
「車のローンって、どうやって計算するの?」
「利息を含めたトータルの返済額を計算したい!」
そんな疑問をお持ちではありませんか。
確かに、ローンの計算は金利が絡んで複雑な上に、元金均等返済や元利均等返済、固定金利や変動金利など、専門用語が多く戸惑ってしまいますよね。
一方で、ローンを組むにはこれらの特徴を踏まえつつ返済プランを立てなければなりません。
そこでこの記事では、車のローン返済額の計算方法をはじめ、利息の決まり方や関連用語について、詳しく解説します。
cars LOANは、年2.65%〜のカーローンです。最大120回払いまで対応、申し込みはweb完結で、来店の必要はございません。また、繰り上げ返済は手数料無料で対応しています。借り換え、おまとめローンでのご利用も可能です。
さぁ、あなたもスマートローンで欲しいマイカーに乗ろう!
車ローンの月々の返済額がわかるおすすめシミュレーター5選
車ローンの月々の返済額をイメージするには、基本的にはシミュレーターを使うのが便利です。
入力項目はほとんど以下に統一されています。
- 借入金額
- 返済期間
- 金利(年利)
- ボーナス返済分
金利は、銀行系マイカーローンを検討している方は1〜4%、ディーラーローンを検討している方は4〜8%の中で設定するといいかと思います。
以下、大手が用意している無料シミュレーターになりますので、気軽にアクセスして使ってみてください。
- 三菱UFJ銀行 マイカーローン返済額シミュレーション
- JAバンク 各種ローン返済シミュレーション
- アプラス カンタンローン計算
- 価格コム 自動車ローン返済シミュレーション
- 三井住友銀行 マイカーローンの返済額試算シミュレーション
カーローンの金利・利息について
カーローンを利用するなら、金利については必ず理解してから利用するのがおすすめです。
以下、最低限押さえておくべきことですので、一度しっかりと整理してみましょう。
カーローンの金利相場
カーローンには、銀行系カーローン、ディーラーローン、自社ローンの3種類がありますが、それぞれ金利が異なります。おおよその金利相場は、ざっくりと以下の通りです。
- 銀行系カーローン・・・1〜4%
- ディーラー系カーローン・・・4〜8%
- 自社ローン・・・0%(実質10%〜20%)
銀行系カーローン・・・1〜4%
銀行系カーローンは、銀行や信用金庫などの金融機関が提供する自動車ローンで、金利が低めに設定されているのが大きな魅力です。ディーラーローンと比べても総支払額を抑えやすく、マイカーローンのなかでも人気の高い選択肢といえるでしょう。また、特別な取引がなくても申し込みができるため、多くの人にとって利用しやすいローンです。
利用の流れは、購入予定の車の見積書を持参し、銀行に「マイカーローンを利用したい」と申し出るところから始まります。即日融資されるわけではなく、審査を経て資金が貸し出される仕組みなので、車購入のスケジュールには余裕を持って申し込みましょう。
銀行系カーローンのメリットは、低金利による返済負担の軽減だけではありません。購入資金だけでなく、車検費用や修理費、さらにはカーポート設置などの関連費用にも使える柔軟性があります。さらに、ローン契約中でも車の所有者名義が購入者本人になるため、売却や買い替えがしやすいのも大きなポイントです。
加えて、銀行が直接取り扱うローンであるため、金利や手数料が明確で商品性に透明性があり、安心して利用できるという信頼性も魅力です。総合的に見て、銀行系カーローンは「低金利・安心・自由度の高さ」を兼ね備えたおすすめのマイカーローンといえるでしょう。
ディーラー系カーローン・・・4〜8%
ディーラー系カーローンは、車を販売するディーラーと信販会社が一緒に提供しているローンです。車を買うときに、ローンも同時に申し込めるのが特徴で、審査も短期間で通りやすいので、手続きが簡単というメリットがあります。
支払い方法は柔軟で、頭金を入れて残りをローンにする方法や、契約時に車の価値(残価)を設定して毎月の支払額を少なくする残価設定ローンなどがあります。残価設定ローンは月々の支払いが安く見えるのが魅力ですが、契約期間の最後に車の価値が下がると追加でお金を払う可能性があるので注意が必要です。
ただし、銀行系カーローンに比べると金利は高めに設定されていることが多く、ローン期間中の車の名義はディーラーや信販会社になるため、すぐに売りたくても所有権解除手続きが必要です。
自社ローン・・・0%(実質10%〜20%)
自社ローンとは、中古車販売店などが銀行や信販会社を通さず、自社独自の基準で提供するローンのことです。他のローンで審査に落ちた人でも通りやすいため、最近人気が高まっています。
自社ローンの最大の特徴は、審査の柔軟性です。しかしその反面、金利は高めに設定されることが多く、総支払額は通常の銀行系ローンやディーラー系ローンよりも高くなる傾向があります。また、支払回数があらかじめ決められている場合が多く、自分の収入やライフスタイルに合った計画で利用することが重要です。
販売店によっては「金利0%」を謳う自社ローンもあります。この仕組みは、販売店が車両費用を立て替え、購入者が販売店に直接毎月支払う形式であるため、表面上の金利がゼロに見えるだけです。しかし、手数料や総支払額は通常購入より高く設定されている場合がほとんどです。
さらに、自社ローンでは所有権が購入者ではなく販売店にあるため、契約期間中は売却や自由な処分ができない点も注意が必要です。特に、他社ローンで審査に通らなかった信用に不安のある方向けの自社ローンでは、リスク管理のため車にGPSを取り付け、支払い滞納時には遠隔でエンジンを停止できる仕組みを導入している業者もあります。
返済額のうちの利息イメージ
ここからは、返済額のうちどれくらいが利息となっているのか、そのイメージを掴んでいただくための表を用意しました。
ご自身の借入額、借入期間、利息に近いものでイメージを持っていただければと思います。
借入額100万円の場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 2万9,000円 | 104万6,000円 | 4万6,000円 |
金利4% | 2万9,000円 | 106万2,000円 | 6万2,000円 |
金利5% | 2万9,000円 | 107万8,000円 | 7万8,000円 |
金利6% | 3万円 | 109万5,000円 | 9万5,000円 |
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 1万7,000円 | 107万8,000円 | 7万8,000円 |
金利4% | 1万7,000円 | 110万4,000円 | 10万4,000円 |
金利5% | 1万8,000円 | 113万2,000円 | 13万2,000円 |
金利6% | 1万9,000円 | 115万9,000円 | 15万9,000円 |
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 1万3,000円 | 110万9,000円 | 10万9,000円 |
金利4% | 1万3,000円 | 114万8,000円 | 14万8,000円 |
金利5% | 1万4,000円 | 118万7,000円 | 18万7,000円 |
金利6% | 1万4,000円 | 122万7,000円 | 22万7,000円 |
借入額200万円の場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 5万8,000円 | 209万3,000円 | 9万3,000円 |
金利4% | 5万9,000円 | 212万5,000円 | 12万5,000円 |
金利5% | 5万9,000円 | 215万7,000円 | 15万7,000円 |
金利6% | 6万円 | 219万円 | 19万円 |
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 3万5,000円 | 215万6,000円 | 15万6,000円 |
金利4% | 3万6,000円 | 220万9,000円 | 20万9,000円 |
金利5% | 3万7,000円 | 226万4,000円 | 26万4,000円 |
金利6% | 3万8,000円 | 231万9,000円 | 31万9,000円 |
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 2万6,000円 | 221万9,000円 | 21万9,000円 |
金利4% | 2万7,000円 | 229万7,000円 | 29万7,000円 |
金利5% | 2万8,000円 | 237万4,000円 | 37万4,000円 |
金利6% | 2万9,000円 | 245万4,000円 | 45万4,000円 |
借入額300万円の場合
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 8万7,000円 | 314万円 | 14万円 |
金利4% | 8万8,000円 | 318万8,000円 | 18万8,000円 |
金利5% | 8万9,000円 | 323万6,000円 | 23万6,000円 |
金利6% | 9万1,000円 | 328万5,000円 | 28万5,000円 |
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 5万3,000円 | 323万4,000円 | 23万4,000円 |
金利4% | 5万5,000円 | 331万4,000円 | 31万4,000円 |
金利5% | 5万6,000円 | 323万4,000円 | 23万4,000円 |
金利6% | 5万7,000円 | 347万9,000円 | 47万9,000円 |
返済額(月額) | 返済額(総額) | 利息(総額) | |
---|---|---|---|
金利3% | 3万9,000円 | 332万9,000円 | 32万9,000円 |
金利4% | 4万1,000円 | 344万4,000円 | 44万4,000円 |
金利5% | 4万2,000円 | 356万1,000円 | 56万1,000円 |
金利6% | 4万3,000円 | 368万1,000円 | 68万1,000円 |
カーローンの利息が増える要因
上記の表で、カーローンの返済額のうちの利息がどれくらいを占めるのかイメージがついたかと思いますが、ここからは利息の割合を増やしてしまう要因について整理します。
大まかには以下が主なケースとなります。
- 金利が高いカーローンを選んでいる
- 借入額が多い
- 借入期間を長くしている
金利が高いカーローンを選んでいる
ローンの総支払額を左右する大きな要素のひとつが「金利」です。銀行系ローンでも金融機関ごとに金利は異なり、既に取引がある場合は取引内容に応じて金利優遇を受けられることもあります。そのため、これから利用するマイカーローンの金利を複数の銀行で比較することが重要です。
ディーラーローンについても、決まったローンしか選べないと思われがちですが、実際には複数の信販会社と提携しているケースがあります。特に中古車ディーラーでは、数社の信販会社と契約していることが多く、キャンペーンなどのタイミングによっては低金利でローンを組める場合もあります。ただし、誰でもタイミングよくその恩恵にあずかれるわけではないため、ディーラーローンを利用する際も「他の信販会社のローンはないか」と確認することがポイントです。
また、ディーラーローンの金利手数料は販売店にキャッシュバックされる仕組みになっており、販売店は複数の金利プランの中から独自に設定しています。表には出ていませんが、少しでも金利を下げたい場合は積極的に交渉する価値があります。例えば、他の販売店でも同じ車があり、金利条件が変わらなければそちらで購入すると伝えるなど、金利を抑えるための駆け引きも可能です。
このように、ローンの金利を比較・確認し、交渉の余地を探すことが、総支払額を抑える上で非常に重要です。
借入額が多い
カーローンを使うときに大事なのが「借入額」です。借入額が少なければ、その分だけ利息も少なく済みます。逆に、車の購入費用をすべてローンで組むと、思った以上に金利の負担が大きくなることがあります。
例えば300万円の車を買うとします。全額をローンにするのと、50万円を頭金として先に払って250万円だけをローンにするのとでは、最終的な支払い総額に大きな差が出ます。
つまり、金利を減らして総支払額を抑える一番簡単な方法は「借入額をできるだけ少なくする」ことです。たとえば今乗っている車を売却して、そのお金を頭金に充てれば、ローンの金額を減らすことができます。これだけでも返済の負担を大きく減らせます。
カーローンを上手に利用するには、「いくら借りるか」を意識して、無理のない返済計画を立てることがポイントです。
借入期間を長くしている
カーローンでは、借入期間を長く設定すると毎月の返済額は少なくなります。しかしその分、返済期間が延びるため、支払う利息も長期間にわたり積み重なり、結果的に短期で完済する場合よりも総支払額が大きくなってしまいます。
借入期間を長くするケースは、車両価格が高額で、毎月の返済を少しでも抑えたい場合に多く見られます。確かに月々の負担は軽くなりますが、その裏では利息負担が膨らんでいることを忘れてはいけません。
カーローンを利用する際、「毎月の返済額を減らしたい」と考える人は多いですが、総支払額を少なくするためには、できるだけ借入期間を短くし、返済回数を減らすことがポイントです。無理のない範囲で返済期間を短く設定することが、結果的にもっともお得なローンの組み方につながります
カーローンの返済額はどれくらいに設定すべきなのか?
カーローンを利用する際に気になるのが「毎月の返済額をいくらに設定すべきか」という点です。月々の返済額を「なんとなく◯万円」と決めるのは危険で、自分の収入に見合った金額をしっかり計算することが大切です。一般的には、月収の4分の1以内に収めるのが理想とされています。
車のローンだけを考えてしまいがちですが、車を所有するには他にも多くの費用がかかります。ガソリン代や駐車場代、毎年の自動車税、そして2年ごとの車検費用など、維持費は想像以上にかさみます。もし毎月の返済額を高く設定しすぎると、これらの維持費を支払う余裕がなくなり、生活全体を圧迫してしまう可能性があります。
そのため、カーローンの返済額は「収入の4分の1以内」を目安にするのが安全です。この範囲であれば、車にかかる維持費や急な出費にも対応でき、無理なく返済を続けられるでしょう。逆に、この基準を超えてしまうと生活が苦しくなり、ローンの支払いが滞るリスクも高まります。
まとめ
ローンは「金利」「借入額」「返済期間」の3つの要素で総支払額が大きく変わるため、安易に選んではいけません。
まず行うべきは、カーローンシミュレーションの活用です。借入額や返済年数を入力すれば、毎月の返済額や総支払額を事前に確認できます。金融機関によって金利は異なり、同じ条件でも数十万円の差が出ることもあるため、必ず複数のローンを比較検討しましょう。
さらに、返済額の目安として「月収の25%以内」に収めることをおすすめします。これを超えると、ガソリン代・自動車税・車検などの維持費や、生活費に余裕がなくなり、家計を圧迫するリスクがあります。
最後に、ローンは契約時の返済プランだけでなく「長期的に支払いを続けられるか」が重要です。車は購入後も維持費がかかる資産ですから、借入額を抑え、総支払額を最小限にする工夫が必要です。
総支払額と生活のバランスを考え、無理のない返済計画を立てることが、賢いカーローンの選び方です。
cars LOANは、年2.65%〜のカーローンです。最大120回払いまで対応、申し込みはweb完結で、来店の必要はございません。また、繰り上げ返済は手数料無料で対応しています。借り換え、おまとめローンでのご利用も可能です。
さぁ、あなたもスマートローンで欲しいマイカーに乗ろう!