カーリースは中古車・激安でも大丈夫?おすすめの人や注意点を解説

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  • 投稿日:2024/02/22
  • 更新日:2024/02/22
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「カーリースの契約を結びたいけど、新車リースは毎月のコストが高い……」
「中古車の激安プランがあるって聞いたけど、契約して大丈夫かな?」

数年以上にわたるリース料金の支払いは、契約者にとっては決して少なくない負担額ですから、契約すべきかどうか迷っている方も少なくありません。

しかし、近年では予算面での不安を解消するため「中古・激安カーリース」の利用を検討する方も増えてきています。

この記事では、中古・激安カーリースを利用するメリット・デメリットや、契約する際の注意点について解説します。

カーリースで中古の激安プランが可能な理由

中古車のカーリースには、いわゆる「激安プラン」と呼ばれるものがあり、新車リースや中古車購入に比べて安価で利用できる契約内容となっています。

しかし、激安プランということもあり、何らかの問題があるのではないかと勘繰ってしまう人は一定数存在しています。

カーリースにおいて、中古車、それも激安プランでのサービスが成立するのは、果たしてどのような理由からなのでしょうか。

以下、カーリースで中古の激安プランが実現可能な理由について、主なものをご紹介します。

「残価設定」によって車両本体価格が抑えられる 

中古車購入と中古車リースで大きく異なるのは、車両本体価格が実際の価格より安くなる点です。

リース車両の車両本体価格には”契約終了時の想定残価”が設定されており、契約者が支払う料金は残価を差し引いた額で算出されます。

中古車の車両本体価格は、もともと新車よりも安いですから、その中古車がさらに安く利用できることになります。

結果として、中古車を購入するよりも安く利用できるため、プランによっては激安価格を実現できるのです。

安価でリースできる車両を揃えている

中古車のカーリースにおける激安プランは、安価でリースできる車両を揃えています。

多くの場合、年式の古い車、走行距離が長い車など、市場価値が低めに見積もられる車をリースすることで激安プランを実現しています。

その他、市場価値が低めの車両としては、あまり人気のない車種・ボディカラーなどがあげられます。

車両のデザインや機能に特段こだわりがない人にとっては、あまり気にならないポイントかもしれません。

プラン自体に何らかの制限や特徴がある

激安プランの場合、そもそもプラン自体に何らかの制限・特徴を設けている場合があります。

例えば、インターネット割のように、選ぶプランによって割引がきくようになっているケースもあるため、車両のコンディションだけが価格を決める要素とは限りません。

他には、走行距離制限を設けていたり、月額料金を安く抑えてボーナス払いの月を設定したりするようなプランもあります。

カーリースで中古車・激安プランを選ぶメリット

カーリースで中古車・激安プランを選んだ場合、ユーザー目線ではどのようなメリットがあるのでしょうか。

以下、主なメリットについて解説します。

車に乗るコストを大幅に抑えられる

中古車・激安プランは、新車リースに比べて車両価格が安く、中古車を購入する場合に比べて各種費用も押さえられています。

また、契約期間を長期に調整することで、その分毎月のリース料金を安くすることも可能です。

車を選ばなければすぐ乗れる

激安プランが適用できる車種は、各社で限りがあるものの、車種を選ぶ必要がない場合はすぐ車に乗れる可能性があります。

費用は安く抑えたいものの、早期に車を使う必要がある場合は、中古車のカーリースが便利です。

新車リースの場合、利用者の希望に応じた車両を発注するため、納車までの期間が1〜2ヶ月と長い傾向にあります。

これに対して中古車カーリースなら、2〜3週間、あるいはそれよりも早く納車が実現する場合もあるため、1日でも早く車を使いたい方におすすめです。

短期利用ができるプランもある

新車リースは、車を長期的に利用する想定で契約する「長期契約」がメインになります。

これに対して、激安中古車リースの場合、1日あたりのリース料金がワンコインで済んだり、1ヶ月という短期間でのリースが可能なプランがあったりします。

プランによっては、レンタカーなどを借りた場合に比べて大幅に費用を圧縮できます。

出産・通院といった状況に対応するなど、必要なタイミングだけ車を用意したい場合は重宝するでしょう。

カーリースで中古車・激安プランを選ぶデメリット

カーリースで中古車・激安プランを選んだ場合、予算や期間の面ではメリットが大きいかもしれません。

しかし、プランの特性上、デメリットゼロで利用できるサービスではないため、次のようなデメリットが気になる場合は契約前に再検討が必要でしょう。

快適性に欠ける可能性がある

激安プランの場合、中古車の中でも条件が比較的シビアな傾向にあります。

中古車ですから、最新型の車を選べないのはもちろんのこと、古い型の車両をリースすることになる可能性も十分考えられます。

乗り心地に関しても、決して良いとはいえない車を選ぶことになるかもしれませんし、車両によっては性能面でも不安が残るおそれがあります。

最終的には”契約者が気にするかどうか”に任される部分ではありますが、この点に関しては判断が分かれるところでしょう。

グレードやオプションは車次第

リースに限った話ではありませんが、中古車との出会いは“一期一会”です。

仮に、プランの中で車種は選べたとしても、基本的に自分が欲しいグレード・オプションを自由に選ぶことはできないと考えておいた方がよいでしょう。

加えて、激安プランで人気車種を見つけるのは、決して簡単ではありません。

激安プランを選ぶ際は、契約時にある程度の妥協が必要と心得ましょう。

長期の契約が難しい

車両のコンディションを鑑みた際、中古リース・かつ激安プランとなると、長期の契約は厳しいと考えた方が賢明です。

新車と違い、他のドライバーがどのような運転をしてきたのか分からないため、新車感覚の長期契約はリスクを高める結果につながります。

カーリースの中古車・激安プランがおすすめの人

メリット・デメリットを踏まえた上で、カーリースの中古車・激安プランが向いている人の特徴としては、どのようなものが考えられるでしょうか。

以下、カーリースの中古車・激安プランがおすすめな人の特徴について解説します。

コストを最重視する人

車を手に入れるにあたり、何よりもコストを優先して考えている人は、月々の支払いを安く抑えられる中古車・激安プランがおすすめです。

一口に激安カーリースといって様々なプランがあり、中には「月々数千円以下」のコストで乗り始められるプランもあります。

車以外で近々大きな出費があるなどの理由から、車にかかるコストを限界まで下げたい場合は、中古車・激安プランについて一度検討する価値はあるかもしれません。

車に対する“こだわり”が薄い人

自分の愛車ともなれば、多くの人は大なり小なりこだわりを持って選ぶものですが、中には自分が乗る車に対してそれほどこだわりがない人もいます。

極端な話「動くなら何でもいい」と考えている人にとって、中古車の激安カーリースは非常に魅力的なサービスです。

自家用車を購入する場合はこだわりたい、という人でも、数ヶ月程度なら問題ないと割り切れるなら、新しい車を購入するまでリースで対応するという方法も選べます。

購入時の面倒事を避けたい人

中古車を購入する場合、新車を買う場合とは異なる面倒事も少なくなく、その点が中古車購入を控える一因になっているケースもあります。

例えば、状態の良い中古車を探すために現車確認をする場合、その作業に思わぬ時間がかかってしまうこともあります。

中古車の激安カーリースを選んだ場合、そもそも条件が限られた状況で各種プランを選ぶことが多く、複数の車両・プランを比較検討する手間が省けます。

中古車を購入する際の面倒事を避けたい人は、激安リースのプランを確認してから、車両を購入するかどうか判断することをおすすめします。

納車をできるだけ早くしたい人

新車リースは、契約者の希望を聞いてからメーカーに発注する流れになっているため、どうしても納車までに時間がかかってしまう傾向にあります。

しかし、中古車リースは車検・整備が終わればすぐ納車となり、激安カーリースの場合は数日で納車可能な車もありますから、納車の時期をできるだけ早くしたい人向けのプランといえます。

用途に合わせて車を使い分けたい人

車両を用途に合わせて使い分けようと考えている人にも、激安カーリースは向いています。

例えば、すでに家族用の1台目はあるものの、仕事の都合から自分用の2台目が必要になった場合などは、激安カーリースを選ぶことでコストダウンが期待できます。

カーリースで中古車・激安プランを選ぶ際の注意点

月々の支払いが安いカーリースの中古車・激安プランですが、契約時は気を付けたい点もあります。

以下に紹介するポイントは、激安リースを契約する際の”落とし穴”ですから、十分注意してください。

頭金・ボーナス払いが必要か

カーリースの契約を結ぶ際、多くの人がついつい気にしてしまうのが「月額料金」です。

パンフレットやWeb広告などでは、格安の月額料金が大きく表示されている例も少なくありません。

実際、リース契約において月額料金を気にすること自体は間違っていませんが、問題なのは「それ以外の出費はないのか」という点です。

書面をよく見ると、頭金・ボーナス払いが必須になっているケースもあることから、契約時は契約書に一通り目を通してから判断しましょう。

オープンエンド方式かどうか

契約を結ぶ際は、カーリース会社が「オープンエンド方式」を採用しているかどうかについても確認しておきましょう。

オープンエンド方式とは、契約満了のタイミングで「最初に設定した残価>実際の市場価格」だった場合に、その差額を支払うことをいいます。

もし、あえて残価を高くしているプランだった場合、契約満了時に高額な差額が発生してしまうおそれがあります。

契約時は、差額が請求されない「クローズドエンド方式」を採用するカーリース会社を選ぶと安心です。

保証内容は充実しているか

国産メーカーであっても、車の保証期間は3年または走行距離60,000kmというのが一般的です。そのため、中古・激安カーリースの場合はメーカー保証が切れているケースを想定する必要があります。

故障時の対応が遅れたり、修理費用を請求されたりすることのないよう、カーリース会社側で保証を用意してくれるかどうか事前に確認しましょう。

月額料金の内訳は適切か

一般的に、中古車リースの月額料金には各種税金・自賠責保険料・手数料といった費用が含まれています。

しかし、月額料金が安いプランだと、これらの項目が省かれていることがあります。

月額料金に含まれない費用は自己負担となってしまうため、結果的に高額の出費につながるおそれもあることから、月額料金の内訳をよく確認することが大切です。

走行距離制限を守れるか

リース契約時、走行可能距離が短い契約を結ぶと、制限の上限を超えてしまった場合に超過分の追加料金が発生してしまいます。

車を走らせる機会が多い人や、できるだけ走行距離を気にせず車を走らせたいという人は、激安にこだわらず走行距離無制限の契約を結んだ方が無難かもしれません。

中古車・激安のカーリースを賢く選ぶ方法

様々なプランの中から、自分の希望に合ったプランを選ぶためには、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。

以下、中古車・激安のカーリースについて、より賢くプランを選ぶための方法をご紹介します。

複数のサービスを比較する

カーリース会社を選ぶ際は、複数のサービス・プランを比較検討して、自分が最も安心できる条件のサービスを選びましょう。

サービス・プランを比較検討する際は、譲れない所定の条件を決めておくと、それぞれのメリット・デメリットが見えやすくなります。

例えば、車種について軽自動車で考えている場合、軽自動車向けプランに絞って比較検討するイメージです。

完全定額制プランにこだわるなら、同様、または類似するプランを用意しているカーリース会社を比較検討し、それぞれの違いをチェックしてもよいでしょう。

格安の車種を把握する

中古・激安のカーリースともなると、取り扱いのある車種も限られてくるため、あらかじめ「格安の車種にはどのようなものがあるのか」について把握しておきましょう。

車種を把握していると、実際にリース契約を結ぶ前に具体的な用途をイメージすることができ、ミスマッチのリスクを減らせます。

例えば、買い物などでたくさんの荷物を積む使い方をするなら、後部座席を倒して十分なスペースがある車種かどうか、街中を走りやすい大きさかどうかなど、車種の特徴を具体的に確認することが大切です。

長距離移動が多い場合は、燃費についても確認しておきたいところです。

価格をシミュレーションする

カーリース会社の中には、車種・グレード・契約年数などの諸条件を入力し、オンラインで月額料金のシミュレーションができるツールを用意しているところもあります。

シミュレーションツールを利用できる場合は積極的に利用して、実際にかかるランニングコストを確認してから契約すると安心です。

まとめ

中古車カーリースの激安プランの多くは、安価でリースできる車両を取り扱うことで車両本体価格を抑え、プラン等にも何らかの制限を加えることで成立しています。

とにかくすぐに・一定期間車を使いたいという人には適していますが、車の乗り心地やコンディションにはあまり期待できないかもしれません。

激安プランの契約を検討する際は、月額料金以外の支払いが発生しないか確認しつつ、保証内容が充実しているかどうかもチェックしましょう。

複数のサービス・車種を比較検討し、実際に契約した場合の金額をあらかじめシミュレーションしておくと、契約時も安心です。

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