アウディのミドルサイズセダンおよびワゴンとして人気のA4。2024年7月に内燃機関を搭載するA4が30年の歴史に幕を閉じました。これにより、次期A4は電動モデルとなり、内燃機関を搭載するA4はA5に集約されます。今回は内燃機関を搭載するA4の終了とともに発表された新型A5やアウディの今後のモデルレンジについて解説します。
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内燃機関(ガソリンエンジンやディーゼルエンジン)を搭載するA4はA5に統合
2024年7月16日、アウディはドイツ本国で新型A5ファミリーを発表しました。本国のリリース情報によると、1994年から30年続いてきた内燃機関を搭載するA4はA5へと名前を変えるとのことです。
このようにモデルが統合されたのは、アウディが2024年からモデルレンジの拡大に伴い、モデル名を再構築しているためです。
A4の後継車種にあたる新型A5は、セダンのA5/S5、ワゴンのA5 Avant/S5 Avantと4つのバリエーションが用意され、2024年7月からドイツで注文受付を開始。2024年11月に発売されます。また、11月から順次ヨーロッパ各国での販売も開始するとのことです。
偶数は電動モデルとなり奇数が内燃機関搭載モデルとなる
アウディは、A◯/Q◯/S◯/RS◯というように、アルファベットと数字の組み合わせでモデルを区分けしており、◯に入る数字が大きくなるほどボディサイズや車格が上がります。
そのため、モデル名再構築前は、コンパクトなA1/S1、CセグメントのA3/S3、DセグメントのA4/S4、ミドルサイズのスポーツモデルA5/S5、EセグメントのA6/S6、4ドアクーペのA7/S7、最上位のフラッグシップモデルA8/S8というモデルレンジとなっていました。
しかし、今後は2024年7月に発表があったとおり、◯に入る数字が偶数の場合が電動モデル(e-tronシリーズ)、◯に入る数字が奇数の場合が内燃機関(ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなど)搭載モデルという分類に変わります。
つまり、DセグメントのA4がe-tron/A5が内燃機関搭載モデル、EセグメントのA6がe-tron/A7が内燃機関搭載モデルになることを意味しています。
日本仕様の新型A5は発表されていないものの新しいアウディに期待が高まる
新型A5ファミリーは、A5の後継モデルであるのと同時に、内燃機関を搭載するA4の後継モデルでもあります。また、新型A5では、アウディの新しいデザインを取り入れ、全面的に一新されることも発表されました。
新型A5は新しいアウディの幕開けとなるモデルであるため、日本仕様の発表や実車を目にする日が待ち遠しい1台です。