おすすめのカードローンについて調べてみたら、想像以上に種類が多くてびっくりした、という人も多いのではないでしょうか。
それでも、選び方のコツを理解すれば数あるカーローンの中から自分に最適なものを見つけることがそう難しくはなくなるでしょう。
本記事では、おすすめのカーローンの選び方について、カーローンの種類や注意点などとあわせて解説します。
マイカーローンのおすすめの手順
数あるカーローンの中から自分に合ったものを見つけるには、
・低金利かどうか
・審査基準を満たしているかどうか
といった点を考慮することが重要です。
具体的には、以下の手順で選ぶと良いでしょう。
- 低金利順に並べる
- 各条件をチェックする
- 最終的に3社に絞る
それぞれくわしく解説していきます。
低金利順に並べる
なぜ低金利からみていくのが良いのかというと、返済総額は金利に大きく影響されるからです。そして、金利はカーローンの種類によって異なります。
カーローンには大きく分けて
・銀行系ローン
・ディーラーローン
の2種類あり、両者の金利相場は以下のような違いがあります。
・銀行系ローン:1~4%
・ディーラーローン:4~7%
金利が1%違うだけでも、返済総額に数万円の差が出ます。低金利順に並べることでカーローンを絞り込むことができ、自分に合ったものを選びやすくなります。
各条件をチェックする
低金利順にカーローンを並べたら、借りる際の条件を順番にチェックしましょう。借入条件は各カーローンによって異なるため、条件を満たしているかどうか確認する必要があります。
主な条件は、
・年齢
・居住地
・年収
・借入限度額
・借替の可/不可
などです。
低金利順に条件をチェックしていき、「低金利」と「借入条件」の両方を満たしているものを候補として選びます。この時点では1社に決めず、数社残しておくのが良いでしょう。
3社に絞る
カーローンの候補が4社以上ある場合、3社に絞ります。
4社以上にローンを申請すると、「3社すべてに落ちた」「3社すべて受かったのに、条件が違うという理由で次を受けた」などと見なされ、審査に通過する可能性が低くなるからです。
カーローンには仮審査(入力情報をチェックする簡単な審査)と本審査(信用情報機関による審査)があり、両方パスする必要があります。
金利などについては借入先に問い合わせ、事実確認をしてから3社を厳選することをおすすめします。
マイカーローンの種類
上記のとおりカーローンには、大きく分けて
・銀行系カーローン
・ディーラーローン
の2種類があり、さらにディーラーローンの一種として
・残価設定ローン
の計3種類があります。
ほとんどの場合、上記いずれかのカーローンを利用することになるでしょう。ここからは各カーローンの特徴やメリット、デメリットについて紹介します。
銀行系カーローン
銀行や信用金庫など、金融機関が実施しているカーローンのことを指します。
銀行系カーローンには、
・自動車の購入から車検費用まで幅広く対応している
・ディーラーローンよりも金利が低めに設定されている
・車購入時の車の名義は、購入者となる
といった特徴があります。
銀行系カーローンのメリットとデメリットについては、以下のとおりです。
利用者のメリット | 利用者のデメリット |
・条件を満たすことで金利優遇を受けられる ・返済中に車の売却や譲渡が可能 |
・審査がディーラーローンと比べて厳しい ・申請から結果が出るまでに時間がかかる |
銀行系カーローンは、銀行の窓口またはホームページより申込みが可能です。
ディーラーローン
ディーラーローンとは、自動車販売店や中古車販売店などで申し込むカーローンのことです。
ディーラーローンの借入先は、購入先が提携している信販会社で、車を購入した時点で申し込める点に大きな特徴があります。
ディーラーローンのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
利用者のメリット | 利用者のデメリット |
・手続きから審査までの時間が短い ・審査に通りやすい |
・銀行系のカーローンと比べると金利が高め ・返済が終わるまで車の所有者は信販会社 |
ディーラーローンには、頭金なし/ありで車の購入代を借り入れる「フルローン」のほか、次に説明する「残価設定ローン」があります。
残価設定ローン
購入額から残価(車の下取り価格)を引いて算出された金額をローンで返済する方法が、残価設定ローンです。金利はディーラーローンよりも低く設定されている傾向にはあるものの、残価にも発生します。
残価設定ローンのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
利用者のメリット | 利用者のデメリット |
・月々の支払額を低く抑えられる ・車の乗り換えがしやすい |
・走行距離に制限がある ・走行距離をオーバーしたり車体に傷をつけたりすると追加料金が発生する |
車の購入者は、ローン返済後
・残価を払って車を買い取る
・購入先で新しい車に乗り換える
・車を自動車販売店に返す
といった選択が可能です。
カーローンを選ぶポイント
自分に合ったカーローンを選ぶ際、単に金利をみるだけでは不十分です。
金利といっても種類があるうえ、カーローンの返済総額は金利以外からも影響を受けるというのが、その理由です。
ここでは、カーローンを選ぶ際に欠かせないチェックポイントについて、それぞれ説明します。
最高金利
カーローンの中には○~○%と幅を持たせて設定しているところもありますが、この上限にあたる部分が最高金利です。
借入先は設定した範囲内で金利を決定するため、最高金利で返済するかどうかは借入先次第ということになります。最低金利とあわせてチェックすることがポイントです。
借入可能額
借入可能額とは、そのカーローンから借入れできる上限金額のことをいいます。借入可能額は、申請者の返済能力や借入状況(他社の借入れがあるかどうか)などを参照して決められます。
そのため、借入先の判断によっては、希望する金額よりも低額になることもあります。
借入年数
借入年数とは、ローンの返済期間のことです。借入年数の長さによって、月々の返済額が異なります。
たとえば、借入年数が長いと月々の返済額は減るものの、トータルでは金利の分高くなります。中には借入年数が固定されているものもあるので、この点もあわせてチェックしましょう。
手数料などの諸経費
諸経費とは、車を購入する際の車両本体価格以外にかかる費用を指します。
主な諸費用には以下のものがあります。
・手数料
・税金
・保険料
諸費用がカーローンに含められるかどうかは、借入先によって異なります。申込みの際は、諸経費がどのように扱われているかをチェックしましょう。
年齢制限
借入先の多くは、長期でカーローンを組んでも返済可能であることを保証するために、年齢制限を設定しています。
年齢制限は借入先によって異なりますが、その多くは65歳以下または70歳以下に設定されています。また、最低年齢は20歳以上という場合がほとんどです。
キャンペーン金利
キャンペーン金利とは、借入先が実施している期間限定の金利のことです。キャンペーン金利の内容は各カーローンによって異なりますが、期間限定で通常よりも金利が低くなる傾向にあります。
タイミングによっては、お得に借入れができるでしょう。
マイカーローンの金利の種類
カーローンの金利には、
・固定金利
・変動金利
の2種類があります。
固定金利と変動金利にはそれぞれ特徴があり、どちらを選ぶかによって返済総額に違いが出るため、検討すべき重要な項目といえるでしょう。
固定金利と変動金利について、それぞれ簡単に説明します。
固定金利
固定金利とは、適用利率が固定された金利のことで、金利は返済期間が終わるまで契約時のまま変わりません。固定金利は、変動金利と比べると高めに設定されている傾向にあります。
固定金利の場合、毎月の金利が決まっているためお金の管理がしやすくなるでしょう。また金利が一定しているため、景気動向などを気にする必要もありません。
ただし、景気が良い時は負担が軽く済む一方、景気が悪くなると負担が重くなることがあります。
変動金利
変動金利とは、経済情勢などによって適用金利が変動する金利のことです。固定金利よりも利率が低く、返済が始まってから金利が変動するまでは変動利率の方が低金利になる傾向にあります。
また、景気の善し悪しによって利率が変動するため、不景気の時も固定金利より返済の負担が軽減されます。
ただし、裏を返せば好景気になると高金利状態が続くため、返済総額が増えるということです。この点を忘れないようにしましょう。
カーローンを利用する時の注意点
手持ちのお金がなくても、欲しい車を手に入れられるのがカーローンの魅力です。
しかし、場合によっては返済に大きな負担がかかることもあるので、利用する際は慎重に検討する必要があるでしょう。
ここでは、カーローンを利用する時の主な注意点について紹介します。
カーローンによって条件が異なる
カーローンの利用条件は、カーローンごとに確認するようにしましょう。なぜなら、利用条件は、借入先によって細かく設定されているからです。
主な条件項目には、次のようなものがあります。
・年齢に関する条件
・居住地に関する条件
・年収に関する条件
・勤続年数に関する条件
・借入状況に関する条件 など
これらの条件が、審査に関係しています。
また、借入先の口座を持っていることを条件として設定している銀行系のカーローンもあり、口座を開設していなければその分手間がかかります。
できるだけ早めに申込みをしたい場合は、口座の有無についても事前に確認しておくことを忘れないようにしましょう。
諸費用を把握しておく
カーローンを利用する際は、車購入の際にかかる諸費用について把握することも忘れないようにしましょう。諸費用は決して安くはなく、借入先によってはローンに含まれていないことがあるからです。
たとえば、手数料。手数料には、保証料や事務手数料などがあります。保証料とは、保証人の役割を果たす保証会社に対して支払う手数料のことです。
保証料は借入額の1%程度に設定され、原則現金で支払います。事務手数料は、事務手続きに発生する費用のことで、無料の場合もあれば数千円程度発生するなど、借入先によって開きがあります。
銀行系カーローンは、こうした諸経費もローンに組み込める場合が多いですが、ディーラーローンは車体本体代に制限される傾向がありますので、注意が必要です。
金利の契約方式を理解しておく
カーローンは、固定金利と変動金利の特徴を理解したうえで契約すべきです。なぜなら、どちらが返済総額を抑えることができるかについては、明確な答えがないからです。
各金利の特徴を抑えておくことによって、「安定性を重視するなら固定金利」「短期間で返済するなら変動金利」といった判断基準ができるため、自分にどちらがあっているか検討しやすくなるでしょう。
無理のない返済計画を立てる
カーローンは、数年~10年にわたって返済し続ける必要があります。無理な計画を立ててしまうと毎月の返済が大きな負担となり、最悪返済できないという事態に発展するかもしれません。
もし返済が滞ってしまうと、車の利用を止められたりブラックリストに登録されたりする可能性が出てきます。裁判に発展すると、財産を差し押さえられることもあるでしょう。
cars MARKETの豊富な支払いプラン
車は非常に高額な買い物であるので、今回紹介したカーローンのような支払い方法が他にも複数存在します。
cars MARKETでは、個人間売買が希望額でマッチングすることで希望の車にお得な価格で乗ることができます。
その車の購入時には、
・残価設定型
・オートローン
・リース
・現金一括
の4つの支払いプランが選択可能。
ライフスタイルや考え方に合わせた柔軟な支払いプランで、ご希望の車を購入することができます。
ぜひ、お気軽にcars MARKETをお試しください。
まとめ
今回は、カーローンを検討する際のおすすめの手順をはじめ、その種類や選ぶポイントなどについて解説しました。
おすすめの手順として紹介したのは、
- 低金利順に並べる
- 各条件をチェックする
- 最終的に3社に絞る
です。
上記の手順に加えて選ぶポイント(最高金利や諸経費など)や金利の種類など、細部にわたってチェックすることで、条件にあったカーローンを見つけやすくなるでしょう。
また、カーローンを選ぶ際「どのカーローンを利用するか」も大切ですが、同じように「どのくらいの返済額であれば無理がないか」を検討することも重要なポイントです。
自分にあったカーローンを選び、無理のない返済額で車の購入を実現させましょう。