360°全周囲ドライブレコーダーおすすめ5選!機種選びのポイントは?

カーライフ
  • 更新日:2024/10/11
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「車の前後だけではなく、周囲すべての状況をドライブレコーダーで記録したい…」とお悩みのドライバーさんも多いのではないでしょうか。

「360°ドライブレコーダー」を利用すれば、車の前方の映像だけでなく、車の360°全周囲の状況が記録可能になります。さらに、運転時の記録以外に事故発生時の自動保存や駐車時の監視をしてくれるモデルも。

この記事では、360°ドライブレコーダーの特徴や選び方、そして便利な付加機能と5つのおすすめモデルについてくわしく解説します。

360°ドライブレコーダーの特徴

「360°ドライブレコーダー」は特殊なレンズで、1台で車の周囲360°の状況を撮影できるドライブレコーダーです。

一般的なフロントタイプよりも死角が少なく、あおり運転なども含めた前後左右からのあらゆるトラブルの全容を記録できるうえに、車内の状況も撮影できます。

また、多くのモデルはオプションで駐車監視機能にも対応。駐車中の当て逃げや車上荒らし、ドアパンチなどのトラブルを全方位から監視し、証拠となる映像を残せます。

さらに、ほかのドライブレコーダーに比べて設置しやすいというメリットも。フロントタイプで後方を監視するにはリアガラスまで配線を通す必要がありますが、360°タイプであれば前方一箇所の設置のみです。

360°ドライブレコーダーの選び方

まず、360°ドライブレコーダーの選び方を解説します。選択のポイントはカメラの数をはじめ、取り付け方法や録画画質、逆光補正、LED信号対応、そしてGセンサーに対応しているかといった要素があります。

フロント1カメラタイプと前後2カメラタイプ

360°ドライブレコーダーには、フロントに本体を取り付ける1カメラタイプと、前方の360°カメラにリアカメラを追加した前後2カメラタイプがあります。フロント1カメラタイプは単体であるため、設置がしやすいという点が魅力です。

しかし、リアガラスから距離があるため、後ろを走る車を鮮明に撮影することができずナンバープレートが読み取れないことがあります。

一方、前後2カメラタイプは後ろを走る車もくっきりと撮影できるため、後方からのトラブルの際にも映像が役立ちます。

ただし、機器が増えるため設置が難しいのが難点です。

取り付け方法

360°ドライブレコーダーには「単体型」「2カメラ型」「ミラー型」といった種類があり、それぞれ取り付け方法が異なります。

単体型は、本体の下部にあるカメラから全周囲の状況を記録するシンプルなタイプで、フロントガラスの中央に設置します。

2カメラ型は360°カメラに加えてリアカメラがあるため、リアガラスにも設置します。そしてミラー型は設置が比較的簡単なタイプで、ルームミラーに被せるだけで取り付けられます。

録画画質

360°タイプは撮影範囲が広い分、画質が荒くなりやすいため録画画質は特に重要です。画質が悪いと、せっかく撮影していても肝心な箇所が映像で確認できないことがあります。

ナンバープレートなどを確実に捉えて事故や犯罪の証拠として使えるように、画質が「フルHD」または「1920×1080」と表記されたモデルを選びましょう。

また、「4K」と表記があるものはさらに高画質のモデルで、防犯だけではなくドライブや旅の記録として楽しむこともできます。

HDR・WDR対応

HDRやWDRはどちらも逆光補正機能であり、トンネルの出入口における激しい明暗変化によって起こる白飛びや黒つぶれを防止するものです。HDRは、明暗2つの映像を撮影して、お互いの見やすい部分を1つに合成する技術です。

クリアな映像を記録できますが機器への負荷が大きく、映像が乱れたりデータの容量が増えたりする欠点があります。

WDRは、高性能なレンズやイメージセンサーを採用しており、白飛びや黒つぶれを抑制します。処理が軽く高画質な撮影が可能ですが、画質の補正能力はHDRより劣ります。

LED信号対応のフレームレート

フレームレートとは、1秒間に何コマ撮影できるかという基準です。

近年普及したLED型の信号は常時点灯しているように見えますが、実際は1秒間に東日本で100回、西日本で120回それぞれ点滅しています。

この点滅周期とフレームレートの倍数が同期してしまうと、信号の色が判別不可能になることがあり、トラブル発生時に証拠とならなくなってしまうのです。

これを避けるためにも「LED信号対応」と記載されたモデルを選択しましょう。

Gセンサー搭載

Gセンサーは加速度センサーとも呼ばれ、車にかかる衝撃を検知する装置です。事故などによって一定以上の衝撃を受けると反応し、自動で前後の映像を保存します。

事故発生時は、警察への連絡や救急車の手配などでどうしても混乱してしまい、証拠の保全ができません。

対応に追われている間にデータ容量がいっぱいになって上書きされてしまい、事故の瞬間の記録が見られなくなるおそれもあるのです。

そこでGセンサーを搭載していれば、事故の瞬間が自動で別のフォルダに記録されるため、いつでも録画を取り出せて安心です。

搭載されているとさらに便利な機能

360°ドライブレコーダーを選ぶポイントは数多くありますが、搭載されていることでさらに活用が広がる機能があります。ここでは、駐車監視機能、自動保存機能、GPS機能の3つを紹介します。

駐車場監視機能

駐車監視機能とは、エンジンを止めた後も周囲の状況を監視する機能です。

タイプとしては、24時間フルで記録する機種と、車体にかかる衝撃や周囲の動くものに対して自動で録画を開始する機種があります。

駐車監視機能があれば、車へのイタズラや当て逃げや車上荒らしにあってしまった場合でもその瞬間を録画できるため、犯人の特定につながります。

また、ステッカーを車に貼っておくなどして周囲に機能をアピールすれば防犯にもなります。

自動保存機能

自動保存機能とは、事故などのトラブル発生時に自動で常時録画分とは別に映像を保存する機能です。

自動保存機能に使われる装置は、衝撃を検知する「Gセンサー」と周囲に動くものを検知する「モーションセンサー」があり、ドライブレコーダー本体に内蔵されています。

Gセンサーは、事故による衝撃を検知する時に働き、自動で録画データを保存します。さらにモーションセンサーがあれば、自車に近づく人や車などを自動で録画し保存してくれます。

GPS機能

GPSは、人工衛星からの電波を受信して、地球上のどの位置にいるのかを測定する機能です。ドライブレコーダーにGPSがあれば、録画データに位置情報が付加できます。

これによって、事故が発生した時に自車がどこをどれくらいのスピードで走行していたかなどの情報が明確になり、警察や保険会社に強力な証拠として提出できるのです。

また、GPSはドライブレコーダーの時計を自動で設定してくれます。内蔵時計はズレやすいですが、GPSがあればトラブルの日時がより正確に記録されるでしょう。

おすすめの360°ドライブレコーダー5選

ここからは、実際に販売されている360°ドライブレコーダーの中からおすすめの製品を5つ厳選してご紹介します。ドライブレコーダーの購入や買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Yupiteru(ユピテル) marumie Q-21

marumie Q-21は、日本の無線通信機器メーカー「ユピテル」が販売する360°ドライブレコーダーです。

映像の白飛びや黒つぶれを防止するHDRを搭載し、垂直240°で目の前の信号機など前方にあるものも広く撮影します。

本体がコンパクトであるため視野の妨げにならず、2.4インチの大画面モニターで録画映像をその場で簡単に見ることができます。

無料のPCビューアソフトを公開しており、映像をVRパノラマ表示などで多彩に再生することも可能。オプションで駐車監視機能や、長時間撮影に対応したバックアップ電源も用意されています。

また、安心の3年保証に加え、タイムズロードサービスが1年間無料で付属します。

ユピテル Q-21 全周囲360°ドライブレコーダー マルミエ marumie

¥21,270

COMTEC(コムテック) HDR360GS

コムテックは、自動車用の電子精密機器などを開発・製造する愛知県のメーカーです。HDR360GSは安心の国内製造、かつ3年保証を売りにしているモデル。垂直240°の広視野角を持ち、映りにくい信号機もしっかり撮影します。

また、HDRを搭載しており、白飛びや黒つぶれなどの明暗差を補正してくれます。さらにオプションとして、リアカメラと駐車監視機能も搭載。

フルHDの高画質で後方もきれいに記録でき、駐車時には最大30時間の映像を上書きなしで撮影可能です。

PCの専用ビューワソフトは、録画したデータを動画や画像に変換して保存できるうえ、GPSによって自車の走行軌跡を地図上で追うことができます。

KENWOOD(ケンウッド) DRV-CW560

DRV-CW560は、電機メーカーJVCケンウッドが開発した360°ドライブレコーダーです。最大の特徴は、専用のスマートフォンアプリで録画した映像をその場で再生できること。

万が一のトラブルの際には、すぐにスマートフォン上でその瞬間の映像を確認できるため、トラブルの相手と一緒に見ることも可能です。

また、360°撮影された映像はアプリ上でパノラマや2分割などの形に変換して再生することもできるため、旅先でもきれいな風景を家族や友人と一緒に楽しめます。

ソニー製のCMOSセンサーを搭載しており、夜間やトンネル内などのシーンでも鮮明に撮影が可能。映像はフルハイビジョンの2倍の高精細で記録されます。

SEIWA(セイワ) PIXYDA PDR650SV

PIXYDA PDR650SVは、各種カー用品を手掛ける和製メーカー「セイワ」がリリースする360°ドライブレコーダーです。特徴的なのは、5インチのタッチパネルモニターが標準装備されていること。

メニュー画面はタッチで操作でき、録画された映像を360°回転させながらその場で見ることができます。

事故の衝撃を検知すると発生10秒前までさかのぼって映像が保存され、保存データは自動でロックされて上書きできなくなるため安心です。

オプションでリアカメラやタイムラプスに対応した駐車監視機能も追加可能。どちらの機能もタッチパネルで操作できます。

AKEEYO AKY-V360S

中国・深セン発のAKEEYOは、イエローハット製品のOEMやバイク用のドラレコを販売するメーカーです。

ミラー型のAKY-V360Sは大きなワイドモニターを持ち、後方カメラが映す映像を室内の障害物なしで表示できます。

タッチパネルモニターで、メニューもアイコン表示で分かりやすく、スワイプやタップ操作で気軽に操作が可能です。電源をオフにしても通常のルームミラーとしても使えるうえ、録画は継続されます。

サイドカメラも穴あけ不要で取り付けられ、左右の死角をカバーしてスムーズな車線変更や合流が可能となり、運転支援としても活用できるモデルです。

まとめ

360°ドライブレコーダーは車の全周囲をカバーし、あらゆるトラブルの全容を記録することができるドライブレコーダーです。

選択のポイントは、カメラの数や取り付け方法、録画画質や逆光補正、LED信号対応、Gセンサーの有無などがあります。

さらに駐車監視機能や自動保存機能、GPSが搭載されていると活用の幅が広がりますよ。今回の記事を参考に360°ドライブレコーダーを検討し、万が一のトラブルに備えましょう。

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