「手洗い洗車をお願いしたいけどいくらかかるんだろう…?」
洗車機の方が手軽に車を綺麗にできますが、手洗い洗車の方が人の手によって隅々まで綺麗にすることができます。
手洗い洗車は労力と時間がかかり綺麗にできる分、洗車機より洗車費用が高くなります。また、自分で手洗い洗車をする場合には洗車道具が必要です。
今回は、手洗い洗車でかかる費用やメリット・デメリットについてご紹介します。
手洗い洗車は価格以上のメリットがある
手洗い洗車の価格は気になりますが、価格以上のメリットがあります。
洗車機の方が費用を安く済ませることができますが、手洗い洗車だからこそできる綺麗さやこだわりまでは対応できません。
洗車機とは断然違う
手洗い洗車と洗車機による洗車は車を綺麗にすることは同じですが、大きな違いがあります。
洗車機は、専用の機械に車を入れるだけで、水洗いやシャンプー洗車、すすぎ、乾燥まで終わらすことが可能です。
手洗い洗車は、人の手で車を洗うため時間と労力がかかりますが、クオリティーの高い洗車ができます。
専門店によっては、独自の洗車プランやコーティングなども用意されているのが特徴です。
車種の色にこだわったシャンプーや、艶やコーティングが長持ちする方法など、手洗い洗車と洗車機による洗車では大きな違いがあります。
手洗い洗車の料金
手洗い洗車の料金は、サービスやプランによってもさまざまです。洗車機であれば500円程度で済むこともありますが、手洗い洗車はそう安くはできません。
手洗い洗車の種類や料金の相場を解説します。
手洗い洗車の料金相場
一般的な手洗い洗車の料金相場は、簡易的なものも含めて2,000円から4,000円程度となっています。
洗車の種類はスピーディーな洗車からワックスコート、コーティングまで、店舗によって幅広いプランがあります。
ワックスコートやコーティングまでするとなると、5,000円から10,000円くらいかかることも珍しくありません。
コーティングは高い費用がかかりますが、洗車して綺麗にした状態を長持ちできるので効果的です。
また、料金が変わるポイントは車種の大きさにも関係があります。コンパクトカー、SUV、ワゴンなど車種によって洗車する面積が違うので、料金が段階に分かれて上がっていきます。
一番小さな軽自動車と一番大きなXLサイズの大型車とでは、数千円と大きく料金が変わるのでよくチェックしましょう。
手洗い洗車のメリット・デメリット
手洗い洗車は車を綺麗にできますが、メリット・デメリットがあります。
洗車は定期的に行うことであり、大切な愛車を大事に乗るための大切なポイントです。
手洗い洗車のメリット
・傷に気をつけながら洗車ができる
最近の洗車機は、傷がつきにくいブラシなど改良されているものもありますが、それでも洗車機での洗車は傷がつきやすい特徴があります。
手洗い洗車はプロの技術により、傷がついてしまうリスクを抑えながら綺麗な車に仕上げてくれます。
ただし、手洗い洗車なら傷がつかないという訳ではなく、使用する道具や手順を間違えてしまうと車に傷をつけてしまうリスクが上がってしまいます。
そのため、正しい手洗い洗車の知識と経験があってこそ傷のリスクを抑えることができます。
・細部までしっかりキレイに
洗車機は大まかな洗車となるため、パッと見た感じは綺麗になっているものの、細かな部分には汚れが残っているケースが多くあります。
特にタイヤやホイール部分、パーツの隙間などは、洗車機だと行き届かないため汚れが残ってしまうのです。
手洗い洗車であれば、人の手で綺麗にできることだけでなく、汚れやすい箇所がを把握していれば、その部分を重点的に洗車することも可能です。
また、洗車専門店であれば、綺麗に洗車をするためのあらゆる道具が完備されており、汚れを落とすのが難しい箇所も効率よく洗車が可能です。
・コーティング効果の劣化を防ぐ
コーティングしてある車を洗車機で強くブラシをしてしまうと、コーティング効果が短くなってしまいます。
プロの洗車専門店であれば、コーティングの効果を無駄に劣化させず洗車することができます。コーティングを維持するためには、洗剤の種類やメンテナンス手順などの知識が大切です。
プロに頼めばこのような洗車の技術や知識を身に付け、的確な洗車サービスが受けられます。
また、コーティングサービスは洗車専門店で受けることもできるので、定期的にコーティングをすることが愛車の輝きを長持ちさせるポイントになるでしょう。
デメリット
・料金が高い
手洗い洗車で1番のデメリットは、洗車機よりも料金が高いことです。
500円程度で済む洗車機に対して、手洗い洗車では大型車だと10倍近くの金額になることもあります。
・洗車時間がかかる
手洗い洗車は人の手で作業をするため、時間が長くかかってしまいます。
専門店に頼む場合、予約も限られているため、希望の日時で予約が取れないケースもあるでしょう。
車が汚れやすい時期は混みやすいため、予約がしづらく作業時間が長くかかることも考えられます。
自分で手洗い洗車をする必要道具
洗車専門店に依頼すると費用が高いので、自分で手洗い洗車をしようという方もいるでしょう。必要な洗車道具や選ぶポイントを解説します。
これだけは必要な洗車道具
手洗い洗車に必要な洗車道具はいくつかあります。最低限必要なものをチェックしましょう。
・長めのホース
・カーシャンプー
・洗車スポンジ(複数)
・拭き上げクロス(複数)
・バケツ
・脚立
1つ1つは高額なものではありません。消耗品もありますが、一度揃えた後は大きな出費の心配もないでしょう。
洗車道具を選ぶポイント
手洗い洗車に必要な道具をご紹介しましたが、それぞれの道具に選ぶポイントがあります。
・長めのホース
水道が洗車する場所のすぐそばでないこともあるので、長さに余裕のあるホースがおすすめです。
・カーシャンプー
なるべくボディの塗装に優しい中性シャンプーを選びましょう。
・洗車スポンジ(複数)
洗車スポンジはボディとホイール用と分けて準備します。
・拭き上げクロス(複数)
拭き上げクロスもボディとホイール用と分けて準備します。
・バケツ
洗車道具の収納がしやすいよう、少し大きめのバケツがおすすめです。
・脚立
軽くて安定感のある脚立が良いでしょう。脚立を用意することで、ルーフの洗車もしやすくなります。
自分で手洗い洗車をする手順
自分で手洗い洗車をするには、正しい手順を知っておくことが大切です。正しい手順でないとボディに傷をつけてしまうので注意しましょう。
手順(1)水でホコリを流す
最初にボディについたホコリやチリを水で流しましょう。屋根から窓、ボンネット、ドア、ホイールというように、上から下へと洗い流して落とします。
ホースでも可能ですが、高圧洗浄機があるとより効果的に洗い流すことが可能です。
最初の水洗いがしっかりできてないと、ホコリやチリが傷の原因となるので気を付けましょう。
手順(2)洗剤をつかって洗う
シャンプーは綺麗にするための役割だけでなく、ボディとスポンジとのクッションにもなります。バケツの中に水とシャンプーを入れてしっかりと泡立てましょう。
シャンプーを先にバケツの中に入れて、水は円を描くように勢いよく入れると泡立ちやすくなります。
ボディを洗う時は、スポンジにたっぷりと泡を乗せてムラなく洗うことがコツです。
注意点としてはスポンジにシャンプーをつけ直す場合、スポンジについている砂やホコリを洗い落してからつけ直します。
少しでも傷がついてしまうリスクを失くしてから、洗車することを心掛けましょう。
手順(3)拭き上げ
最後の拭き上げは、洗車の大切な仕上げ作業です。ホイール部分は鉄粉があるので、ボディとは別々のクロスを使いましょう。
また、水滴を長く放置していると、跡になってしまうことがあるので、なるべく早く拭き上げることが必要です。
クロスが汚れたら、こまめに洗って綺麗な状態で使うことがポイントになります。
まとめ
車を傷つけず綺麗な状態を維持するためには、手洗い洗車がおすすめです。
洗車機の方が手軽で安く済みますが、手洗い洗車の方が細部に至るまで綺麗に仕上げることができ、コーティングも長持ちさせることができます。
専門店による手洗い洗車の費用が負担になる場合は、自分で道具を揃えて手洗い洗車することも1つの方法です。
自分で手洗い洗車をする場合は、道具を選ぶポイントや洗車の手順などコツがあります。
注意点に気を付けて愛車を綺麗に保ちましょう。