愛車の洗車に使うカーシャンプー選び。店の陳列棚に並べられている豊富な種類のカーシャンプーを見ると、どれを選んだら良いか迷ってしまいますよね。
市販されているカーシャンプーは
・愛車のタイプ
・落としたい汚れの種類
・好み
など、条件に合ったものを選ぶことがポイントです。それでは、具体的にどのように選べば良いのでしょうか。本記事では、カーシャンプーの効果から種類、選び方、そして使い方までわかりやすく説明します。
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カーシャンプーの必要性、効果
「洗車にカーシャンプーは必要?」
結論からいうと、愛車を良い状態に保つためにもカーシャンプーは使うべきです。その理由は、カーシャンプーに含まれている界面活性剤には以下のような役割があるからです。
・汚れを浮かせて落としやすくする
・スポンジの滑りをよくする
・洗車傷をつきにくくする
カーシャンプーの泡は、界面活性剤によってつくられます。洗車時には、泡がボディと汚れの間に入り込むことで汚れを浮かせます。これが、カーシャンプーが汚れ落としに有効といわれている理由です。
また、泡がクッションの役割を果たしているということは、スポンジの表面がボディに直接接触することなく洗えるということを意味しています。
つまり、カーシャンプーを使うとスポンジをスムーズに動かせるだけでなく、摩擦によって生じる洗車傷がつきにくくなるのです。
カーシャンプーの種類
カーシャンプーは、液性によって以下の3種類に大きく分けられます。
・中性
・酸性
・アルカリ性
各液性には特徴があり、知っておくだけでもカーシャンプー選びが楽になります。どんな特徴があるのか、それぞれくわしくみていきましょう。
中性
中性のカーシャンプーには、以下の特徴があります。
・一般的な汚れを落とせる
・素材を選ばない
・金属への刺激が少ない
酸性やアルカリ性と比べて洗浄力は弱めですが、材質に与えるダメージが少ない点も中性のカーシャンプーの特徴といえるでしょう。市販されているカーシャンプーのほとんどは中性です。
一般家庭で使われている洗剤の多くも中性ですが、洗車を前提に成分を調整しているカーシャンプーとは基本的に異なります。
酸性
酸性のカーシャンプーは、アルカリ性の汚れを落とすために利用されます。具体的にいえば、酸性のカーシャンプーにはカルシウムや鉄などを分解する特徴があります。
この特徴から、酸性のカーシャンプーはイオンデポジット(白いリング状に残った水垢)などの除去に使用されています。
酸性のカーシャンプーは
・日常的な汚れ落としには不要
・取り扱いが難しい(酸性は、塩素系の洗剤や漂白剤と混ぜると塩素ガスを発生させるため危険)
・金属素材にダメージを与えやすい
などの理由から、中性のカーシャンプーほど目にしないかもしれません。販売されていたとしても、弱酸性のものがほとんどです。
ただし、弱酸性でもまったくボディに悪影響を与えない、というわけではありません。洗剤は残らないようにしっかりとすすぐなど、取り扱いには注意しましょう。
アルカリ性
3種類の液性の中で、一番パワフルに汚れを落とすのがアルカリ性のカーシャンプーです。
アルカリ性のシャンプーには、たんぱく質や脂肪といった頑固な汚れを分解する働きがあるため、中性シャンプーでは落としきれない汚れやエンジンルームやタイヤのホイール周りなどの洗浄に向いています。
アルカリ性はプラスチックなどの材質を痛めるリスクが高いため、市販されているカーシャンプーは中性がほとんどです。
カーシャンプーの選び方
カーシャンプーを選ぶ際は、以下の点を考慮することがポイントです。
・車の色
・汚れの種類
・仕上がり
・頑固な汚れ、水垢、キズ消し効果
・泡立ち・泡切れの良さ
・コーティング車用
それぞれの点に考慮した選び方についてくわしく解説します。
車の色に合わせる
カーシャンプーを購入する前は、必ず愛車の色に合っているかどうかを確認しましょう。愛車の色によって向いている、または向いていないカーシャンプーがそれぞれあるためです。
カーシャンプーには、大きく分けて
・濃色車用
・淡色車用
の2種類があります。
前者は、「キズが目立ちやすく汚れが目立ちにくい」という濃色車の特徴を、後者は「汚れが目立ちやすくキズが目立ちにくい」という淡色車の特徴をそれぞれ考慮して設計されています。
それらを無視してしまうと、車にダメージを与えるおそれがあるので注意しましょう。たとえば、濃色車に淡色車用のカーシャンプーを使用した場合、配合されているコンパウンド(研磨剤の一種)によって車にキズがついてしまうことがあります。
カーシャンプーの中には「全色車用」もあるので、迷った時はこちらを選ぶと良いでしょう。
汚れの種類に合わせる
特定の汚れを落としたい場合は、汚れの種類別にカーシャンプーを選びましょう。
先程説明したとおり、カーシャンプーには
・中性
・酸性
・アルカリ性
の3種類があり、それぞれ落とせる汚れが異なります。どんな汚れを落とせるのか、一覧にまとめました。
液性 | 落とせる汚れ |
---|---|
中性 | ・軽度の水汚れや油汚れ ・付着して間もない汚れなど |
酸性 | ・イオンデポジット ・ブレーキダスト ・ホイールについた鉄粉など |
アルカリ性 | ・排気ガス ・虫の死骸 ・ドアヒンジなど |
このように落とせる汚れが異なるので、落としたい汚れに合わせてカーシャンプーを使い分けるとよいでしょう。
また、洗剤によっては車の塗料をはがしてしまうおそれがあるため、ボディコーティングを施している車には、中性のカーシャンプーを選ぶのが無難です。
ツヤのある仕上がりにしたい場合
ワックスがけの手間を省きたいのなら、ワックス成分を含んだタイプのカーシャンプーがおすすめです。ワックス成分を含むカーシャンプーは、洗車時に被膜をつくるため
・車体にキズをつけにくい
・コーティング剤を保護する
・ツヤ出しも兼用しているのでワックスがけの手間が省ける
・はっ水効果が期待できる
などといった利点があります。ツヤのある仕上がりを目的としたカーシャンプーを選ぶ時は、ワックス成分やコーティング成分に加えて、ノーコンパウンドであるかどうかについても確認すると良いでしょう。
頑固な汚れ、水垢、キズを消したい場合
車にこびりついた頑固な汚れや水垢、小さなキズを消したいという場合は、コンパウンドが配合されたカーシャンプーを選びます。
コンパウンドは、微細な粒子です。この粒子によって車のボディに付着した汚れをこすり落としたり、凸凹したボディの表面を平坦にしたりすることができます。
ただし、洗浄力の弱い洗剤では落としにくい汚れを落とせる反面、コーティングやクリア塗装などをはがしてしまうおそれがあるので、コンパウンドが入ったカーシャンプーを使う際は注意が必要です。
市販されているコンパウンド入りカーシャンプーには、水垢取り専用などさまざまな種類があります。商品の購入前は、特徴や注意書きを必ず読むようにしましょう。
泡立ち、泡切れの良さ
カーシャンプーには、泡立ちの良さとともに泡切れの良さも求められています。カーシャンプーを選ぶ際は、これらのチェックを忘れないようにしましょう。
洗浄成分がボディに残ると、シミができるなど愛車に悪影響を与えます。そのため、多くのカーシャンプーは、泡立ちと泡切れが良いよう設計されています。しかし、中には泡立ちはバツグンなものの泡切れが悪い、という商品もありますので注意が必要です。
購入前に体験者のレビューを読んだり、自分で買って試したりしながら「これだ!」と思えるものを見つけるようにしましょう。
コーティング車の場合
コーティングやクリア塗装がはがれる心配がある場合は、ノーコンパウンドタイプのカーシャンプーを選びます。
ノーコンパウンドタイプは、研磨剤や被膜を溶かす成分が含まれていないため、コーティング車にも安心して使えるカーシャンプーです。このタイプのカーシャンプーは、洗車時に車にキズをつけないことを優先しているため、洗浄力は弱めです。
あくまでも「水洗いで落とせる範囲の汚れの洗浄に使うカーシャンプー」として覚えておくと良いでしょう。
カーシャンプーの使い方
カーシャンプーを使ってきれいに洗車をする手順は以下のとおりです。
・まずは水で流す
・よく泡立てて、たっぷりの泡で洗う
・すすぎ残しがないようにしっかりと流し、素早く拭き取る
各手順についてくわしくみていきましょう。
まずは水で流す
カーシャンプーを使う前に、愛車のボディ全体を水で洗い流しましょう。水を使って洗うのは、ボディの表面に付着した砂や泥などを落とすためです。砂や泥がついたままスポンジで洗うと、ボディの表面にキズをつけてしまうおそれがあります。
カーシャンプーを使って洗車をする前の水洗いには、ホースまたは高圧洗浄機がおすすめです。車のボディ全体に水をかけることができるため、ムラなく汚れを落とせるでしょう。
上から下に向かって水をかけることも、均一に汚れを落とすポイントです。
よく泡立てて、たっぷりの泡で洗う
カーシャンプーはしっかりと泡立て、泡をたっぷりつくってから洗います。泡には、汚れを落としやすくすることとボディの表面にキズがつくことを防ぐ働きがあります。
しっかりと泡立てるためには、バケツにカーシャンプーを注いでからホースで勢いよく水を入れると良いでしょう。このとき円を描くようにホースを動かすと、泡立ちやすくなります。
カーシャンプーを泡立てたら、以下の手順で車体を洗いましょう。
①たっぷりの泡をスポンジにつける
②泡をボディにのせ、スポンジを一方向に動かしながら洗う
③泡がなくなったらスポンジを絞ってすすぎ、新たに泡をつけて洗う
すすぎ残しがないようにしっかりと流し、素早く拭き取る
車の表面を一通り洗ったら、洗剤を水で洗い流します。その際注意する点は、十分にすすぐこと。泡が残ると、シミがボディに焼きつくなどのトラブルを引き起こすことがあるためです。
素早く水分を拭き取ることも、きれいに洗車するポイントです。ボディに長時間水分が残ると水滴の跡がつきやすくなり、取るのが難しくなります。水滴の拭き取りには、ボディ用のクロスを使いましょう。
ポイントは、クロスを上から下へ一方向に動かして優しく拭くことです。クロスは汚れたまま使わず、こまめに洗うことも忘れないようにしましょう。
カーシャンプーのおすすめ商品
「どのカーシャンプーも良く見えて、選びきれない!」というあなたのために、人気のカーシャンプーをご紹介します。
今回ご紹介するのは下記の2商品です。
・シュアラスター カーシャンプー1000
・シュアラスター S-31ワックスシャンプー
シュアラスター カーシャンプー1000
メーカー | シュアラスター |
液性 | 中性 |
対応ボディカラー | 全色 |
コンパウンドの有無 | 無 |
こんな人におすすめ | ・初心者でも手軽に洗車できるカーシャンプーを探している ・コスパの良いカーシャンプーを探している |
「車を選ばない優しいカーシャンプー」として、多くのドライバーたちから支持されています。クリーミーできめ細やかな泡で、車にやさしくアプローチ。コーティング車も、ダメージをほとんど気にせず洗車できるでしょう。
泡立ちが良いうえに泡切れもバツグン。またどんな色の車にも使えるなど使い勝手の良さも人気の秘訣です。カーシャンプー1000は、内容量1,000mlの希釈タイプ。1本で中型車が約20回洗えます。
シュアラスター S-31ワックスシャンプー
メーカー | シュアラスター |
液性 | 中性 |
対応ボディカラー | 全色 |
コンパウンドの有無 | 無 |
こんな人におすすめ | ・洗車の時間を短縮したい人 ・手軽に愛車にツヤを出したい人 ・コーティング車向けのカーシャンプーを探している人 |
洗車後のワックスがけが不要な、希釈タイプのカーシャンプーです。高品質のはっ水レジンを配合し、洗浄力にはっ水効果をプラスしました。
洗車をすると同時にはっ水性を発揮。ツヤのある、きれいな仕上がりが期待できます。大きなはっ水効果が得やすく、その効果はおよそ1.5ヶ月持続します(シュアラスター社テストによる)。
豊かな泡立ちで車のボディを優しく洗い、すすぎもラクラク。1本(850ml)で中型車が約6回洗えます。
まとめ
洗車に使うカーシャンプーの選び方から使い方、おすすめ商品までをご紹介しました。カーシャンプーには、さまざまな種類があります。何を目的に洗車するのかを明確にして選ぶことが、失敗を避けるポイントです。
普段の洗車には中性のカーシャンプーを、頑固な汚れを落としたい時は酸性またはアルカリ性のカーシャンプーを使うなど、用途によって使い分ける柔軟さがあると良いでしょう。
適切なカーシャンプーを選び、きれいな愛車でカーライフを楽しみましょう!
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