ネットで新車を買ってみよう!オンライン購入のメリットとは?

購入
  • 更新日:2025/05/24

スマートフォンやパソコンひとつで、ほとんどの商品やサービスが手に入る現代。そんななか、「新車の購入」もオンラインでできる時代になってきました。

これまで、新車を買うにはディーラーに足を運び、営業担当と話し合い、試乗し、見積もりを取り、契約、という流れが一般的でした。しかし今は、ネット上でクルマを選び、オプションを決めて、購入手続きまで完了する「オンライン購入」という新しい選択肢が登場しています。

この記事では、「ネットで新車を買うって実際どうなの?」「どんなメリットや注意点があるの?」といった疑問を持つ方に向けて、オンラインで新車を購入する方法や特徴を、わかりやすく解説します。

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新車をオンライン購入するメリット

新車もオンラインで購入できる時代になり、オンラインで購入すると以下のようなメリットが3つあります。

  • 1.住んでいるエリアを超えてクルマを探せる
  • 2.商談にかかる手間やコストが少ない
  • 1.住んでいるエリアを超えてクルマを探せる

1.住んでいるエリアを超えてクルマを探せる

新車はディーラーで購入するのが当たり前でしたが、どうしても欲しいクルマを扱うディーラーが地元にない場合もあります。そんな時は遠方のディーラーまで足を運ぶ必要がありましたが、オンラインを使えば、自宅にいながら欲しい新車を購入できます。

国産車を扱うディーラーは、ほとんどの地域に店舗を構えているので、どこに住んでいても国産車なら手に入りやすいでしょう。しかし国産車でも、ブランドによっては地方にディーラーがない店舗も多数あります。例えばレクサスディーラーは、一つの県の市町村の数の半数も満たない場合も多くあります。同じトヨタだからと言ってトヨペットやカローラ店でレクサスは買えません。

また国産車ディーラーも、過疎地にはほとんど店舗がなく、カーディーラーまで1時間以上かかることも珍しくありません。

さらに外車は都市部を除き、ディーラーはほとんどなく、さらにレアな外車になれば非常に数が少ないため、都市部にいてもディーラーまで遠いなんてこともあります。

これらの全てを解決してくれるのが、オンラインを使った新車購入です。もちろん、オンラインだからといって、アフターサービスが悪いこともありません。しっかりとしたアフターケアをしているので、ディーラーに出向いて購入するのと同じように新車購入できます。

2.商談にかかる手間やコストが少ない

新車購入には、何回もディーラーに出向き商談しなければならないので、体力と気力が求められます。もちろん時間も削られるので、ディーラーでの商談は手間とコストがかかります。

新車の購入は、ディーラーに足繫く通い、他のクルマで相見積もりなどをして値引き交渉をするのが一般的でしょう。さらに、オプション品の相談なども加わり、店舗での商談は小一時間で済まないこともザラです。

新車のオンライン見積では、欲しいクルマをオンライン会議やメールのやり取りで進められるので、わざわざディーラーに出向く必要がありません。さらに、契約には郵送のみで済ませられ、納車も自宅まで届けてもらえます。つまり、見積もりから商談、さらに納車までディーラーに行かなくても良いので、時間と労力の大きな節約になります。

3.自分のペースでじっくり考えられる

新車購入でディーラーを訪れると、必ず営業マンとのやり取りが必要になり、完全な自分のペースで購入にもっていくことは不可能でしょう。それがオンライン購入であれば、Amazonで商品を購入する感覚で、自分の都合で進められるメリットがあります。

ディーラーでの購入の場合、営業マンからレクチャーを受けながら商談を進めるのが基本です。もちろん、いろいろな話を聞ける楽しみもありますが、購入に関しては強引に迫ってきたり、期限を区切ってくるなど、ユーザーに急がせる風潮があるのも事実です。

特に決算月は、ディーラーで安く新車を買える代わりに、登録をどうしても決算内で行うノルマがあることから、ユーザーの本当に欲しいオプションやボディカラーを諦めて購入させようとする営業マンもいます。

このように新車購入では、かなりペースを乱され、クルマについて何も知識がないと営業マンのペースでことが進むことも多く、気が付けば最初に欲しかった車とは全然違うクルマを買っていたなんてこともあります。

それがオンラインで購入を決める場合、すべてがユーザーの意思決定の元行われるので、自分のペースで好きなクルマを好きなオプションを付けて購入できます。このように、オンライン購入は、ユーザーが主体となって意思決定できるため、本当に自分にぴったりの一台を、後悔なく選べるという大きなメリットがあります。

クルマのネット購入は新車向きって本当?

クルマのネット購入は中古車と思われがちですが、そんなことは全くなく、むしろ新車のほうがネット購入に向いています。その理由は、以下の2つで納得できるでしょう。

  • 新車であれば品質のバラつきはない
  • 新車リースはオンライン購入サイトが多数ある

新車であれば品質のバラつきはない

新車は、どこのディーラーで購入しても、あるいはオンラインで購入しても、その品質に一切の差はありません。工場から生産されたばかりのクルマは、メーカーの厳格な品質基準に基づいて作られているため、個体差が生じることは基本的にないのです。どんなオプションを選び、どんなオーダーをしても、納車されるクルマは全国どこでも全く同じ品質です。

一方、中古車はどうでしょうか? 中古車は、前オーナーの使用状況によって、クルマの状態が大きく異なります。同じ車種、同じ年式、同じ走行距離の中古車であっても、傷の有無、内装の状態、エンジンの調子など、個体差は歴然です。

オンラインで詳細な情報を得たとしても、実際に現車を見ないことには不安が残ります。納車後に「聞いていなかった傷がある」「故障が見つかった」といったトラブルに発展する可能性もゼロではありません。

しかし、中古車のオンライン契約は着実に伸びており、購入する人たちもまずまずの反応を見せています。しかしやっぱりともいうべきか、全員が完全に満足できているわけではなく、少なからずクルマの状態を自分の目で見てから購入すればよかったという方もいます。

この点を踏まえると、品質に個体差のない新車は、実車確認の必要性が極めて低く、オンライン購入に最も適した商品と言えるでしょう。どこで購入しても同じ品質のクルマが手に入るという安心感は、オンライン購入の大きな後押しとなります。

新車リースはオンライン購入サイトが多数ある

現在のところ、新車のオンラインストアはまだ数が少ないのが現状です。しかし、新車リースに目を向けると、オンラインで契約できるサイトが多数存在します。

新車購入でリースと聞くと、「自分のクルマにできないんだ」「法人ではないのに契約できるのだろうか」といった疑問の声も聞かれます。しかし、新車リースは、自分のクルマと同じように使えるシステムなので、購入と全く変わりません。

さらに、数多くのサイトがあり、それぞれ独自のリースプランも用意しているので、自分にあったプランで新車契約ができます。

もちろん、新車リースは来店不要でネットで完結する場合がほとんどなので、新車を自宅にいながら手にできます。ただし、カーリース会社によっては、最終的な契約時に書類の説明や提出は店舗のみと言う場合もあるので、利用するときに確認することをおすすめします。

ネットで車を買う際の流れ

ネットでクルマを購入する場合、どのようにすればよいか悩む方もいるはず。そこで、次の4つの手順を進めば、問題なくネットで新車購入ができます。

  • 1.問い合わせ
  • 2.商談・オプション選び・見積もり
  • 3.売買契約・支払い
  • 4.納車

1.問い合わせ

まず何よりも先に、気になるオンラインショップやリース会社に問い合わせをしてみましょう。問い合わせは、電話やメール、またはオンラインチャットなど、手軽な方法で可能です。

問い合わせの際に重要なのは、希望する新車が取り扱い可能かどうかだけでなく、具体的なグレード、ボディカラー、そしてつけたいオプションが用意できるかまで確認することです。オンラインショップやリース会社によっては、一部の車種やオプションが取り扱いできない場合もあるため、事前に確認しておくことで後々のトラブルを避けることができます。

このほか、カーリースについてわからないことは最初に聞いてしまうのも契約をスムーズに進める良い方法です。疑問に感じることや、ネット上のネガティブなうわさなどは、ここで問い合わせておくと安心です。

2.商談・オプション選び・見積もり

新車購入し際して、問い合わせをして納得出来たら次のステップとしてクルマ選びから商談、見積もりへと進みます。

まずは、欲しいクルマとつけたいオプションをショップに伝えましょう。どれだけ値引きしてもらえるのか価格交渉のほか、納期が何時なのか、支払い方法をどうするのかといった細かい部分を詰めていきます。この時に、分からないことは遠慮なく質問し、疑問点を解消しておきましょう。

商談の進め方は、メールや電話でのやり取りが一般的ですが、最近ではオンライン商談を用意しているショップも増えています。事前に予約すれば、ウェブカメラ越しに担当者と顔を見ながら話せるため、電話やメールだけでは伝わりにくいニュアンスも共有でき、スムーズに商談を進められます。

もちろん、オンラインでのやり取りが苦手な方や、ツールの準備が難しい場合は、これまで通りメールや電話だけでも十分対応可能です。

商談で欲しいクルマの概要を伝えると、それをもとにクルマの見積もりを作成してくれます。そして重要なことは、同じ車格の他のクルマでも見積もりを取ってみましょう。この方法は、実店舗だと、自分の足で動く必要がありますが、オンラインなら自宅にいながら手軽に相見積もり取れるのでとても簡単です。

予算や希望するオプション、支払い方法などを踏まえ、自分が心から納得できる見積もりが出るまで、時間をかけてじっくりと検討しましょう。オプションの種類で悩んでも、オンラインなら誰にも急かされることなく、マイペースで選べるのが大きなメリットです。

3.売買契約・支払い

見積もりを貰い、それに納得出来たら、いよいよ売買契約に進んで後は支払い手続きを完了するだけです。

売買契約は、基本的に郵送で行われることが多いですが、中には実店舗での契約が必要なショップもあります。遠方にお住まいの場合は、事前に郵送契約が可能かどうか確認しておくと良いでしょう。

契約書を受け取ったら、必ず全ての項目に目を通しましょう。 小さな文字で書かれているからといって読み飛ばしたりせず、隅々まで確認することが重要です。

まずは、購入予定のクルマの情報を確認します。車名、グレード、ボディカラー、オプションなど、事前に見積した条件と同一なのか確認します。もちろん、商談の時に交わしたサービス品があれば、それが記入されているかも忘れずに。

そして、金額も商談と同じか確認します。稀に、商談の時より値段が異なる場合があります。特に普通車の場合は、月を跨ぐと自動車税の税率が変わるので、その辺もチェックしておきましょう。

車種、金額に間違いがなければ、販売時の注意事項をよく確認します。特にクーリングオフや保証、クレームに関してよく読んでおきましょう。

全ての内容に納得できたら、いよいよ購入金額の支払い手続きに進みます。支払い方法も、商談時に確認した内容と一致しているか、最終確認をしてから支払いを完了させましょう。

4.納車

クルマの売買契約を結び、支払いが済んだら後は納車を待つだけです。基本的にオンライン契約すると、購入したクルマは指定場所まで陸送されてきます。

新車購入をディーラーで行うと、ディーラーへ取りに行くか、ディーラーの営業マンが自宅まで届けてくれるのが一般的です。しかし、オンラインの場合は、基本的に陸送会社が指定場所まで届けてきます。

もちろん、指定場所なので自宅を指定場所にしてもかまいません。納車当日は、陸送会社から連絡が入るので、それに合わせて受け取りの準備をしておきましょう。

そして、一つ注意点があります。陸送会社で陸送されたクルマは、受取人がクルマのチェックをしなければなりません。陸送前に車のキズなどをチェックした用紙が渡され、それを見ながらキズがクルマについていないかよく確認します。

もし、この確認を怠り、後から傷や不具合があったと申し出ても、対応してもらえない可能性があります。万が一のトラブルを避けるためにも、納車時の車両チェックは怠らず、時間をかけて慎重に行いましょう。

ネットで車を買う際に確認したいこと

ネットでクルマを買う場合、以下の3つを必ず確認しましょう。

  • 1.実店舗があるかどうか
  • 2.他にどれくらい利用者がいるか
  • 3.契約内容

1.実店舗があるかどうか

納得できるクルマ選びから購入までに重要なのはお店選びです。オンラインで新車を購入する方も増えましたが、本来クルマとオンラインの相性は良いとは言えません。それは、書類への捺印や車庫証明取得など様々な手続きがある他、納車もクルマの置きハイなどナンセンスであり、しっかりした店舗あがるお店でなければ安心できません。

生まれた時からインターネットに関わってきた若者にとって、ネット上の商品が本物であり、ネット上にない商品はリアル店舗にもないと考える方も多いと言います。しかし、クルマは特殊な商品であり、ネット上でクルマを選び、ローンの支払いシミュレーション迄行うことはできても、最後のクルマの登録は人と人とのかかわりが重要になります。

そのため、オンライン販売を行うショップも、ある程度ネットで情報を記入してもらったとは、電話や実店舗での商談になるなど、実際に話をしながら契約を結ぶのが基本です。

2.他にどれくらい利用者がいるか

オンライン取引には、残念ながら悪質な業者も存在します。そうした業者を見極めるための一つの方法として、そのオンラインショップやリース会社の利用者の多さを調べることが有効です。

利用する人数は、実際に公表しているオンラインショップはありませんが、レビューの数や内容を見ることで、ある程度の利用状況を把握できます。

ショップ独自の公式サイトに掲載されているレビューだけでは情報が偏る可能性もあるため、GoogleマップやSNS、価格比較サイトなどの第三者プラットフォームのレビューを参考にすると良いでしょう。

Googleマップのレビューが多数寄せられており、かつ好意的な評価が多い場合は、多くの利用者がいて実績があり、信頼できるショップである可能性が高いと判断できます。実際に利用した人たちの生の声は、ショップ選びの貴重な判断材料となるはずです。

3.契約内容

どんな場合でもクルマの購入には契約書が発行されます。契約書には、クルマの購入に関することや、購入後のアフターサービスについても記載されているので、契約内容はよく読みましょう。

契約内容で注意すべき点は、商談時の口頭での話と同じかどうかです。特に、クルマは納車されるまでと、納車後の2つの契約内容が用意されています。

まず、納車までの契約内容は、何処に納車されるのか、そして納車に関する注意事項などを確認します。また、初期費用を入金している場合、キャンセルの有無も要確認です。

納車後であれば、アフターサービスとしてどこまでクルマの面倒を見てもらえるのか確認しておきます。新車であれば新車保証で済ませられる場合がほとんどですが、問題があった場合にクルマをどこに入庫すればよいか確認しましょう。

さらにリコールがあった場合の注意点は、リース車では確認が必要です。指定の工場でリコールを受けるのか、自分で勝手に工場に行って良いか確認しましょう。

また、リースの場合は車検についても契約内容の確認が必要です。メンテナンス費用がどこまで含まれるのか、また、車検にかかわる税金がリース料に含まれているかなど、契約時に確認したことと同じことが契約内容に記載されているか確認しておくと安心です。

まとめ

インターネット技術の進化により、クルマの購入方法も大きく変化しました。自宅にいながら、時間をかけてじっくりと欲しいクルマを選び、契約まで進められるオンライン新車購入は、現代のライフスタイルに合った非常に便利な方法と言えます。家電製品のように気軽に「購入」ボタンを押すわけにはいかないクルマの購入ですが、必要な手続きはしっかりとサポートされます。

特に、個体差のない新車は、実車を確認せずとも安心して購入できる点で、オンライン購入に最も適していると言えるでしょう。試乗ができないという不安も、豊富なレビューやYouTubeなどの動画コンテンツを活用することで、かなり具体的なイメージを持つことが可能です。

時間や場所の制約を受けずに、自分のペースで納得のいく一台を見つけられるオンライン新車購入。賢く利用することで、これからのカーライフがより豊かで快適なものになるはずです。ぜひ、次回の新車購入の選択肢として、オンライン購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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著者情報

コイズミ

18歳から自動車業界に入り、自動車整備や自動車鈑金、新車中古車販売を数十年手がけてきました。 現在はリタイヤして自動車関連の情報を発信しています。
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