「新車に傷をつけないように洗車したい……」
「手洗いで洗車する場合、どんな道具を用意すればいいんだろう?」
洗車をする際は、ガソリンスタンドなどに設置してある全自動洗車機を使った方が便利ですが、やり方を誤るとボディに傷がついてしまうおそれもあります。
この記事では、愛車を大切に洗車したい人向けに、手洗い洗車に必要な道具や手順などについて解説します。
手洗い洗車に必要な道具
まずは、手洗い洗車に最低限必要な道具の選び方について解説します。
・ホース
自宅などの蛇口から洗車スペースまで水を運ぶには、できるだけ長さに余裕のあるホースを選ぶことが大切です。
・スポンジ
愛車に傷をつけないため、ボディ・タイヤホイールそれぞれに使うスポンジは分けて用意することをおすすめします。
・カーシャンプー
車の塗装面に与えるダメージを考慮して、研磨剤・ワックス成分などが含まれない「中性シャンプー」を選ぶのが基本です。
・バケツ
バケツは収納グッズとしても使えるため、洗車後に各種道具をしまえるよう、大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。
・拭き上げクロス
ホイールを拭いたタオルをそのままボディに使うと、表面を傷つけてしまうおそれがあるため、最低でもボディ用・ホイール用の2枚を用意しましょう。
手洗い洗車の手順
手洗い洗車は、基本的に次にご紹介する5つの手順を踏んで行います。
・ステップ1:汚れを流す
洗車する前のボディ表面には砂や泥がついていることが多いため、まずは水で汚れを洗い流す必要があります。
バケツではなくホースを使い、車の屋根→窓ガラス→ボンネット→ドアといった流れで、上から下に向かって水をかけると効率的です。
・ステップ2:カーシャンプーを泡立てる
汚れを水で洗い流したら、次はバケツにカーシャンプーと水を入れてよく泡立てましょう。
よく泡立てることで、泡がボディとスポンジの間でクッションの役割を果たしてくれます。
・ステップ3:タイヤホイールを洗う
タイヤホイールを洗う際は、まず砂・泥などの汚れを水の勢いで落とし、それからカーシャンプーをしっかり泡立てて、洗車スポンジで汚れを落とします。
タイヤホイールをボディよりも先に洗うことで、洗いたてのボディが汚れてしまうことを防げます。
・ステップ4:ボディを洗う
ボディを洗う際は、ボディに傷をつけないため、タイヤホイールを洗ったスポンジとは違うものを使いましょう。
泡をたっぷりスポンジにつけて、一方向にスポンジを動かしていくと、洗いムラが少なくなります。
一通り洗い終わったら、上から下に向かって水をかけ、泡を洗い流します。
このとき、泡が残りやすいドアのふちや足元などにも気を配り、丁寧に洗い流しましょう。
・ステップ5:拭く
カーシャンプーを洗い流したら、素早くボディとタイヤを拭き上げていきます。
クロスはタイヤとボディ用で分けて、タイヤは優しく拭き上げ、ボディはクロスを広げて一方向にすべらせると、傷がつくのを避けつつ効率的に拭き上げられます。
洗車に適切な天気
いわゆる「洗車日和」と聞くと、多くの人は雲一つない日本晴れの日をイメージするかもしれません。
しかし、晴れの日は日差しが強くて気温が高いことが多く、洗剤や汚れのついた水分が拭き取る前に乾いてしまうと、ボディにシミとして残るおそれがあります。
そのため、洗車をする際の理想的な天気としては、気温が低く曇っているタイミングがおすすめです。
適切な洗車頻度
車の適切な洗車頻度は、車の保管状況や使用状況によっても変わってきますが、概ね1ヶ月に1回が一つの目安になります。
しかし、雪・泥の多い地域で車を走らせる場合、長時間運転が多い場合などは、2週間に1回といったように洗車頻度を増やす必要があるでしょう。
特に、ボディに汚れや鳥のフンを見つけた場合は、サビ・シミを作らないためにも、汚れを見つけた段階ですぐ洗うことをおすすめします。
洗車の必要性
定期的に愛車を洗車することには、単に汚れを落とすことだけでなく、次のようなメリットがあります。
・車の塗装面の寿命を延ばす
・飛び石・ひっかき傷などの傷に気付きやすい
・不具合の早期発見(エンジンオイル漏れなど)
愛車に少しでも長く乗りたいのであれば、こまめに洗車をする習慣をつけることをおすすめします。
まとめ
忙しいときなど、ついついガソリンスタンドの全自動洗車機を使ってしまう方は多いかもしれませんが、手洗い洗車の方が汚れを丁寧に落とすことができます。
必要な道具を揃え、適切な手順を踏んで行えば、手洗い洗車は決して難しくありません。
洗車を通じてこまめに愛車の様子を確認することで、異変に気付きやすいというメリットもあります。
新車を購入した際など、できるだけ車をキレイに保ちたい方は、最低限1ヶ月に1度だけでも洗車することをおすすめします。