コーティングした車でも洗車が必要な理由と洗車時の注意点

メンテナンス
  • 2022/06/20
  • 204

「コーティングを施した車でも、洗車は必要なの?」
「コーティング車の洗い方が分からない…」

そんな悩みを抱えていませんか。たしかに、コーティングをした車は洗車が楽になりますが、まったくしなくても良いというわけではありません。

むしろ、コーティングの効果を持続させるためには、定期的な洗車が必要なのです。

この記事では、コーティング車の洗車手順や注意点、そしてワックスの使用可否などについてくわしく解説します。

コーティングを施していても洗車が必要な理由

コーティングを施工した車でも、ボディは少しずつ汚れていきます。また、コーティングの効果を持続させるためにも、洗車は定期的に必要です。

車の外観を美しく保つコーティングは、ボディに被膜を形成して、汚れが直に付着するのを防ぐ効果があります。

しかし、コーティングの有無を問わず、使っていくうちにボディには砂埃や虫の死骸、鳥のフンなどが付着します。そのままにしておくと車が汚く見えるうえに、放置すると汚れが取れにくくなってしまいます。

特に、強い酸性である鳥のフンはコーティングの被膜にダメージを与えるため、最悪の場合はボディまで深く侵食して除去できないシミに変化するのです。

そのため、コーティングを施している車でも、汚れてしまったらすぐに洗車をする必要があるのです。 

コーティングを施している車は水洗いでOK

コーティングを施している車のボディは汚れが落ちやすくなっているため、基本的に水洗いのみでOKです。ボディに頑固な汚れが付着していない限り、洗剤を使う必要はありません。

代表的なコーティング商品にはガラス系コート剤が使われており、ボディに施工すると新車時のような光沢と深い質感のあるツヤ、そしてはっ水性能を備えることができます。

ボディに形成された硬いガラス系の被膜はキズや劣化に強く、汚れを落としやすいため、普段の洗車には洗剤を使わなくても大丈夫なのです。

コーティング車を洗車する時に注意すること

コーティングを施した車を洗う時には、注意すべき点がいくつかあります。特に、日差しが強い炎天下での洗車や仕上げの拭き上げ、そして洗車機の使用が挙げられます。ここからは、1つずつくわしく解説していきます。

炎天下での洗車

まず、コーティングを施した車を炎天下で洗車するのは避けましょう。日差しが強い中での洗車は、ボディを傷める原因となるためです。

真夏の昼間など、日差しが強くボディ表面の温度が高くなる環境下では、水や洗剤を流したり拭き上げたりする前に水分が蒸発してしまいます。

すると、洗剤の成分や水道水のミネラルがコーティング面に焼き付いてしまうのです。焼き付いた成分は非常に頑固な汚れとして残り、取れなくなってしまいます。

また、水滴がレンズとなって太陽の光を集めることで、塗装面が焼けたりクレーターのように凸凹になるウォータースポットが発生することも。

したがって、洗車をする時は曇りの日や早朝・夕方など、日差しが弱い時期を狙って行いましょう。

拭き上げをしっかりと行う

洗車後の拭き上げも、できるだけ水分が残らないようにしっかりと行いましょう。ボディに水分が残ったまま放置すると、水道水に含まれているミネラル成分が表面に固着して汚れとなってしまうからです。

汚れは白く魚のウロコのような形状で、ボディの表面に固着します。こうなってしまっては、たとえ洗剤を付けて洗ったとしてもなかなか取れなくなってしまいます。

したがって、きれいな水で洗い流したとしても、必ず水分はしっかりと拭き上げましょう。

特に、屋根やワイパーゴムの下、ドアやラジエターグリルの隙間などは拭き残しやすい場所です。このような箇所は、特に念入りに水分を除去しましょう。

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洗車機の使用

コーティング車は、洗車機の使用は避けたほうが賢明です。洗車機のブラシはボディに細かなキズをつけやすく、コーティングの光沢が薄くなってしまうからです。

コーティングはボディに硬い被膜を形成しているため、洗車機を使用したレベルではまずはがれません。しかし、洗車機のスポンジは高速で回転するため、何度も利用していると摩擦によって細かなキズが蓄積されていきます。

そして、この細かいキズに汚れが入り込むと、光沢が無くなってしまうのです。

中には、「洗車機の使用可」と謳うコーティング商品もありますが、特に黒や赤、青など色の濃い車についてはブラシのキズが目立つため、手洗いが推奨されています。

以上のことから、コーティング車はできるだけ手洗いで優しく洗ってあげましょう。

▼関連記事
cars LIFEでは下記記事でも洗車に関する内容を紹介しています。
洗車機で傷はつかない?事前に必要な対策と傷の対処法を解説

コーティング車に洗剤を使う時の注意点

コーティングが施されている車に洗剤を使う時、注意すべき点は製品のタイプです。選んだ洗剤によっては、コーティング面を傷つけてしまう可能性があります。

そこで、ここからはどのような場合にどういった洗剤を使えば良いのかを解説していきます。

コーティング面を傷つけてしまう可能性

洗剤は、コーティング面を傷つけないタイプを選ぶことが大切です。洗剤の種類によっては、頑固な汚れや水垢を落とすためにコンパウンドが配合されたものがありますが、これらを使用するとコーティングの被膜にダメージを与えてしまう恐れがあるのです。

したがって、洗剤を使う場合は入っている成分をチェックして、ボディに優しいタイプを選びましょう。

また、洗剤の洗い残しがあると被膜の上に汚れが残ってしまうので、しっかりと洗い流すようにしましょう。

どのような場合に洗剤を使うのか?

基本的に水洗いのみで済ませられるコーティング車ですが、水では落としにくい汚れが付いてしまった場合には、汚れによってコーティングが長持ちしなくなってしまうため、洗剤を使った洗車が必要です。

たとえば、虫の死骸や鳥のフンなどをそのままにしておくと、コーティングをしていても時間の経過とともにそれらの汚れが落ちにくくなります。

また、強い酸性である鳥のフンは、コーティングの被膜に大きなダメージを与えます。それらを放置すると、コーティングの光沢が失われ、はっ水効果も落ちてしまうのです。

コーティングを長持ちさせるためにも、頑固な汚れには積極的に洗剤を使ってできるだけ早く洗い流しましょう。

コーティング車の洗車手順

コーティングを施した車であっても、水洗いによる洗車が必要なことがわかりました。汚れの程度によっては、洗剤の使用も検討する必要があります。

ここからは具体的に、コーティング車を洗車する時の手順を解説していきます。

まずはタイヤ、ホイールから

洗車はまず、タイヤやホイールなどの足回りから取り掛かりましょう。足回りから洗うことによって、効率の良い洗車ができるからです。

タイヤやホイールは、ほかの部分と比べて泥や砂をはじめブレーキダストや油などの汚れが多く、ブラシでゴシゴシ洗わないと取れません。

この際、ほかの部分に洗剤や汚れが飛び散ってしまうことがあり、先にボディをきれいにしてもまた洗わなければならず二度手間です。

洗車時はボディから取り掛かってしまいがちですが、まずは汚れやすいところから順番に洗っていきましょう。

ボディの汚れを水で流す

次に、ボディに付着した砂やホコリなどを水で流しましょう。先に汚れを落とすことで、洗車キズを防げます。

ホースを使って屋根から下に向かって汚れを落としていきましょう。ホースの先端に水流の切り替えができるノズルをつけていれば、視認できない汚れも水圧で流せます。

この工程を省いて砂やホコリがついたままいきなりスポンジでこすってしまうと、ボディに細かなキズを付けてしまうため、洗車前は必ず水で流しましょう。

スポンジにしっかりと水を含み、汚れを落とす

次に、スポンジに水をたっぷりと含ませてから、ボディの汚れを落としていきましょう。やわらかな素材のスポンジを使い、屋根から下に向かって順番に洗います。

また、ボディを洗う際はスポンジを強くこすりつけないことがポイントです。強い力をかけてしまうと、ボディにキズが入ってしまいます。

ボディに固着してどうしても取れない頑固な汚れは、洗剤を使って洗いましょう。

たっぷりと泡立てて洗う

水洗いで取れない汚れは、たっぷりと泡立てた洗剤で落としましょう。泡はスポンジとボディの間でクッションとなり、摩擦による洗車キズを防ぐ役割を果たします。

泡立ては、大きめのバケツに洗剤を入れて水で希釈する際に行うのがおすすめです。できた泡はスポンジに多めにすくい、それをクッションにしながらボディを優しく撫でるように洗っていきましょう。

なお、洗剤を使う際も、ボディの上から下に向かって進めていきます。

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しっかりと素早く拭き上げる

ボディの汚れを落としたら、最後はクロスでしっかりと素早く拭き上げていきます。拭き上げる前に水分が乾くと、水垢やウォータースポットができてしまうので注意しましょう。

この時おすすめなのは、吸水性の高いマイクロファイバー製のクロスを使用することです。ゆっくりと進めていると水分が乾いてしまいますので、スピーディに、かつ丁寧に拭き上げていきましょう。

ボディ表面の拭き上げが終わったら、ドアやトランクを開けて隙間に侵入した水分も拭き取ると、さらにきれいに仕上がります。

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コーティング車の洗車後にワックスは良くないといわれる理由

コーティング車にワックスをかけるのは、基本的にはNGです。その理由は、ワックスの原料にあります。

コーティング商品の多くは「ガラス系コート剤」が使われます。溶剤には無機系のものが使われ、施工するとボディの上にガラス被膜が形成されます。耐用年数が長く、鳥の糞などの有機系の汚れが落ちやすくなるのがメリットです。

一方、カーワックスはヤシの樹脂などが原料の有機系溶剤でつくられています。そのため、ガラスコーティングの上からカーワックスを使用すると、コーティングの効果が落ちたり耐久性を下げてしまったりする可能性があるのです。

また、ワックスのロウは日焼けしやすく、熱に弱いコーティングにダメージを与えてしまいます。以上の理由により、コーティング車にはワックスをかけないようにしましょう。

まとめ

今回は、コーティング車の洗車手順や注意点、そしてワックスの使用可否について解説しました。

コーティングを施工している車でも洗車は必要ですが、コーティングの被膜は汚れが付着しにくいため、基本的に水洗いのみで十分です。

洗車は炎天下を避けながら足回りから取り掛かり、水で汚れを洗い流して手洗いします。最後はボディに付いた水分をしっかりと拭き取りましょう。頑固な汚れには、ボディに優しい中性洗剤を使います。

なお、コーティング車にワックス塗布はNGです。この記事を参考に大切な愛車を洗車して、いつまでもきれいな車でカーライフを楽しんでくださいね。

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cars LIFEでは下記記事でもコーティングに関する内容を紹介しています。
車のコーティング基礎知識!施工すべき理由・選び方・種類・費用
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