新型EVのコンセプトモデル「ホンダ e:N2 Concept」が中国で世界初公開

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  • 更新日:2022/11/22
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ホンダは、2022年11月5日(土)~10日(木)の日程で開催された「第五回中国国際輸入博覧会(CIIE2022)」において、新しいEVのコンセプトモデル「e:N2 Concept(イーエヌツー コンセプト)」を世界初公開しました。

CIIE2022は、世界127の国と地域から約2,900の企業や団体が参加する、輸入に特化した中国最大規模の総合見本市です。

ホンダは既に同国市場において、初のホンダブランドEV「e:N(イーエヌ)」シリーズの第1弾を投入。同年4月には東風ホンダから「e:NS1(イーエヌエスワン)」が、そして5月には広汽ホンダから「e:NP1(イーエヌピーワン)」が、それぞれ同国市場で販売中となっています。

シリーズ第2弾のモデルとなるコンセプトカー

今回発表となった「e:N2 Concept」は、シリーズ第2弾のモデルとなるコンセプトカー。エクステリアは直線で美しく構成され、ボディラインが力強くシャープに表現されたデザイン。

ボディの表面は金属感を際立たせる処理が施され、独特の存在感があります。ボディ形状はリアエンドに向けてルーフラインが傾斜するファストバックスタイルに見えますが、今あるカテゴリーには一切属さないという、全く新しいスタイルを目指した野心作となっています。

インテリアを見ると、スマートですっきりとしたデジタルコックピットが採用されており、運転席では長方形の斬新なステアリングが目をひきます。

また、新世代コネクテッド技術となる「Honda CONNECT」の最新版を搭載して「つながるクルマ」を実現し、ユーザーにさらなる安心・快適を提供。

「e:N2 Concept」ではさらに、光と香りの演出が加わり、知的高揚感を感じる空間価値を目指したものとなっています。

プラットフォームはe:Nシリーズ専用

プラットフォームは、e:Nシリーズ専用となる「e:N Architecture F(イーエヌ アーキテクチャー エフ)」を採用。

これは、北米向けに開発中の「e:Architecture(イーアーキテクチャー)」とは異なるもので、競争力の高いEVを迅速に投入するべく中国に最適化したアーキテクチャーとなっています。

安定性が高められた車両設計や切れのよいハンドリングなどによって、人車一体感のある走行性能を実現。

これらの要素で、ホンダがこれまで培ってきたダイナミクス技術を活かしつつ、シリーズ独自のドライビングプレジャーをユーザーに提供。

ホンダの三部敏宏社長は発表に際し、「e:N2 Conceptは、独自のドライビングプレジャー、空間価値、デザインにより“EVの楽しさを再定義する”、e:Nシリーズの価値を象徴する1台です。Hondaは中国において、Hondaならではの独自で多様な電動モビリティを続々とお届けし、電動ブランドへと生まれ変わります」とコメント。

なお、ホンダは2020年代半ばまでに、EV10車種を中国市場に展開する計画となっています。

それに伴い、e:Nシリーズのラインアップ拡大を図るため、東風ホンダ・広汽ホンダ双方とも2024年の稼働を目指しEV生産拠点を建設中。

バッテリーの調達についても、これまでは各社がそれぞれ独自のルートを採っていたが、今後は東風汽車集団や広汽集団と共同出資して新会社を設立し、一本化を進める予定となっています。

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