ディーラー系中古車の値引き交渉術!得するための心得と交渉のポイント

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  • 投稿日:2023/05/17
  • 更新日:2024/04/12
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「ディーラーの中古車って、値引きはできるの?」

そんな疑問をお持ちではないでしょうか。確かにディーラーには状態のいい中古車が並べられており、メーカーの保証サービスも期待できますので、できるだけお得に購入したいですよね。

一方で、ディーラー系中古車は値引きが期待できないという情報も目にします。そこでこの記事では、ディーラー系中古車を値引きする方法と購入時の注意点について、詳しく解説します。


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ディーラー系中古車の値引き

ディーラーの中古車は新車と比べて利益率が低いため、それほど大きな値引き額は期待できません。とはいえ、交渉次第で値引きは可能です。どのように交渉すれば値引きできるのか、こちらでは6つのポイントを解説します。

値引き幅は大きくならない

まず前提として、ディーラー系中古車の値引き幅は大きくなりません。値引率は車両本体価格の3%前後、どんなに頑張っても10%が限界だと言われています。

ディーラーは、高いメーカー基準でサービスを提供する特約店です。中古車も基準に沿って入念に整備されており、それが販売価格にも反映されますので、中古車販売店ほどの値引きは期待できません。

あまりしつこく交渉すると、やんわりと販売を断られることもありますので、慎重に進めましょう。

即決で購入することを伝える

ディーラー系中古車の値引き交渉の手法として、即決での購入は効果的です。営業担当は商談に長い時間をかけたくありませんので、今日決めたいと伝えたら向こうから値引きを提案してくれることがあります。

また新車とは違い、中古車は同じような車でも1台1台の条件が異なるため、売れてしまった場合でも別の車に同じ条件を提示しづらくなります。

即決せず一旦持ち帰るという人には値引きが提案されませんので、1台に的を絞って即決するつもりで交渉しましょう。

時期をみる

購入を急いでいないのであれば、交渉しやすい時期を狙って検討することも大切です。具体的には、決算月の「2〜3月」や中間決算の「9月」、ボーナス商戦の「7月」や「11〜12月」あたりは、比較的交渉しやすい時期となります。

特に決算期は販売台数を確保しなければならず、ディーラーでも薄利多売になる傾向がありますので、うまく交渉すればお得に購入できるでしょう。

また、狙っているモデルがフルモデルチェンジした直後であれば、買い替え需要が高まって旧型が中古車市場に出回り、市場価格も下がりますので狙い目の時期となります。

オプションの価格を交渉する

車両本体価格ではなく、オプション価格を交渉するのも有効です。ディーラー系中古車は、新車に比べて車両本体価格の大幅な値引きが期待できません。

そこで、付帯するオプションサービスや諸費用について交渉すれば、トータルの購入価格を引き下げられる可能性があります。付属品の取付工賃やメンテナンスパックの費用など、1つずつ交渉してみましょう。

ローン購入であることを伝える

ローン購入であることを伝えるのも、値引きを引き出せる方法です。販売店から見ると、ローン払いは現金一括よりメリットが大きくなるからです。ローン払いで購入すると、ディーラーは提携している信販会社から手数料を受け取れます。この手数料を利益に上乗せできるため、現金払いに比べて値引きの余地が広がるのです。

ローン払いは利息を取られますが、最終的な支払い総額で得になるのであれば値引き交渉の材料にしてみましょう。

代行手続きを自分で行う

代行手続きを自分で行うと、トータルの費用を抑えられます。登録に必要な手続きをディーラーに代行してもらうと手数料が発生しますが、自分で申請すればその費用を支払わずに済むからです。

例えば、車庫証明の申請はディーラーの代行手数料が1〜3万円ほどかかりますが、自分で手続きをすれば3,000円程度の実費で済みます。

また、車を販売店に引き取りに行けば納車費用も抑えられますので、見積書の諸費用をチェックして、省けるものがあるか聞いてみましょう。

ディーラー系中古車購入時の注意点

ここからは、ディーラー系中古車を購入する際の注意点について見ていきましょう。ディーラー系中古車は一般的な中古車販売店より値段が高く、選べるメーカーも限定されます。また、他メーカーの車を比較できない点にも注意が必要です。

中古車販売店よりも高い

ディーラー系中古車は、一般的な中古車販売店と比較して値段が高めです。その理由は、整備に使う部品や点検そのものの品質が高いからです。

ディーラーでは、交換部品に必ず純正品を使い、点検も入念に行うなど、コストをかけて中古車を整備します。また、第三者機関によって品質が保証された「メーカー認定中古車」を厳選し、保証制度も充実させています。

そのため、中には一般的な中古車と比べて10万円以上も高い値札が付いているものもあるのです。

選べるメーカーが限定される

ディーラー系の中古車販売店では、選べるメーカーが限定されます。ほとんどのディーラーは、下取りから自社ブランドの車を厳選して、中古車として販売するからです。

そのため、展示場には同じメーカーの中古車ばかりが並び、モデルも同じものに偏りがちになりやすく、欲しい車が定まっていない人は複数のお店を回らなければなりません。

一般的な中古車販売店のように幅広い選択肢から選べない点も、ディーラー系中古車のデメリットです。

他メーカーと比較しにくい

同じメーカーの車ばかりが並ぶディーラー系中古車販売店では、他メーカーの車との比較が困難です。

ディーラーでは自社ブランドの新車を販売していますが、中古車も基本的には自社のものを販売したいと考えています。そのため、仮に他のメーカーの中古車が並んでいても自社ブランドを薦められ、担当者の公平なアドバイスは期待できないでしょう。

ディーラー系中古車の特徴

最後に、ディーラー系中古車の特徴について解説しましょう。ディーラー系の中古車販売店に並ぶ車は状態がいいものが多く、場合によっては未使用の車も見つけられるでしょう。また、手厚い補償やサポートに期待できる点もメリットです。

車の状態がいい

ディーラー系中古車の特徴として一番に挙げられるのが、状態がいい車両が多いことです。各メーカーの厳しい基準をクリアした認定中古車は、有資格の整備士によって必要な部品が全て交換され、板金修理や内装のクリーニングもしっかりと行われます。

そのため、ディーラーでは安全でコンディションのいい中古車を選択できるのです。

ほぼ未使用の車がある

ディーラーに並ぶ中古車の中には、ほぼ未使用の車もあります。これは、展示車や試乗車として使われていた車が、新車同様の状態で販売されることがあるからです。中には、走行距離が数百キロ程度のものや、登録から数ヶ月しか経っていないものもあります。

特に試乗車は、高めのグレードで有償オプションを装着しており、とてもお買い得でしょう。

保証やサポートが充実している

ディーラー系中古車は、保証やサポートも充実しています。中古車には独自の保証サービスが付いており、エンジンやブレーキなどの重要部品に走行に関する重大な不具合が発生した場合でも、販売会社の負担で無償修理などの保証を受けられます。

無償の保証期間を延長する有償サービスもありますので、長く乗る場合でも安心です。


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まとめ

今回は、ディーラー系中古車を値引きする方法と購入時の注意点について解説しました。ディーラー系中古車は一般的な中古車販売店と比べて、大幅な値引きは期待できません。

しかし、即決での購入や時期をみることで、値引きを引き出せる可能性があります。また、ディーラー系中古車は一般的な中古車販売店より価格が高く、選べるメーカーも限られる一方で、車の状態がよく保証やサポートが充実しているという点が特徴です。この記事を参考に、お得に車を購入してくださいね。

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