セダンとはどんな車?クーペやハッチバックとの違いや選び方も解説

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  • 2021/12/20
  • 1613

セダンはかつてファミリーカーの定番として普及していました。近年では、セダンの流通台数が少なくなっているように感じてしまいますが、いまだに根強い人気を誇るボディタイプです。

また、セダンと言っても、四角いスタイルのセダン、運動性能に優れるスポーツセダン、上質な素材がふんだんに使われた高級セダンなど、さまざまなタイプがあります。

今回は、セダンがどのような車なのか解説します。

セダンとはどんな車種?

セダンとはどのような車種なのでしょうか。セダンは、「サルーン」、「リムジン」、「3ボックス」とも言われます。

また、セダンにジャンル分けされているものの、バックドアを持つハッチバックタイプの車種も流通しているため、セダンの定義が曖昧になっているのが実情です。

ここでは、一般的にセダンと言われる車の定義、クーペとの違い、そしてハッチバックとの違いを解説します。

3ボックス4ドアとは

3ボックス4ドアとは、セダンの形状を表しています。3ボックスとは、エンジンルーム、キャビン(乗員)スペース、トランクスペースの3つのスペースのことです。

そして、4ドアとは、前席と後席の左右に乗降するためのドアがあることを示しています。これらの要件を満たしている車が一般的にセダンと言われる車の基本スタイルです。

しかし、近年では3ボックス4ドアでも、クーペのようなスタイリングのタイプもあれば、ルーフラインが車両後端まで続くハッチバックのようなスタイルもあります。

クーペとの違い

クーペとは、スポーツモデルやラグジュアリーモデルに多いボディタイプです。各自動車メーカーのフラッグシップスポーツモデルとしてラインアップされているケースが多く見られます。

サイドから見たシルエットは、セダンと似ていますが、セダンよりも車高や着座位置が低く、高性能なエンジンを搭載しているのが特徴で、スポーティーな走行を得意としているケースが多いです。

セダンとクーペの違いは、ドアの枚数を見るとわかります。セダンは3ボックス4ドアであるのに対し、クーペは3ボックス2ドアです。つまり、クーペは乗降するためのドアが運転席と助手席に1枚ずつということになります。

ハッチバックとの違い

ハッチバックには、3ドアハッチバックと5ドアハッチバックがあります。一般的に多く普及しているのは、リアシートへのアクセスがしやすい5ドアハッチバックです。

3ドアハッチバックは、スポーツモデルに多く、日常使いの利便性と走行性能を両立したモデルとして普及しています。いずれもバックドア(リアハッチ)が備わっているため、ラゲッジルームの開口部が大きいことが特徴です。

セダンとハッチバックの違いは、バックドアの有無です。セダンはリアガラスが開くことのないトランクリッドを採用していますが、ハッチバックはリアガラスも開きます。

セダンの種類

セダンは、大排気量のエンジンを搭載しているモデル、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデル、電気モーターを搭載するモデルなど、さまざまなパワートレインを搭載したモデルがラインアップされています。

ここでは、パワートレインから見るセダンの種類を解説します。では、それぞれの特徴を見ていきましょう。

ハイブリッド

ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドを搭載するセダンには、トヨタ カムリ、日産 フーガ、ホンダ レジェンド、メルセデス・ベンツ Eクラス、アウディ A6などがあります。

ハイブリッドシステムには、モーターのみでの走行ができるタイプやモーターがエンジンをアシストするタイプなど、車種によってさまざまです。

いずれのタイプであっても燃料消費が抑えられ、静粛性が高いという特徴があります。

電気自動車

電気自動車(EV)のセダンは、大容量のバッテリーを搭載し、電気モーターで車を動かすモデルです。代表的なモデルには、テスラ モデルSがあります。

EVは、内燃機関(ガソリンエンジンやディーゼルエンジン)が発する音や振動がないため、静粛性に優れていることが特徴です。また、モーターならではの太いトルクによって、加速力が強くスムーズな走行を得られます。

しかし、EVセダンの数はまだ多くありません。今後、カーボンニュートラルの観点や自動車の電動化に伴いラインアップが拡大していくでしょう。

PHV

PHVは、プラグインハイブリッド車のことで、メーカーによっては「PHEV」と表記する場合もあります。

PHVセダンの代表車種は、トヨタ プリウスPHV(厳密にはバックドアが開くハッチバックですがメーカーがセダンに分類しています)、BMW 7シリーズ、メルセデス・ベンツ Aクラスなどです。

PHV(PHEV)とは、内燃機関(ガソリンエンジンやディーゼルエンジン)に電気モーターを組み合わせ、ハイブリッド車よりも大容量のバッテリーを搭載し、充電機能を設けています

内燃機関の長い航続距離と電気自動車の力強い走りや環境性能を両立したモデルです。

FCV

FCVは、燃料電池車(Fuel Cell Vehicle)のことで、水素を動力源として発電した電気でモーターを駆動させる車です。代表的なモデルはトヨタ ミライです。

FCVは、水素と酸素の化学反応で電力を生み出すため、排出するのは水のみ。環境性能に優れています

また、一充填あたりの航続距離がEVより長いことから長距離ドライブをする場合に最適と言えるでしょう。走行するときは、モーターを駆動するため、EVのような静かでスムーズな走りをするのも特徴です。

セダンの選び方

セダンを選ぶときは、「実用タイプ」「スポーツタイプ」「高級タイプ」というように、用途や目的に応じて車種を決めることが大切です。

ここからは、それぞれのタイプのセダンを選ぶときのポイントを解説します。セダンを選ぶときの参考にしてみてください。

実用タイプ

実用性の高いセダンを選ぶときは、ドアの開口やトランクスペースの広さ、シートアレンジなどを重視すると良いでしょう

ドアの開口は、間口の広さだけでなく、ドアがどのくらい開くのかという角度についても見ておくのがポイントです。ドアの開口が広いと、人の乗り降りや荷物の積み降ろしがしやすくなります。

トランクスペースの広さは、深さや奥行きがポイントです。トランクの深さが深く、奥行きが長い方が荷物を多く積載できます。シートアレンジは、リアシートの背もたれを倒すことができるか確認しましょう。

リアシートの背もたれが倒れてトランクスルーになれば長尺物を乗せることができます。実用タイプのセダンは、頻繁に人や荷物を載せることがある方におすすめです。

スポーツタイプ

スポーツタイプのセダンを選ぶときは、動力性能に注目することが重要です。

運転そのものを楽しむことに重点を置いたスポーツセダンは、車のボディ剛性、エンジンやモーターなど動力源の出力やレスポンス、ステアリングの重さや応答性、トランスミッションの種類、コーナリング時の安定性などの動力性能によって運転の楽しさが変化します。

そのため、実際に試乗してから購入を決断すると良いでしょう。スポーツセダンは、日常の買い物や通勤などでの使いやすさとドライビングの楽しさの両方を求める方におすすめです。

高級タイプ

高級セダンを選ぶときは、内装の質感や室内の静粛性を重視すると良いでしょう

内装の質感は、ダッシュボードやドアパネルなど手が触れる部分や目に見える部分の材質がポイントです。内装にソフトパッドやレザーなどが使われていれば、見て触れたときに上質感を感じられます。

静粛性は、乗車してドアを閉めたときに遮音されているか確認するとともに、試乗したときの風切り音やロードノイズが耳障りでないか確かめると良いでしょう。

高額な車が必ずしも高級車ではないため、実際に見たり、乗ったりしてから購入の決断をすることをおすすめします。

セダンにはどんな車種があるか

先述した「実用タイプのセダン」「スポーツタイプのセダン」「高級タイプのセダン」には、具体的にどのような車種があるのでしょうか。

ここからは、現在(2021年12月時点)販売されている車種を例に挙げ、それぞれの特徴を紹介します。また、実用性、動力性能、質感などについても解説します。

トヨタ カローラ

出典:カーセンサー

実用タイプのセダンの代表は、トヨタのロングセラーセダンであるカローラです。カローラは、1966年にデビューしてから販売が続けられ、日本のみならず世界各国で販売されています。

2019年にデビューしたカローラは、TNGAプラットフォームによる安定した走りとスポーティーなスタイリングが特徴です。

リアシートの背もたれは、6:4の分割可倒式でトランクスルーにすることが可能。長いものも載せられる実用性を兼ね備えています。

パワートレインは、ガソリンエンジンとハイブリッドを用意。1.2Lガソリンターボエンジンであれば、6速MTも選べるため運転好きにもおすすめです。

カローラは、実用性とスポーティーなスタイリング、操る楽しさをあわせ持つセダンと言えるでしょう。

スポーツタイプ:スバル WRX S4

出典:カーセンサー

スポーツセダンの代表は、スバル WRX S4です。2021年11月25日に発表された新型では、動力性能、操縦安定性、静粛性、乗り心地などの性能を向上させながら、4ドアセダンの実用性を兼ね備えていることが特徴です。

エンジンは、2.4L水平対向4気筒ターボエンジンで、最高出力202kW(275PS)/5,600rpm、最大トルク375Nm(38.2kgm)/2,000~4,800rpmを発生。トランスミッションは、無段階変速の「スバルパフォーマンストランスミッション」で8速マニュアルモード付きとなっています。

WRX S4は、高出力なエンジン、常時四輪を駆動するAWDシステム、シャープでスポーティーなスタイリング、日常やレジャーにも使える積載性を備えているスポーツセダンです。

高級タイプ:レクサス LS

出典:カーセンサー

高級セダンの代表は、レクサス LSです。レクサスのフラッグシップモデルであり、役員車として要人の送迎などにも使われることがあります。

LSは1989年に発売された高級セダンで、日本ではトヨタ セルシオとして販売されていました。LSの圧倒的な静粛性と快適性は、世界から高い評価を受け、LEXUSブランドの礎となっています。

2017年に発売を開始した5代目LSは、曲線を使った優雅なフォルム、レザー・ウッドパネルなど上質な素材を使ったインテリアが特徴です。全長が長いため、トランクスペースにも十分な奥行きがあります。

パワートレインは、ハイブリッドとガソリンターボエンジンの2種類で、いずれもパワフルでスムーズな走りを実現しているのが特徴です。加えて、遮音対策も随所にされているため、静かで快適な室内空間となっています。

セダンならではの魅力

セダンには、ハッチバックやクーペ、SUVやミニバンなどにはない独自の魅力を備えていることが特徴です。

その魅力とは、安定した走り、静粛性の高い室内空間、インテリアの質感の高さ、衝突時の安全性などが挙げられます。それでは、セダンならではの魅力をくわしく見ていきましょう。

走行が安定している

セダンは、走行が安定しています。一般的なセダンの全高は1,500mm前後であるため、ミニバンやSUVなどの全高が高い車よりも横風の影響を受けにくいです。

また、重心も低い位置にあるため、コーナリング時にしっかりと踏ん張る傾向にあります。よって、走行しているときの安定感に優れているのです。

さらに、重心が低いことは、ハンドリングにも影響します。重心が低く抑えられているセダンは、ハンドルを切ったときの応答性が良いです。よって、万一の緊急回避をするときの性能にも優れています。

静粛性が高い室内

エンジンルーム・キャビンスペース・トランクスペースに区切られているセダンは、エンジンまわりや足まわりから発生するノイズを乗員がいるキャビンスペースに伝えにくい構造となっているため、静粛性が高い室内空間となります。

静粛性の高さは快適性にもつながる要素です。車内が静かであれば、長時間のドライブでも疲れにくくなるため、快適な移動空間になります。

質感が高い

質感の高さは、静粛性、内装のデザイン、インテリアの素材などによって決まります。セダンは、自動車メーカーのフラッグシップモデルに位置することが多いことからも、質感の高さを追求しているケースが多いです。

また、高級車と言われるセダンでなくても、フォーマルな場面に使われることを想定した落ち着きのある造形になっていることから、質感が高いと言えるでしょう。

乗員の安全が確保されやすい

セダンは、キャビンスペースの前後にエンジンルームやトランクルームがあります。これら前後の空間は、追突されたときや衝突したときの緩衝空間となるため、安全性が高いと言えます

また、横方向からの追突についても、4ドアのセダンであれば、前後のドアの間にあるピラーやボディ下部のサイドシルによってキャビンスペースが守られます。よって、セダンは安全性が高いボディ形状といえるのです。

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まとめ

今回は、セダンとはどのような車なのか、セダンに搭載されるパワートレインの種類、セダンのバリエーション、タイプ別代表車種、セダンならではの魅力を紹介しました。

セダンは3ボックス4ドアが定番のスタイルであることや、クーペやハッチバックと異なる構造であることがわかっていただけたのではないでしょうか。

また、セダンには実用性を重視したモデル、運動性能に優れるモデル、高級感を追求したモデルなど種類が豊富です。

さらに近年では、クーペのようなスタイリングのセダンやコンパクトでエレガントなセダンなど、セダンのバリエーションが拡大しています。

同じ3ボックス4ドアの構造でも個性を楽しめる車のジャンルがセダンなのです。ぜひ、セダンに乗って、セダンならではの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

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