発生する可能性もあります。
しかし、新車であれば新品の車に乗ることができ、使用後に不具合が発生しにくいです。乗り出し後間もないときに、車の劣化でトラブルが発生することもないでしょう。
そして、中古車リースと比べると、新車は契約時に選べる車種が多いです。中古車だとリース会社が用意している車からしか選べませんが、新車だと好きな車が選べます。リース契約後に希望した車をリース会社が仕入れるので、選べる車種の幅が広いです。
新車カーリースのデメリット
中古車をリースで利用するよりも、乗り出しまでの期間が長くなるのが新車のデメリットです。リース契約者の希望に沿った車を仕入れてから、納車となるため納車までの期間が長くなります。対して、中古車はリース会社が保有している車を納車するため、新車よりも納車までの期間が短いです。
また、多くのカーリース会社では、新車の短期契約プランを用意していません。1年だけなどと、短い期間で車を利用したいとなれば、新車ではなく、中古車を契約することになります。そして、中古車をリース契約するときによりも、月々の支払額が高くなる点も注意したほうが良いでしょう。
マンスリーレンタカーとの比較
レンタカーは時間単位や日単位で利用できる、車のレンタルサービスになります。
普段は車を利用する機会がないけど、連休や夏休み、年末年始などまとまった休みにお出かけで車を利用したいという方におすすめです。
マンスリーレンタカーのメリット
レンタカーは中古車リースよりも柔軟に利用できます。時間単位で借りられるので、買い物や送り迎え、旅行、キャンプ、出張会議などと目的に応じた時間のみ使用可能です。
これが、中古車リースだと月単位での利用となるので、数時間程度リース契約することができません。もちろんリース契約後に数時間だけ車を使うこともできますが、割高になります。
そして、中古車をリースするよりも、車が利用できるようになるまでの時間が早いです。レンタカー会社で契約した後、会社で保有している車をすぐ利用できます。最初に契約が必要ですが、契約を行うのに時間はそれほどかかりません。中古車リースだと、早くても2週間程度先からの利用となるため、契約後にすぐ利用することができないです。今すぐ車が必要というときには、レンタカーは使いやすい方法です。
マンスリーレンタカーのデメリット
レンタカーを借りると、借りた車のナンバープレートは「わ」になる点は、デメリットと感じるかもしれません。ナンバーを見れば、レンタカーに乗っているとわかります。
レンタカー会社の営業時間内でしか、車の借り入れと返却ができない点もデメリットです。一般的にレンタカー会社が営業している時間は、8:00~20::00ぐらいです。店舗によって営業時間は違いますが、早朝や深夜は営業時間外です。そのため、朝の早い時間や夜の遅い時間に車が必要になって、レンタカーを使うならば前日に借りておかないといけません。早朝や深夜の利用では、その日に借りることはできません。
レンタカーを契約したときの利用時間よりも短い時間だけ車を使うときでも、契約通りの金額を支払います。また、契約時間よりも長い時間車を利用すると、延滞金を支払わないといけません。
中古車購入との比較
新車リースは自分の好きな車を選べて、最新型の車種も選べるの特徴です。オプションやグレードまで選べて、まるでマイカーのように車を利用できます。
中古車購入のメリット
中古車を購入すると、リースで借りるのとは違い、すぐに自分の資産となります。いつでも売却でき、好きなタイミングで手放せます。これがカーリースとなれば、契約期間中は車を手放すことはできず、契約満了前に手放すと解約違約金を支払わないといけません。
また、購入した中古車は、自分の好きなようにカスタムできます。タイヤやヘッドライトを交換するのはもちろん、パーツ変更もでき、ボディカラーの変更も可能です。カスタムパーツを使って、使いやすいようにアレンジできます。
中古車購入のデメリット
※上の表に書いてあることを、中古車リースとの比較という視点でまとめてください。
中古車を1年間だけの短期間使うときには、購入すると割高になります。カーリースであれば残価を考慮して算出された毎月の定額のみ1年間支払えば良いですが、中古車を購入するならば1年間でも10年間でも使用期間に関わらず、本体代金に諸費用を含めた金額を支払わないといけません。新車よりも本体価格は安いとは言っても、1年間だけ利用するときに支払う金額を考えると、カーリースよりも割高と言えるでしょう。
また、中古車を購入した後は、税金や保険は自分で支払わないといけません。同じく、消耗品やメンテナンス費用も自費です。このような費用が突然発生するので、突発的な出費が必要となります。カーリースだと、税金・保険は毎月支払う定額に含まれており、消耗品やメンテナンスの費用もプランよっては含まれます。
カーシェアリングとの比較
カーシェアリングは、24時間365日乗れる便利なサービスです。アプリで乗りたい時間を予約して、車の駐車場所に行けば簡単に乗れます。利用した時間と走行距離に対して費用がかかるので、その他の余計な費用はかかりません。
カーシェアリングのメリット
数十分単位で車を利用できるのが、カーシェアリングです。短い期間だけ利用できるので、いつでも気軽に乗れます。車に乗った時間でカーシェアリングの費用が決まるため、中古車リースで短期間乗るよりも安く済みます。最短で予約した当日に車を利用でき、その日突然車が必要となっても使えるサービスです。
カーシェアリングは、オンラインでの登録が可能であり、最短15分程度で車が利用可能となります。中古車リースだと、どんなに早くとも契約してから数週間後でないと納車されません。しかし、カーシェアリングは、登録当日から車の利用が可能です。
また、発生する費用は月額の基本料金と車を利用した時間に応じた料金のみです。ガソリン代や駐車場の代金は発生しません。駐車場を用意できないけど、車を使いたいというときでも便利なサービスです。
カーシェアリングのデメリット
カーシェアリングで車を常時使うならば、乗っている時間分だけお金がかかるので、乗る時間が長いほど高い費用が発生します。もしも、毎日車に乗るならば、中古車リースのほうが安く済みます。
カーシェアリングは予約してから、車を利用します。予約で埋まっていれば、希望した時間帯に車に乗ることができません。特に、都会だと利用者が多くなりやすいので、予約も入りやすく、希望時間に車が使えないということがあるでしょう。
逆に田舎だと、カーシェアリングのサービスが少なく、車のステーションがない場所もあります。自宅から車のステーションまで距離が長いと、わざわざステーションに出向くのは不便でしょう。また、カーシェアリングは基本的に、利用した後の車はステーションに返却します。そのため、自宅からステーションまで遠いと、車を取りに行くにしても、返却するにしても不便です。
1年のみの中古車リースと他の選択肢との費用比較
車を利用する方法には、それぞれメリット・デメリットがあります。また、1年だけ車を利用するのであれば、かかる費用はどれが1番安く済むのか比較することも大切なポイントです。
ここでは国内メーカーのコンパクトカーを基準として、1ヶ月や1年間でかかる費用をシミュレーションして比較してみましょう。
カーシェアリングやレンタカーは月に5回利用、中古車は古過ぎない年式で60万円程の車両価格としています。
中古車カーリース | 新車カーリース | カーシェアリング | レンタカー | 中古車購入 | |
---|---|---|---|---|---|
1ヶ月の費用目安 | 約25,000~35,000円 | 約70,000円 | 約30,000円 | 約40,000円 | 0円(一括購入とした場合) |
1年間の費用目安 | 約350,000~500,000円 | 約840,000円 | 約360,000円 | 約480,000円 | 0円 |
初期費用目安(保証金) | 約50,000~90,000円 | 0円 | 0円 | 0円 | 600,000円(車両価格)+約150,000円(登録諸費用) |
その他必要な費用 | ガソリン代、駐車場代 | ガソリン代、駐車場代 | なし | ガソリン代 | ガソリン代、駐車場代、メンテナンス費用 |
中古車カーリースを1年間利用した場合の費用
中古車のカーリースでコンパクトカーを1年契約した場合、1年間でかかる相場の費用は約35万円〜50万円となります。
1ヶ月の費用目安 | 約25,000~35,000円 |
---|---|
1年間の費用目安 | 約350,000~500,000円 |
初期費用目安(保証金) | 約50,000~90,000円 |
その他必要な費用 | ガソリン代、駐車場代 |
※上記はあくまで目安です。
リース会社によっては初期費用として保証金がかかる場合があり、返却時に傷や汚れがなければ保証金は戻ってきます。契約内容は事前にしっかりとチェックして進めましょう。
新車カーリースを1年間利用した場合の費用
新車のカーリースでコンパクトカーを1年契約した場合、1年間でかかる相場の費用は約84万円となります。
1ヶ月の費用目安 | 約70,000円 |
---|---|
1年間の費用目安 | 約840,000円 |
初期費用目安(保証金) | 0円 |
その他必要な費用 | ガソリン代、駐車場代 |
※上記はあくまで目安です。
新しい新車を選ぶことができて初期費用もかかりませんが、中古車カーリースを比べると費用は高くなります。
契約期間が短くなると割高になってしまうので、長期契約の方がお得な利用に向いています。
カーシェアリングを1年間利用した場合の費用
カーシェアリングは契約期間がなく、登録すれば必要なときに利用できます。
コンパクトカーを月5回、1回6時間程度利用した想定の算出です。
1ヶ月の費用目安 | 約30,000円 |
---|---|
1年間の費用目安 | 約360,000円 |
初期費用目安(保証金) | 0円 |
その他必要な費用 | なし |
※上記はあくまで目安です。
カーシェアリングは初期費用がかからず、ガソリン代や駐車場代も必要ないので家計にも経済的です。
短時間から低価格で利用できるので、ちょっと車が必要になった場合やお出かけのときだけといった利用の仕方にも使えます。
中古車カーリースよりも少し安く済ませることができますが、利用時間の自由度は低いので気を付けましょう。
レンタカーを1年間利用した場合の費用
レンタカーは必要な日時に予約をして、余計な維持費がかからず利用できます。
コンパクトカーを月5回、1回6時間程度利用した想定の計算です。
1ヶ月の費用目安 | 約40,000円 |
---|---|
1年間の費用目安 | 約480,000円 |
初期費用目安(保証金) | 0円 |
その他必要な費用 | ガソリン代 |
※上記はあくまで目安です。
レンタカーは、予約や借りに行く手間はありますが費用を抑えて車を利用できます。
車種によって費用が大きく変わってくるので、ワゴンやSUVを乗るときはよく確認しましょう。
また、返却の際にはガソリンを満タンにして返さなくてはいけません。
中古車を購入して1年間利用した場合の費用
中古車の購入は、車両価格以外に初期費用や維持費がかかります。
60万円程度の中古車を購入した場合を想定した計算です。
1ヶ月の費用目安 | 0円(一括購入とした場合) |
---|---|
1年間の費用目安 | 0円 |
初期費用目安(保証金) | 600,000円(車両価格)+約150,000円(登録諸費用) |
その他必要な費用 | ガソリン代、駐車場代、メンテナンス費用 |
※上記はあくまで目安です。
中古車を購入する場合は、初期費用と維持費をよくチェックして考えることが大切です。
1年だけの契約だとしても、税金などの費用は変わらないので期間が短いと割高になる場合もあります。
さらに、タイミング次第では車検費用が発生してしまう場合もあるので、利用する期間にかかる費用をトータルで見て検討しましょう。
中古車リースを1年のみで契約する場合の注意点
カーリースで中古車を1年だけ契約するときには、以下のような注意点があります。
- クルマのコンディションに個体差がある
- 中途解約はできない
- 審査がある
- 保証金が必要になる場合がある
- 走行距離制限がある
- 任意保険が含まれていない場合がある
1.クルマのコンディションに個体差がある
中古車は、過去に誰かが使用していた車です。もちろんカーリースとして提供される前には整備を行いますが、これまでどんな風に使われてきたのかはわかりません。定期的にメンテナンスしていたのか、消耗品は交換しているのか、車を丁寧に扱ってきたのかなどは把握できません。そのため、カーリースで利用する中古車のコンディションには個体差があります。
また、保証については新車と違い、残っているのかはわかりません。中古であれば、保証が切れている車もあります。リース会社として保証をつけている会社もありますが、メーカー保証よりも内容が劣っていることが多いです。
2.中途解約はできない
中古車も含めて、どんな車でもカーリースでは中途解約できません。一度リース契約を結べば、契約終了まで車を使います。もしも、契約満了まえに解約すると、違約金が発生します。違約金は残りのリース料が相場です。
1年契約であれば長期契約よりもデメリットは小さくなってはいますが、仮に契約後すぐに車が必要なくなったとしても、契約終了は1年後であることは理解しておかなければなりません。
3.審査がある
中古車でもリース契約する前には、審査を受けます。審査通過後に契約となり、はじめて中古車が使えるようになる仕組みです。カードローンやクレジットカードの契約よりも審査は厳しくありませんが、契約後にリース代金を支払っていけるかどうかという点を重視して審査されます。
審査で調べられる項目は、主に年収・資産・信用情報です。契約前に申込書に年収や勤務先などを記入し、申込み内容に沿って審査を進めます。信用情報とは、ローンやクレジットカードなど、いままでお金を借り入れした契約内容や返済状況を記録した情報です。この信用情報も審査時に照会します。
収入が少ない人や、過去に債務整理した人などは、審査に落ちる可能性が高いです。また未成年である、無職であるような人も、審査落ちしやすいです。
4.保証金が必要になる場合がある
1年のような短期的なカーリースの場合、保証金が最初に発生するケースがあります。
保証金は、返却時の原状回復費として使われることが多いです。
マンションの賃貸と同じように、車に損傷がなければ保証金はそのまま戻ってくる仕組みとなっています。
5.走行距離制限がある
中古車カーリースに限らずカーリースは、1ヶ月または年単位で走行距離に上限を儲けている場合が多いです。
走行距離上限を超えてしまうと追加料金がかかってしまうので注意しましょう。
6.任意保険が含まれていない
カーリースの月額費用には自賠責保険料が含まれていますが、任意保険は自己負担になることが多いです。
任意保険は必ず入らなくてはならない保険ではありませんが、例え1年とは言え、どのような事故に合うかわかりません。
車に乗る以上は、万が一に備えて任意保険へ加入した方がい良いでしょう。
1年だけ車を利用する場合、中古車カーリースがおすすめな人
1年だけ車が必要な場合、カーリースが向いている人は以下のような方々です。
- 費用を少しでも安くしたい方
- 納車を急いでいる方
- マイカーのように自由に乗りたい方
費用を少しでも安くしたい方
中古車の価格は年式が古くなるので、必然と新車よりも安くなります。さらに、支払いにかかる負担を抑えられるので、費用を少しでも安くしたいと考えている人におすすめです。
カーシェアリングやレンタカーも節約しやすいサービスですが、利用頻度が多くなると中古車カーリースの方がお得に乗れるでしょう。
納車を急いでいる方
新車のカーリースは最新の車に乗れますが、納車まで数カ月かかることが多いです。
人気の車種であれば、より長く納車まで時間がかかることも珍しくありません。
中古車であればすでに在庫がある状態なので、整備や点検が終わればすぐに納車できます。
車を乗り始めたい期限が決まっている人や、数カ月も待てない人は中古車カーリースがおすすめです。
マイカーのように自由に乗りたい方
レンタカーやカーシェアリングは、利用時間や費用に無駄がありませんが、予約が埋まっている場合や後に予約が入ってしまうと、自由に車を利用することができません。
マイカーのように好きな時間に自分専用で乗りたい場合は、中古車カーリースがおすすめです。
その都度、借りて返しての手間もないのでストレスがかかりません。
中古車カーリースを利用しないほうがいい人の特徴
1年だけ車を利用したいときに、中古車カーリースが向いていない人もいます。
後悔しないためにも、以下の方々は入念なリサーチをお勧めします。
- 中古車の故障リスクが気になる方
- 中古車の状態が気になる方
- 好きな車種を選びたい方
中古車の故障リスクが気になる方
中古車である以上、新車と比較して故障などの車両トラブルの可能性は高くなります。
不具合があればメンテナンスや修理が必要になり、最悪の場合その間は車が乗れない状況になってしまうこともあるでしょう。
また、リース会社との契約内容によっては、修理代を負担しなくてはならないケースもあります。
中古車の故障が気になる場合には、中古車カーリースは向いていません。
中古車の状態が気になる方
中古車はキレイなものもあれば、傷や汚れがあるものもあります。
それぞれで状態が違うので、好きな車種だとしても傷がある場合も想定しなくてはいけません。
中古車の特性である傷や汚れを不満に感じてしまう方は、中古車カーリースは向いていないと考えられます。
ある程度、細かな部分は理解して中古車を選択する必要があるでしょう。
好きな車種を選びたい方
中古車カーリースは、リース会社が所有している在庫の中から車種を選択します。
限られた中から選ぶので、気に入った車種やカラー、オプションの車が見つからないこともあるでしょう。
新車であれば幅広い選択肢から自分好みのものが選べるので、「どうしてもあの車に乗りたい!」と決まっている方は、中古車カーリースは向いていません。
1年後も車が必要になる場合は?
最初は1年だけ車が必要と思っていたものの、1年後もそのまま車を利用したいとなることも考えられます。
このような場合も想定してリース会社を選んでおくと、後々の選択肢も増やせるので状況が変わっても安心です。
再リースできるカーリース会社を選ぶ
中古車のリース会社によっては、契約満了後にそのまま車を利用できる「再リース」ができます。
1年間乗ってきた車がそのまま継続できるので、面倒もなく嬉しいサービスです。
ただし、再リースの場合はそのタイミングで再度審査が必要になります。
月額費用が変わる可能性もありますが、それまでと大幅に変わってしまうことはないでしょう。
1年以上の契約ができるプランを選ぶ
中古車カーリースは、1年だけという短期のプランだけではありません。
最初から1年以上になりそうだとわかっていれば、3年以上の長期期間で契約することもできる良い方法です。
契約期間が長くなれば月額費用が安くなるのがカーリースの特徴なので、毎月お得に車が利用できます。
毎月の費用が軽減できれば、ワンランク上の車種も選択肢に入ってくるかもしれません。
まとめ
車を乗る手段はさまざまありますが、中古車カーリースは1年だけでもお得に車が利用できる方法です。
新車カーリースやカーシェアリング、レンタカー、中古車購入と比較しても、費用や利用条件などメリットが大きくあります。
特に、費用を抑えたい方や納車を急いでいる方、自由に車を利用したい方にはおすすめです。
ただし、1年だけ中古車カーリースを利用するに当たっては、利用条件や注意点をしっかりと理解することが大切です。
自分の利用方法に合った車を選んで、お得で便利なカーライフを送りましょう。